忍者ブログ

高校教育に関わるいろんな情報交換を行っていきましょう。
03 2024/04 1 2 3 4 5 67 8 9 10 11 12 1314 15 16 17 18 19 2021 22 23 24 26 2728 29 30 05
RECENT ENTRY RECENT COMMENT
[03/15 気を揉む母]
[04/17 パパ]
[04/10 あ]
[04/04 あ]
[03/05 受験生の親]
[03/03 NONAME]
[01/24 あ]
[01/21 あ]
[12/22 チェスター]
[07/09 NONAME]
[05/31 NONAME]
[03/22 NONAME]
[03/18 NONAME]
[03/17 NONAME]
[03/10 NONAME]
[03/07 NONAME]
[03/05 NONAME]
[02/15 チェスター]
[02/10 受験母]
[01/22 あ]
[12/07 2022公立高校]
[11/23 NONAME]
[08/28 NONAME]
[06/03 チェスター]
[04/12 勝実]

05.21.21:45

令和3年度鹿児島県公立高校入試の平均点

5月20日、鹿児島高校入試の状況が公表されました。

そこで、今回、公立高校入試の平均点について記載してみます。

令和3年度の高校入試の平均点は、248.5点と、過去10カ年で最も高くなっています。

平均点の推移は以下のとおりです。


 平成15年度以降は平均点は250点程度でしたが、平成20年度には平均点262.6点と最も高くなった後、それ以降は平均点は減少する傾向にありましたが、平成28年度は238.7点と高くなり、平成29年度は若干低くなり、238.4点となりました。
 平成30年度は238.6点で、3年連続238点台となっています。
 平成31年度は、さらに減少し、221.4点と平成15年度以降最低となっています。
       
 最近10年間では、そのうち5か年は230点程度となっており、従来の1教科当たりの平均点が90点満点の48点程度から45点程度(得点率50%)に目標設定が変更になったのではないかと思います。
 平均点は、平成24年度以降は平成31年度、令和3年度を除き、228点~238点と10点以内の変動となり、かなり各年度の平均点の差が小さくなっていました。

      
 これは、平成20年度の平均点が大幅に高かったため、鶴丸高校等で得点差が小さかったことが実力差を判別することができなかったため、詳細に問題の難易度分析を行って試験問題の難易度を上げたものと考えています。
    平成31年度は、一部教科で問題形式の変更が行われて、平均点が下がったものと思われます。
  
 令和3年度の平均点も230点台で推移するものと推察していましたが、大幅に上昇しました。
 このため、来年度は、入試問題が難化し、10点程度下がるのではないかと推定しています。
 

PR

04.16.16:07

鹿児島大学医学部医学科合格実績

鹿児島大学医学部医学科の合格実績について掲載します。

鹿児島大学医学部医学科の募集定員は、医師不足が表面化した2009年度から増員され、さらに2021年度も3名増員されました。

鹿児島県内の高校の合格者占有率は、近年は60%弱となっています。

高校名 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21
定員 85 85 85 95 105 107 107 107 107 107 107 107 107 107 107 110
一般入試   83 83 83 88 88 90 90 90 90 90 90 90 92 92 92 92
 前期日程 60 60 60 65 65 67 67 67 67 67 67 67 69 69 69 69
 後期日程 23 23 23 23 23 23 23 23 23 23 23 23 23 23 23 23
推薦入試Ⅱ 2 2 2 7 17 17 17 17 17 17 17 17 15 15 15 19
鶴丸 20 15 16 26 22 14 28 18 17 24 27 29 32 24 22
ラ・サール 11 9 17 15 13 21 16 21 21 14 23 18 10 17 14
志學館高等部 5 9 8 10 10 6 7 9 11 4 6 7 4 3 6
池田学園池田 2 3 3 7 1 4 2 1 0 0 1 1 1 1 2
甲南 1 2 4 3 4 2 1 2 2 4 2 2 4 1
小計 38 37 46 62 49 49 55 50 51 44 61 57 49 49 45
合格者占有率% 45 44 48 59 46 46 51 47 48 41 57 53 46 46 41
鹿児島玉竜 1 4 1 3 2 5 1 1
川内 1 2 1 1 3 1 1
加世田 2 1 1 1 2 1 1
大島 1 1 1
加治木 1 2 1 1 1 4 2 3 2 3 2
鹿屋 3 3 2 1 1
鹿児島中央 1 1 1 1 1
甲陵 1
川辺 1 1
出水 1 1 1 2
錦江湾 1
伊集院 1 1 1
徳之島 1 1 1
指宿 1 1
沖永良部 1
楠隼 1 1
与論 1
小計 1 9 10 5 6 9 7 10 8 7 10 6 4 6
樟南 2 1 1 3 3 2 3 2
出水中央 2 1
鹿児島第一 3 2 1 1 1 3 2 2 1 5
鹿児島修学館 1 2 1 1 2 2
神村学園高等部 1 1 1 1 1 1
鳳凰 1 1 1
鹿屋中央 1 1 1 1
大口明光 1 1
鹿児島実業 1 1 1 2 1 3 2
れいめい 1 4 1 1 1 1 1
尚志館 1 2 1 1
鹿児島純心 1 1 1
高校認定 1 1
小計 4 2 6 6 7 7 6 4 4 13 10 2 6 8 11
県内合計 42 40 61 78 61 62 70 61 65 65 78 69 61 61 62
合格者占有率% 49 47 64 74 57 57 65 56 60 59 73 64 57 57 56
公立 20 17 27 40 30 24 39 26 29 34 38 41 38 32 29
私立 22 23 34 38 31 38 31 35 36 31 40 28 23 29 33
県外合計 2 4 24 22 29 39 37 36 40 40 45 37 33 45 43 43
追加合格 (1) (1) (2) (1) (1) (3) (2) (2)
不明 39 21 12 -2 7 8 1 6 2 0 -8 5 1 3 5
判明率% 54 75 87 100 93 93 99 94 97 100 107 95 99 97 95
合計 85 85 85 95 105 107 107 107 107 107 107 107 107 107 107 110

02.27.17:06

令和3年度樟南高校文理得点分布

2月25日、令和3年度の公立高校の最終出願状況が公表されました。
ここでは、樟南高校普通科文理コースについて情報提供を頂きましたので紹介します。
樟南高校では、合格通知の他に、得点開示を希望した者については自分の得点の他に、得点の階層別得点者数と第1志望校別得点者数が記載された表が提供されているようです。

平成20年度当時はそのようなデータの開示はありませんでした。
このデータは、本来、樟南高校における合格ラインの設定や入学者の推計に使用されていたのではないかと思います。
この取り組みは、受験する生徒や父兄の皆さんにとっても現時点での学力や高校の合格の可能性を知る意味でも有効と考えます。
また、このサービスを行うことによって、受験者数を増やすための高校の戦略としても興味ある取り組みと考えます。

令和3年度の樟南高校文理コースの入試において、400点(500点満点)以上の者が450人で、そのうち294人が鶴丸高校を第1志望となっています。

平成30年度は、400点以上の者が466人で、そのうち293人(62.9%)が鶴丸高校を第1志望となっており、令和3年度とほぼ同様な傾向となっています。

 
平成29年度の文理コースの合格最低点は396点でしたので、令和3年度は400点以上の
得点分布を示されていることから、合格ラインは400点程度(得点率80%)と考えられます。
なお、過去の文理コースの合格最低点は、平成19年度387点、平成20年度427点、平成21年度406点となっています。

なお、提供された資料には、460点以上から10点刻みで299点までの得点者人数の記載があります。
また、提供された資料には文理コースの他に英数コース、未来創造コースについても同様の詳細な記載があります。第一志望の公立高校を選択する上で、大変参考になるありがたい資料だと思います。

令和3年度樟南高校普通科文理コース
(400点以上で抜粋して記載しています。)
得点 得点者数 鶴丸高校志望
460点以上 6 5(83.3%)
450~459点 24 19(79.2%)
440~449点 38 36(94.7%)
430~439点 62 47(75.8%)
420~429点 102 68(66.7%)
410~419点 111 69(62.2%)
400~409点 107 50(46.7%)
合計 450 294(65.3%)

 
平成30年度樟南高校普通科文理コース
(400点以上で抜粋して記載しています。)
得点 得点者数 鶴丸高校志望 甲南 加治木 その他
460点以上 16 15(93.8%) 1 0 0
450~459点 29 25(86.2%) 2 1 1
440~449点 65 55(84.6%)
430~439点 84 66(78.6%)
420~429点 91 54(59.3%)
410~419点 93 42(45.2%)
400~409点 88 36(40.9%)
合計 466 293(62.9%)

02.16.17:24

令和3年度鶴丸高校の出願者数

2月16日、令和3年度の出願者数が公表されました。

鶴丸高校の出願者数は以下のとおりとなっています。
最終受験倍率予想の1.30倍を下回っており、昨年の受験倍率が1.32と高かったため、敬遠した受験生が多かったものと思われます。

過去13年間で、最終出願者数は増加したことはありませんので、出願変更でさらに少なくなると思われます。
出願者の減少数は、過去のデータから2~16人程度と思われます。
            
                 (  )は学区外
募集定員 学力検査定員 出願者数 本年 前年
320 298 381(51) 1.28 1.40

鶴丸高校の推薦入試は、以下のとおりとなっています。
募集定員 出願者数 合格者数 不合格者 備考
32 27(6) 22(不明) 5

02.14.16:15

鶴丸高校の予想倍率

令和3年度の鶴丸高校の予想倍率を7月時点の希望者数から推計しました。

過去の予想倍率と最終倍率の推移は以下のとおりです。
倍率の予想は、H27~H31に行っています。 
平成29年度、平成30年度は、ほぼ予想通りの倍率となりました。
年度 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 R2 R3
予想倍率 1.38 1.38 1.25 1.26 1.26
最終倍率 1.23 1.30 1.41 1.27 1.24 1.31 1.25 1.28 1.17 1.32
0.14 0.07 0.00 -0.02 0.09

 
H20からR2の希望者数と最終受験倍率の相関をとってみると以下のグラフになります。
このうち、相関式との差があるのが、H21  1.15倍、H25 1.41倍、H27 1.24倍、H28 1.31倍、H29 1.25倍、H30  1.28倍です。
つまり、H25以降の6カ年のうち、5か年が上下に倍率が変動していることがわかります。これは、出願手続きが変更となったことと関係があるのではないかと思います。
H28が上振れしたのは、前年度のH27に大きく下振れしたため、下振れを予想して、希望校通り出願した生徒が多かったのではないかと思います。
H29が上振れしたのは、前年度のH28に大きく上振れしたため、下振れを予想して、希望校通り出願した生徒が多かったのではないかと思います。
 
相関式から計算すると、R3希望者数559人は、H22、H24、H28とほぼ同じです。
したがって、R3の最終倍率は、相関式や最終受験倍率からは1.30倍程度となりますが、前年度の競争倍率によっても上振れ、下振れする可能性があります。
R2は、1.32倍と倍率が高かったことから、出願を変更する可能性があり、下振れする可能性がありますが、学区外の希望者数がH20と同様に多いことから、総合的に勘案し最終受験倍率は1.30倍と想定します。


 
       
 

02.13.12:56

令和3年度鶴丸高校の出願倍率予想①

2月8日、令和3年度の公立高校入試の願書受付が開始されました。
そこで、鶴丸高校の予想倍率を予想したいと思います。

今回は、鶴丸高校の受験状況を掲載します。
鶴丸高校の受験データを整理すると以下の表のとおりとなります。

ピンク色が最高値、水色が最低値を示しています。

(希望者数 7月調査)H20~R02 平均 542.4人 R3  559人 学区外が多く平年より多い
学区外・学区内希望者数の合計は、H20が592人と最高で、R2が494人と最低となっています。
学区外希望者数は、H20、R3が85人と最高で、H29が最低の58人となっています。
学区内希望者数は、H25が522人と最高で、H31が439人と最低となっています。R3は476.2人で平年並みとなっています。

 (推薦出願数)H20~R02 平均 39.5人 R3  27人 例年に比較して少なくなっています。
学区外・学区内の合計は、H20が62人と最高で、R30が27人と最低となっています。
学区外は、H20が17人と最高で、H27が4と最低となっています。R3は6人と平年に比べて少なくなっていますが、ここ3年は6人で推移しています。

学区内も、H20が45人が最高で、R3が21人と最低となっています。
 

 
  (推薦合格者数)
定員320人の10%の32人の推薦枠一杯に合格しているのは、H20、H23です。
定員320人の10%の32人の推薦枠を越える33人が合格しているのは、H31です。
推薦合格者数が最も少ないのは、H30の20人です。
H24                  31人
H27                  30人
H21、H22        29人      
H25                  28人
H26、H28     27人

H29                  25人
R2                    23人
H23以降は、合格者はH31を除き、定員枠を下回っています。これは、推薦入試の出願が少なくなったことや推薦出願者の学力が一般入試の学力に比較して低いとの分析から合格基準を揚げたか、推薦出願者の学力が一部低下しているのではないかと考えられます。
 

  
   (当初出願者数)
H20が学区外、学区内、合計とも、一般入試の出願数が最高となっています。
学区外は、R2が34人と最低となっています。
学区内・学区内外合計は、H31がそれぞれ303人、350人と最低となっています。


(希望者数の出願者数の割合)
H20が、85.8%と最高となっています。
H20が最高となったのは、7月時点の希望者数が多かったこともありますが、希望者数の出願者数の割合が85.8%と高く、出願変更しなかった割合が高かったことが大きいと考えられます。
H27が、66.8%と最低となっています。

(最終出願者数)
H24が学区外は出願数が50人最高となっています。
H25が学区内、学区外・学区内の合計は368人、413人と最高となっています。
H21が学区外33人、H31が学区内296人、H21が合計339人と最低となっています。

(受験者数)
学区外はH24が50人と最高となっています。
学区内、学区外・学区内の合計はH25がそれぞれ366人、411人と最高となっています。
学区外、合計とも、H21がそれぞれ34人、336人と最低となっています。
学区内は、H31が296人と最低となっています。

 (受験倍率)
H25が1.41倍と最高となっています。
H21が1.15倍と最低となっています。これはH20の倍率(1.38)が高かったためです。