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05.18.17:50
平成20年度鹿児島県公立高校入試分析3
各教科について分析します。
過去6ヶ年の科目別平均点は下表のとおりです。
(分析)
①入試問題は、難易度は科目ごと平均点50点を目安に作成している。
②年度により、科目の平均点の変動が大きい。
③平成19年度の比較において、英語が7.3点、国語が6.5点、数学が3.2点と高く、社会が2.3点、理科が0.9点低くなっている。平均点が高くなった科目の平均点の大きな上昇が総得点13.8点の上昇につながっている。
④総得点をみると、平成15年度、平成16年度とほぼ想定した点数となったが、平成17年度は数学と理科の平均点の大幅な減少により、総得点が大幅に減少した。
平成18年度は、平成17年度がかなり総得点が低かったことから、難易度を調節しようとし、理科はほぼ設定どおりとなったが、数学は回復せず、国語が5.4点、社会が4点高くなり、総得点が上昇した。
⑤平成19年度は、国語の出題傾向を一部変え、8.7点減少させ、ほぼ設定どおりとし、また、数学の平均点を平成18年度より設定どおり高くすることができ、総得点はほぼ設定どおりとなった。
⑥このように、科目間の難易度の調整が難しく、科目の平均点が大幅に増減する科目が発生し、平成17年度、平成20年度のように総得点も大きく変動してしまう場合がある。
⑦科目別の平均点のみでみると以下のとおりである。
国語 平均点が高くなるケースが多い。難易度を若干上げる必要がある。(2~3問難易度を上げる)
社会 社会は、平均点の変動が小さく安定している。現状で問題なし。
数学 平成17年度、平成18年度、2ヶ年続けて平均点が低かったが、平成19年度、平成20年度改善されている。現状で問題なし。
理科 平成17年度、平均点が低かったものの、他の5ヶ年は安定している。現状で問題なし。
英語 平成16年度、平均点が低く、平成20年度は平均点が高かった。平成20年度は、出題傾向を変えたがそれにより平均点が上昇した。従来の出題傾向(英作文を増やす)に戻す必要がある。
区分 |
総得点 |
国語 |
社会 |
数学 |
理科 |
英語 |
平成20年度 |
262.6 |
54.2 |
52.6 |
50.8 |
47.5 |
57.4 |
平成19年度 |
248.8 |
47.7 |
54.9 |
47.6 |
48.4 |
50.1 |
平成18年度 |
253.8 |
56.4 |
55.2 |
42.5 |
51.1 |
48.6 |
平成17年度 |
238.9 |
51.0 |
51.2 |
44.3 |
43.2 |
49.2 |
平成16年度 |
248.9 |
54.5 |
51.5 |
50.7 |
50.6 |
41.7 |
平成15年度 |
247.7 |
56.7 |
47.5 |
43.1 |
47.1 |
53.3 |
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