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12.31.19:10

鹿児島県公立高校入試の合格ライン

今回の公立高校入試の難易度・合格ラインについてお問い合わせが寄せられていますので推計してみました。

合格ラインの設定にあたっては、公立高校入試の過去5カ年の得点分布、昴の2012年公立高校入試難易度偏差値により作成し、C判定(合格可能性55%以上)を基準としてA判定(合格可能性80%以上)は<  >で示しています。

合格ラインは、調査書の成績によって変動しますので、ここでは合格ラインの±5点の幅で考える必要があります。

高校入試合格ライン(C判定:合格可能性55%以上) 
 合格ラインゾーンは±5点<  >はA判定:合格可能性80%     









公立高校
国立高専
私立高校 合格ライン(450点満点)
H24
年度
H23
年度
H22
年度
H21
年度
H20
年度
      公立高校入試 平均点 233.0 244.8 232.3 244.5 262.6
  62 鶴丸(普通科(10%))<64>   368 384 374 378 405
  61     362 378 368 372 399
  60     356 372 362 366 393
65 59 鶴丸(普通科)<61>
甲南(普通科(10%))<61>
樟南高校
(普通・文理)
350 366 356 360 387
  58     344 361 349 355 382
  57   鹿児島実業
(文理・文理)
鹿児島
(英数・特進)
338 352 343 349 376
  56 甲南(普通科)<58>    332 347 337 343 370
62 55 鹿児島高専(情報工学科)<57>
鹿児島高専(電子制御工学科)<57>
志學館
高等部
327 341 331 337 364
  54 鹿児島高専(電気電子工学科)<56>
鹿児島高専(機械工学科)<56>
尚志館高
(特進)
321 336 324 331 359
  53 鹿児島高専
(都市環境デザイン工学科)<56>
鹿児島中央(普通科)<55>
鹿児島中央(普通科(10%)<55>
鹿児島実業
(英数・英数)
鹿児島純心女子
(医歯薬特進)
315 330 318 325 353
  52   鹿児島
(英数・英数)
313 324 312 319 347
59 51   樟南
(普通・英数)
303 318 306 313 341
  50
 
鹿児島純心女子
(選抜・選抜英語)
297 312 300 308 336
  49     292 306 294 302 330
  48 玉龍(普通科・普通科(5.4%))<52>
加治木(普通科・普通科(10%))<52>
武岡台(普通科・普通科(10%))<50>
武岡台(情報科学科)<50>
  286 300 288 296 324
56 47     280 294 282 290 318
  46
 
  274 289 275 285 313
  45 鹿児島南(普通科・普通科(5%))<48>   268 283 269 279 307
  44 鹿屋(普通科・普通科(10%))<48>
加世田(普通科・普通科(10%))<47>
錦江湾(理数科)<46> 
松陽(普通科・普通科(10%))<46>
  262 277 263 273 301
53 43 鹿児島南(情報処理科)<46>
川内(普通科・普通科(10%))<46>
  256 271 257 267 285
  42 国分(理数科)<46>
鹿児島南(商業科)<45>
  251 266 250 262 280
  41 伊集院(普通科・普通科(10%))<42>    245 260 244 256 274
  40 国分(普通科・普通科(10%))<43>   239 254 238 250 268
50 39 鹿児島工業(工業Ⅰ類)<42>   233 248 232 244 262
  38 鹿児島女子(情報会計科)<41>
鹿児島女子(生活科学科)<41>
加治木工業(電気科・電子科)<40>
  227 242 226 248 256
  37 錦江湾(普通科・普通科(10%))<40>
鹿児島工業(工業Ⅱ類)<40> 
川辺(普通科・普通科(10%))<40>
末吉(情報処理科)<40>
松陽(音楽科・美術科)<39>
鹿児島女子(商業科)<39>
  221 236 220 242 250
  36 出水(普通科・普通科(10%))<43> 
野田女子(衛生看護科)<40>
志布志(普通科・普通科(10%))<40>
鹿屋工業(機械科・電気科・電子科)<40>
明桜館(文理科学科・商業科)<38>
川内商工(電気科・商業科)<38>
加治木工業(建築科・土木科)<38>
加治木工業(化学科)<38>
  215 230 214 236 244
47 35 指宿(普通科・普通科(10%))<42>
大口(普通科・普通科(5%))<40>
種子島(普通科・普通科(10%))<40>
加治木工業(機械科)<38>
串良商業(情報処理科)<38>
鹿屋女子(普通科・普通科(5%))<38>
鹿屋女子(情報処理科)<38>
枕崎(総合学科)<37>
川内商工(機械科・インテリア科)<37>
薩摩中央(普通科・普通科(10%))<37>
  210 225 209 231 239
  34 鹿児島南(体育科・商業科)<37>
吹上(情報処理科)<37>
鹿児島水産(情報通信科)<36>
種子島中央(普通科)<36>
種子島中央(普通科(10%))<36>
種子島中央(情報処理科)<36>
  204 219 203 225 233
  33 鹿児島商業(情報処理科)<37>
屋久島(普通科・普通科(5%))<37>
屋久島(情報ビジネス科)<37>
薩南工業(生活科学科)<36>
隼人工業(インテリア科)<36>
隼人工業(情報技術科)<36>
鹿屋農業(生活科・建築科・土木科)<35>
鹿屋女子(商業科・生活科学科)<35>
  198 213 197 219 227
  32 大島(普通科・普通科(5%))<38>
指宿商業(商業科)<35>
吹上(電子機械科)<35>
薩摩中央(生物生産科)<35>
薩摩中央(農業工学科・福祉科)<35>
隼人工業(電子機械科)<35>
串良商業(総合ビジネス科)<35>
鹿児島水産(海洋科)<34>
国分中央(ビジネス情報科)<34>
  192 207 191 213 221
44 31 鹿児島商業(国際経済科)<34>
薩南工業(情報技術科)<32>
吹上(電気科)<34>
鹿児島水産(食品工学科)<33>
  186 201 185 208 216
  30 喜界(普通科・普通科(5%))<37>
喜界(商業科)<37>
徳之島(普通科・普通科(5%))<37>
野田女子(生活文化科<35>
野田女子(食物科)<35>
出水工業(電子機械科<35>
出水工業(商業科・情報処理科)<35>
伊佐農林(農林技術科・生活情報科)<35>
種子島(生物生産科・電気科<35>
種子島(総合学科)<35>
沖永良部(普通科・普通科(5%))<35>
沖永良部(商業科)<35>
与論(普通科・普通科(5%))<35>
財部(普通科・普通科(10%))<34>
末吉(普通科・普通科(10%))<34>
末吉(生物生産科)<34>
岩川(普通科・普通科(10%))<34>
岩川(電子機械科)<34>
薩南工業(建築科)<33>
市来農芸(農業経営科)<33>
市来農芸(生物工学科・生活科)<33>
鹿屋農業(農業科・畜産動物学科)<33>
鹿屋農業(生物工学科)<33>
鹿屋農業(緑地工学科・農業機械科)<33>
薩南工業(機械科)<32>
串木野(普通科・普通科(10%))<32>
川薩清修館(ビジネス会計科)<32>
川薩清修館(総合学科)<32>
鶴翔(総合学科・農業科学科)<32>
鶴翔(食品技術科)<32>
  180 195 179 202 210
  29 加世田常潤(生活福祉科)<34>
頴娃(普通科・普通科(10%))<33>
  175 189 173 196 204
  28 出水工業(電気科・建築科)<33>
頴娃(機械科・電気科)<31>
鹿児島東(普通科・普通科(5%))<30>
蒲生(情報処理科・普通科)<30>
福山(普通科(10%)・商業科)<30>
有明(産業技術科)<30>
高山(普通科・普通科(10%))<30>
南大隅(情報処理科)<30>
垂水(普通科・普通科(10%))<30>
垂水(生活デザイン科)<30>
  169 183 167 190 198
41 27 国分中央(園芸工学科・生活文化科)<32>   163 178 162 185 193
  26 山川(園芸工学・農業経済科)<30>
山川(生活情報科)<30>
霧島(機械科・総合学科)<30>
国分中央(スポーツ健康科)<30>
開陽(普通科(全日)・福祉科(全日))<30>
  157 172 156 179 187
  25 奄美(商業科・情報処理科・家政科)<32>
奄美(衛生看護科・機械電気科)<32>
蒲生(普通科・普通科(10%))<30>
  151 166 150 173 181
  24 大島北(情報処理科)<32>
大島北(普通科・普通科(10%))<30>
古仁屋(普通科・普通科(5%))<30>
加世田常潤(有機生産科・食品工学科)<29>
  145 160 144 167 175

 

 鹿児島県公立高校入試の偏差値から鶴丸高校、甲南高校、鹿児島中央高校の合格ラインについて

試算してみます。

鶴丸高校の合格ラインは、下記のとおりで偏差値65程度であることがわかります。

平成20年度から平成23年度の合格ラインの偏差値から平成24~26年度の合格ラインを求めると以下のとおりとなります。

志願倍率は考慮していません。

計算による合格ライン(5点)

区分 H20
年度
H21
年度
H22
年度
H23
年度
H24
年度
H25
年度
H26
年度
H27
年度
H28
年度
鶴丸
高校
387点
(64.9)
360点
(65.0)
356点
(65.2)
【64.9】
366点
(65.3)
【64.7】
350点
(65.0)
346点
(65.0)
351点
(65.0)
347点
(65.0)
354点
(65.0)
甲南
高校
370
(62.9)
343
(62.8)
337点
(62.6)
【62.9】
347
(62.3)
【62.8】
332点
(62.7)
326点
(62.5)
331点
(62.5)
327点
(62.5)
334点
(62.5)
鹿児島
中央
高校
353
(60.9)
325
(60.5)
318点
(60.3)
【60.5】
330点
(60.2)
【60.6】
315点
(60.5)
307点
(60.0)
312点
(60.0)
307点
(60.0)
315点
(60.0)

(   )は、分布型による偏差値
【   】は、分布曲線による偏差値


鹿児島県公立高校入試標準偏差・偏差値(標準偏差は得点分布から概算した値)

区分 平均点 1/3分布
中間分布
平均 60 65 70
H28年度 238.7 75.3 77.6 76.5 315.2 353.5 391.7
H27年度 229.3 75.4 80.7 78.1 307.4 346.5 385.5
H26年度 233.0 77.9 79.5 78.7 311.7 351.1 390.4
H25年度 228.2 75.6 81.1 78.4 306.6 345.8 385.0
H24年度 233.0 76.9 79.1 78.0 311.0 350.0 389.0
H23年度 248.8 72.6 81.0 79.9
(76.8)
328.7
(325.6)
368.7
(364.0)
408.6
(402.4)
H22年度 232.2 77.4 85.3 82.9
(81.4)
315.1
(313.6)
356.6
(354.3)
398.0
(395.0)
H21年度 244.5 72.9 81.1 77.0 321.5 360.0 398.5
H20年度 262.6 78.6 88.0 83.3 345.9 387.6 429.2
H19年度 248.8 78.2 86.8 82.5 331.3 372.6 413.8

( )は標準偏差は、得点分布型より試算

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12.12.11:55

鶴丸・甲南・鹿児島中央高校の男女別合格者数

鶴丸高校、甲南高校、鹿児島中央高校の入試における男女比の割合を見てみます。

平成20年度が各高校とも、男子の割合が高く、60%と近くとなっています。
その原因はよくわかりませんが、各高校の倍率に関係なく平成20年度の受検した男子の割合が多く、結果として入学者の男子の割合が高くなっています。

公立高校入試の男女割合
高校 年度 推薦 検査定員 受検者数 合格者数
鶴丸高校 H24 32 289 375 227
(60.5%)
148
(39.5%)
320 194
(60.6%)
126
(39.4%)
H23 32 291 359 195
(54.3%)
164
(45.7%)
320 167
(52.2%)
153
(47.8%)
H22 32 288 378 197
(52.1%)
181
(47.9%)
320 167
(52.2%)
153
(47.8%)
H21 29 291 336 184
(54.8%)
152
(45.2%)
320 165
(51.6%)
155
(48.4%)
H20 32 288 398 228
(57.3%)
170
(42.7%)
320 188
(58.8%)
132
(41.2%)
H19 32 288 341 190
(55.7%)
151
(44.3%)
320 166
(51.9%)
154
(48.1%)
                   
甲南高校 H24 32 291 384 188
(49.0%)
196
(51.0%)
320 171
(53.4%)
149
(46.6%)
H23 32 288 353 183
(51.8%)
170
(48.2%)
320 161
(50.3%)
159
(49.3%)
H22 32 288 412 209
(50.7%)
203
(49.3%)
320 169
(52.8%)
151
(47.2%)
H21 33 287 367 177
(48.2%)
190
(51.8%)
320 152
(47.5%)
168
(52.5%)
H20 33 287 373 213
(57.1%)
160
(42.9%)
320 195
(60.9%)
125
(39.1%)
H19 32 288 347 183
(52.7%)
164
(47.3%)
320 159
(49.7%)
161
(50.3%)
                   
鹿児島中央高校 H24 32 290 391 213
(54.5%)
178
(45,5%)
320 183
(57.2%)
137
(42.8%)
H23 32 288 390 182
(46.7%)
208
(53.3%)
320 158
(49.4%)
162
(50.6%)
H22 32 288 398 201
(50.5%)
197
(49.5%)
320 160
(50.0%)
160
(50.0%)
H21 32 288 417 211
(50.6%)
206
(49.4%)
320 165
(51.6%)
155
(48.4%)
H20 32 288 395 228
(57.7%)
167
(42.3%)
320 185
(57.8%)
135
(42.2%)
H19 32 288 397 215
(54.2%)
182
(45.8%)
320 170
(53.1%)
150
(46.9%)


鹿児島県高校入試一般入試倍率(推薦入試除く)    受験時の倍率
入試年度 H24年度 H23年度 H22年度 H21年度 H20年度 H19年度
鶴丸 1.30 1.23 1.30 1.15 1.38 1.18
甲南 1.32 1.23 1.41 1.28 1.30 1.20
鹿児島中央 1.35 1.35 1.30 1.45 1.37 1.38
1校当たり
募集定員
(推薦入試含む)
320 320 320 320 320 320
入試平均点 233.0 248.8 232.2 244.5 262.6 248.8

11.08.04:19

学区の取扱いについて

鹿児島市内の公立高校に学区内受験する場合などについてご質問や情報が寄せられていますのでご紹介します。

Q1 鹿児島市内の私立中学校から私立中学校へ転入はできますか?

A2 鹿児島修学館中学校に問い合わせてみたところ、私立中から私立中への転入は原則できません。したがって、一旦、公立中に転入してから再度、私立中学に転入という形をとらなくてはいけません。時期としては学期末、もしくは学年末の受け入れになります。また3年生からの途中転入は不可です。


Q2 鹿児島修学館中学校は私立中学では唯一他校受験を認めていますが、子供が現在鹿児島市内の鹿児島修学館中学校に在学している場合で親の住所が鹿児島市以外の場合には鹿児島市内の公立高校を受験する時、学区の扱いはどうなりますか。?もし分かれば教えていただけると大変参考になります。よろしくお願いいたします。

A2 直接、鹿児島修学館中学校に問い合わせてみたところ、  修学館中学校から鹿児島市内の公立高校を受験する場合は親の居住地が鹿児島市内の学区内にあることが条件となるとなるとのことです。したがって、親の住所が鹿児島市以外にある場合は鹿児島市内の公立高校を学区内として受験はできません。 学区外での受験となります。参考になれば幸いです。


Q3 鹿児島県以外から鹿児島市内の高校を受験することはできますか?

A3 一昨年前に県外から鹿児島市内県立高校に学区内と同条件で受験して転入学しました。 父親が先に一年間単身赴任で鹿児島市内に居住して、3月末引渡し予定で新居を建築し、4月から家族引き寄せのかたちで同居しました。 「学区外高等学校入学志願許可申請」手続きに加えて新居建築の証明書(住宅会社との契約書)を県教委に提出することで、学区内と同条件で受験できました。鹿児島市内の中学校への在籍はありませんでした。いろんなケースがあると思いますのでまずは県教委に問い合わせて見てはいかがでしょうか?親切に対応していただけましたよ。

A3 4年前、県外から鹿児島市内の県立高校を学区内と同条件で受験しました。中学校3年生まで他県に住んでおり、他県の中学校に通っていました。父親は子供が中学校3年生進級時に、別の県に単身赴任しました。もともと両親とも鹿児島市内出身のため、子供が高校生になるタイミングで父親を除く家族全員で鹿児島市内に転住することとしており、このことについて、中学校3年生の夏休みに県教育員会に相談したところ、鹿児島市内に転住しなければならない理由を整理し、受験することができました。

以上、学区の取扱いについて説明しましたが、他県から鹿児島市内の公立高校を受験する場合と鹿児島県内から鹿児島市内の公立高校を受験する場合とでは、学区内、学区外の取扱いが異なりますので、事前に県教育委員会にご相談頂くのが良いかと思います。

なお、鹿児島県内から鹿児島市内の公立高校を受験する場合は、父親の転勤などで鹿児島市内に一家転住する場合など限定され、単に鹿児島市内に新築することを理由に学区内受験は認めれず、鹿児島市内中学校の一定期間の在籍期間が必要なようです。
  現に、親が鹿児島市外に住んでいる場合で鹿児島市内の中学校に通っているということは、鹿児島市内の中学校に通わなければならない理由があるからで、公立高校でも同様の理由で鹿児島市内の高校を受験しなければならない理由があると考えられますが、いづれにしても県教育員会の判断が必要となるケースでもあると思われますので県教育委員会に問い合わせることをお勧めします。






08.17.21:37

平成24年度鹿児島県内中学校の希望状況

平成25年度の公立高校入試の受験倍率を掲載します。

平成25年度の受験者数は、公立中学校の公立高校進路希望者からみると平成24年度の13723人から323人減の13400人(H23年度比(97.6%)となっています。
つまり、県全体では、公立高校進学希望者数が2.4%と減少していることとなり、高校の定員枠が変わらない高校では、受験倍率が低下することが予想されます。

受験倍率の低下割合は、受験者数に比例すると仮定すると、各高校とも2.4%程度低下することになります。

平成23年度入試から現在の12学区から7学区に見直されました。
鹿児島学区と日置学区は、鹿児島学区として1学区となり、鹿児島市、日置市、いちき串木野市、南さつま市の金峰中学校が含まれます。

市別のの受験者数は、平成21年度の学校基本調査の中学2・3年生の学生数を使用しています。
鹿児島市内の私立・公立中学校の3年生の学生数は、平成21年度の6505人から平成22年度6037人(対前年比92.8%)に減少し、平成23年度6129人(対前年比101.5%)ています。
平成24年度は、


このうち、鹿児島市内の私立中学校の1学年は450人程度となっているので、私立中学校の生徒を除くと
鹿児島市内の公立中学校の中学3年生は、平成21年度6055人、平成22年度5587人となり、対前年比92.3%と若干低下し、平成23年度は5679人(対前年比101.6%)に増加しています。

平成21・22・23・24年度の鹿児島市内の鶴丸・甲南・鹿児島中央・武岡台・鹿児島玉龍高校への進学希望者数を比較すると、5校全体で対前年比91.5%、101.6%、102.9%となっており、鹿児島市内の公立中学校の3年生の学生数の対前年比92.8%、101.5%、100%となっています。

鹿児島学区と日置学区の合併に伴う鹿児島市内の高校の受験倍率の影響の問い合わせに対して、限定的と以前回答させて頂きましたが、7月段階の進学希望のデータからも影響が小さいことがわかります。

また、5校の学区外からの進学希望者数が298人から179人と119人大幅に減少していますが、この減少要因の一つに日置学区からの学区外希望者が鹿児島学区内に統合されたため、鹿児島学区内の進学希望者にカウントされたことがあると思われます。
しかし、平成23年度は、学区外からの進学希望者数は222人増加しましたが、平成24年度は202人に減少しています。

旧日置学区からJR通学で鹿児島市内の高校に通うのであれば、鹿児島本線の駅周辺の中学校から鹿児島中央駅に近く、徒歩で通学することが可能な鶴丸・甲南・鹿児島中央高校などに限定されると思われます。

伊集院駅から鹿児島中央駅までは20分以内であり、鹿児島市内のバス通学よりも時間的に短い場合もあり、十分通学することは可能です。逆に、伊集院高校は、鹿児島市内の中学校に高校説明会を実施しています。

私立中学校の希望調査は、平成21年度以降行われていませんが、平成19年度11人、平成20年度は10人が公立高校を希望していることから、毎年10人程度が私立中学校から公立高校を受験していると想定されます。

また、私立中学校によっては、授業の進度が早く、高校履修範囲を中学3年次で行う中学校もあるため、中学3年次に公立中学校に転校するケースもあります。

鹿児島学区の受験者数の動向(推計)
区   分 H21年度
H22年度
比率
②/①
H23年度
比率
③/②
H24年度
比率
④/③
鹿児島学区 6505  6954※ 106.9% 7081 101.8% 7005 98.9
鹿児島市 6505 6037  92.8% 6129             101.5% 6131 100.0
  うち公立中学校   6055※※   5587※※ 92.3%   5679※※ 101.6% 5681※※ 100.0
               
日置市 574 521 90.8%  545 104.6% 492 90.3
いちき串木野市 372 333 89.5%  344 103.3% 319 92.7
南さつま市(金峰中)   63※   63※      63※   63※  
※金峰中の平成22年4月現在の在校生数184人から1年生58人を差引いた値の2分の1とした。
※※鹿児島市内の公立中学校3年生の人数は、私立中学校の3年生を450人として計算している。

  鹿児島市内の公立高校の進路希望者数  【 】は学区外

高校名 H22年度
H23年度
前年度比
②/①
H24年度
前年度比
③/②
H25年度
前年比
④/③
鶴丸 563【71】 540【59】 95.9%  557【 64】 103.1% 581【59】 104.3%
甲南 697【97】 635【58】 91.1%  615【 68】  96.9% 664【68】 108.0%
鹿児島中央 660【99】 608【41】 92.1%  660【 60】 108.6% 732【55】 110.9%
武岡台普通科 498【11】 441【11】 88.6%  430【  9】  97.5% 363【 5】  84,4%
鹿児島玉龍 317【20】 279【10】 88.0%  281【 21】 100.7% 277【20】  98.6%
小計 2735【298】 2503【179】 91.5% 2543【222】 101.6% 2617【207】 102.9%


中学3年生の志望動向
調査
年度
入試
年度
全県中学3年生数 県内公立高校進学 私立高等専門 その他
国公立
中学校
私立
中学校
国公立
中学校
国私立
中学校
国公立
中学校
私立
中学校
国公立
中学校
私立
中学校
24年度 25年度 16120 13400 2382 338
23年度 24年度 16400 13723 2435 242
22年度 23年度 16514 14041 2182 291
21年度 22年度 17793 15449 2037 307
20年度 21年度 18252 17563 689 15321 15311 10 2631 1952 679 300 300 0
19年度 20年度 19020 18325 695 16073 16062 11 2603 1919 684 344 344 0
18年度 19年度 19147 16263 2531 353

08.16.09:15

平成25年度鹿児島玉龍高校の予想倍率

平成25年度の鹿児島玉龍高校普通科の受験倍率を試算してみました。

鶴丸・甲南・鹿児島中央・武岡台高校と同様に平成20年度から平成24年度の県内中学校卒業予定者の進路希望状況と受検者数から予想しています。

(鹿児島玉龍高校)
(平成25年度予想倍率と実倍率)
平成23年度の希望者数に比較して4人減となっており、学区外枠は1人減となっています。
平成24年度は、平成23年度受検倍率が1.31と倍率が上昇したため、希望者数が少なかった割には出願者は増加せず、倍率は1.15となりました。

過去4年間の実績から平成25年度の予想倍率は、0.81~1.27と試算されます。
7月時点の志望者数が平成20年度は募集定員240人に対して431人で少なく、3月受検倍率と8月時点志望倍率の比は71.1%となりましたが、平成21年度93.8%、平成22年度110.6%の値を示しています。
平成21年度から鹿児島玉龍中学校からの進学があるため、高校時の定員は半分の120人程度となっています。このため、平成20年度の動向と異なった志望校変動が生じています。
平成25年度は傾向としては平成22・23年度のどちらにも推移する可能性はありますが、平成24年度の最終倍率が1.15と低かったことから、平成23年度の傾向を示す公算が強いと考え、1.30なることが想定されます。

ただし、先ほども述べましたように、2カ年連続で志望者数が減少していること、平成22年度から私学助成支援金によって、全額免除特待生が別途負担していた諸費についても授業料として整理できるものは支援金対象となることから、実質全額免除となった樟南高校普通科文理コースなど私立高校の特待生を取得した者は、志望校を変更しない可能性もあり、倍率が増加する可能性もあります。

鹿児島玉龍高校
      区         分 H20年度 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度
3月受検倍率/8月時点志望倍率 71.1% 93.8% 110.6% 112.9% 98.3%
H25年度予想倍率 0.81 1.08 1.27 ◎1.30 1.13

鹿児島玉龍高校の志願者数・受検者数
区   分 H19年度 H20年度 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度
7月進学希望者数 【41】
431
【34】
351
【20】
317
【21】
281
【21】
281
募集定員① 240 240 240 240 240 240
鹿児島玉龍中学校進学者数② 0 0 118 115 119 117
①-② 240 240 122 125 121 123
推薦入学 24  24  13  13 12 13
受検定員③ 216 216 109 112 100 110
出願者数 【12】
365
【11】
287
【11】
157
【15】
171
【10】
149
【4】
133
受検者数④ 【12】
351
【11】
276
【11】
149
【15】
163
【10】
140
【4】
127
受検倍率(④/③) 1.63 1.28 1.37 1.46 1.19 1.15

鹿児島玉龍高校
区分 25年度 24年度 23年度 22年度 21年度 20年度 19年度 18年度
全中学生志望数
(公立中学生志望数)
全中学生倍率
(公立中学生倍率)

受検倍率

277【20】

(1.15)

1.30

(281【21】)

(1.17)

1.15

(279【10】)

(1.16)

1.31

(317【20】)

(1.32)

1.46
351【34】
(351【34】)
1.46
(1.46)

1.37
431【41】

1.80


1.28





1.63
625

1.74


1.32


08.16.06:10

平成25年度武岡台高校の予想受験倍率

平成25年度の武岡台高校普通科の受験倍率を試算してみました。

鶴丸・甲南・鹿児島中央高校と同様に平成20年度から平成24年度の県内中学校卒業予定者の進路希望状況と受検者数から予想しています。

(武岡台高校)
(平成25年度予想倍率と実倍率)
昨年に比較して67人減となっており、学区外枠は4人減となっています。
平成24年度は、平成23年度受験倍率が1.18と倍率が低かったことから7月時点の志望者の志望校変更が若干少なくなり、最終倍率は1.25と低くなりました。

過去3年間の実績から平成25年度の予想倍率は、0.97~1.40と試算されます。
7月時点の志望者数が平成20年度は397人少なく、3月受検倍率と8月時点志望倍率の比は92.7%と非常に高くなりましたが、平成21年度68.9%、平成22年度64.4%、平成23年度64.1%、平成24年度69.8%の値を示しています。
平成25年度は傾向としては平成22・22・23年度と志望者数が減少しており、志望者数から見ると平成18年度並みとなり、変動率は非常に小さくなることが想定されます。

平成25年度の予想倍率は、志望者数は平成18年度並みであることから、平成18年度と同様若干受験倍率が減少すると想定し、1.49程度となるものと想定されます。

ただし、先ほども述べましたように、2カ年連続で志望者数が減少していること、平成22年度から私学助成支援金によって、全額免除特待生が別途負担していた諸費についても授業料として整理できるものは支援金対象となることから、実質全額免除となった樟南高校普通科文理コースなど私立高校の特待生を取得した者は、志望校を変更しない可能性もあり、倍率が増加する可能性もあります。

      区         分 H20年度 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度
3月受検倍率/8月時点志望倍率 92.7% 68.9% 64.4% 64.1% 69.8%
H25年度予想倍率 1.40 1.04 0.97 0.97 1.05


武岡台高校普通科
区分 25年度 24年度 23年度 22年度 21年度 20年度 19年度 18年度
全中学生志望数
(公立中学生志望数)
全中学生倍率
(公立中学生倍率)

受検倍率

(363【5】)

(1.51)

 

(430【9】)

(1.79)

1.25

(441【11】)

(1.84)

1.18

(498【11】)

(2.08)

1.34
495【14】
(495【14】)
2.06
(2.08)

1.42
397【11】

1.65


1.53
 




1.36
358

1.49


※ 1.47
※平成18年度倍率は、出願登録時の倍率である。

08.14.12:55

平成25年度鹿児島中央高校入試予想倍率

平成25年度の鹿児島中央高校の受検倍率を試算してみました。

鶴丸・甲南高校と同様に平成20年度から平成24年度の県内中学校卒業予定者の進路希望状況と受検者数から予想しています。

(鹿児島中央高校)
(平成25年度予想倍率と実倍率)
昨年に比較して72人増加していますが、学区外枠は5人減少となっています。
平成24年度は、平成23年度受験倍率が1.35と倍率が若干上がったものの7月時点の志望者は増加し、最終倍率は1.35と平成23年度と同じになりました。
平成25年度はさらに志望者数が増加しています。2年連続で減少した理由は現在のところわかりませんが、他の高校の志望者数との関係があるかもしれません。

過去4年間の実績から平成25年度の予想倍率は、1.31~1.63と試算されます。
7月時点の志望倍率と最終倍率の比が平成20年度は57.1%と低くなっていますが、これは志望者数が767人と非常に多かったことから志望登録時に志望校を変更したためであり、平成21年度64.2%、平成22年度63.1%とほぼ同じ値を示しています。
平成23年度は傾向としては平成21・22年度に近いものと考えられますが、2カ年連続で志望者数が減っていますので、変動率は小さくなることが想定され、そのとおり7月時点の志望倍率と最終倍率の比が71.1%と高くなりました。

平成24年度は、7月時点の志望倍率と最終倍率の比が65.5%に低下しましたが、これは志望者数が平成23年度に比較して増加したため、志望を変更した生徒が多かったものと思われます。

平成25年度は、平成21年度の志望者数とほぼ同じ状況となっていることから、最終倍率は平成21年度の変動率を勘案した1.47と予想しています。

一定枠の志望者数は、平成25年度55人となっており、過去の動向からみると最終受験者数は30人程度となるものと思われます。

ただし、先ほども述べましたように、2カ年連続で志望者数が増加していること、平成22年度から私学助成支援金によって、全額免除特待生が別途負担していた諸費についても授業料として整理できるものは支援金対象となることから、実質全額免除となった樟南高校普通科文理コースなど私立高校の特待生を取得した者は、志望校を変更しない可能性もあり、倍率が増加する可能性もあります。

      区         分 H20年度 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度
3月受検倍率/8月時点志望倍率 57.1% 64.2% 63.1% 71.1% 65.5%
H24年度予想倍率 1.31 ◎1.47 1,44 1,63 1.50

鹿児島中央高校
区分 25年度 24年度 23年度 22年度 21年度 20年度 19年度 18年度
全中学生志望数
(公立中学生志望数)
全中学生倍率
(公立中学生倍率)

受検倍率

(732【55】)

(2.29)

1.47

(660【60】)

(2.06)

1.35

(608【41】)

(1.90)

1.35

(660【99】)

(2.06)

1.30
722【61】
(721【61】)
2.26
(2.25)

1.45
767【78】

2.40


1.37





1.38
679

2.12


※1.55

※平成18年度倍率は、出願登録時の倍率である。


  一定枠の推移
年度 H20年度 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度
志望者数① 78 61 99 41 60
受験者数② 24 27 41 27 30
②/①(%) 30.8 44.3 41.4 65.9 50.0

08.12.22:54

平成25年度甲南高校高校入試予想倍率

平成24年度の甲南高校の受験倍率を試算してみました。

鶴丸高校と同様に平成20年度から平成24年度の県内中学校卒業予定者の進路希望状況と受験者数から予想しています。

(甲南高校)
(平成25年度予想倍率と実倍率)
昨年に比較して49人増加となっており、学区外枠は増減はありません。
平成24年度は、平成23年度受験倍率が1.23と倍率が若干下がりましたが、7月時点の志望者が20人減少しました。その割には最終倍率は1.32と上昇したことから、平成25年度はこの平成24年度の倍率を若干敬遠して、志望校を変更することが考えられます。

過去4カ年は、志望者数に対して実際の受験者数は28.6%~37.9%減少しています。

過去4年間の実績から平成25年度の予想倍率は、1.29~1.49と試算されます。
7月時点の志望倍率と最終倍率の比が平成20年度は71.4%に対して、平成21年度68.0%、平成22年度64.7%、平成23年度62.1%、平成24年度68.8%となっています。

平成24年度は、7時点の志望倍率と最終倍率の比が68.8%と高くなっていますが、これは志望者数が2カ年連続で減少したことから、受験者が強気になって志望校の変更が少なかったことが考えられます。
平成25年度は傾向としては平成22・23年度の平均に近いものと考えられ、倍率は1.32程度になると予想しました。

一定枠の志望者数は、68人と昨年と同様となっており、平成24年度の最終受験者数は44人となっており、最近では最も受験者数が多い年となりました。平
平成25年度の一定枠受験者数は平成24年度の最終受験者数44人を敬遠して志望校を変更する受験者数の割合が平成23年度入試並みに増加する想定し、平成24年度より減少し36人程度と試算しました。

ただし、平成22年度から私学助成支援金によって、全額免除特待生が別途負担していた諸費についても授業料として整理できるものは支援金対象となることから、実質全額免除となった樟南高校普通科文理コースなど私立高校の特待生を取得した者は、志望校を変更しない可能性もあり、倍率が増加する可能性もある。

  H25年度甲南高校受験予想倍率(各年度の倍率変動で試算した場合)
      区         分 H20年度 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度
3月受検倍率/8月時点志望倍率 71.4% 68.0% 64.7% 62.1% 68.8
H25年度予想倍率 1.49 1.41 1.35 1.29 1.43

甲南高校
区分 25年度 24年度 23年度 22年度 21年度 20年度 19年度 18年度
全中学生志望数
(公立中学生志望数)
全中学生倍率
(公立中学生倍率)

受験倍率

(664【68】)

(2.08)

1.32

(615【68】)

(1.92)

1.32

(635【58】)

(1.98)

1.23

(697【97】)

(2.18)

1.41
601【56】
(600【56】)
1.88
(1.88)

1.28
581【66】
1.82



1.30





1.20
677

2.11


※1.42
※平成18年度倍率は、出願登録時の倍率である。


  一定枠の推移
年度 H20年度 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度
志望者数① 66 61 97 58 68
受験者数② 36 38 39 31 44
②/①(%) 54.5 62.2 40.2 53.4 64.7


08.12.13:34

平成24年度鶴丸高校の予想倍率

鶴丸高校の平成24年度県内中学校卒業予定者の進路希望状況は、以下のとおりです。

毎年、倍率が高くなっていますが、これはあくまで行きたい高校として第一志望としていること、私立高校の特待制度の存在が大きく影響しているものと想定されます。
全額免除の特待生は、公立高校の倍率が高い年では、樟南高校普通科文理コース50人、鹿児島実業高校文理科文理コース40人、鹿児島高校英数科特進コース10人等100人以上となります。

現時点での最終受験倍率を予想するのは、志望校変更がありますので難しいのですが、試算してみました。

(平成22・23年度公立高校入試の倍率の予想と実際の倍率)
平成22・23年度入試を進路希望状況のデータと前年度の傾向から8月に予想した倍率は以下のとおりです。
鶴丸、甲南、鹿児島中央、武岡台は、H21年度の傾向より若干志望校変更が多かったため、予想倍率より倍率が若干増減しています。その差は、0.1以内ですので、8月の予想である程度推計できることがわかります。
玉龍は、予想倍率に対して実際の倍率は平成22年度は0.27増加しています。この要因は、H21年から玉龍中学校からの進学が始まったため、高校入試の定員枠は240人から120人に半減しており、平成21年度のデータはそのような定員削減の最初の年で志望校の変動が流動的であったことから、平成21年度データで分析した場合倍率の差が多きく生じたものと思われます。


高校 平成23年度 平成24年度
7月調査時点 8月時点予想 実倍率 7月調査時点 8月時点予想 実売率
鶴丸 1.76 1.32 1.30 -0.02 1.74 1.31 1.30 -0.01
甲南 2.18 1.48 1.41 -0.07 1.92 1.25 1.32 +0.07
鹿児島中央 2.06 1.33 1.30 -0.03 2.06 1.30 1.35 +0.05
武岡台 2.08 1.42 1.34 -0.08 1.79 1.15 1.25 +0.10
鹿児島玉龍 2.93 1.19 1.45 +0.27 1.17 1.20 1.15 -0.05



(平成24年度公立高校入試の倍率の予想と実際の倍率)
平成22・23年度の予想倍率で説明しましたが、前年度の傾向だけではその年度の倍率を予測することができないため、過去のデータも加味して試算してみました。

①鶴丸高校
(平成24年度入試予想)
昨年に比較して全体で24人増加し、学区外枠は5人減少となっている。
このほか、平成21年度のデータから鹿児島市内の私立中学校から6人程度志望している可能性がある。

平成21年度の倍率は、近年で最も低く、平成20年度の1.38の高倍率を敬遠して1.15と近年で最も低くなったが、これは20年度は高倍率を敬遠し、甲南高校、鹿児島中央高校などに希望変更したものと考える。
平成22年度は、平成21年度の倍率が非常に少なかったため、倍率が上昇している。

倍率が上がった翌年は下がる傾向、倍率が下がった翌年は上がる傾向がみられる。

平成20年度から平成24年度のデータで予想すると以下のようになる。

8月時点の志望倍率と3月受検倍率の比率を過去4カ年でみると、下表のとおりとなる。
この数値から平成20年度は志望変更率が少なく、平成21年度は平成20年度の高倍率を敬遠し、志望変更率が大きかったことを意味する。
また、平成22年度の値は、平成20年度並となっており、これは平成21年度の倍率が低かったこと、鶴丸高校に不合格となった場合でも私学助成支援金などによって私立高校の特待生等の負担軽減が期待されたと考えられる。

過去4年間の実績から平成25年度の予想倍率は、1.30~1.39と試算される。
平成25年度は傾向としては平成20年度に近いものと考えられ、倍率は1.39程度になると予想される。

ただし、平成22年度から私学助成支援金によって、全額免除特待生が別途負担していた諸費についても授業料として整理できるものは支援金対象となることから、実質全額免除となった樟南高校普通科文理コースなど私立高校の特待生を取得した者は、志望校を変更しない可能性もあり、倍率が増加する可能性もある。


区         分 H20年度 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度
3月受検倍率/8月時点志望倍率 76.6% 71.4% 75.0% 73.3% 74.7%
H25年度予想倍率 ◎1.39 1.30 1.37 1.33 1.36
◎は想定した倍率

鶴丸高校の志望者数と受験倍率
区分 25年度 24年度 23年度 22年度 21年度 20年度 19年度 18年度
全中学生志望数
(公立中学生志望数)
全中学生倍率
(公立中学生倍率)

受験倍率

(581【59】)

(1.82)

1.39

(557【64】)

(1.74)

1.30

(540【59】)

(1.69)

1.24

(563【71】)

(1.76)

1.32
516【65】
(510【65】)
1.61
(1.59)

1.15
592【85】

1.85


1.33
 




1.18
537

1.63


※1.26
※平成18年度倍率は、出願登録時の倍率である。

07.21.22:21

平成24年度鹿児島県高校入試学区外合格者数

鶴丸高校などの公立高校入試得点に対応した受験率の算定するためには、S3大学未満の鹿児島市内中学校出身の受験者の分布割合を求める必要があります。

そこで、まず、鹿児島市内の公立高校の学区外入学者状況を把握する必要があります。
推薦入学を除く学区外入学者は、以下のとおりと推定されます。

平成20年度は、鶴丸高校の志願倍率が高い年でしたが、鹿児島中央高校の学区外枠定員は大幅に定員を下回ったことは特質すべきことですが、平成23年度も定員を下回りました。



鹿児島県公立高校入試の学区外合格者数(一般入試分)
高校名 定員 一般入試学区外 S3大以上
A1
A2
H19 H20 H21 H22 H23 H24 平均
鶴丸 320 29 29 29 29 29 29 29 29
甲南 320 29 28 29 29 29 29 29 15
鹿児島中央 320 29 18 29 29 24 29 26 10 11
武岡台 200
鹿児島玉龍 125
(H119・20 240)
10 10 10 10
錦江湾 240
小計   105 92 113 113 105 96 104 48 27 31


07.20.21:22

樟南高校普通科文理コースの入学者数

本年度の樟南高校普通科文理コースの入試状況について掲載します。
合格最低点は、各年度の難易度によって大きく変化しています。
平成24年度の合格最低点は、406点でした。

推薦入試は、平成20年度から実施されていて、平成24年度は7人が入学しています。

  平成24年度樟南高校普通科文理コース合格者の最高点・最低点・平均点

年度 推薦
受検者
推薦
合格者
一般
受検者
一般
合格者
実質倍率 合格最低点
(得点率)
合格最低点
(得点率)
合格者平均点
(得点率)
推薦
入学
一般
入学
入学
合計
H24 468/500
(93.6%)
406/500
(81.2%)
415~420
(83.0%~84.0%)
47 54
H20 967 486 1.99 427/500
(85.4%)
46 52
H19 不明 不明 879 398 2.21 387/500
(77.4%)
29 29


平成24年度の文理コース合格者の公立高校第一志望者の割合は、樟南高校入試当日に筆記試験後実施されるアンケートによる結果によると、約75%が鶴丸高校、約20%が甲南高校、その他の高校が5%程度となっています。

  平成24年度樟南高校普通科文理コース合格者の公立高校第一志望者の割合
鶴丸高校 甲南高校 その他
約75% 約20% 約5%

樟南高校普通科文理コースの入学者数は、鶴丸高校、甲南高校の不合格者数の合計の25%に相当する人数が入学していましたが、平成23年度~24年度は30%に上昇しています。

これは、文理コースの合格ラインは、統一模試では鶴丸高校より若干高いため、鶴丸高校・甲南高校不合格者のうち30%程度が合格しており、その合格者のほぼ全員が入学しているものと思われます。

実際には、平成20年度から推薦入試が行われるようになり、毎年4~5人が入学しているものと想定されていることから、一般入試からの入学者はその分少なくなるものと思われます。

平成24年度の入学者は54人で、鶴丸高校・甲南高校不合格者の179人に対する割合は30.2%となっており、平成22年度以前の25%程度より5%程度高く、10人程度多くなっています。

たとえば、推薦入学者が7人ですので、一般入試入学者は47人となり、文理コースの専願入学がなかった場合、鶴丸高校・甲南高校不合格者の179人うち47人(26.3%)が入学したことになります。

これは、以下の理由が想定されます。

鶴丸高校・甲南高校不合格者のうち文理コースに合格している割合は毎年30%程度で、例年に比較して文理コースに入学する人数が多かったものと想定されます。

入学者の割合が高くなったのは、国公立大学現役合格率が毎年80%以上と高く、平成17年度以降は合格率90%近くとなっており、高校の入学手続きが締め切られる時点で公表されていた平成23・24年度の樟南高校の国公立大学の前期日程合格者数が60人以上に達していたことも要因と考えられます。

平成23年度卒業生52人中48人が合格していますが、この現役合格者うち数人は後期日程の合格者で浪人して今年前期日程の志望大学に合格しています。

平成24年度の合格者のうち7人の既卒者が国公立大学に合格しており、東大文Ⅲ(H23東京外国語大学合格)、東大理Ⅰ(H23東京工業大学合格)、九大1人、熊本大薬学部1人、広島大学2人、鹿児島大学に合格しています。



  文理コースの国公立大学合格実績(現役のみ)

年度 H22 H23 H24 合計
受験者数 31 52 29 100
合格者数 26 48 26 112
合格率 83.9% 92.3% 89.7% 89.3%
  

   平成24年度樟南高校の国公立大学合格者数
区   分 現役 既卒者 合計
文理コース 26 33
英数コース 32 10 42
小計 58 17 75



また、文理コースは、全員が文理コース奨学生です。文理コース奨学生は入学金、授業料が無償となっていますが、毎月の納入費として月々7800円のほか、冷暖房費が年間8000円、教材費が必要でした。しかし、一昨年から実施されている私学就学支援金の助成により、教材費を除けば結果的に無償となっています。つまり、私学の中でも、最も費用負担が少ない高校の一つになっているため、人気が上昇したと推察されます。

そのほか、文理コースの遠距離入学者に対する下宿料の補助4万円、新幹線通学者に対する定期代補助2万円が出されることも鹿児島市外の中学生にとっても魅力的となっているようです。

推薦入学者も含まれていると思われますが、1年生は下宿生・新幹線通学生の割合が35.2%に達しており、学区外の生徒の割合が3分の1以上になっています。

なお、2年生進級時に英数コースから1人程度が文理コースに進学します。文理コースから英数コースへの変更はありません。

  文理コースの下宿生・新幹線通学者数

区  分 1年 2年 3年
下宿生 12 24
新幹線通学生 13
19
(35.2%)

(20.5%)

(20%)
37
(25.9%)
文理コース在籍者数 54 44 45 143



鹿児島県高校入試一般入試倍率(推薦入試除く)
入試年度 H23年度 H22年度 H21年度 H20年度 H19年度 H18年度 ※H17年度 ※H16年度
大学入試
年度
H26年度 H25年度 H24年度 H23年度 H22年度 H21年度 H20年度 H19年度
鶴丸 1.23 1.30 1.15 1.38 1.18 1.25 1.38 1.21
甲南 1.23 1.41 1.28 1.30 1.20 1.40 1.42 1.21
鹿児島中央 1.35 1.30 1.45 1.37 1.38 1.47 1.40 1.29
募集定員 320 320 320 320 320 320 320 360
入試平均点 248.8 232.2 244.5 262.6 248.8 253.8 238.9 248.9
H18年度、H19年度、H20年度、H21年度、H22年度、H23年度は、受検時の倍率、下段は未受検者数
平成16年度、平成17年度は、出願時の倍率

平成17~23年度公立高校不合格者数と樟南高校普通科文理コース入学者数との関係

入学
年度

大学
入試
年度
樟南高校
普通科
文理コース
入学者数
募集
定員
受験倍率 不合格者数 S3以上
大学
合格
実績
入学年度別
S3以上大学
合格実績
鶴丸 甲南 鶴丸 甲南 合 計 現役 浪人
H24 H27 54
(30.2%)
推薦7
320 1.30 1.32 86 93 179
H23 H26 43
(32.3%)
320 1.23 1.23 68 65 133
H22 H25 50
(24.2%)
320 1.30 1.41 87 120 207
H21 H24 32
(25.6%)
320 1.15 1.28 45 80 125
(5)
H20 H23 52
(26.5%)
推薦6
320 1.38 1.30 110 86 196 12
(8)

【7】
11
【10】
H19 H22 29
(25.9%)
320 1.18 1.20 53 59 112
(3)
H18 H21 47
(25.1%)
320 1.25 1.38 72 115 187 11
(6)
H17 H20 54
(23.3%*)
320 1.38※ 1.42※ 110※ 121※ 231※
(0)
H16 H19 34
(25.0%)注
360 1.21※ 1.21※ 68※ 68※ 136※
(   )は、鶴丸高校・甲南高校不合格者の合計数に対する入学者の割合
注は、鶴丸高校・甲南高校不合格者の合計に対する入学者の割合を25%として試算
平成17年度から平成19年度は、高2、高3の在籍者数で、高2における英数コースから文理コースのクラス替え数名を含んでいる。
米:平成17年度の受験倍率は、志願時点の数値(受験辞退者含む)
S3以上大学合格実績の(  )は現役

07.17.21:41

鹿児島県立高校の不合格者数

鹿児島市内中学校出身の高校入試得点分布を求めるためのデータについて掲載しています。

鹿児島市内中学校出身の高校入試の得点分布(特にS3大学未満の学力層)を求めるためには、高校入試の入試状況を把握する必要があります。

各高校の学区内の不合格者は、高校の合格ライン付近の学力層と想定され、そのほとんどが鹿児島市内の私立高校に入学しているものと考えられます。

このうち、鹿児島市内の公立高校の学区内不合格者を求めると下表のとおりとなります。

不合格者の欄の下段の数字は、全体の不合格者数ですので、学区内の不合格者数はこの値から【 】書きの学区外不合格者を差し引いた値となります。

鹿児島市内公立高校の不合格者数は、昨年の339人から406人に増加しています。
学区外の不合格者も11人から37人に増加しています。

未受験者は、69人で20人増加していますので、私立高校の専願数も増加していると思います。
このため、鹿児島市内私立高校への入学者は増加しているものと思われます。

平成20~24年度公立高校入試未受験者       【  】は学区外  下段は全体
高校名 年度 学力
検査
定員
出願者数 受験者数 未受検者数 不合格
者数
合計 合計 合計


鶴丸高校

 
12 289 【50】
377
【34】
229
【16】
148
【50】
375
【34】
227
【16】
148
【0】
【0】
【0】
【21】
86
11 291 【35】
360
【25】
195
【10】
165
【35】
359
【25】
195
【10】
164
【0】
【0】
【0】
【6】
68
10 291 【48】
378
【28】
197
【20】
181
【48】
378
【28】
197
【20】
181
【0】
【0】
【0】
【19】
87
09 291 【34】
339
【19】
186
【15】
153
【34】
336
【19】
184
【15】
152
【0】
【0】
【0】
【5】
45
08 288 【42】
402
【31】
232
【11】
170
【41】
398
【30】
228
【11】
170
【1】
【1】
【0】
【12】
110


甲南高校

 
12 291 【45】
397
【23】
197
【22】
200
【44】
384
【22】
188
【22】
196
【1】
13
【1】
【0】
【15】
93
11 288 【32】
366
【15】
194
【17】
172
【31】
353
【14】
183
【17】
170
【1】
13
【1】
11
【0】
【2】
65
10 292 【39】
418
【15】
215
【24】
203
【39】
412
【15】
209
【24】
203
【0】
【0】
【0】
【10】
120
09 287 【38】
371
【21】
181
【17】
190
【37】
367
【20】
177
【17】
190
【1】
【1】
【0】
【8】
80
08 287 【36】
379
【20】
218
【16】
161
【35】
373
【19】
213
【16】
160
【1】
【1】
【0】
【7】
86


鹿児島中央高校

 
12 290 【32】
411
【21】
230
【11】
181
【30】
391
【19】
213
【11】
178
【2】
20
【2】
17
【0】
【1】
101
11 288 【29】
402
【16】
190
【13】
212
【27】
390
【15】
182
【12】
208
【2】
12
【1】
【1】
【3】
102
10 306 【42】
418
【30】
218
【12】
200
【41】
398
【29】
201
【12】
197
【1】
20
【1】
17
【0】
【12】
92
09 288 【28】
428
【13】
221
【15】
207
【27】
417
【12】
211
【15】
206
【1】
11
【1】
10
【0】
【6】
129
08 288 【24】
410
【18】
243
【6】
167
【24】
395
【18】
228
【6】
167
【0】
15
【0】
15
【0】
【6】
107


錦江湾高校 
普通科

 
12 148 【0】
156
【0】
78
【0】
78
【0】
155
【0】
77
【0】
78
【0】
【0】
【0】
【0】
11 144 【5】
158
【3】
73
【2】
85
【5】
158
【3】
73
【2】
85
【0】
【0】
【0】
【0】
14
10 180 【7】
241
【1】
122
【6】
119
【7】
237
【1】
122
【6】
115
【0】
【0】
【0】
【0】
57
09 191 【7】
248
【4】
127
【3】
121
【6】
247
【4】
127
【2】
120
【1】
【0】
【1】
【0】
56
08 233 【4】
276
【3】
157
【1】
119
【4】
274
【3】
157
【1】
117
【0】
【0】
【0】
【1】
42



錦江湾高校 
理数科

 
12 67 87 50 37 84 49 35 17
11 69 84 51 33 82 49 33 13
10 72 116 92 24 110 86 24 14
09 73 105 88 17 104 87 17 31
08 72 127 96 31 122 91 31 50


武岡台高校
 普通科

 
12 220 【6】
290
【1】
135
【5】
155
【5】
274
【1】
121
【4】
153
【1】
16
【0】
14
【1】
【0】
54
11 220 【1】
266
【0】
136
【1】
130
【1】
259
【0】
129
【1】
130
【0】
【0】
【0】
【0】
39
10 224 【10】
307
【2】
143
【8】
164
【10】
301
【2】
138
【8】
163
【0】
【0】
【0】
【0】
77
09 215 【6】
318
【3】
147
【3】
171
【6】
306
【3】
136
【3】
170
【0】
12
【0】
11
【0】
【1】
91

08
216 【6】
342
【2】
179
【4】
163
【6】
331
【2】
169
【4】
162
【0】
11
【0】
10
【0】
【2】
115


 武岡台高校
情報科学科

 
12 70 109 65 44 101 60 41 31
11 68 78 42 36 73 38 35
10 70 93 55 38 84 47 37 14
09 67 97 50 47 94 49 45 27
08 58 125 74 51 119 68 51 61


鹿児島玉竜高校

 
12 110 【5】
133
【3】
67
【2】
66
【4】
127
【2】
63
【2】
64
【1】
【1】
【0】
【0】
17
11 107 【10】
149
【6】
87
【4】
62
【10】
140
【6】
81
【4】
59
【0】
【0】
【0】
【0】
33
10 112 【15】
171
【9】
84
【6】
87
【15】
163
【9】
77
【6】
86
【0】
【0】
【0】
【0】
51
09 109 【11】
157
【7】
92
【4】
65
【11】
149
【7】
85
【4】
64
【0】
【0】
【0】
【1】
40
08 216 【11】
287
【7】
139
【4】
148
【11】
276
【7】
130
【4】
146
【0】
11
【0】
【0】
【2】
60

小計
12 1485 【138】
1960
【82】
1051
【56】
909
【133】
1891
【78】
998
【55】
893
【5】
69
【4】
53
【1】
16
【37】
406
11 1475 【112】
1863
【65】
968
【47】
895
【109】
1814
【63】
930
【46】
884
【3】
49
【2】
38
【1】
11
【11】
339
10 1547 【161】
2142
【85】
1126
【76】
1016
【160】
2083
【84】
1077
【76】
1006
【1】
59
【1】
49
【0】
10
【41】
512
09 1521 【124】
2063
【67】
1092
【57】
971
【121】
2020
【65】
1056
【56】
964
【3】
43
【2】
36
【1】
【21】
499
08 1658 【123】
2348
【81】
1338
【42】
1010
【121】
2288
【79】
1284
【42】
1004
【2】
60
【2】
54
【0】
【30】
631

07.09.22:21

平成24年度鹿児島県公立高校入試

平成24年度高校入試の得点分布を掲載します。
得点分布により試算すると以下の表のとおりとなります。

これをもとに高校別の得点分布を求めることとします。

平成24年度高校入試(偏差値、得点、順位)
偏差値 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59
得点 233 241 249 257 265 273 281 289 297 305
順位 5874 5481 5089 4675 4257 3839 3449 3067 2685 2344
                     
偏差値 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69
得点 313 321 329 337 345 353 361 369 377 385
順位 2027 1710 1432 1191 950 728 543 387 251 174
                     
偏差値 70 71 72              
得点 393 401 409              
順位 96 27 13              
 



平成24年度高校入試得点分布表
得点 累計 人数   得点 累計 人数   得点 累計 人数   得点 累計 人数   得点 累計 人数
424                                  
400 29                                
399 39 10   389 135 10   379 231   369 387 20   359 586 24
398 48   388 145 10   378 241 10   368 406 19   358 609 23
397 58 10   387 154   377 251 10   367 426 20   357 633 24
396 68 10   386 164 10   376 260   366 445 19   356 657 24
395 77   385 174 10   375 270 10   365 465 20   355 681 24
394 87 10   384 183   374 289 19   364 484 19   354 704 23
393 96   383 193 10   373 309 20   363 504 20   353 728 24
392 106 10   382 202   372 328 19   362 523 19   352 752 24
391 116 10   381 212 10   371 348 20   361 543 20   351 775 23
390 125   380 222 10   370 367 19   360 908 34   350 799 24

07.03.22:33

鹿児島県公立高校入試の実績

前回の検討から、S3以上の国公立大学に合格するためには、高校時における学力の伸び率が同等とすると、公立高校入試時の順位が209位~236位、少なくとも239位~266位(S3以上の難関私立大学30人を含んだ場合)となる必要があります。

また、各高校の高校時代の高校の伸びは、進研模試の結果からみると、高校の平均点の順位が大きく変化していないことから、各個人レベルでは学力の変動はあるものの、高校全体から見た場合、S3以上の学力層は大きく変化していないと想定されます。

 
これを平成24年度の公立高校入試結果でみてみると、266位以上になるためには377点(平成23年度 383点)以上の者(詳細は別途計算)が該当し、受検者数の約2%に相当します。

高校入試の平均点が15.8点低かった割には、266位に相当する得点が383点から377点へ6点しか低下しなかったのは、平成23年度が平均点は高いものの難問もあって高得点層の得点者がそれほど多くなかったためです。
 

区分

受検者数

平均
得点

400点以上 360点以上 350点以上
人数 割合(%) 人数 割合(%) 人数 割合(%)
平成24年度 11,249 233.0 29 0.26 562 5.00 ※799 7.10
平成23年度 11,573 248.8 52 0.45 908 7.85 ※1,261 10.90
平成22年度 12,792 232.2 41 0.32 658 5.14 ※959 7.50
平成21年度 12,749 244.5 35 0.27 806 6.32 ※1,147 9.00
平成20年度 13,498 262.6 274 2.03 1,959 14.51 ※2,474 18.33

平成19年度

13,610

248.8

211

1.55

1,321

 9.71

※1,749

12.85

平成18年度

13,885

253.8

270

1.94

1,629

11.73

平成17年度

14,629

238.9

69

0.47

883

6.04

平成16年度

15,273

248.9

180

1.18

1,371

8.98

平成15年度

16,533

247.7

175

1.06

1,449

8.76

※得点分布により計算

06.07.22:00

平成24年度鹿児島県公立高校入試状況

平成24年度鹿児島県公立高校入試問題について掲載しています。
引き続き、理科についてです。
理科の問題と正答率について平成19年度~平成24年度の6ヶ年分を整理すると以下の表のようになります。
今回は、設問ごとの正答率と配点割合により、得点分布状況との関係を見てみます。

平成19年度から平成22年度の4ヶ年の設問の数は平成19年度が37、平成20年度と平成21年度が39に、平成22年度は41となっています。平成23年度は、39に戻りました。平成24年度は、1つ多くなって40となっています。

得点分布は、平成21年度は41点~50点をピークとした正規分布に近いものとなっています。
平成22年度は、ピーク部分の分布率が小さくなり、下位層、上位層の得点分布が大きくなっており、学力の識別は向上したと考えられます。
平成23年度の得点分布は、50点~60点をピークとした正規分布に近い形になっています。
平成24年度の得点分布は、40点~50点をピークとした正規分布に近い形になっています。


①平成19年度~平成21年度の3ヶ年とも、90%以上の正答率の設問があるが、ほとんど学力の識別を図ることができないため、90%以上の正答率の設問は難易度を上げる必要がある。
平成22年度は、正答率90%以上の設問がなくなり、この部分は改善されたと思われる。
平成23年度は、正答率90%以上の設問が1問になっている。
平成24年度は、正答率90%以上の設問がなくなった。

②平成19年度~平成21年度の3ヶ年とも、51%~60%の正答率の設問の配点割合が20点以上と高くなっているが、全体の正答率ごとの配点割合がバランスが取れているものと想定している。
平成21年度の得点分布は理想に近いものと評価できるが、81点以上の得点分布が若干少ないため、特に難易度の高い問題(正答率10%以上20%未満)の配点が12点と高いことからこの問題の1~2の設問の難易度を若干下げる必要がある。

平成23年度は、難易度の高い問題(正答率10%以上20%未満)を1問減少させたが、10%未満の設問が2問となった。
平成24年度は、難易度の高い問題(正答率10%以上20%未満)が1問増加しましたが、10%未満の設問が1問に減少した。


③一方、受験者の立場からすると、正答率の低い問題について、受験対策を講じる必要がある。
 得点率の低い設問は、総じて少ない。

正答率
設問数
平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度
90%以上  1  2  3  
80%以上~90%未満  1  4  2
70%以上~80%未満  7  3  5
60%以上~70%未満  6  5  2
50%以上~60%未満 10  9 10
40%以上~50%未満  4  6  6
30%以上~40%未満  1  4  3
20%以上~30%未満  6  2  4
10%以上~20%未満  1  3  4
10%未満        
37 39 39 41 39 40
 
正答率
配点
平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度
90%以上  2  4  6
80%以上~90%未満    8  4 10
70%以上~80%未満 17 10 14 10
60%以上~70%未満 13 12  5 13 20 13
50%以上~60%未満 25 21 23 18 13 19
40%以上~50%未満  9 13 15
30%以上~40%未満  2 10  6 18
20%以上~30%未満 17  5  9 10 10
10%以上~20%未満  3  7 12 11
10%未満
90 90 90 90 90 90


項目
(平成19年度入試問題)
平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度


















1 生物領域の問題 19 59.8 18 64.4 18 66.8 18 51.7 18 71.0 18 52.7
 ①-1 微生物の
大きさ
90.4 91.5  2 93.0 54.8 93.5 86.5
 ①-2 顕微鏡の倍率、
視野等
76.8 84.6  2 58.5 16.0 85.1 79.9
 ①-3 食物連鎖と
数量関係の変化
26.0 59.2  2 26.9 53.2 57.6 57.6
 ②-1 光合成の原料 58.9 65.9  2 52.5 68.0 69.5 35.7
 ②-2 光合成産物の
移動
55.8 78.8  2 73.7 68.4 36.3 67.6
 ②-3(1) 無性生殖 69.0 61.0  2 95.1 77.7 74.1 19.1
 ②-3(2) 無性生殖
と個体の特徴
57.6 55.9  2 59.6 24.2 78.3 50.6
 ②-4 光合成と呼吸
の関係
63.4 35.3  2 58.6 63.1 69.2 50.0
           2 83.2            
                         
2 地学領域の問題 17 54.4 18 54.4 17 46.4 18 58.7 18 63.8 18 60.8
 ①-1 震度 78.1 58.5 73.7 37.2 77.8 66.9
 ①-2 S波の速さ 33.0 81.3 71.9 69.0 60.0 52.8
 ①-3 P波の到達
時間と震源からの距離
51.5 56.6 49.8 53.7 73.7 61.9
 ①-4 初期微動継続
時間と震源からの距離
27.9 49.2 20.3 17.5 68.0 56.4
 ②-1 湿度の求め方 69.3 39.5 13.6 76.8 79.7 46.4
 ②-2 前線の名称 81.1 65.1 41.4 83.2 57.3 80.3
 ②-3 前線付近の
断面図
56.5 50.7 61.1 88.3 34.9 67.9
 ②-4 気流と雲の
関係
50.7 40.2     33.2 60.5 55.8
                         
3 領域を融合させた
問題
18 63.5 18 66.7 19 50.4 18 45.3 18 48.7 17 54.7
 ①-1 化石を含む
地層
50.1 75.8 57.4 84.0 70.0 36.3
 ①-2 双子葉類の
葉脈の特徴
70.7 67.7 94.4 45.0 67.7 30.7
 ①-3 季節が生じる
原因
68.6 63.5  2 26.6 18.4 63.8 60.4
 ②-1(1) 鉄の酸化 79.5 97.1  2 70.7 33.2 49.8 78.3
 ②-1(2) 化学エネ
ルギー
78.2 79.1  3 49.5 53.6 61.3 82.8
 ②-2 力学的エネル
ギーの図示
29.9 44.9  2 54.0 22.5 42.7 44.2
 ②-3 エネルギー
変換に関する知識
73.2 83.1  3 55.1 65.6 41.0 49.0
        16.3   3 12.3 33.7 5.6 64.9
              51.6        
                         
4 物理領域の問題 17 52.0 18 50.3 18 50.9 18 50.4 18 34.9 19 43.3
 ①-1 光の反射と
屈折の図示
58.2 28.1 83.4 43.3 28.3 55.5
 ①-2 全反射 40.0 57.2 51.9 45.9 18.6 20.7
 ①-3 生活と光の
屈折
53.6 45.6 44.2 71.2 57.4 58.0
 ②-1 オームの法則 78.0 49.4 56.3 59.3 11.0 27.9
②-2 電流の向きと
磁界の向き
 3 48.3 59.9 73.3 75.3 27.2 74.7
②-3 コイルのまわり
の磁界
29.9 88.3 44.5 36.0 76.9 85.1
      47.6 19.0 44.8 41.2 16.4
      38.1     32.0 16.5 56.0
                      11.1
                         
5 化学領域の問題 19 39.8 18 28.1 18 35.8 18 37.2 18 40.4 18 36.6
 ①-1 溶質と溶媒 55.9 24.2 69.0 50.3 84.2 70.6
 ①-2 ガスバーナー
の火のつけ方
64.2 50.2 30.1 39.2 52.2 82.6
 ①-3 結晶が析出
する温度
29.0 13.4 38.9 25.0 34.6 21.0
 ①-4 溶解度と
結晶の析出
21.4 57.2 12.7 37.5     10.1
 ②-1 分子のモデル 69.5 33.7 59.8 54.0 63.2 75.0
 ②-2 質 発生した
気体の質量
42.7 16.2 32.9 68.3 34.1 27.0
 ②ー2 回 反応終了
の時点
40.1 3.1 41.3 22.3 20.8 9.4
 ②-3 化学反応に
おける量的関係
10.9     21.0 18.1 8.2    
                         
  90   90   90   90   90   90  
入試問題の項目は、平成20年度、平成21年度、平成22年度とは異なる。

06.06.20:12

平成24年度鹿児島県公立高校入試状況

平成24年度鹿児島県公立高校入試問題について掲載しています。
引き続き、英語についてです。
英語の問題と正答率について平成19年度~平成24年度の6ヶ年分を整理すると以下の表のようになります。
今回は、設問ごとの正答率と配点割合により、得点分布状況との関係を見てみます。

平成19年度から平成21年度の3ヶ年の設問の数は平成19年度が36、平成20年度が28、平成21年度が29、平成22年度が30、平成23年度、平成24年度が28になっています。

得点分布は、平成19年度から平成21年度は71点~80点をピークとした分布となっていますが、平成22年度は61点~70点をピークとした分布となっています。
得点分布が2極化する傾向がありましたが、平成23年度は51~60点をピークとした山型の得点分布となっています。
平成24年度は、21点~30点をピークとして30点台、40点台もほぼ同じ割合で存在する台形上の分布となっています。

①平成19年度、平成20年度、平成22年度、平成23年度は、90%以上の正答率の設問があるが、ほとんど学力の識別を図ることができないため、90%以上の正答率の設問は難易度を上げる必要がある。
特に、ヒヤリングに関する問題の難易度の低い問題が多いため、若干難易度を上げる必要がある。
平成24年度は、平成21年度と同様得点率90%以上の設問はなかった。

②平成21年度は、41%~50%の正答率の設問の配点割合が27点と高くなっており、この正答率の問題を2分の1程度にする必要がある。
この層の問題の割合が高かったため、平成20年度に比較して平均点が下がったものの、31%~60%層の得点分布がほぼ同じになった要因と考えられる。
このため、平成22年度の41%~50%の正答率の配点割合は11点に低減することとなった。
平成23年度は、50%~60%の正答率の配点が5点に減少するとともに、60%~70%の正答率の配点が20点に増加した。
平成24年度は、正答率20%~30%の配点が25点と最も高くなっており、これに伴って低得点者が増加している。

③一方、受験者の立場からすると、正答率の低い問題について、受験対策を講じる必要がある。
 従来、得点率の低い設問は総じて少ない傾向にありましたが、平成24年度は多くなっているため、平成25年度には若干の改善が行われるものと思われる。

正答率
設問数
平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度
90%以上    
80%以上~90%未満
70%以上~80%未満
60%以上~70%未満
50%以上~60%未満
40%以上~50%未満  
30%以上~40%未満  
20%以上~30%未満
10%以上~20%未満    
10%未満          
36 29 28 30 28 28
 
正答率
配点
平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度
90%以上   13  2  
80%以上~90%未満  2  8 16 14
70%以上~80%未満 13 19 16 11 14
60%以上~70%未満 17 10 13 11 20 22
50%以上~60%未満 15 18  3 20
40%以上~50%未満 23  9 27 11 16  
30%以上~40%未満  5  8 10 14 15
20%以上~30%未満  2  5   13 25
10%以上~20%未満  7    
10%未満          
90 90 90 90 90 90


項目
(平成19年度入試問題)
平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度



配点

配点







配点 正答率
1 放送による聞き取り
テスト
24 66.3 25 74.6 25 64.8 25 60.8 25 74.2 20 53.6
 ①対話の場面を絵から
選択
99.4 98.3 94.2 93.1 97.4 82.9
 ②-1 対話に沿った
英文選択
87.4 92.7 48.3 88.5 68.4 75.0
 ②-2 対話に沿った
英文選択
57.7 58.3 82.8 90.2 81.6 62.5
 ③-1 対話の内容の
聞き取り
98.1 57.2 57.5 60.9 93.1 68.7
 ③-2 対話を聞いて
明日の天気を選択
93.1 82.5 44.7 36.8 67.8 39.2
 ④-1 対話を聞いて
英語一語を補充
19.3 93.6 46.5 57.0 53.0 28.8
 ④-2 対話を聞いて
英語一語
を補充
69.4 92.1 87.3 55.5 92.0 33.2
 ⑤ 答 対話内容の
選択問題
60.6 86.3 78.9 48.8 71.3    
 ⑤ 対話 対話内容の
正誤問題
59.4 39.0 46.4 28.7 50.0    
 ⑥ 英語の質問に
対する応答(創作)
45.8                    
                         
2 3つの形式による
客観・記述問題
26 50.6 27 46.1 25 52.2 25 44.8 25 46.0 25 49.9
 ①-① 対話の流れ
を問う選択問題
77.7  2 60.6 69.2 76.7 32.1 74.1
 ①-② 対話の流れ
を問う選択問題
73.9  2 26.0 71.4 77.6 14.1 78.2
 ①-③ 対話の流れ
を問う選択問題
67.4  4 58.5 60.0 15.1 38.9 22.0
 ①-④ 対話の流れ
を問う選択問題
76.7  2 53.6 31.8 25.4 57.1 16.2
 ②-① 英文の
空所補充
18.8  2 52.8 85.3 33.5 60.0 21.1
 ②-② 英文の
空所補充
23.4  4 32.5 36.1 14.6 41.2 29.1
 ②-③ 英文の
空所補充
48.2 62.8 62.5 30.4 51.4 60.2
 ③-① 対話に
沿った英作文
41.4 40.9 41.4 57.6 53.0 61.8
 ③-② 対話に
沿った英作文
42.5                    
 ③-③ 理由を
英語で応答(創作)
51.8                    
                         
3 対話文による
総合問題
17 52.7 15 74.1 15 67.8 16 57.8 16 58.4 20 51.8
 ①下線部分の
理由抜き出し
69.7 79.7 82.6 45.8 59.3 50.1
 ②登場人物の
心情理解
39.0 71.7 61.4 52.2 55.5 70.2
 ③-1具体例
を2つ日本語で記述
53.7 70.7  44.6 64.2 74.1 36.3
 ③-2具体例を2つ
日本語で記述
53.7     82.8 69.1 33.9 38.2
 ④文脈から適切な
文の選択
32.4             62.9 64.1
 ⑤内容把握の問題
(三者択一)
63.0                    
                           
4 長文総合問題 23 52.7 23 66.4 15 52.4 24 42.1 24 35.2 25 34.3
 ①内容を把握し
絵の並び替え
78.2 93.5 74.9 73.2 42.7 77.8
 ②下線部の内容を
日本語で記述
46.2 76.0 45.6 70.6 72.2 51.4
 ③文脈から適切な
文の選択
76.7 70.7 64.0 50.7 14.0 63.8
 ④-1 具体例を2つ
日本語で記述
41.2 86.5 71.1 33.8 10.5 21.4
 ④-2 具体例を2つ
日本語で記述
41.2 59.3  6.2 41.2 16.4 10.2
 ⑤登場人物の
心情理解
74.5 25.5 72.9 33.8 7.8 26.2
 ⑥文脈から比喩表現
を考える問題
47.4 63.2 72.9 22.4 65.2 28.6
 ⑦a 内容理解を問う
選択問題
61.5 63.2 33.7 27.2 72.6 22.6
   b 内容理解を問う
選択問題
 10.0         23.8 70.6    
c 内容理解を
問う選択問題
62.4                    
                         
90   90   90   90   90   90  
入試問題の項目は、平成20年度、平成21年度、平成22年度とは異なる。

06.05.22:41

平成24年度鹿児島県公立高校入試状況

平成24年度鹿児島県公立高校入試問題について掲載しています。
引き続き、数学についてです。
数学の問題と正答率について平成19年度~平成24年度の5ヶ年分を整理すると以下の表のようになります。
今回は、設問ごとの正答率と配点割合により、得点分布状況との関係を見てみます。

平成19年度から平成24年度の5ヶ年の設問の数は26になっています。

平成20年度の得点分布は、得点上位層が多い状況となっており、平成21年度は若干難化させ、平均点を下げるように入試問題を作成されたと想定されます。
平成22年度は、さらに平均点が低下しています。
平成23年度は、平成22年度に比較して平均点が6点程度増加しています。
平成24年度は、最近では最も低い41.3点となっています。

①90%以上の正答率の設問があるが、ほとんど学力の識別を図ることができないため、90%以上の正答率の設問は難易度を上げる必要がある。

②80%以上の正答率の設問の配点割合は、平成19年度24点、平成20年度18点、平成21年度12点と減少傾向にあり、平均点を下げようとする意志があったと思われるが、その結果、40点以下の得点分布が大きくなった。
平成22年度は、80%以上の正答率の配点が17点に増えた。
平成23年度は、80%以上の正答率の配点は14点に若干減少しました。
平成24年度は、80%以上の正答率の配点は9点と最も低くなった。

③平成21年度は、正答率60%~70%の設問の配点が18点と高いため、60点台の得点の分布割合が大きいと思われるので、この正答率層の設問を若干難化させる必要がある。
平成22年度の20%未満の得点の配点が32点と高くなっており、高得点層が大幅に減少することとなり、学力上位層の識別が悪くなっている。
得点率10%未満の配点が16点と多くなっており、この設問については若干易化させる必要がある。
平成23年度は、得点率10%未満の問題が8点と低下しており、狙いどおり易化させることができた。
平成24年度は、得点率10%未満の問題が24点と増加しており、得点率80%以上の問題の配点の減少にともなって、平均点が近年で最も低くなった。
これに伴って、20点未満の得点者が多くなるとともに、70%以上の得点者は平成22年度に次いで少ない状況となった。

④一方、受験者の立場からすると、正答率の低い問題について、受験対策を講じる必要がある。
 大問3~5の最後の設問の正答率は、10%以下のものが多く、大問5の最後の設問は正答率1.2%以下と非常に難しい問題であるので、これ以外の問題で確実に得点することが必要です。

正答率
設問数
平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度
90%以上
80%以上~90%未満
70%以上~80%未満
60%以上~70%未満
50%以上~60%未満
40%以上~50%未満
30%以上~40%未満
20%以上~30%未満
10%以上~20%未満
10%未満
26 26 26 26 26 26
 
正答率
配点
平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度
90%以上  9 15  6 12 12
80%以上~90%未満 15  3  6
70%以上~80%未満   3 16  9 13 12
60%以上~70%未満 16 14 18 13 19
50%以上~60%未満  4  8  6 18
40%以上~50%未満 15  6 15 15 16
30%以上~40%未満   8  8 10
20%以上~30%未満   4  8  4
10%以上~20%未満    4  4 16
10%未満 12  8 12 16 24
90 90 90 90 90 90


項目
(平成19年度入試問題)
平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度
  配点 正答率 配点 正答率 配点 正答率 配点 正答率 配点 正答率 配点 正答率
1 基本的な計算
・知識
27 78.0 27 77.0 27 72.9 27 78.3 27 81.1 27 64.4
 ①-1 整数の四則
計算
98.0 98.0 97.1 97.0 96.9 93.3
 ①-2 分数計算 88.4 90.9 91.7 92.2 93.7 89.6
 ①-3 文字式の計算 92.0 91.7 87.9 88.6 78.5 82.4
 ①-4 単項式の乗除 86.6 88.2 81.3 91.3 91.7 56.0
 ①-5 平方根を含む
  式の計算
90.7 62.9 73.0 92.0 93.2 49.2
 ② 割合の計算 44.8 73.7 43.7 68.7 67.0 79.4
 ③ 正の数・負の数 69.5 77.9 68.8 68.0 65.9 56.5
 ④ 確率 63.2 65.1 59.5 62.5 69.9 33.2
 ⑤ 立体図面の展開図 69.1 45.0 53.0 44.6 73.2 39.7
                         
2 数学的な見方や
考え方
18 59.1 18 66.0 18 57.7 18 50.8 18 51.1 19 60.2
 ① 反比例の式、グラフ 66.1 91.3 69.0 58.4 43.1 56.0
 ② 連立方程式の応用 80.4 48.4 67.2 41.0 71.4 77.0
 ③ 三角形の作図 45.4 71.9 67.3 68.2 30.4 62.5
 ④-1 相似の三角形 86.5 54.4 36.7 89.1 83.6 53.9
 ④-2 回転体の体積 30.8 65.9 38.1 16.6 43.1 55.7
                         
3 数量関係とその応用 15 42.4 15 31.0 15 35.8 15 31.8 15 40.3 14 20.6
 ①二乗に比例する式の
   グラフ
80.7 73.7 73.3 79.0 78.2 77.5
 ②関数の変域 49.5 29.9 49.2 45.9 65.8 47.3
 ③-1 直線の方程式 42.9 26.1 27.0 11.5 13.7 8.2
 ③-2 二次方程式の
   応用
6.1 5.0 2.9 2.7 12.8 2.0
                         
4 数と式とその応用 15 35.1 15 61.2 15 30.6 15 29.0 15 37.1 15 22.4
 ①倍数の性質 77.4 94.0 71.4 79.5 61.7 76.0
 ②数の規則性 57.6 54.7 40.5 46.2 58.5 14.6
 ③-1 文字を使った
  表現
13.6 68.4 7.2 2.2 28.6 6.3
 ③-2 数の規則性
  の応用
2.3 36.0 13.6 0.9 5.7 6.0
                           
5 図形とその応用 15 28.5 15 28.4 15 33.6 15 19.4 15 36.7 15 22.3
 ①平行線と錯角、
   弧と円周角
61.2 14 70.9 65.7 58.6 53.9 61.8
 ②三角形の合同の
   証明
23.2 32.8 43.1 14.9 49.3 26.7
 ③-1 二等辺三角形
   の性質
37.7 19.5 32.3 14.0 40.1 1.6
 ③-2 三角形の面積 0.1 1.0 1.2 0.1 0.3 0.2
                         
  90   90   90   90   90   90  
入試問題の項目は、平成20年度、平成21年度、平成22年度とは異なる。

06.04.19:35

平成24年度鹿児島県公立高校入試状況

平成24年度鹿児島県公立高校入試問題について掲載しています。
今回は国語についてです。
国語の問題と正答率について平成19年度~平成24年度の6ヶ年分を整理すると以下の表のようになります。
平成24年度は、問題の形式が変更となった平成23年度とは変わりませんでしたが、問題の配点等が若干異なりました。

今回は、設問ごとの得点率と配点割合により、得点分布状況との関係を見てみます。

(設問数)
平成19年度から平成21年度の3ヶ年の設問の数は28になっていましたが、平成22年度は31と増加しました。平成23年度は、また問題数が28に戻りました。平成24年度の設問数が1問多い29になりました。

(正答率と配点)
平成19年度の得点分布は、正規分布に近い理想的なものとなっていることから、平成19年度との比較を行うと下記のようになります。

①平成20年度~平成24年度は、90%以上の正答率の設問があるが、ほとんど学力の識別を図ることができないため、90%以上の正答率の設問は難易度を上げる必要がある。

②平成21年度は、80%~90%の正答率の設問の配点割合が21点と高くなっており、この正答率の問題を3分の1程度にする必要があったが、平成22年度は9点に低下した。
平成23年度は、14点に増加した。また、平成24年度はさらに1点多くなっている。
この層の問題の割合が高かったため、平成20年度に比較して平均点が下がったものの、0点~40点層の得点分布が増加しなかった要因と考えられる。

③一方、受験者の立場からすると、正答率の低い問題について、受験対策を講じる必要がある。
 得点率の低い設問は、文脈、内容の理解など読解力に関するものが総じて多い。

正答率
設問数
平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度
90%以上  
80%以上~90%未満
70%以上~80%未満
60%以上~70%未満
50%以上~60%未満
40%以上~50%未満
30%以上~40%未満
20%以上~30%未満
10%以上~20%未満    
10%未満            
28 28 28 31 28 29
 
正答率
配点
平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度
90%以上      3
80%以上~90%未満  7 12 21 14 15
70%以上~80%未満   8 12  4 11
60%以上~70%未満 24 24 12 19 20 14
50%以上~60%未満 15 16 17 27 14
40%以上~50%未満 15  2 12 15 16
30%以上~40%未満   8  7 16 18
20%以上~30%未満 1 3  4  5 10
10%以上~20%未満      
10%未満            
90 90 90 90 90 90


項目
(平成19年度入試問題)
H19年度 H20年度 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度
  配点 正答率 配点 正答率 配点 正答率 配点 正答率 配点 正答率 配点 正答率
1 聞き取り問題 68.8 79.1 73.4 72.0 79.9 75.7
 ①主題の理解(聞くこと) 84.0 93.0 87.1 83.8 80.2 57.4
 ②内容の理解(聞くこと) 77.5 89.9 82.8 94.2 71.6 73.4
 ③(聞くこと) 54.6 64.1 59.6 49.4 85.9 90.2
                         
2 説明的な文章 24 46.2 24 59.5 24 53.1 24 47.3 32 53.8 14 78.4
 ①接続語(言語事項) 66.7 58.0 67.4 49.6 88.3 89.8
 ②内容の理解(読むこと) 31.3 95.5 86.0 42.1 79.7 63.5
 ③助詞の用法
  (言語事項)
61.6 79.7 86.4 56.8 84.3 86.7
 ④内容の理解(読むこと) 63.6 67.6 30.1 48.8 61.7 94.8
 ⑤内容の理解(読むこと) 21.7 12.6 51.4 54.0 27.5 87.1
 ⑥主題の理解(読むこと) 47.3 62.8 22.3 32.3 36.0 78.2
 ⑦構成や展開の理解
 (読むこと)
            51.7 46.4 61.9
                      36.0
3 文学的な文章 20 51.0 20 60.5 20 54.1 20 63.0 20 52.4 33 51.7
 ①副詞の用法(言語事項) 89.1 79.4 87.5 82.9 68.0 80.1
 ②心情の理解(読むこと) 46.5 79.2 54.0 62.3 62.6 68.1
 ③文脈の理解(読むこと) 60.4 26.7 43.7 87.3 65.5 59.9
 ④理由の説明(読むこと) 26.1 89.6 37.1 69.5 25.9 26.0
 ⑤心情の理解(読むこと) 48.3 15.3 80.8 67.2 40.8 58.1
      80.5 45.1 10.2 70.8 68.6
              68.3     36.6
                         
4 古典の文章 14 53.6 14 59.6 14 61.5 14 54.1 17 52.3 15 50.1
 ①歴史的仮名遣い
 (言語事項)
71.1 88.1 87.8 87.2 94.4 87.5
 ②空所補充(読むこと) 40.6 56.3 77.5 57.3 60.8 47.0
 ③指示内容の理解
  (読むこと)
54.5 34.7 43.1 64.2 56.7 44.8
 ④文脈の理解
  (読むこと)
74.1 65.4 93.1 68.8 66.3 31.7
 ⑤ 1 文脈の理解
  (読むこと)
64.0 61.2 30.4 40.1 15.2 57.9
    2 文脈の理解
  (読むこと)
22.4         17.8 44.4    
                         
5 言語事項 14 57.6 14 54.9 14 56.7 14 66.3 12 78.1 20 47.3
 ①(1)漢字の書き取り
  (言語事項)
57.6 57.0 73.2 58.1 54.6 18.1
   (2)漢字の書き取り
  (言語事項)
64.0 39.8 54.7 76.5 76.1 81.9
  (3)漢字の書き取り
  (言語事項)
63.0 65.8 51.6 61.5 86.2 80.4
  (4)漢字の書き取り
  (言語事項)
61.3 45.2 86.9 52.1 97.8 36.7
  (5)漢字の書き取り
  (言語事項)
30.2 66.2 31.0 75.9 90.2 29.2
  (6)漢字の書き取り
  (言語事項)
83.2 74.1 53.5 93.3 63.9 68.7
 ②書写(言語事項) 69.0 35.3 45.8 46.8        
                         
6 文章表現 51.9 52.5 62.0 55.0        
 作文 51.9 52.5 62.0 55.0        
                         
  90   90   90   90   90   90  
入試問題の項目は、平成20年度、平成21年度、平成22年度は、若干異なる。

06.03.22:23

平成24年度鹿児島県公立高校入試状況

平成24年度の鶴丸高校の合格ラインと県内順位について掲載します。

平成24年度の鶴丸高校の合格ラインは、過去のデータから偏差値65に相当する得点である350点と推計しました。
この合格ラインが、公立高校入試の得点順位でどの程度に相当するか試算してみました。

平成24年度の鹿児島県公立高校入試の得点分布は以下のとおり試算しました。
合格ライン350点(H23 364点 H22 357点)の得点順位は、770位(H23 746位 H22 741位)となります。
また、この点数の得点者は、25人(H23 32人)程度存在します。

合格ラインは、調査書の内容によって±5点の範囲内にあることから、
実際の合格ラインは、345点(H23 359点H22 352点)~355点(H23 369点 H22 362点)の範囲にあり、

順位では、648位(H23 596位 H22 598位)~901位(H23 909位 H22 894位)と試算されます。


平成24年度鹿児島県公立高校入試得点分布(推計)
得点 順位 得点 順位 得点 順位
400 29 380 206 360 562
399 33 379 219 359 579
398 38 378 233 358 601
397 43 377 247 357 624
396 49 376 262 356 647
395 56 375 270 355 671
394 63 374 293 354 695
393 70 373 309 353 719
392 78 372 326 352 744
391 86 371 343 351 769
390 95 370 360 350 799
389 104 369 378 349 820
388 113 368 396 348 846
387 123 367 415 347 873
386 134 366 434 346 900
385 145 365 453 345 928
384 156 364 473 344 956
383 168 363 494 343 984
382 180 362 514 342 1012
381 192 361 535 341 1041
 

06.02.22:18

平成24年度鹿児島県公立高校入試状況

平成24年度鶴丸高校の合格最低点を掲載します。

鹿児島県公立高校入試の得点分布状況から標準偏差を試算すると、得点のバラツキが小さかった平成21年度を除くと、77~83となっています。

鶴丸高校の得点情報開示や試算した合格ラインと比較すると、公立高校入試結果による偏差値で65程度であることがわかります。

実際の合格ラインは、調査書の点数の関係もあり、10点程度の幅があることがわかっており、平成20年度は380点~390点であると思われます。

このようなことから、偏差値65に相当する合格ラインは、合格可能性A判定(合格率80%以上)に相当します。

平成24年度の鶴丸高校の合格ラインは、偏差値65の350点程度(合格率80%)と想定されます。


鹿児島県公立高校入試得点開示情報

高校名 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度
  合格 不合格 合格 合格 不合格 合格 不合格 合格 不合格
鶴丸 380 390
381
407(学区外)
366
358
358 
404
391(学区外)
385(学区外)
384
382
371
363
357
360 386
385
 
406
402
385
382(学
区外)
 


鶴丸高校の最低合格ライン
区 分 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度
合格最低点 387点 360点 354点 364点 350点


( )は分布曲線による偏差値
区分 平均点 標準偏差 偏差値
1/3分布 中間分布 平  均 60 65 70
平成24年度 233.0 76.9 79.1 78.0 311.0 350.0 389.0
平成23年度 248.8 72.6 81.0 (79.9)
76.8
(328.7)
325.6
(368.7)
364.0
(408.6)
402.4
平成22年度 232.2 77.4 85.3 (82.9)
81.4
(315.1)
313.6
(356.6)
354.3
(398.0)
395.0
平成21年度 244.5 72.9 81.1 77.0 321.5 360.0 398.5
平成20年度 262.6 78.6 88.0 83.3 345.9 387.6 429.2
平成19年度 248.8 78.2 86.8 82.5 331.3 372.6 413.8
標準偏差は、得点分布より試算


06.01.23:56

平成24年度鹿児島県公立高校入試状況

平成24年度鹿児島県公立高校入試の得点結果から得点分布を想定します。

得点分布は、平成21年度までは50点間隔で分布率が公表されていましたが、平成22年度からは25点間隔で公表されており、さらに正確な得点分布を把握することができます。

平成22・23・24年度の5教科合計の得点分布は以下のようになっています。

鹿児島県公立高校得点分布
年度
0
24
24
49
50
74
75
99
100
124
125
149
150
174
175
199
200
224
225
249
250
 
274
275

299
300
324
325
349
350
374
375
399
400

424
425
450
H24 0.0 0.4 1.8 3.3 5.2 6.4 8.1 9.3 9.8 10.9 11.6 10.6 8.8 6.7 4.7 2.1 0.3 0.0
H23 0.0 0.2 1.1 2.5 4.0 5.3 6.7 7.6 9.4 10.9 10.8 11.4 10.2 8.9 7.0 3.5 0.4 0.0
H22 0.1 0.6 2.0 3.4 5.2 7.3 8.2 8.9 9.5 10.1 10.5 10.1 9.0 7.5 5.2 2.0 0.3 0.0

 
  最高点は22・23・24年度は公表されていませんが、ここでは上記表の得点分布の値のある400点から424点の階層の上限値424点の値を採用します。(平成20年度 430点、平成19年度 433点)

300点から400点の間の6点の得点分布を通る分布曲線を求めることとします。
 
得点 平成22年度 平成23年度 平成24年度
400点 52人 41人 29人
375点 294人 397人 270人
360点 658人 908人 562人
350点 959人 1207人 799人
325点 1919人 2239人 1552人
300点 3070人 3421人 2542人
 (得点分布割合で累計値を試算)

(平成24年度)
Y=0.0002X-0.0601X-73.234X+23339  (相関係数 R2 = 1)

(平成23年度)
Y=-0.0000013X+0.0007311X-0.01117345X-0.33171252X  (相関係数 R=1)

(平成22年度)
Y=0.00115169X-0.9712X+223.44X-7650.9  (相関係数 R2 = 1)
X:得点 Y:順位

また、0から300点、400点以上の得点分布の算定式を求め、標準偏差を求めると平成23年度79.9(H22 82.9)となります。
以前、得点分布から概略の標準偏差を求めましたが、ほぼ一致していることがわかります。

この標準偏差により、得点別の偏差値を求めることができ、高校別の合格ライン算定などに活用することができます。

これをもとに、高校別の得点分布、高校の合格最低点、大学合格実績の分析を行うこととします。
 

区分

受検者数

平均
得点

400点以上 360点以上 350点以上
人数 割合(%) 人数 割合(%) 人数 割合(%)
平成24年度 11,249 233.0 29 0.26 562 5.00 ※799 7.1
平成23年度 11,573 248.8 52 0.45 908 7.85 ※1,261 10.90
平成22年度 12,792 232.2 41 0.32 658 5.14 ※959 7.50
平成21年度 12,749 244.5 35 0.27 806 6.32 ※1,147 9.00
平成20年度 13,498 262.6 274 2.03 1,959 14.51 ※2,474 18.33

平成19年度

13,610

248.8

211

1.55

1,321

 9.71

※1,749

12.85

平成18年度

13,885

253.8

270

1.94

1,629

11.73

平成17年度

14,629

238.9

69

0.47

883

6.04

平成16年度

15,273

248.9

180

1.18

1,371

8.98

平成15年度

16,533

247.7

175

1.06

1,449

8.76

※得点分布により計算

得点分布

区分

受検
者数

0~ 49

50~ 99

100~149

150~199

200~249

250~299

300~349

350~399

400~450

平均点

H24 11,249 0.4 5.1 11.6 17.4 20.7 22.1 15.5 6.8 0.3 233.0
H23 11,573 0.2 3.6 9.3 14.3 20.3 22.1 19.1 10.5 0.4 248.8
H22 12,792 0.7 5.4 12.5 17.1 19.6 20.6 16.5 7.2 0.3 232.2
H21 12,749 0.3 3.8 9.9 16.2 19.7 21.6 19.6 8.7 0.3 244.5

H20

13,498

0.2

2.9

9.2

13.2

16.7

18.9

20.5

16.3

2.0

262.6

H19

13,610

0.4

4.4

9.9

15.6

18.2

19.2

19.5

11.3

1.5

248.8

 
標準偏差
区分 平均点 標準偏差 偏差値
1/3分布 中間分布 平  均 60 65 70
平成24年度 233.0 76.9 79.1 78.0 311.0 350.0 389.0
平成23年度 248.8 72.6 81.0 79.9
(76.8)
328.7
(325.6)
368.7
(364.0)
408.6
(402.4)
平成22年度 232.2 77.4 85.3 82.9
(81.4)
315.1
(313.6)
356.6
(354.3)
398.0
(395.0)
平成21年度 244.5 72.9 81.1 77.0 321.5 360.0 398.5
平成20年度 262.6 78.6 88.0 83.3 345.9 387.6 429.2
平成19年度 248.8 78.2 86.8 82.5 331.3 372.6 413.8
標準偏差は、得点分布より試算

05.31.22:17

平成24年度鹿児島県公立高校入試状況

今回は、社会の入試問題について分析します。

(社会)
①「ほぼバランスはとれていますが、平成19年度、平成20年度は81点~90点層が少し多いため、5%以下に留めるように1、2問難易度の高い問題を出題するのが望ましい。」と平成20年度に指摘しましたが、平成21年度はその指摘のとおり、入試問題が難化し、81点~90点層が1.9%に減少し、適正な割合になったと思われる。
平成22年度は、若干難易度の高い問題が増え、正規分布に近い得点分布となっている。
平成23年度は、高得点層の分布割合が高くなっている。
平成24年度は、改善され、81点~90転層は2.1%まで低下しました。

②平成20年度は、依然として得点の高い層の分布が多く、正規分布とは異なっているため、得点の高い層を幾分押さえる必要がある。
②平成21年度は、平成20年度に比較して平均点が3.3点低くなったが、81点~90点層は1.9%と4分の1となり、得点上位層の識別値は上がったものと想定される。

(標準偏差)
標準偏差を得点分布から試算してみると、平成19年度が18.1だったの対して、平成20年度20.7、平成21年度18.6となっており、平成21年度、若干標準偏差が小さくなった。
平成22年度の標準偏差は、16.5とさらに小さくなっており、学力の識別が若干悪くなっている。
これは、得点の分布のピークの割合が大きくなっているためと考えられる。
平成23年度は、標準偏差が19.2と大きくなりましたが、学力の高得点層部分の識別値は低下したものと思われます。
平成24年度は、標準偏差が18.0と若干小さくなり、平均点付近に得点分布が若干集中しました。

区 分

平均点

標準偏差

0~10

11~20

21~30

31~40

41~50

51~60

61~70

71~80

81~90

三角分布 等分布
H24 48.4 17.1 18.7 18.0 1.7 6.8 11.3 13.7 17.1 20.6 16.9 10.0 2.1
H23 53.0 18.6 19.8 19.2 1.5 5.3 8.9 11.5 14.8 17.0 18.9 16.4 5.7
H22 48.8 16.0 17.1 16.5 0.7 3.8 9.5 16.7 21.9 21.7 16.8 8.2 0.9
H21 49.3 17.8 19.4 18.6 1.9 6.8 10.1 13.5 16.5 18.6 18.6 12.1 1.9

H20

52.6

19.8 21.6 20.7

1.7

6.4

10.3

11.7

14.1

15.3

16.3

16.2

8.1

H19

54.9

17.0 19.2 18.1

0.4

3.3

7.4

12.0

15.5

17.9

20.8

17.3

5.4



12e9b020.jpeg



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05.30.22:21

平成24年度鹿児島県公立高校入試状況

平成24年度鹿児島県公立高校の入試状況について掲載します。

理科
①平成21年度は、標準偏差は小さくなったものの、正規分布に近い理想的な得点分布となっている。
②平成20年度に比較して、平均点が2.4点低くなったが、81点~90点層は0.7%と4分の1となり、得点上位層の識別値は上がったものと想定されるが、少し81点以上の層が少なくなりすぎている。
③平成22年度は、81点以上の得点者が増加し、41点~60点にピークが分散し、分布割合も小さくなっている。
④平成23年度は、51点~60点がピークとなる一方で、71点以上の得点分布が小さくなっている。
⑤平成24年度は、平成23年度と同様の得点分布を示している。

(標準偏差)
標準偏差を得点分布から試算してみると、平成19年度が19.2だったの対して、平成20年度19.0、平成21年度16.2と小さくなっている。
平成21年度の標準偏差が小さいのは、81点以上の分布の割合が小さくなったためと想定される。
平成22年度は、標準偏差が19.7まで拡大し、得点分布のバラツキが大きくなり学力の識別が上昇したと想定される。
平成23年度は、標準偏差が16.2と小さくなっている。つまり、得点分布のバラツキの割合が小さく、ピークに集中している傾向になっている。
平成23年度は、標準偏差が17.1と平成23年度より大きくなっており、若干得点分布がバラツキ、改善されています。
平成23年度の得点分布は理想的な得点分布に近いものとなっていますが、若干71点以上の割合を増加させるように入試問題を作成する必要があると思われます。
平成24年度は、71点以上の層が平成23年度に比較して若干多くなっており。改善されつつある。


平成22年度は、平成21年度の結果を反映して問題の難易度の見直しを行った成果が出ているものと思われます。


鹿児島県公立高校入試 理科

区 分

平均点

標準偏差

0~10

11~20

21~30

31~40

41~50

51~60

61~70

71~80

81~90

三角分布 等分布 平均
H24 46.3 16.3 17.9 17.1 1.8 6.7 11.6 16.8 20.6 19.6 14.1 6.9 1.8
H23 46.6 15.6 16.7 16.2 1.1 5.9 11.1 16.7 21.7 22.3 14.2 5.8 1.1
H22 43.3 19.1 20.3 19.7 4.4 11.6 14.3 14.9 15.9 15.9 13.2 8.1 1.8
H21 45.1 15.7 16.8 16.2 1.3 6.2 13.2 18.6 21.7 19.5 3.3 5.5 0.7

H20

47.5

18.4 19.6 19.0

1.5

8.1

13.2

15.2

16.0

16.4

15.6

11.1

2.8

H19

48.4

18.5 19.8 19.2

1.6

6.7

11.7

16.7

17.8

16.2

13.8

9.8

5.7




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05.29.22:15

平成24年度鹿児島県公立高校入試状況

今回は、英語です。

英語
①平成22年度以前の過去4年間とも、フラットな分布を示しているが、これは成績が2極化しているためか問題の正答率の分布状況によるものと考えられる。
平成23年度は、山型の得点分布を示している。
平成24年度は、台形の得点分布を示している。

②平成20年度は、平成19年度に比較して平均点が7.3点高くなり、特に71点以上の者が33.5%を占めており、学力上位層の識別値は小さいものと想定される。

③このため、平成21年度は入試問題を難化させ、平均点を下げることによって、71点以上の得点者を減少させ、学力の識別を向上させようとしたものと想定される。
平成22年度も、平均点が下がったが、得点分布の傾向は変化していない。
平成24年度は、平均点が近年で最も低くなっています。

(標準偏差)
標準偏差を得点分布から試算してみると、平成19年度が21.9だったの対して、平成20年度19.3、平成21年度19.7と小さくなっている。
平成19年度の標準偏差が大きいのは、30点以下の分布の割合が大きいためと想定される。
このため、平成22年度は、改善したところ標準偏差が21.6に拡大した。
平成23年度は、標準偏差が18.0と小さくなっている。このことは、得点分布が2極化しなかったことによる。
平成24年度は、標準偏差が20.6と平成23年度に比較して大きくなっており、学力の識別が改善されたと思われる。

英語は、他の模試やテストでも、他の科目に比較して標準偏差が大きくなる傾向にありますが、入試結果を分析し、問題ごとに難易度を調整する必要があります。
年々、各問題の難易度の分布状況を分析して、入試問題を作成する必要があると思われます。
特に、平成20年度は傾向として71点~80点層が分布のピークとなっているため、学力の識別を上昇させるためこの層を減少させる必要があると思われます。
近年は、71点~80点層は10%程度とかなり学力の識別の向上が図られていると想定される。


鹿児島県公立高校入試  英語

区 分

平均点

標準偏差

0~10

11~20

21~30

31~40

41~50

51~60

61~70

71~80

81~90

三角分布 等分布 平均
H24 43.8 19.8 21.4 20.6 3.4 12.6 15.8 15.5 14.5 12.6 11.0 10.5 4.0
H23 47.9 17.4 18.7 18.0 0.9 7.0 13.1 15.3 17.4 17.6 16.3 10.5 2.0
H22 45.6 21.0 22.3 21.6 3.9 13.0 13.4 12.7 12.7 13.6 14.3 12.1 4.4
H21 52.7 19.0 20.4 19.7 0.6 5.5 10.8 14.1 14.7 14.6 14.9 16.8 7.9

H20

57.4

18.6 20.0 19.3

0.3

3.3

8.6

11.5

12.5

13.2

17.1

22.1

11.4

H19

50.1

21.2 22.6 21.9

1.6

10.8

13.3

11.3

11.3

12.2

15.0

17.2

7.3




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05.28.22:32

平成24年度鹿児島県公立高校入試状況

今回は、数学です。

数学
①数学は、平成20年度と比較すると、平成21年度は平均点が5.7点低下しているが、得点上位層が減少し、得点下位層が増加し、得点中位層はほとんど変化していない。
②これは、難易度の高い問題がいくつか出題されたため、得点分布が移動したものと想定される。
③得点分布をみると、若干いびつな形状となっているため、得点下位層を減少させるため、若干易しい問題を数問出すとともに、61点~70点層を若干減少させるため若干難易度の高い問題も出題し、41~50点にピークを持っていくことが必要である。
④平成22年度は、③により改善しようとしたが、得点61点以上の層が極端に少なくなった結果、平成41~50点の層の得点分布が24.8%と大幅に増加してしまい、平均点周辺に得点が集中してしまいました。
平成23年度は、各得点層とも20%以内となっており、平成22年度の得点集中を改善できた。
平成24年度は、平均点が近年では最も低く、得点上位層が少なく、平均点付近の得点者が多くなりました。

(標準偏差)
標準偏差を得点分布から試算してみると、平成19年度が17.82だったの対して、平成20年度19.3、平成21年度19.4と年々大きくなっています。
つまり、標準偏差が大きくなるということは、それだけ得点分布が分散している傾向を示していることとなり、学力の識別が良くなっている可能性があります。
平成22年度は、15.1と小さくなっており、得点分布のバラツキが小さくなり、学力の識別が小さくなっています。
平成23年度は、19.4となっており得点分布が散らばり、学力の識別が向上したものと思われる。
平成24年度は、17.0となっており得点分布が集中しました。

数学は、他の模試やテストでも、他の科目に比較して標準偏差が大きくなる傾向にありますが、入試結果を分析し、問題ごとに難易度を調整する必要があります。
年々、改善されている傾向にありましたが、平成22年度は標準偏差が小さくなったことから、各問題の難易度の分布状況を分析して、入試問題を作成する必要があると思われます。
具体的には、難易度の高い問題数を減少するとともに、難易度の低い問題を減少させ、得点分布のバラツキを大きくする必要があります。

数学の得点

区 分

平均点

標準偏差

0~10

11~20

21~30

31~40

41~50

51~60

61~70

71~80

81~90

三角分布 等分布 平均
H24 41.3 16.2 17.6 17.0 4.6 10.4 14.1 16.0 20.2 21.8 10.0 2.6 0.3
H23 48.2 18.7 20.1 19.4 2.6 7.6 8.9 11.5 14.8 17.0 18.9 16.4 5.7
H22 42.3 14.7 15.6 15.1 2.3 7.0 14.2 19.2 24.8 21.3 9.3 1.8 0.1
H21 45.1 18.8 20.1 19.4 3.8 9.7 13.4 14.4 15.4 16.9 16.0 8.6 1.7

H20

50.8

18.7 20.0 19.3

2.0

6.0

10.3

13.0

15.5

17.4

17.3

13.8

4.8

H19

47.6

17.2 18.4 17.8

2.3

6.8

10.5

14.9

17.8

19.5

18.6

8.6

1.0

 

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