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  • 11/23/14:35

05.14.11:52

公立高校と私立高校の関係

前回、鹿児島県が私立高校の合格者が公立高校の2次募集を志願することをを禁止している記事を掲載しましたが、でめオヤジさんから以下のコメントがありました。

(でめオヤジさんからのコメント)

「他県の事はよくわかりませんが、鹿児島は公立と私立の結びつきと言うか、どうも私立に遠慮しているのでは ないでしょうか?公立高校を受ける時も中学の担任の先生から「私立に行く予定の人は公立を受けないように」 と釘をさされるくらいですから。。理由としては公立は定員ギリギリしか合格発表を出さないからだそうです。
私立に行かれてしまうと、欠員が多く生じるのが理由のようです。
欠員が出たら二次募集すればいいのに・・。」

 
 「私立に行く予定の者が、公立高校を受けないように」と担任の先生が言うのは、当然のことと思います。
私立に行く予定であるが、不安があるため公立高校も受けたい生徒を受けさせないという訳ではないと思いますし、私立高校に行くことを決めているのであれば公立高校の受けるのは差し控えてほしいというのは、他の学生にとってはいいことですし、ご両親、受験生が納得すれば問題ないことだと思います。
 現に、加治木高校、鹿屋高校、鹿児島工業高校の志願者は、私立の特進コースや特待、鹿児島工業専門学校へ合格していて、その高校などに進学予定のものは受検しないルールとしており、大量の公立高校入試の欠席が話題となりますが、合理的なルールと考えます。

(南日本新聞)
平成20年度   加治木32人、鹿児島工業27人、鹿屋23人が欠席。
           県教育委員会によると、欠席理由は私立校や高専に合格したためが多いという。

平成19年度   鹿屋31人、加治木29人、鹿児島工業21人が欠席。

加治木高校の志願者は地元の鹿児島第一高校、鹿児島工業高等専門学校、交通の利便性から鹿児島市内の私立高校へ、鹿屋高校は地元の尚志館高校、鹿児島工業は鹿児島工業高等専門学校への進学による者と想定されます。

 問題なのは、新聞報道にもあるように、公立高校を志願していて、第一志望が不合格となり、滑り止めあるいは受験慣れさせるために受験した私立高校に合格した者を公立高校の2次募集に志願できないようにしている点です。
 このことは、私立高校については、配慮していますが、受験生に配慮されていない事項と考えます。したがって、このことは改善されるべきことだと思いますし、このような事例の多い、少ないによって判断されるべきことではないのですが、この事例のようなケースは少ないと考えられますので、2次募集に受験させたとしてもいろんな面の影響も非常に少ないと思います。よって、禁止する必要はないと考えます。

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