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06.04.19:35

平成24年度鹿児島県公立高校入試状況

平成24年度鹿児島県公立高校入試問題について掲載しています。
今回は国語についてです。
国語の問題と正答率について平成19年度~平成24年度の6ヶ年分を整理すると以下の表のようになります。
平成24年度は、問題の形式が変更となった平成23年度とは変わりませんでしたが、問題の配点等が若干異なりました。

今回は、設問ごとの得点率と配点割合により、得点分布状況との関係を見てみます。

(設問数)
平成19年度から平成21年度の3ヶ年の設問の数は28になっていましたが、平成22年度は31と増加しました。平成23年度は、また問題数が28に戻りました。平成24年度の設問数が1問多い29になりました。

(正答率と配点)
平成19年度の得点分布は、正規分布に近い理想的なものとなっていることから、平成19年度との比較を行うと下記のようになります。

①平成20年度~平成24年度は、90%以上の正答率の設問があるが、ほとんど学力の識別を図ることができないため、90%以上の正答率の設問は難易度を上げる必要がある。

②平成21年度は、80%~90%の正答率の設問の配点割合が21点と高くなっており、この正答率の問題を3分の1程度にする必要があったが、平成22年度は9点に低下した。
平成23年度は、14点に増加した。また、平成24年度はさらに1点多くなっている。
この層の問題の割合が高かったため、平成20年度に比較して平均点が下がったものの、0点~40点層の得点分布が増加しなかった要因と考えられる。

③一方、受験者の立場からすると、正答率の低い問題について、受験対策を講じる必要がある。
 得点率の低い設問は、文脈、内容の理解など読解力に関するものが総じて多い。

正答率
設問数
平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度
90%以上  
80%以上~90%未満
70%以上~80%未満
60%以上~70%未満
50%以上~60%未満
40%以上~50%未満
30%以上~40%未満
20%以上~30%未満
10%以上~20%未満    
10%未満            
28 28 28 31 28 29
 
正答率
配点
平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度
90%以上      3
80%以上~90%未満  7 12 21 14 15
70%以上~80%未満   8 12  4 11
60%以上~70%未満 24 24 12 19 20 14
50%以上~60%未満 15 16 17 27 14
40%以上~50%未満 15  2 12 15 16
30%以上~40%未満   8  7 16 18
20%以上~30%未満 1 3  4  5 10
10%以上~20%未満      
10%未満            
90 90 90 90 90 90


項目
(平成19年度入試問題)
H19年度 H20年度 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度
  配点 正答率 配点 正答率 配点 正答率 配点 正答率 配点 正答率 配点 正答率
1 聞き取り問題 68.8 79.1 73.4 72.0 79.9 75.7
 ①主題の理解(聞くこと) 84.0 93.0 87.1 83.8 80.2 57.4
 ②内容の理解(聞くこと) 77.5 89.9 82.8 94.2 71.6 73.4
 ③(聞くこと) 54.6 64.1 59.6 49.4 85.9 90.2
                         
2 説明的な文章 24 46.2 24 59.5 24 53.1 24 47.3 32 53.8 14 78.4
 ①接続語(言語事項) 66.7 58.0 67.4 49.6 88.3 89.8
 ②内容の理解(読むこと) 31.3 95.5 86.0 42.1 79.7 63.5
 ③助詞の用法
  (言語事項)
61.6 79.7 86.4 56.8 84.3 86.7
 ④内容の理解(読むこと) 63.6 67.6 30.1 48.8 61.7 94.8
 ⑤内容の理解(読むこと) 21.7 12.6 51.4 54.0 27.5 87.1
 ⑥主題の理解(読むこと) 47.3 62.8 22.3 32.3 36.0 78.2
 ⑦構成や展開の理解
 (読むこと)
            51.7 46.4 61.9
                      36.0
3 文学的な文章 20 51.0 20 60.5 20 54.1 20 63.0 20 52.4 33 51.7
 ①副詞の用法(言語事項) 89.1 79.4 87.5 82.9 68.0 80.1
 ②心情の理解(読むこと) 46.5 79.2 54.0 62.3 62.6 68.1
 ③文脈の理解(読むこと) 60.4 26.7 43.7 87.3 65.5 59.9
 ④理由の説明(読むこと) 26.1 89.6 37.1 69.5 25.9 26.0
 ⑤心情の理解(読むこと) 48.3 15.3 80.8 67.2 40.8 58.1
      80.5 45.1 10.2 70.8 68.6
              68.3     36.6
                         
4 古典の文章 14 53.6 14 59.6 14 61.5 14 54.1 17 52.3 15 50.1
 ①歴史的仮名遣い
 (言語事項)
71.1 88.1 87.8 87.2 94.4 87.5
 ②空所補充(読むこと) 40.6 56.3 77.5 57.3 60.8 47.0
 ③指示内容の理解
  (読むこと)
54.5 34.7 43.1 64.2 56.7 44.8
 ④文脈の理解
  (読むこと)
74.1 65.4 93.1 68.8 66.3 31.7
 ⑤ 1 文脈の理解
  (読むこと)
64.0 61.2 30.4 40.1 15.2 57.9
    2 文脈の理解
  (読むこと)
22.4         17.8 44.4    
                         
5 言語事項 14 57.6 14 54.9 14 56.7 14 66.3 12 78.1 20 47.3
 ①(1)漢字の書き取り
  (言語事項)
57.6 57.0 73.2 58.1 54.6 18.1
   (2)漢字の書き取り
  (言語事項)
64.0 39.8 54.7 76.5 76.1 81.9
  (3)漢字の書き取り
  (言語事項)
63.0 65.8 51.6 61.5 86.2 80.4
  (4)漢字の書き取り
  (言語事項)
61.3 45.2 86.9 52.1 97.8 36.7
  (5)漢字の書き取り
  (言語事項)
30.2 66.2 31.0 75.9 90.2 29.2
  (6)漢字の書き取り
  (言語事項)
83.2 74.1 53.5 93.3 63.9 68.7
 ②書写(言語事項) 69.0 35.3 45.8 46.8        
                         
6 文章表現 51.9 52.5 62.0 55.0        
 作文 51.9 52.5 62.0 55.0        
                         
  90   90   90   90   90   90  
入試問題の項目は、平成20年度、平成21年度、平成22年度は、若干異なる。
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06.03.22:23

平成24年度鹿児島県公立高校入試状況

平成24年度の鶴丸高校の合格ラインと県内順位について掲載します。

平成24年度の鶴丸高校の合格ラインは、過去のデータから偏差値65に相当する得点である350点と推計しました。
この合格ラインが、公立高校入試の得点順位でどの程度に相当するか試算してみました。

平成24年度の鹿児島県公立高校入試の得点分布は以下のとおり試算しました。
合格ライン350点(H23 364点 H22 357点)の得点順位は、770位(H23 746位 H22 741位)となります。
また、この点数の得点者は、25人(H23 32人)程度存在します。

合格ラインは、調査書の内容によって±5点の範囲内にあることから、
実際の合格ラインは、345点(H23 359点H22 352点)~355点(H23 369点 H22 362点)の範囲にあり、

順位では、648位(H23 596位 H22 598位)~901位(H23 909位 H22 894位)と試算されます。


平成24年度鹿児島県公立高校入試得点分布(推計)
得点 順位 得点 順位 得点 順位
400 29 380 206 360 562
399 33 379 219 359 579
398 38 378 233 358 601
397 43 377 247 357 624
396 49 376 262 356 647
395 56 375 270 355 671
394 63 374 293 354 695
393 70 373 309 353 719
392 78 372 326 352 744
391 86 371 343 351 769
390 95 370 360 350 799
389 104 369 378 349 820
388 113 368 396 348 846
387 123 367 415 347 873
386 134 366 434 346 900
385 145 365 453 345 928
384 156 364 473 344 956
383 168 363 494 343 984
382 180 362 514 342 1012
381 192 361 535 341 1041
 

06.02.22:18

平成24年度鹿児島県公立高校入試状況

平成24年度鶴丸高校の合格最低点を掲載します。

鹿児島県公立高校入試の得点分布状況から標準偏差を試算すると、得点のバラツキが小さかった平成21年度を除くと、77~83となっています。

鶴丸高校の得点情報開示や試算した合格ラインと比較すると、公立高校入試結果による偏差値で65程度であることがわかります。

実際の合格ラインは、調査書の点数の関係もあり、10点程度の幅があることがわかっており、平成20年度は380点~390点であると思われます。

このようなことから、偏差値65に相当する合格ラインは、合格可能性A判定(合格率80%以上)に相当します。

平成24年度の鶴丸高校の合格ラインは、偏差値65の350点程度(合格率80%)と想定されます。


鹿児島県公立高校入試得点開示情報

高校名 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度
  合格 不合格 合格 合格 不合格 合格 不合格 合格 不合格
鶴丸 380 390
381
407(学区外)
366
358
358 
404
391(学区外)
385(学区外)
384
382
371
363
357
360 386
385
 
406
402
385
382(学
区外)
 


鶴丸高校の最低合格ライン
区 分 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度
合格最低点 387点 360点 354点 364点 350点


( )は分布曲線による偏差値
区分 平均点 標準偏差 偏差値
1/3分布 中間分布 平  均 60 65 70
平成24年度 233.0 76.9 79.1 78.0 311.0 350.0 389.0
平成23年度 248.8 72.6 81.0 (79.9)
76.8
(328.7)
325.6
(368.7)
364.0
(408.6)
402.4
平成22年度 232.2 77.4 85.3 (82.9)
81.4
(315.1)
313.6
(356.6)
354.3
(398.0)
395.0
平成21年度 244.5 72.9 81.1 77.0 321.5 360.0 398.5
平成20年度 262.6 78.6 88.0 83.3 345.9 387.6 429.2
平成19年度 248.8 78.2 86.8 82.5 331.3 372.6 413.8
標準偏差は、得点分布より試算


06.01.23:56

平成24年度鹿児島県公立高校入試状況

平成24年度鹿児島県公立高校入試の得点結果から得点分布を想定します。

得点分布は、平成21年度までは50点間隔で分布率が公表されていましたが、平成22年度からは25点間隔で公表されており、さらに正確な得点分布を把握することができます。

平成22・23・24年度の5教科合計の得点分布は以下のようになっています。

鹿児島県公立高校得点分布
年度
0
24
24
49
50
74
75
99
100
124
125
149
150
174
175
199
200
224
225
249
250
 
274
275

299
300
324
325
349
350
374
375
399
400

424
425
450
H24 0.0 0.4 1.8 3.3 5.2 6.4 8.1 9.3 9.8 10.9 11.6 10.6 8.8 6.7 4.7 2.1 0.3 0.0
H23 0.0 0.2 1.1 2.5 4.0 5.3 6.7 7.6 9.4 10.9 10.8 11.4 10.2 8.9 7.0 3.5 0.4 0.0
H22 0.1 0.6 2.0 3.4 5.2 7.3 8.2 8.9 9.5 10.1 10.5 10.1 9.0 7.5 5.2 2.0 0.3 0.0

 
  最高点は22・23・24年度は公表されていませんが、ここでは上記表の得点分布の値のある400点から424点の階層の上限値424点の値を採用します。(平成20年度 430点、平成19年度 433点)

300点から400点の間の6点の得点分布を通る分布曲線を求めることとします。
 
得点 平成22年度 平成23年度 平成24年度
400点 52人 41人 29人
375点 294人 397人 270人
360点 658人 908人 562人
350点 959人 1207人 799人
325点 1919人 2239人 1552人
300点 3070人 3421人 2542人
 (得点分布割合で累計値を試算)

(平成24年度)
Y=0.0002X-0.0601X-73.234X+23339  (相関係数 R2 = 1)

(平成23年度)
Y=-0.0000013X+0.0007311X-0.01117345X-0.33171252X  (相関係数 R=1)

(平成22年度)
Y=0.00115169X-0.9712X+223.44X-7650.9  (相関係数 R2 = 1)
X:得点 Y:順位

また、0から300点、400点以上の得点分布の算定式を求め、標準偏差を求めると平成23年度79.9(H22 82.9)となります。
以前、得点分布から概略の標準偏差を求めましたが、ほぼ一致していることがわかります。

この標準偏差により、得点別の偏差値を求めることができ、高校別の合格ライン算定などに活用することができます。

これをもとに、高校別の得点分布、高校の合格最低点、大学合格実績の分析を行うこととします。
 

区分

受検者数

平均
得点

400点以上 360点以上 350点以上
人数 割合(%) 人数 割合(%) 人数 割合(%)
平成24年度 11,249 233.0 29 0.26 562 5.00 ※799 7.1
平成23年度 11,573 248.8 52 0.45 908 7.85 ※1,261 10.90
平成22年度 12,792 232.2 41 0.32 658 5.14 ※959 7.50
平成21年度 12,749 244.5 35 0.27 806 6.32 ※1,147 9.00
平成20年度 13,498 262.6 274 2.03 1,959 14.51 ※2,474 18.33

平成19年度

13,610

248.8

211

1.55

1,321

 9.71

※1,749

12.85

平成18年度

13,885

253.8

270

1.94

1,629

11.73

平成17年度

14,629

238.9

69

0.47

883

6.04

平成16年度

15,273

248.9

180

1.18

1,371

8.98

平成15年度

16,533

247.7

175

1.06

1,449

8.76

※得点分布により計算

得点分布

区分

受検
者数

0~ 49

50~ 99

100~149

150~199

200~249

250~299

300~349

350~399

400~450

平均点

H24 11,249 0.4 5.1 11.6 17.4 20.7 22.1 15.5 6.8 0.3 233.0
H23 11,573 0.2 3.6 9.3 14.3 20.3 22.1 19.1 10.5 0.4 248.8
H22 12,792 0.7 5.4 12.5 17.1 19.6 20.6 16.5 7.2 0.3 232.2
H21 12,749 0.3 3.8 9.9 16.2 19.7 21.6 19.6 8.7 0.3 244.5

H20

13,498

0.2

2.9

9.2

13.2

16.7

18.9

20.5

16.3

2.0

262.6

H19

13,610

0.4

4.4

9.9

15.6

18.2

19.2

19.5

11.3

1.5

248.8

 
標準偏差
区分 平均点 標準偏差 偏差値
1/3分布 中間分布 平  均 60 65 70
平成24年度 233.0 76.9 79.1 78.0 311.0 350.0 389.0
平成23年度 248.8 72.6 81.0 79.9
(76.8)
328.7
(325.6)
368.7
(364.0)
408.6
(402.4)
平成22年度 232.2 77.4 85.3 82.9
(81.4)
315.1
(313.6)
356.6
(354.3)
398.0
(395.0)
平成21年度 244.5 72.9 81.1 77.0 321.5 360.0 398.5
平成20年度 262.6 78.6 88.0 83.3 345.9 387.6 429.2
平成19年度 248.8 78.2 86.8 82.5 331.3 372.6 413.8
標準偏差は、得点分布より試算

05.31.22:17

平成24年度鹿児島県公立高校入試状況

今回は、社会の入試問題について分析します。

(社会)
①「ほぼバランスはとれていますが、平成19年度、平成20年度は81点~90点層が少し多いため、5%以下に留めるように1、2問難易度の高い問題を出題するのが望ましい。」と平成20年度に指摘しましたが、平成21年度はその指摘のとおり、入試問題が難化し、81点~90点層が1.9%に減少し、適正な割合になったと思われる。
平成22年度は、若干難易度の高い問題が増え、正規分布に近い得点分布となっている。
平成23年度は、高得点層の分布割合が高くなっている。
平成24年度は、改善され、81点~90転層は2.1%まで低下しました。

②平成20年度は、依然として得点の高い層の分布が多く、正規分布とは異なっているため、得点の高い層を幾分押さえる必要がある。
②平成21年度は、平成20年度に比較して平均点が3.3点低くなったが、81点~90点層は1.9%と4分の1となり、得点上位層の識別値は上がったものと想定される。

(標準偏差)
標準偏差を得点分布から試算してみると、平成19年度が18.1だったの対して、平成20年度20.7、平成21年度18.6となっており、平成21年度、若干標準偏差が小さくなった。
平成22年度の標準偏差は、16.5とさらに小さくなっており、学力の識別が若干悪くなっている。
これは、得点の分布のピークの割合が大きくなっているためと考えられる。
平成23年度は、標準偏差が19.2と大きくなりましたが、学力の高得点層部分の識別値は低下したものと思われます。
平成24年度は、標準偏差が18.0と若干小さくなり、平均点付近に得点分布が若干集中しました。

区 分

平均点

標準偏差

0~10

11~20

21~30

31~40

41~50

51~60

61~70

71~80

81~90

三角分布 等分布
H24 48.4 17.1 18.7 18.0 1.7 6.8 11.3 13.7 17.1 20.6 16.9 10.0 2.1
H23 53.0 18.6 19.8 19.2 1.5 5.3 8.9 11.5 14.8 17.0 18.9 16.4 5.7
H22 48.8 16.0 17.1 16.5 0.7 3.8 9.5 16.7 21.9 21.7 16.8 8.2 0.9
H21 49.3 17.8 19.4 18.6 1.9 6.8 10.1 13.5 16.5 18.6 18.6 12.1 1.9

H20

52.6

19.8 21.6 20.7

1.7

6.4

10.3

11.7

14.1

15.3

16.3

16.2

8.1

H19

54.9

17.0 19.2 18.1

0.4

3.3

7.4

12.0

15.5

17.9

20.8

17.3

5.4



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05.30.22:21

平成24年度鹿児島県公立高校入試状況

平成24年度鹿児島県公立高校の入試状況について掲載します。

理科
①平成21年度は、標準偏差は小さくなったものの、正規分布に近い理想的な得点分布となっている。
②平成20年度に比較して、平均点が2.4点低くなったが、81点~90点層は0.7%と4分の1となり、得点上位層の識別値は上がったものと想定されるが、少し81点以上の層が少なくなりすぎている。
③平成22年度は、81点以上の得点者が増加し、41点~60点にピークが分散し、分布割合も小さくなっている。
④平成23年度は、51点~60点がピークとなる一方で、71点以上の得点分布が小さくなっている。
⑤平成24年度は、平成23年度と同様の得点分布を示している。

(標準偏差)
標準偏差を得点分布から試算してみると、平成19年度が19.2だったの対して、平成20年度19.0、平成21年度16.2と小さくなっている。
平成21年度の標準偏差が小さいのは、81点以上の分布の割合が小さくなったためと想定される。
平成22年度は、標準偏差が19.7まで拡大し、得点分布のバラツキが大きくなり学力の識別が上昇したと想定される。
平成23年度は、標準偏差が16.2と小さくなっている。つまり、得点分布のバラツキの割合が小さく、ピークに集中している傾向になっている。
平成23年度は、標準偏差が17.1と平成23年度より大きくなっており、若干得点分布がバラツキ、改善されています。
平成23年度の得点分布は理想的な得点分布に近いものとなっていますが、若干71点以上の割合を増加させるように入試問題を作成する必要があると思われます。
平成24年度は、71点以上の層が平成23年度に比較して若干多くなっており。改善されつつある。


平成22年度は、平成21年度の結果を反映して問題の難易度の見直しを行った成果が出ているものと思われます。


鹿児島県公立高校入試 理科

区 分

平均点

標準偏差

0~10

11~20

21~30

31~40

41~50

51~60

61~70

71~80

81~90

三角分布 等分布 平均
H24 46.3 16.3 17.9 17.1 1.8 6.7 11.6 16.8 20.6 19.6 14.1 6.9 1.8
H23 46.6 15.6 16.7 16.2 1.1 5.9 11.1 16.7 21.7 22.3 14.2 5.8 1.1
H22 43.3 19.1 20.3 19.7 4.4 11.6 14.3 14.9 15.9 15.9 13.2 8.1 1.8
H21 45.1 15.7 16.8 16.2 1.3 6.2 13.2 18.6 21.7 19.5 3.3 5.5 0.7

H20

47.5

18.4 19.6 19.0

1.5

8.1

13.2

15.2

16.0

16.4

15.6

11.1

2.8

H19

48.4

18.5 19.8 19.2

1.6

6.7

11.7

16.7

17.8

16.2

13.8

9.8

5.7




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05.29.22:15

平成24年度鹿児島県公立高校入試状況

今回は、英語です。

英語
①平成22年度以前の過去4年間とも、フラットな分布を示しているが、これは成績が2極化しているためか問題の正答率の分布状況によるものと考えられる。
平成23年度は、山型の得点分布を示している。
平成24年度は、台形の得点分布を示している。

②平成20年度は、平成19年度に比較して平均点が7.3点高くなり、特に71点以上の者が33.5%を占めており、学力上位層の識別値は小さいものと想定される。

③このため、平成21年度は入試問題を難化させ、平均点を下げることによって、71点以上の得点者を減少させ、学力の識別を向上させようとしたものと想定される。
平成22年度も、平均点が下がったが、得点分布の傾向は変化していない。
平成24年度は、平均点が近年で最も低くなっています。

(標準偏差)
標準偏差を得点分布から試算してみると、平成19年度が21.9だったの対して、平成20年度19.3、平成21年度19.7と小さくなっている。
平成19年度の標準偏差が大きいのは、30点以下の分布の割合が大きいためと想定される。
このため、平成22年度は、改善したところ標準偏差が21.6に拡大した。
平成23年度は、標準偏差が18.0と小さくなっている。このことは、得点分布が2極化しなかったことによる。
平成24年度は、標準偏差が20.6と平成23年度に比較して大きくなっており、学力の識別が改善されたと思われる。

英語は、他の模試やテストでも、他の科目に比較して標準偏差が大きくなる傾向にありますが、入試結果を分析し、問題ごとに難易度を調整する必要があります。
年々、各問題の難易度の分布状況を分析して、入試問題を作成する必要があると思われます。
特に、平成20年度は傾向として71点~80点層が分布のピークとなっているため、学力の識別を上昇させるためこの層を減少させる必要があると思われます。
近年は、71点~80点層は10%程度とかなり学力の識別の向上が図られていると想定される。


鹿児島県公立高校入試  英語

区 分

平均点

標準偏差

0~10

11~20

21~30

31~40

41~50

51~60

61~70

71~80

81~90

三角分布 等分布 平均
H24 43.8 19.8 21.4 20.6 3.4 12.6 15.8 15.5 14.5 12.6 11.0 10.5 4.0
H23 47.9 17.4 18.7 18.0 0.9 7.0 13.1 15.3 17.4 17.6 16.3 10.5 2.0
H22 45.6 21.0 22.3 21.6 3.9 13.0 13.4 12.7 12.7 13.6 14.3 12.1 4.4
H21 52.7 19.0 20.4 19.7 0.6 5.5 10.8 14.1 14.7 14.6 14.9 16.8 7.9

H20

57.4

18.6 20.0 19.3

0.3

3.3

8.6

11.5

12.5

13.2

17.1

22.1

11.4

H19

50.1

21.2 22.6 21.9

1.6

10.8

13.3

11.3

11.3

12.2

15.0

17.2

7.3




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05.28.22:32

平成24年度鹿児島県公立高校入試状況

今回は、数学です。

数学
①数学は、平成20年度と比較すると、平成21年度は平均点が5.7点低下しているが、得点上位層が減少し、得点下位層が増加し、得点中位層はほとんど変化していない。
②これは、難易度の高い問題がいくつか出題されたため、得点分布が移動したものと想定される。
③得点分布をみると、若干いびつな形状となっているため、得点下位層を減少させるため、若干易しい問題を数問出すとともに、61点~70点層を若干減少させるため若干難易度の高い問題も出題し、41~50点にピークを持っていくことが必要である。
④平成22年度は、③により改善しようとしたが、得点61点以上の層が極端に少なくなった結果、平成41~50点の層の得点分布が24.8%と大幅に増加してしまい、平均点周辺に得点が集中してしまいました。
平成23年度は、各得点層とも20%以内となっており、平成22年度の得点集中を改善できた。
平成24年度は、平均点が近年では最も低く、得点上位層が少なく、平均点付近の得点者が多くなりました。

(標準偏差)
標準偏差を得点分布から試算してみると、平成19年度が17.82だったの対して、平成20年度19.3、平成21年度19.4と年々大きくなっています。
つまり、標準偏差が大きくなるということは、それだけ得点分布が分散している傾向を示していることとなり、学力の識別が良くなっている可能性があります。
平成22年度は、15.1と小さくなっており、得点分布のバラツキが小さくなり、学力の識別が小さくなっています。
平成23年度は、19.4となっており得点分布が散らばり、学力の識別が向上したものと思われる。
平成24年度は、17.0となっており得点分布が集中しました。

数学は、他の模試やテストでも、他の科目に比較して標準偏差が大きくなる傾向にありますが、入試結果を分析し、問題ごとに難易度を調整する必要があります。
年々、改善されている傾向にありましたが、平成22年度は標準偏差が小さくなったことから、各問題の難易度の分布状況を分析して、入試問題を作成する必要があると思われます。
具体的には、難易度の高い問題数を減少するとともに、難易度の低い問題を減少させ、得点分布のバラツキを大きくする必要があります。

数学の得点

区 分

平均点

標準偏差

0~10

11~20

21~30

31~40

41~50

51~60

61~70

71~80

81~90

三角分布 等分布 平均
H24 41.3 16.2 17.6 17.0 4.6 10.4 14.1 16.0 20.2 21.8 10.0 2.6 0.3
H23 48.2 18.7 20.1 19.4 2.6 7.6 8.9 11.5 14.8 17.0 18.9 16.4 5.7
H22 42.3 14.7 15.6 15.1 2.3 7.0 14.2 19.2 24.8 21.3 9.3 1.8 0.1
H21 45.1 18.8 20.1 19.4 3.8 9.7 13.4 14.4 15.4 16.9 16.0 8.6 1.7

H20

50.8

18.7 20.0 19.3

2.0

6.0

10.3

13.0

15.5

17.4

17.3

13.8

4.8

H19

47.6

17.2 18.4 17.8

2.3

6.8

10.5

14.9

17.8

19.5

18.6

8.6

1.0

 

5da86039.jpeg


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05.27.00:22

平成24年度鹿児島県公立高校入試状況

今回は、各科目ごとの得点別分布状況について分析してみます。
学力を識別するためには、平均点を対称軸とした山型の得点分布状況になっているのが望ましいと思われます。

それでは、各教科ごとに見てみましょう。

国語
①平均点
(平成20年度) 
平均点が上がったことに伴い、成績上位層が71点~80点(11.3%)に集まった。一方で、81点(得点率90%)以上の者はそうれほど増加していなかった。

(平成21年度) 
71点~80点の得点分布を下げるため、平均点を下げることとし、平成19年度並の得点分布(6.4%)になったものの、51点~60点の得点分布が29.4%と非常に高くなった。

(平成22年度)
平成21年度の51点~60点の得点分布が高かったため、この得点分布を低下させるために難易度の高い問題と難易度の低い問題を増やし、この階層の得点分布を21.8%に低下させることができた。

(平成23年度)
平均点は若干上がった。51点~60点の得点分布が若干高くなった。

(平成24年度)
平均点は、平成23年度と同じ程度であった。51点~60点の得点分布が高くなりました。

②難易度別問題数
平成21年度の要因は、0点~40点層の得点分布が平成20年度とほとんど変わらなかったことが要因となっている。
 つまり、易しい問題が平成20年度並にあったと想定され、難易度の高い問題も若干増えたことにより、51点~60点に集中したと想定されます。
②したがって、平成19年度と比較して平成20年度は成績上位層の、平成21年度は成績中位層の学力の識別値が悪くなっていたが、平成22年度は改善されている。
③識別値を高めるため、平均点を下げるととともに、難易度の低い問題を若干減らして0点~40点層の得点分布を増やしたものと想定されます。

(標準偏差)
得点分布の散らばり具合をみるためには、標準偏差が判断材料になりますが、得点分布から試算してみると、
平成19年度が15.6だったの対して、平成20年度14.0、平成21年度12.9と年々小さくなっています。
つまり、標準偏差が小さくなるということは、それだけ得点分布が集中している傾向を示していることとなり、学力の識別が悪くなっている可能性があります。
平成22年度は、改善した結果、標準偏差は16.4まで増加しました。
平成23年度は、標準偏差は14.2で若干小さくなっており、得点の分散が若干小さくなった。
平成24年度は、標準偏差は13.1とさらに若干小さくなっており、得点の分散が若干小さくなった。


国語は、他の模試やテストでも、他の科目に比較して標準偏差が小さくなる傾向にありますが、入試結果を分析し、問題ごとに難易度を調整する必要があります。
平成19年度の得点分布は、理想的な得点分布を示しているので、この入試問題の各問題の難易度の分布状況を分析して、入試問題を作成する必要があると思われましたが、そのような対応が図られたものと思われます。

ただし、若干平均点が高いため、7点程度低下させれば理想に近い得点分布となると思われます。


鹿児島県公立高校入試  国語   

区 分

平均点

標準偏差

0~10

11~20

21~30

31~40

41~50

51~60

61~70

71~80

81~90

三角分布 等分布
H24 53.1 12.3 13.9 13.1 0.2 1.8 5.0 10.6 20.3 29.8 24.7 7.5 0.2
H23 53.2 13.6 14.8 14.2 0.3 1.7 5.9 11.8 19.9 25.7 23.8 10.3 0.6
H22 52.2 15.7 17.0 16.4 0.9 3.3 7.5 13.3 18.1 21.8 20.2 13.5 1.4
H21 54.2 12.2 13.5 12.9 0.2 1.2 4.9 12.2 23.1 29.4 22.3 6.4 0.3

H20

54.2

13.4 14.7 14.0

0.3

1.5

5.0

11.4

17.6

25.9

26.5

11.3

0.5

H19

47.7

15.1 16.2 15.6

0.9

4.2

10.4

17.2

22.1

22.5

15.0

6.8

0.8




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05.26.22:45

平成24年度鹿児島県公立高校入試状況

平成24年度鹿児島県公立高校入試結果について分析します。
昨日、5教科合計の得点分布について掲載しましたが、この得点分布状況について、追加分析しました。

得点分布状況の見方で重要なのは、得点のばらつき具合(分散)がどの程度なっているのかです。
平均点を中心に得点分布の分散が大きければ、学力の識別が行いやすいですが、得点分布が集中してしまうと学力の識別が難しくなります。

平成20年度の平均点が上昇したため、360点以上の得点者が多く存在し、鶴丸高校や甲南高校など学力の識別が十分出来ず、単純ミスなどによって不合格となり優秀な学生が私立に流れたと想定され、平成21年度は入試問題が難化しました。

しかし、平成21年度は、難化し平均点が低下したものの、今度は350点以上の得点上位層が大幅に減る一方で、得点下位層の人数が変わらない結果、バラツキが小さく、標準偏差が小さくなり、平均点±100点の間に多くの受験生が入ることとなってしまいました。

平均点だけをみれば、平成20年度に比較して確かに平成21年度は18点以上、平成22年度は30点以上低下しましたが、これだけでは評価はできません。そこで、得点分布状況から得点者の散らばり具合(分散)を評価するため、標準偏差を求めてみました。

標準偏差を求めるにあたっては、階層内の分布状況を三角分布と等分布を求め、その平均値としました。

標準偏差をみると、平成21年度が他の年に比較して、低くなっており得点のバラツキが若干小さいことがわかり、また、平成22年度には得点分布状況が改善されたこともわかります。

平成23年度は、標準偏差が76.8となっており、近年最も得点の分散が小さかった平成21年度をさらに下回っており、得点の集中化が見られます。

平成24年度は、標準偏差が78.0となっており、平成23年度より標準偏差が大きくなり、得点の分散が多くなっています。平均点が近い平成22年度と比較すると、若干平均点付近に集中していますが、鶴丸高校の合格ラインである偏差値65ラインの350点付近は若干得点者数が小さくなっており、学力の識別値は高まっていると思われます。

1教科平均点45点(90点満点)、5教科225点程度の平均点であれば、鶴丸高校、甲南高校など学力上位層の識別も高まるため、平均点225点~233点程度となるような難易度の問題を作成すべきと考えます。


得点分布

区分

受検
者数

0~ 49

50~ 99

100~149

150~199

200~249

250~299

300~349

350~399

400~450

平均点

H24 11,249 0.4 5.1 11.6 17.4 20.7 22.2 15.5 6.8 0.3 233.0
H23 11,573 0.2 3.6 9.3 14.3 20.3 22.1 19.1 10.5 0.4 248.8
H22 12,792 0.7 5.4 12.5 17.1 19.6 20.6 16.5 7.2 0.3 232.2
H21 12,749 0.3 3.8 9.9 16.2 19.7 21.6 19.6 8.7 0.3 244.5

H20

13,498

0.2

2.9

9.2

13.2

16.7

18.9

20.5

16.3

2.0

262.6

H19

13,610

0.4

4.4

9.9

15.6

18.2

19.2

19.5

11.3

1.5

248.8


標準偏差
区分 平均点 標準偏差 偏差値
1/3分布 中間分布 平  均 60 65 70
平成24年度 233.0 76.9 79.1 78.0 311.0 350.0 389.0
平成23年度 248.8 72.6 81.0 76.8 325.6 364.0 402.4
平成22年度 232.2 77.4 85.3 81.4 313.6 354.3 395.0
平成21年度 244.5 72.9 81.1 77.0 321.5 360.0 398.5
平成20年度 262.6 78.6 88.0 83.3 345.9 387.6 429.2
平成19年度 248.8 78.2 86.8 82.5 331.3 372.6 413.8
標準偏差は、得点分布より試算

05.25.21:25

平成24年度鹿児島県高校入試状況

5月18日に鹿児島教委育委員会ホームページに公表された平成24年度の鹿児島県公立高校入試状況について掲載します。

平成24年度の鹿児島県公立高校入試の得点の分布状況について分析します。
入試問題は、1科目平均点50点程度、総得点250点程度を目安として作成することとしていますが、平成20年度の平均点がかなり高かったことから、平成21年度大幅に平均点が減少し、平成22年度はさらに平均点が低下しました。
このため、平成23年度入試の動向が注目されましたが、平成19年度と同じ248.8点と平年並みの平均点となりました。
平成24年度は、成績開示情報から平均点が下がっていることが予想されましたが、そのとおり平成22年度に次いで低い平均点233.0点となりました。

①平成23年度は、近年最も低かった平成22年度より平均点が16.6点高くなっていました。平成24年度は平成22年度並みに最低点が低くなりました。

②平成21年度は、平均点が高くなった平成20年度の反省に立ち、問題の難化が行われ、400点以上の者が35人と平均点が低かった平成17年度69人より少なくなっていましたが、平成22年度は平均点がさらに下がっている割には41人と増加しています。
平成23年度は、平成22年度に比較して16.6点平均点が上がりましたが、400点以上の得点者は52人と若干の増加にとどまっていました。
このことは、平均点が高いものの高得点がとりにくい出題構成になっていることがわかります。
さらに、平成24年度は平均点が下がった上に、400点以上の得点者が29人と近年で最も低くなりました。

③平成21年度は、360点以上の者は平成20年度に比較すると8.19%大幅に減少しており、360点~399点の者は、1685人から771人と914人減少している。
平成22年度は、360点以上の者は平成21年度に比較するとさらに1.18%減少しており、360点~399点の者は、771人からと617人と154人減少している。
平成23年度は、360点以上の者は、7.85%と平均点が同じだった平成17年度より若干高くなっており、360点から399点の者は、平成22年度の617人から856人と239人増加している。
平成24年度は、360点以上の者は、562人(5.00%)と近年で最も少なくなっています。

④平成21年度は、350点以上の者は平成20年度に比較すると8.85%減少しており、1265人減少している。350点~359点の者は、515人から403人と112人減少している。
平成22年度は、350点以上の者は平成21年度に比較すると1.98%減少しており、250人減少している。350点~359点の者は、403人から301人と102人減少している。
平成23年度は、350点以上の者は平成22年度に比較すると3.40%増加しており、302人増加している。350人~359点の者は、301人から353人と52人増加している。
平成24年度は、350点以上の者は799人と近年で最少となっています。

⑤④の350点~359点の10点の間の得点者は、平成24年度237人で平成23年度353人に対して33%減少しており、360点から399点の40点の間の得点者は平成24年度533人で平成23年度856人に対して38%減少で、360点から399点の層の減少率が高いことを示している。

⑥平成24年度の360点~399点の各点の人数を平均すると13人(平成20年度42人、平成21年度19人、平成22年度15人、平成23年度21人)となっていたことがわかる。

⑦つまり、成績上位層の点数が押さえられ、360点以上では各点の得点者が少なくなり、学力の識別が上昇する一方で、成績中上位層の点数が増加することによって、300点から360点層に集中した結果となった。

⑧これを入試問題で考えてみると、難易度の高い問題が増えたことによって成績上位層の点数が押さえられ、難易度の低い問題の割合が多くなり、成績中上位層の点数が増加幅が上位層より大きいと推定される。

⑨鶴丸などの合格ラインは、このような入試状況から合格ラインが平成20年度に比較して大幅に低下し、平成22年度の比較においても低下したと想定される。

得点別分布状況をみると、正規分布に近い形となっていますが、若干得点上位層が増えている。

                                                                                                 

9d671c30.jpg
←グラフをクリックすると拡大します。(得点分布)







次回以降に各教科について分析します。

鹿児島県公立高校得点分布状況

区分

受検者数

平均
得点

400点
以上
の人数
400点以上
の割合(%)
360点以上
の人数
360点以上
の割合(%)
350点以上
の人数
350点以上
の割合(%)
平成24年度 11,249 233.0 29 0.26 562 5.00 ※799 7.1
平成23年度 11,573 248.8 52 0.45 908 7.85 ※1,261 10.90
平成22年度 12,792 232.2 41 0.32 658 5.14 ※959 7.50
平成21年度 12,749 244.5 35 0.27 806 6.32 ※1,209 9.48

平成20年度

13,498

262.6

274

2.03

1,959

14.51

※2,474

18.33

平成19年度

13,610

248.8

211

1.55

1,321

 9.71

※1,749

12.85

平成18年度

13,885

253.8

270

1.94

1,629

11.73

平成17年度

14,629

238.9

69

0.47

883

6.04

平成16年度

15,273

248.9

180

1.18

1,371

8.98

平成15年度

16,533

247.7

175

1.06

1,449

8.76

 ※分布割合より試算

05.24.22:06

平成24年度志学館高等部の国公立大学合格実績

志学館高等部の平成24年度の国公立大学合格実績が5月に高校ホームページで公表されましたので掲載します。
3年前は7月に公表されていましたが、一昨年は4月に公表されました。昨年は10月に公表されたのですが、高校の合格実績に対する評価の裏返しとも見ることができます。

平成24年度は、国公立大学医学部に10人、京都大1人、大阪大1人、九大4人(うち医学部1人)、鹿児島大17人など国公立大学合格者数は39人となっています。

平成23年度は、国公立大学医学部に11人、東京大2人、一橋大2人、大阪大1人、九大2人、鹿児島大20人など国公立大学合格者数は42人となっています。
平成22年度に比較して国公立大学医学部医学科の合格者は6人減少したことが、高校側の評価が低くなり、平成23年度の実績の公開が遅くなったのではないかと思われます。
平成22年度と比較すると、卒業生数が102人から104人に2人増加しており、国公立大の合格者数は50人から42人に減少しており、卒業生数で合格者数を割ると40.4%と若干低くなっています。
前年度卒業生の浪人生も合格者に含まれていますので、質・量とも進学実績としては低下したのではないかと思います。

平成22年度は、国公立大学医学部に17人、東京大学2人、京都大学1人、大阪大1人、九大3人、鹿児島大21人など国公立大学合格者数は50人となっています。
平成21年度に比較して国公立大学医学部医学科の合格者は1人増、東京大学2人、京都大学1人と合格実績としては向上したと見えます。
このほか、防衛医科大学校に2人合格しています。

平成21年度は、国公立大学医学部に16人、一橋大1人、東北大1人、九大6人、鹿児島大22人など国公立大学合格者数は54人となっています。

難関私立大学の合格者数は、平成24年度52人となっています。

平成21年度の難関私立大学合格者数は延べ合格者数は71人で、同一大学の重複合格を除いた実合格者数は57人、そのうち36人が現役合格で、現役進学者は11人となっています。
早稲田大学の実合格者数は8人とも現役合格者で、そのうち4人が進学しています。
慶応大学の実合格者数は5人でそのうち4人が現役合格者で2人が進学しています。

志学館高等部の国公立大学合格実績











東京
工業大
大阪
東北大





の水











電気
通信










長崎大







鹿






















12 117   1     1   4     1           2 1       1 17   11 39 0 39 10
11 104 2   2   1   2 1 1 1 2   3               1 20   6 42 0 42 11
10 102 2 1     1   3     1   1 1       1 2   7 1 21   6 48 2 50 17
09 103     1     1 6     3   1     1 1 2 2 2 3 1 22   4 50 4 54 16
08 141 1 2 1   4   5   1   1   2     4 4     5 2 26 1 4 63 7 70 16
07 113 1 2   1 1 1 8 1     1   1           1 8 1 13 1 4 45 2 47 9
 

国公立大学医学部
大学 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度
合計 16 16 17 11 10
大阪大        
九州大学    
神戸大学        
熊本大学        
長崎大学        
鹿児島大学 10 10
大分大学      
宮崎大学
佐賀大学        
岐阜大学        
岡山大学        
島根大学        




















平成22年度私立大学現役進学実績  
 1段目 延べ合格者数  2段目 実合格者数  ( )現役合格者数   【】現役進学者数
年度





















MARCH 関関同立













西

西








H24年度 117 52 8 1 5 5 22 11 2 3 4 2 11   2 2 7
H23年度 104 68 16 4   3 29 8 5 10 3 3 16   1 3 12
H22年度 102 48
41

【8】
4
4

【3】
8
8

【1】
  2
2
 
19
15

【3】
4
4

【1】
5
3
 
2
1
 
5
5

【1】
3
2

【1】
15
12

【3】
1
1

【1】
1
1
5
5
8
5

【2】
H21年度 103 71
57
(36)
【11】
8
6
(8)
【4】
6
5
(4)
【2】
  5
5
(0)
【0】
27
22
(12)
【3】
8
6

【1】
5
5
5
4

【1】
6
5
3
2

【1】
25
19
(12)
【2】
    8
6
(5)
【2】
17
13
(7)
【0】

05.23.22:01

鹿児島玉龍高校の国公立大学合格実績

平成24年度の鹿児島玉龍高校の国公立大学合格実績を掲載します。
平成24年度の国公立大学合格者数は134人で、平成23年度の104人に対して30人増加しています。
平成22年度の合格者数は143人ですが、これに対して9人減少しています。

この減少の要因は、卒業生数が平成20年度卒業生9クラスに対して、6クラスに減少(33%)していることに起因しています。

卒業生数の割合(対前年67%  6クラス/9クラス)に対して、国公立大学合格者数の割合(対前年比129% 134人/104人)は高く、現役の割合(71% 合格者134人中現役合格者95人)となっています。

平成24年度は、近年なかったS1レベルの東大・京大・鹿児島大医学部医学科にそれぞれ1人が現役合格しています。


鹿児島玉龍高校の過去8ヶ年の国公立大学実績      23年度現役・浪人は不明

区 分 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24
国立大学 現役 78 119 108 106 84 94   95
浪人 21 27 15 14 15 21   21
99 146 123 120 99 115 89 116
公立大学 現役 21 21 26 30 24 27   16
浪人  1  
22 21 284 31 25 28 15 18
国公立大 現役 99 140 134 136 108 121   111
浪人 22 27 17 15 16 22   23
121 167 151 151 124 143 104 134
クラス数

05.22.22:59

平成24年度鹿児島玉龍高校の国公立大学合格実績

鹿児島玉龍高校の国公立大学合格実績を掲載します。
平成24年度は、鹿児島玉龍中学校1回生が受験するため注目を集めていました。

鹿児島玉龍中学校1回生は、東大1人、京大1人、鹿大医学部医学科1人、阪大3人、九大5人の計11人が合格しており、大きく実績を伸ばしました。
つまり、中学校1回生120人(実際は高校進学時111人)中11人(10%)がS3大学以上に合格したこととなります。
また、成績上位層で東大、京大、阪大、九大に不合格となり、浪人している1回生もいると想定され、来年度も進学実績が伸びる可能性があります。

(S1大学)
平成24年度は、東大に現役で1人合格しており、これは40年ぶりのようです。
また、京大に現役で1人、鹿児島大学医学部医学科に現役1人が推薦入試で合格しています。
この3人は、玉龍中学校1回生です。
S1大学の合格者は近年いませんでしたが、平成24年度は3人となりました。

(S2大学)
平成24年度は、阪大に現役で3人合格しており、3人とも玉龍中学校1回生です。
阪大には、近年では平成22年度1人いましたが、合格者数をさらに伸ばしました。

(S3大学)
平成24年度は、九大に6人が合格しており、うち5人が現役で、5人とも玉龍中学校1回生のようです。
近年は、神戸大も含め最多で3人でしたが、6人と更新しました。

(A1大学)
平成24年度は、A1大学の合格者も伸びており、15人が合格しています。

鹿児島玉龍高校の国公立大学合格実績
学力到達ゾーン 大学名 H19 H20 H21 H22 H23 H24
国立大学              
S1大学 東大           1
  京大           1
  国公立大学医学部医学科           1
  小計           3
               
S2大学 一橋大            
  東京工業大            
  大阪大       1   3
  小計       1   3
               
S3大学 九州大 2 2 1 2 2 6
  神戸大       1    
  小計   2 1 3 2 6
               
A1大学 筑波大   0 1 1 0 1
  お茶の水女子大           1
  東京芸術大         1  
  東京農工大         1 1
  東京学芸大   1   1   2
  横浜国立大           3
  広島大   2 1 3 1 3
  熊本大 6 6 2 5 4 4
  小計 6 9 4 10 7 15
               
  新潟大           1
S2大学 茨城大     2      
  電気通信大   1 1 2 1  
  東京海洋大   1 1      
  静岡大   1       1
  名古屋工業大       1    
  京都教育大   1 1     1
  長崎大 2 4 2 6 6 2
  鹿児島大 78 68 60 64 54 60
医1
  小計 80 76 67 73 61 66
【65】
               
A3大学 山梨大   1        
  信州大     1      
  滋賀大   1        
  兵庫教育大           1
  鳥取大       1   2
  島根大   2 4 2 2 2
  鳴門教育大     1 1    
  香川大   1   1    
  徳島大         1  
  高知大   1 1 1   1
  山口大   5 5 4 3  
  九州工業大   1   4 3 7
  福岡教育大   3 3 1 1 4
  大分大 8 3   2 2  
  宮崎大 4 6 7 6 2 2
  小計 12 24 22 23 15 19
               
B1大学 佐賀大 4 5 2 1 1  
  鹿屋体育大       2   1
  琉球大 5 4 3 2 3 4
  小計 9 9 5 5 4 5
合計   109 120 99 115 89 116
               
公立大学              
S3大学 京都府立医科大   1        
  小計   1        
               
A1大学 大阪府立大   1        
  大阪市立大 1          
  首都大学東京       1    
  名古屋市立大           3
  神戸市立大       1    
  小計 1 1 0 2 0 3
               
A2大学 都留文科大   1 1 2   2
  愛知県立芸術大           1
  兵庫県立大   1        
  岡山県立大     1      
  県立広島大   1        
  下関市立大 5 2 5 5    
  北九州市立大 5 6 5 5 2 3
  熊本県立大 3 4 2 4   1
  小計 14 15 14 16 2 7
               
B1大学 山梨県立大 1          
  奈良県立大   1 1      
  宮崎公立大 3 2 1 1 1 1
  長崎県立大 6 7 5 6 10 2
  山口県立大   1 1      
  その他 1       1 1
  小計            
               
B2大学 名桜大           1
  小計           1
  合計 28 31 25 28 15 18
               
  合計 137 151 124 143 104 134

05.21.21:47

平成24年度鶴丸高校の私立大学医学部合格実績

平成24年度の鶴丸高校の私立大学医学部の合格実績は以下のとおりです。
私立大学医学部合格者数は、平成21年度は医学科合格者数が13人と公表されていましたが、平成22年度からは大学名までしか公表されておらず、医科大の名称のある大学に7人、平成23年度は3人、平成24年度は3人合格しています。ただし、平成22・23年度は総合大学の医学部の実績はわからないため、全体合格者は不明です。

実際の進学状況はわかりませんが、繰上合格がなく、水増し合格者を出していない大学(自治医科大、産業医科大、金沢医科大、川崎医科大)へは進学しているものと思われます。

また、平成22年度の医学科大学の合格者数は、現役と浪人に区分した場合、7人中6人が浪人生であることからかなり進学の可能性が高いと思われ、毎年数人程度が進学しているものと想定されます。

私立大医学部合格者数       (    )は現役合格者数
大学名 学力到達
ゾーン
偏差値 H21 H22 H23 H24 H20繰上合格 H20定員
自治医科大 S2 76   1(1)   なし 110
産業医科大   73 2(0)   2(0) あり(繰上合格7人) 95
大阪医科大   73 1(0)     なし(定員より54人増合格) 95
日本医科大   73   1(0)     なし(定員より1人増合格) 100
東京慈恵医科大         1(0)      
愛知医科大
S3
72 1(0)   1(0) あり(定員より71人増合格) 80
兵庫医科大   72   2(1)     あり(繰上合格117人) 95
金沢医科大   71       なし 85
岩手医科大   69       あり(繰上合格50人) 80
川崎医科大 A1 68   1(0)   なし(定員より1人増合格) 70
獨協医科大                
その他    

不明        
    13 7(1) 3(1) 3(0)    

4年前の2008年度の私立大学医学部29校の入試状況を掲載します。

医学部の入試は、ある程度の学力を有する者に対して、面接が行われ、医学に対する志などの確認に重点が行われます。

①1次試験合格者は募集定員の4~6倍程度であり、その合格者に対して面接が行われます。(父兄も同席するケースもあります)
②入学辞退による繰上合格者の割合が高く、国公立大学医学部との併願が行われるケースが高いと想定されます。
③小論文試験を実施する大学も多い。

医学部受験ドットコムに、小論文の問題、面接時の質問など私立大学別に掲載されていますので参考としてください。

大学 募集定員 受検者数 合格者数 最終
倍率
入学
者数
国家試験
合格率
学費 現役・浪人比 女子の割合
一般 推薦
推薦 正規
合格者
繰上
合格者
6年間 現役 1浪 2浪以上
岩手医科大 80 60 20
(10)
1939 74
(31)
110 60 50 17.6 90 90.1 1000
480
3400
27.8 25.6 46.6 26.7
自治医科大 110 110 2323 110 110 0 21.1 110 99.1 460
360
2260
36.4 40.9 22.7 16.4
獨協医科大 50 50 1198 93 50 43 12.9 105 88.4
1030
540
3730
36.2 浪人63.8 34.3
埼玉医科大 100 55
35
10 1855
1493
47 92 92 36.4 107 93.0 1050
550
3800
17.8 26.2 56.0 43.0
杏林大 89 69

20
2019 171 105 66 11.8 90 89.9 1005
550
3755
12.2 28.9 49.2 24.4
慶応義塾大 60 60 1799 145 99 46 12.4 非公表 95.7 368
348
2108
56.6 31.7 11.7 19.3
順天堂大 65 65セ
2043 114 114 17.9 88 98.9 360
346
2090
35.2
昭和
110 90
20
1973
1139
90
20
90
20
28.3 115 93.3 800
370
2650
20.0 浪人
80.0
27.0
帝京大 90 90 4152 213 107 106 19.5 103 78.4 1420
699
4920
東京医科大 110 95 15 1914 86 172 95 77 11.1 110 83.5
759
447
2995
35.5
東京慈恵会医科大 100 100 2184 327 150 177 6.7 103 94.5 350
380
2250
33.0 39.8 27.2 21.4
東京女子医科大 88 70 18 1187 46 146 90 56 8.1 102 87.6 1099
437
3284
51.0 30.4 18.6 100.0
東邦大 100 100 1735 100 100 17.4 100 84.5 780
480
3180
33.0 現役67.0 36.0
日本大 92 92 2642 172 95 77 15.4 113 91.0 635
535
3310
25.7 26.5 47.8 29.2
日本医科大 100 100 1667 101 101 16.5 101 89.6 588
445
2813
41.6 29.7 71.3 34.7
北里大 75 75 1682 157 92 65 10.7 109 89.6
900
605
3890
48.6 19.3 32.1 40.4
聖マリアンナ医科大 85 85 2542 137 85 52 18.6 103 91.7 990
490
3440
24.3 75.7 39.8
東海大 40 40 2412 94 46 48 25.7 70 80.7 778
678
4168
52.9 31.4 15.7 31.4
金沢医科大 85 65 20 2132 87 68 68 28.4 94 83.5 1100
550
3950
12.8 浪人87.2 28.7
愛知医科大 80 70 10 2134 40 311 151 160 6.9 104 92.9 950
570
3800
39.4 26.9 33.7 42.3
藤田保健衛生大 90 65 25 1636 302 170 81 89 9.6 109 84.1 800
570
3650
12.8 27.5 59.7 25.7
大阪医科大 95 85
10
1233
447
130
19
130
19
9.5 103 86.7 948
438
3141
15.5 37.9 46.6 33.0
関西医科大 100 80 20 1099 20 121 121 9.1 103 89.8 986
405
3014
26.2 31.1 42.7 32.0
近畿大 87 62
10
15 1395 963 141
66
124
11
17
55
9.9
14.6
102 91.5 680
580
3580
28.4
兵庫医科大 95 80 15 1544 60 200 83 117 7.7 102 83.8 880
600
3880
23.5 32.4 44.1 44.1
川崎医科大 70 60 10 1164 77 71 71 16.4 108 89.3
1050
703
4565
25.9
久留米大 100 90 10 1221 54 155 109 46 7.9 100 91.3 931
461
3237
11.0 36.0 53.0 29.0
産業医科大 95 75 20 1521 114 87 80 7 17.5 100 97.8 582
461
2889
21.0 47.0 32.0 32.0
福岡大 100 75 25 1836 153 157 138 19 11.7 100 87.3
960
562
3770
27.0 41.0 32.0 30.0
医学部受験ドットコムのデータを整理
岩手医科大の(  )は、地域枠、学費の欄は、上段初年度、中段2年次以降、下段6年間

05.20.07:05

平成24年度鶴丸高校大学合格実績

鶴丸高校の卒業生に対する浪人生の割合を推計してみたいと思います。

昨年の平成23年3月の卒業生311人中153人が浪人しているとの情報がありました。そこで、平成23年3月の卒業生数について検討してみます。
卒業生311人中、国公立大学合格者数は現役合格は132人、難関私立大学現役進学者数は平成21年度の現役合格者数とほぼ同等であることから平成21年度の現役進学20人と同等とするとその他の私立大学6人進学とすると、浪人は153人となります。

平成23年度の情報を勘案し、平成24年度の状況を検討すると卒業生310人のうち179人が浪人していると推計されます。
つまり、卒業生の半分程度が浪人することとなります。

S1大学合格者数に対する現役占有率は30%程度となっています。
 

年度 卒業生数 国公立大学
合格者数
難関私立大学
進学者数
その他大学
進学者数
浪人
平成24年度 310 106 注20 注5 179
平成23年度 311 132 注20 注6 153
平成22年度 306 122 11 注 5 注168
平成21年度     20 注5  

国立大学の学力到達度区分別合格者は以下のとおりです。

区分 H23 H24
国立大学 合格者数 現役合格者数 現役占有率 合格者数 現役合格者数 現役占有率
S1大学 62 18 29.0% 35 11 31.4%
S2大学 22 8 36.4% 14 4 28.6%
S3大学 44 28 63.7% 42 21 50.0%
A1大学 48 30 62.5% 49 24 49.0%
A2大学 58 36 62.1% 61 38 62.3%

05.19.01:26

平成24年度鶴丸高校の難関私立大学合格実績

鶴丸高校の平成24年度の国公立大学合格実績について掲載してきましたが、今回は難関私立大学について掲載します。

難関私立大学の合格実績は、これまで国公立大学との併願状況や進学状況が不明だったことから、参考値としていましたが、昨年から私立難関大学の実合格者数や現役進学者数が公表されるようになり、高校の評価として活用できるようになっています。

難関私立大は、早稲田大、慶応大、上智大、東京理科大、明治大、法政大、立教大、中央大、青山学院大、関西大、関西学院大、同志社大、立命館大の13大学です。

平成22年度の合格者数は168人で、そのうち現役合格者数は21人で、そのうち11人が進学しています。
平成21年度の延べ合格者数は176人で、現役合格者の実数は45人で、そのうち20人が進学しています。

平成24年度のS3大学に相当する早稲田大学、慶応大学の合格者総数は45人(H23 51人 H22 48人)で、そのうち12人(H23 7人 H22 8人)が現役合格者数です。

早稲田大学の現役合格者は、平成24年度9人(H23 5人 H22 6人)で平成23年度に比較して4人増加となっています。、平成22年度は現役合格者の6割の3人が進学しています。

慶応大学の現役合格者数は、平成24年度3人(H23 2人 H22 2人)となっています。
平成21年度は現役合格者の6人中4人が進学しています。

難関私立大学の評価は、国公立大学との併願が多いことから進学実績で行う必要があります。

鶴丸高校難関私立大学現役進学実績  
 1段目 延べ合格者数  2段目 実合格者数  ( )現役合格者数   【】現役進学者数
年度





















MARCH 関関同立













西

西








H24年度 310 238
(59)
32
(9)
13
(3)
0
(0)
29
(1)
72
(16)
36
(6)
2
(2)
8
(2)
19
(6)
7
(0)
92
(30)
3
(1)
11
(6)
30
(8)
48
(15)
H23年度 311 213
(51)
33
(5)
18
(2)
5
(2)
25
(6)
79
(14)
35
(6)
10
(3)
10
(2)
20
(2)
4
(1)
53
(22)
2
(1)
7
(4)
22
(8)
22
(9)
H22年度 306 168
134
(21)
【11】
35
24
(6)
【4】
13
11
(2)
【2】
1

(1)
17
13
(2)
57
51
(8)
【3】
22
20
(5)
【2】
3
3
(1)
5
4
(2)
【1】
24
22
(0)
3
2
(0)
45
34
(2)
【2】
1
1
(0)
8
5
(0)
12
11
(0)
24
17
(2)
【2】
H21年度 310 176
148
(45)
【20】
25
20
(5)
【3】
21
20
(9)
【8】
  10
10
(3)
【1】
73
55
(15)
【5】

20

【2】

6

【1】

4

【1】

21

【1】

4

【0】
47
43
(13)
【3】

2
(1)
【0】

2
(1)
【0】

22
(3)
【2】

17
(8)
【1】

05.18.22:38

平成24年度鶴丸高校大学合格実績

鶴丸高校の大学別合格者数と現役・浪人合格者数から、学力到達度ゾーン分布を作成しました。
3年前は、単純に学力到達度ゾーン別の大学合格者数により区分していましたが、厳密にいうと現役合格と浪人合格に区分して試算した方がより実態に近い学力評価ができると考えました。

これにより、鶴丸高校の学力分布状況をある程度把握することができます。

前提条件
浪人生の合格者の高3時点の学力は、合格した大学の学力到達度ゾーンの1ランク下のゾーンとしました。
平成24年度の大学別現役・浪人合格者数は不明ですので、ここでは現役合格者5人はすべて鹿児島大学として整理しています。

平成23年度の国公立大学医学部合格者は以下のように判明分を区分しました。
年度 大学名 九州大 北海道大 熊本大 高知大 鹿児島大 その他大学A2大※
H24 合格者数 1(0)※       14(5)※ 1(0)※宮崎大 16(5)
H23 合格者数 1(0)       22(8)※ 8(0)※ 31(8)
H22 合格者数     1(0) 1(0) 26(9)※ 4(0)※ 32(9)
H21 合格者数 2(2) 1(1) 2(0)   16(9)※ 3(0)※ 24(12)
H20 合格者数 3(3)※       15(1)※ 4(0)※ 22(4)
(   )は、現役合格者数、※は、現役合格者数推計、大学レベル推計

下の表により、以下のことがわかります。
①東大、京大、医学部に現役合格ラインは、校内順位11位~21位内。
②東工大、一橋大、大阪大の現役合格、東大、京大、医学部の浪人合格ラインは、校内順位は39位~70位内。
③九州大学など旧帝大現役合格ラインは、校内順位は70位~112位内。
④九州大学など旧帝大浪人合格ラインは、校内順位は115位~164位内。


 













2008 2009 2010 2011 2012
合格レベル
人数 順位
以内
人数 順位
以内
人数 順位
以内
人数 順位
以内
人数 順位
以内
S1 76以上 13 13位 21 21位 15 15位 18 18位 11 11位 現役S1大
S2 72~75 48 61位 32 53位 43 58位 52 70位 28 39位 現役S2大
浪人S1大
S3 68~71 46 107位 41 94位 45 103位 42 112位 31 70位 現役S3大
浪人S2大
A1 65~67 46 153位 52 146位 49 152位 52 164位 45 115位 現役A1大
浪人S3大
A2 61~64 82 235位 55 201位 61 213位 60 224位 69 184位 現役A2大
浪人A1大
A3 58~60

37

254位 38 239位 14 227位 26 250位 32 216位 現役A3大
浪人A2大
B1 54~57  4 258位  5 244位 5 232位 7 257位 5 221位 現役B1大
浪人A3大
                         
合計   258   244   232   257   221    
 

05.18.22:38

平成24年度鶴丸高校大学合格実績

鶴丸高校の大学別合格者数と現役・浪人合格者数から、学力到達度ゾーン分布を作成しました。
3年前は、単純に学力到達度ゾーン別の大学合格者数により区分していましたが、厳密にいうと現役合格と浪人合格に区分して試算した方がより実態に近い学力評価ができると考えました。

これにより、鶴丸高校の学力分布状況をある程度把握することができます。

前提条件
浪人生の合格者の高3時点の学力は、合格した大学の学力到達度ゾーンの1ランク下のゾーンとしました。
平成24年度の大学別現役・浪人合格者数は不明ですので、ここでは現役合格者5人はすべて鹿児島大学として整理しています。

平成23年度の国公立大学医学部合格者は以下のように判明分を区分しました。
年度 大学名 九州大 北海道大 熊本大 高知大 鹿児島大 その他大学A2大※
H24 合格者数 1(1)       14(4)      1(0)宮崎大 16(5)
H23 合格者数 1(0)       22(8)※ 8(0)※ 31(8)
H22 合格者数     1(0) 1(0) 26(9)※ 4(0)※ 32(9)
H21 合格者数 2(2) 1(1) 2(0)   16(9)※ 3(0)※ 24(12)
H20 合格者数 3(3)※       15(1)※ 4(0)※ 22(4)
(   )は、現役合格者数、※は、現役合格者数推計、大学レベル推計

下の表により、以下のことがわかります。
①東大、京大、医学部に現役合格ラインは、校内順位11位~21位内。
②東工大、一橋大、大阪大の現役合格、東大、京大、医学部の浪人合格ラインは、校内順位は39位~70位内。
③九州大学など旧帝大現役合格ラインは、校内順位は70位~112位内。
④九州大学など旧帝大浪人合格ラインは、校内順位は115位~164位内。


 













2008 2009 2010 2011 2012
合格レベル
人数 順位 人数 順位 人数 順位 人数 順位 人数 順位
S1 76以上 13 13位 21 21位 15 15位 18 18位 11 11位 現役S1大合格
S2 72~75 48 61位 32 53位 43 58位 52 70位 28 39位 現役S2大合格
浪人S1大合格
S3 68~71 46 107位 41 94位 45 103位 42 112位 31 70位 現役S3大合格
浪人S2大合格
A1 65~67 46 153位 52 146位 49 152位 52 164位 45 115位 現役A1大合格
浪人S3大合格
A2 61~64 82 235位 55 201位 61 213位 60 224位 69 184位 現役A2大合格
浪人A1大合格
A3 58~60

37

254位 38 239位 14 227位 26 250位 32 216位 現役A3大合格
浪人A2大合格
B1 54~57  4 258位  5 244位 5 232位 7 257位 5 221位 現役B1大合格
浪人A3大合格
                         
合計   258   244   232   257   221    
 

05.17.20:38

平成24年度鶴丸高校大学合格実績

鶴丸高校の国公立大学合格実績を掲載してきましたが、校内順位と現役合格と浪人合格の関係について整理してみました。
これにより、志望する大学に対して、校内順位をどの程度とすべきか判断材料のひとつとなると考えます。

なお、浪人生の学力は1年間の受験勉強によって現役時代よりワンラク上昇することを前提としています。

①S1大学(東京大学・京都大学・国公立大学医学部)
 (現役合格レベル)
    H20 13位以内  H21 21位以内  H22 15位以内  H23  18位以内   H24  11位以内

 現役合格するためには、平成20年度は13位以内、平成21年度は国公立大学医学部の定員が拡大したことに伴い21位以内でも合格可能となった。平成22年度は、国公立大学医学部の現役合格者数の減少によって15位以内となった。平成23年度も若干増加し18以内となった。平成24年度は現役合格者が減少し11位以内となった。

 (浪人合格レベル)
   H20 60位以内  H21  53位以内   H22  58位以内   H23   70位以内   H24  39位以内
 浪人して合格できるレベルは、平成20年度で61位以内、平成21年度で53位以内、平成22年度60位以内、平成23年度70位以内である。

②S2大学(一橋大学、東京工業大学、大阪大学)

 現役で合格できるレベルは、平成20年度で61位以内、平成21年度で53位以内、平成22年度60位以内、平成23年度70位以内である。平成24年度は浪人を含めた合格者数が激減したため39位以内となった。

 浪人して合格できるレベルは、平成20年度103位以内、平成21年度92位以内、平成22年度99位以内、平成23年度100位以内である。平成24年度は、S1大の合格者数の減少が響き70位以内となっている。

③S3大学(九州大学、北海道大学、東北大学、名古屋大学)
 現役で合格できるレベルは、平成20年度103位以内、平成21年度92位以内、平成22年度99位以内、平成23年度100位以内である。平成24年度は70位以内となっている。

 浪人して合格できるレベルは、平成20年度141位以内、平成21年度136位以内、平成22年度142位内以内、平成23年度146位以内である。平成24年度は115位以内となっている。


校内順位 国公立大学現役合格 国公立大学浪人合格
H20 H21 H22 H23 H24 大学名 H20 H21 H22 H23 H24 大学名 H20 H21 H20 H23 H24
1~
13
 1~
21
1~
15
1~
18
1~
11
東京大学
京都大学
国公立大
医学部
13 21 15 18 11
14~ 
61
22~
53
16~
60
19~
70
12~
39
一橋大
東京工業大
大阪大
11 11 9 8 4 東京大
京都大
国公立大
医学部
37 21 36 44 24
62~
103
54~
92
61~
99
71~
100
40~
70
九州大
北海道大
東北大
名古屋大
32 28 28 26 21 一橋大
東京工業大
大阪大
10 11 15 14 10
104~
141
92~
136
100~
142
101~
146
71~
115
筑波大
お茶の水
女子大
千葉大
東京
外国語大
東京農工大
東京学芸大
横浜国立大
大阪外国語大
奈良女子大
神戸大
広島大
熊本大
(22) (22) 22 28 24 九州大
北海道大
東北大
名古屋大
(16) (22) 21 18 21
(  )は、現役・浪人合計

05.16.23:16

平成24年度鶴丸高校大学合格実績     

平成24年度の鶴丸高校の公立大学合格実績を掲載します。
公立大学の合格者数は10人台で推移しています。

また、国公立大学全体の合格者数は、定員が320人の卒業生が卒業した平成20年度以降259人、244人、232人、257人、221人で推移しています。

現役合格者数は、平成24年度は106人となっており、卒業生の3分の1程度が現役合格しています。

鶴丸高校の公立大学合格者実績
  年度 H19年度 H20年度 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度
公立大学              
S3 岐阜薬科大 1 1 1(1)  0 1(0)
  九州歯科大 1 0 1(1)  0 0
  S3計 2 1 2(2)  0 1(0)
A1 京都府立大 0 1 00  0 1(1)
  大阪府立大 1 2 2(1)  2(0) 0
  大阪市立大 0 1 0  2(1) 0
  首都大学東京 2 2 1(0)  4(4) 4(2)
  名古屋市立大 0 0 1(0) 3(1) 2(0)
  神戸市立外国語大 0 1 0  0 1(1)
  A1計 3 7 4(1)  11(6) 8(4)
A2 横浜市立大 1 0 1(1) 1(0)
医1(0)
 
  静岡県立大 3 1 0 0 1(0)
  福岡県立大 2 0 0 0  
  福岡女子大 0 1 1(1) 1(1) 1(0)
  A2計 6 2 2(2) 2(1)
【1】(1)
2(0)
A3 高崎経済大 1 0 00 0 0
  都留文科大 1 1 1(1) 1(0) 0
  金沢工業経済大 0 1 0 0 0
  京都市立芸術大 0 0 0 1(1) 0
  兵庫県立大 0 0 1(0) 0 1(0)
  北九州市立大 4 3 0 2(1) 0
  A3計 6 5 2(1) 4(2) 1(0)
B1 長崎県立大       1(1) 0 0
  17 15 11(7) 17(9)
【16】(9)
12(4)
  国公立大 『253』 259 244 232(122) 257(132) 221(106)
  卒業生

351  

312   

310 306

311

310
(   )は現役合格者数、【   】は国公立大学合格者数に含む。

大学合格実績を評価する方法として、大学・学部・学科の難易度の違いがあるのは承知で、学習到達度ゾーンに区分して、そのゾーンごとに対応する大学を設定して評価する方法があります。
この評価方法は、進研ゼミのスタディーサポートで採用されています。



05.15.19:17

平成24年度鶴丸高校大学合格実績


平成24年度の鶴丸高校の難易度別大学合格実績や現役合格・浪人合格について分析してみます。

今回は、A1以下の国立大学の合格者数は以下のとおりです。

平成22年度から平成24年度の国立大学の合格者数は、221人、240人、209人となっています。
また、現役合格者数は、過去3年間は、115人、123人、102人となっています。

鹿児島大学の合格者数は、近年は70人台で推移しています。


 平成24年度別学力到達別国公立大学合格者数
学力到達度
ゾーン

大学名

H19年度

H20年度

H21年度 H22年度

H23年度

H24年度
国立大学              
A1 北海道大 1  1  1 0 1(1) 0
 

東京外国語大

 3

 2

 1 1(0)

3(1)

7(2)
 

筑波大

8

 6

 4 2(2) 4(2)
医1
3(2)
  千葉大 7  2  1 2(2) 3(1)
医1
2(0)
 

お茶の水女子大

10

 6

 5 4(2)

5(3)

0
  東京芸術大 1  0  0 1(1) 1(1) 0
  東京農工大 3  1  2 2(2) 4(2) 5(2)
  東京学芸大 2  0  2 1(0) 5(3) 3(3)
  横浜国立大 2  4  2 4(1) 7(4) 4(1)
  大阪外国語大 2  0  0 0  0 0
  奈良女子大 3  3  0 2(2) 3(3) 2(0)
 

広島大

11

10

 8 12(6)

9(6)

10(7)
 

熊本大

10

8

12
医2
12(4)

5(3)

13(7)
  A1計 63 43 38
【36】
43(22)「21」 50(30)「20」
【48】
49(24)「25」
 
A2 宇都宮大 1  0  0 0 0 0
  埼玉大 0  1  0 0 0 0
  茨城大 0  1  0 0 1(1) 0
  電気通信大 1  2  4 0 0 1(1)
  東京海洋大 0  1  1 0 0 0
  静岡大 1  0  1 0 0 0
  名古屋工業大 0 0 0 0 1(1) 0
  三重大 0  1  0 0 0 0
  京都教育大 0 0 0 0 1(1) 0
  京都工芸繊維大 0  1  0 0 0 0
  大阪教育大 0 0 0 0 1(0) 0
  岡山大 0  1  0 1(1) 2(0) 0
  長崎大 6  6  3 1(1) 0 4(4)
 

鹿児島大

97

79
医15

78
医16
70(43)
医26

74(40)
医22

70(38)
医14
  A2計 106 93 87 72(45)
【46】
80(43)
【58】
75(43)「32」
【61】
A3 帯広畜産大  1  0  0 0   0 0
  岩手大 0 0 0 0 1(0) 0
  富山大 0 0 0 0 1(1)
医1(1)
0
  山梨大  0  1  0 0   0 0
  信州大  1  0  0 0   0 0
  鳥取大  0  0  1 1(1)   1(0) 0
  香川大  1  0  0 0   0 0
  愛媛大  0  0  1 1(0)   0 0
  高知大  0  1   1  2(0)
医2(0)
  0 0
  山口大  0  0  2 2(1)  1(1) 2(1)
  九州工業大  2  1  2 1(1)  2(1) 2(1)
  福岡教育大  0  0  1 1(1)   0 1(0)
  大分大  1  0  0 0   1(0)
医1(0)
1(0)
  宮崎大  3  1  1 1(1)   1(1) 2(1)
医1
  A3計  8  4 10 9(5)
【7】(5)
 8(3)
【6】(2)
8(3)「5」
医1
B1 群馬大 0 0 0 0 1(0)
医1(0)
0
  佐賀大  0  0  1 0  0 1(1)
  琉球大  0  1  0 0  1(0) 0
  B1計  0  1  1 0  2(0)
【1】(0)
1(1)「0」
  合計 253 242 229 221(115) 240(123)
【241】
209(102)
(   )は現役合格者数、【   】は国公立大学合格者数に含む。

大学合格実績を評価する方法として、大学・学部・学科の難易度の違いがあるのは承知で、学習到達度ゾーンに区分して、そのゾーンごとに対応する大学を設定して評価する方法があります。
この評価方法は、進研ゼミのスタディーサポートで採用されています。



05.14.23:11

平成24年度鶴丸高校大学合格実績

平成24年度の鶴丸高校の難易度別大学合格実績や現役合格・浪人合格について分析してみます。

大学の難易度は、学部各学科も含めて検討すべきですが、学部学科が公表されていないため、ベネッセの大学別の学力到達度ゾーンにより区分して集計してみました。

【S1大学】
東大、京大、国公立大医学部医学科の合格者数は、平成19年度51人、平成20年度50人と50人台をキープしていましたが、平成21年度は42人に減少しました。減少の理由は、現役合格者数が増加したものの浪人の合格者数が21人に大幅に減少したことにあります。

平成22年度の合格者数は51人となり50人台に回復しましたが、これは現役合格者数が減ったものの浪人の合格者数が36人に増加したためです。

平成23年度の合格者数は、62人と10人程度増加していますが、これは浪人合格者が44人に増加したためです。つまり、現役、浪人に関わらず、志望校を変更せずチャレンジした結果と推計されます。

平成24年度の合格者数は、35人と27人大幅に減少していますが、これは現役合格者数の減少に加え浪人合格者が24人と大幅に減少したためです。

東大・京大・国公立大学医学部医学科合格者数(現役・浪人)
年度 H19年度 H20年度 H21年度 H22年度 H23年度 H24年度
51 50 42 51 62 35
現役   13 21 15 18 11
浪人   37 21 36 44 24


【S2大学】
S2大学の合格者数は、各年度とも20人台で推移しており、現役と浪人の割合も大きく変わるものとなっていませんでしたが、平成24年度は現役・浪人とも合格者数が少なくなっています。

【S3大学】
S3大学の合格者数は、平成20年度から平成22年度の間は50人台をキープしていましたが、平成23年度、平成24年度は、九大の合格者数の減少とともに40人台に下降しています。
現役合格者数は、平成23年度の28人から平成24年は21人に減少しています。

 

年度別学力到達別国公立大学合格者数
学力到達度
ゾーン

大学名

H19年度

H20年度

H21年度 H22年度

H23年度

H24年度
国立大学              
S1

東京大

16

22(8)

14(7) 15(5)

25(7)

12(5)
 

京都大

 3

 6(1)

 4(2) 4(1)

6(3)

7(1)
  国公立大
医学部
32 22(4) 24(12) 32(9) 31(8) 16(5)
  東京医科歯科大(医学科) 【0】 【1】 【1】 0 0 注0
  浜松医科大 0 0 0 0 【1】(0) 0
  S1計 51 50(13)「37」 42(21)「21」 51(15)「36」 62(18)「44」 35(11)「24」
S2

一橋大

 5

 7

6 7(0)

4(2)

3(1)
 

東京工業大

 1

 4

4 2(1)

4(0)

7(1)
 

大阪大

11

10

12 15(8)

14(6)

4(2)
  S2計 17 21 22 24(9)「15」 22(8)「14」 14(4)「10」
S3

九州大

33

47(34)
医3

45(26)
医2
48(24)   37(27)
医1(0)
37(19)
医1(0)
  東北大 2 0  3 3(1)  4(0) 1(1)
  名古屋大 1 2  3 2(2)  3(0) 0
  神戸大 3 2  1 1(1) 2(1)
医1
4(1)
  東京医科歯科大(医学科以外) 0 0 0 0 0 1(0)
  S3計 39 51
【48】
52
【50】
54(28)「26」 46(28)「18」
【44】
43(21)「22」
【42】

05.09.22:00

平成24年度鶴丸高校大学合格実績

お陰様で、本ブログも5月9日で4周年を迎えました。
今後も情報提供よろしくお願いします。


鹿児島県内の私立高校の大学合格実績について掲載してきました。
現在までに掲載されていない私立高校については後日掲載したいと思います。

ゴールデンウィーク後に、高校ホームページで平成24年度の鶴丸高校の国公立大学の合格実績が掲載されました。
鶴丸高校は、鹿児島県内公立高校の中で難関国公立大学の進学実績が最も高く、名実ともに県内公立高校トップの進学校となっています。

平成24年度の合格実績をみると、平成15年以降で東大合格者数、旧帝大+一橋大+東京工業大の合格者数、国公立大学の合格者数とも最低となっているなど合格実績としては物足りない感じがあります。

鶴丸高校の過去の実績について整理すると下記のようになります。

今回は、現役・高卒合格者数合計で分析してみました。

【旧帝大+一橋大+東京工業大の合格者数と卒業生に対する割合】
①過去10カ年の合格者数でみると、平成24年度は71人となっており過去最低となっています。また、昨年の98人に比較して17人減少しています。
②過去10年間の卒業生数に対する割合は、平成23年度31.5%に対して平成24年度は22.9%と大幅に減少しています。

【旧帝大+一橋大+東京工業大+国公立大医学部医学科の合格者数と卒業生に対する割合】
①最近は各年度とも安定して合格者を出していたが、平成24年度は激減し、平成15年度以降最低水準となっています。
②旧帝大+一橋大+東京工業大+国公立大学医学部医学科の合格者数は、平成16年度から平成23年度までは、最低でも104人以上をキープし、定員数が減少した中で平成22年度・23年度は120人台まで回復しましたが、平成24年度は86人と3分の2まで減少しました。
③旧帝大+一橋大+東京工業大+国公立大学医学部医学科の合格者数の割合は27.7%(H23 41.2%、H22 41.2%)で約20%減少しており、その割合からみると過去10年間では平成19年度並みの低いレベルとなっています。

【国公立大学医学部医学科の合格者数】
①過去8年間で毎年22人以上が合格していましたが、平成24年度は16人まで激減している。
②卒業生に対する割合は、平成24年度5.2%で過去9年間で最低となっています。
③平成22年度、23年度は、合格者が30人を越えていますが、これは鹿児島大医学部医学科などの定員枠の増加に起因しているものと想定されます。

現役合格や浪人して合格し、卒業生の22.9%が旧帝大+一橋大+東京工業大に、5.2%が国公立大学医学部に合格し、合わせた27.7%の卒業生が難関大学に合格することとなります。

【その他】
①平成20年度の旧帝大+一橋大+東京工業大の合格者数の卒業生数に対するは、31.7%になっていますが、平成19年度の国公立大学医学部の合格者が増加した一方で、旧帝大+東工大+一橋大の合格者が20名以上減少しており、定員360人の最後の年度の平成19年度卒業生が翌年度各大学に合格したため、平成20年度は例年に比較して浪人の割合が高くなり、浪人生が多く合格した結果、卒業生に対する合格者の割合が高くなったものと推定されます。
③平成17年度も30.3%に達していますが、平成20年度と同様、定員が400人の最後の年度の平成16年度卒業生が翌年度大学に合格して、割合が高くなったものと想定しています。

学校新聞「鶴信」では、平成23年度の国公立大学医学部の合格者数は32人となっていますが、ここではサンデー毎日、週刊朝日の数字31人で整理しています。今後、変更する可能性があります。

鶴丸高校の国公立大学合格実績(平成16年度~平成23年度)
大学名
2003
H15

2004
H16

2005
H17

2006
H18

2007
H19

2008
H20

2009
H21

平均
H15~21

2010
H22
2011
H23
2012
H24
東京大 17

22

 21

 21

16

22

14

19.0

15 25 12
京都大 11

2

  7

  9

 3

 6

4

 6.0

4 6 7
一橋大 3

7

 11

  5

 5

 7

7

 6.4

7 4 3
東京工業大 2

6

   7

  3

 1

 4

2

 3.6

2 4 7
北海道大 1

1

   1

  0

1

 1

1

  0.9

0 1 0
東北大学 0

2

   1

  0

2

0

3

 1.1

3 4 1
名古屋大 3

3

   2

  1

1

2

3

 2.1

2 3 0
大阪大 7

9

  13

  4

10

10

12

  9.3

15 14 4
九州大 36

43

  46

 46

33

47

45

 42.3

48 37 37

小 計

80
『20.2』

95
『23.8』

109
『30.3』

 89
『24.9』

72
『20.5』

99
『31.7』

91
『29.4』

90.7

96
『31.4』
98
『31.5』
71
『22.9』
国公立大
医学部

27
(4)
『6.8』

38
(3)
『10.6』

23
(1)
『6.4』

32

『9.1』

22
(3)
『7.1』

24
(3)
『7.7』
注28.2 30
(0)
『9.8』
31
(1)
『10.0』
16
(1)
『5.2』

122
【118】
『29.6』

147
【144】
『40.0』

112
【111】
『31.1』

104
【104】
『29.6』

121
【118】
『37.8』

115
【112】
『36.1』
注121.0 126
【126】
『41.2』
129
【128】
『41.2』
87
【86】
『27.7』
国公立大  336
『93.3』
   288
『80.7』
   250
『71.2』
  259
『83.0』
244
『78.7』
  232
『75.8』
257
『82.6』
221
『71.3』
卒業生数 396 399  360   357   351   312  310   306 311 310
 ※ 平成15年度~平成21年度の7ヶ年の平均
 注 平成16年度~平成21年度の6ヶ年の平均

【 】は、旧帝大医学部医学科重複分を削除した合格者数
(  )は、旧帝大医学部医学科合格者数 
データ:教育かわら版のデータ、毎日サンデー、鶴丸高校広報誌「鶴信」による。

05.04.07:39

平成24年度鹿児島純心女子高校の大学合格実績


平成24年度の鹿児島純心女子高校の大学合格実績を掲載します。
国公立大学合格者数は21人で近年では最も多くなっています。
難関私立大学にも13人合格しています。
医歯薬コース3回生7人が卒業し、医歯薬学部系には、国立大学では熊本大学薬学部・鹿児島大学歯学部歯学科・医学部看護学科・山口大学医学部検査技術科学科に4人が合格し、私立大学にも17人が合格しています。

≪国公立大学≫     合計21名合格
熊本大学 (薬・薬)
鹿児島大学 計13名
(歯・歯)
(教育・社会),(教育・数学)
(法文・法政策),(法文・経済情報),(法文・人文)
(理・地球環境科学)
(工・機械工),(工・海洋土木)
(農・生物環境)2,(農・生物生産)
(医・看護学)
山口大学 (医・検査技術科学)
北九州市立大学 (文・比較文化)
北九州市立大学 (外国語・国際関係)
宮崎大学 (教育文化・社会システム)
静岡文化芸術大学 (文化政策・芸術文化)
鹿屋体育大学 (体育・スポーツ総合)2

≪私立大学≫
上智大学 (文・フランス文3 / 国文)
立命館大学 (薬・薬)2
東京理科大学 (工・工業化学),(薬・薬)3
青山学院大学   (教育人間科・教育)
聖心女子大学  (文)3
白百合女子大学  (児童文化・発達心理学),(文・英語英文)
清泉女子大学   (文・スペイン語スペイン文学 / 文化史)
日本女子大学   (文・英文)
北里大学     (獣医・生物環境科学)2
明海大学     (歯・歯)
朝日大学     (歯・歯)
日本大学     (松戸歯・歯)
神戸学院大学   (薬・薬)
安田女子大学   (薬・薬)
九州保健福祉大学 (薬・薬)
崇城大学     (薬・薬)3
日本大学     (文理・国文),(商・商業)2
神田外語大学   (国際コミュニケーション)2
工学院大学    (建築・建築学部総合)
神奈川大学    (工・総合工学プログラム / 物質生命化学)
同志社女子大学  (表象文化・英語英文学)
関西外国語大学  (英語キャリア・英語キャリア)
関西外国語大学  (国際言語・国際コミュニケーション)
関西大学     (政策創造・政策)
関西学院大学   (国際・国際)
神戸女学院大学  (文・総合文化)
武庫川女子大学  (文・英語文化 / 日本語日本文)
近畿大学     (産業理工・生物環境化学)
駒澤大学     (経済)
岡山理科大学   (理・動物)
産業医科大学   (産業保健・看護)
西南学院大学   (法・法律2 / 国際関係法)
福岡工業大学   (情報工・システムマネジメント)
福岡大学     (法・法律)(経済・産業経済)(工・化学システム工)(理・地球圏科学)
(人文・ドイツ語 / フランス文)(理・応用数学)(スポーツ科・スポーツ科)2
長崎外国語大学  (国際コミュニケーション・韓国語専攻)
長崎純心大学   (人文・人間心理)
熊本保健科学大学 (保健科学・医学検査)3
立命館アジア太平洋大学 (アジア太平洋)5
九州保健福祉大学 (保健科学・視機能療法)
その他 多数合格


高校のホームページでは、平成21年度から23年度の3カ年間の合計の大学合格実績で掲載されています。
そこで、平成21年度、平成22年度の合格者数を差し引いて、平成23年度の合格者数を出してみました。

(平成23年度)
国公立大学合格者数は、10人で昨年の20人から半減しました。
しかし、九大、広島大などに合格しています。
今年3月、医歯薬特進コースの2回生11人が卒業しましたが、医学部医学科の合格者はいません。
なお、九大医学部保健学科看護学専攻、宮崎大学医学部看護学科などに合格しています。


(平成22年度)
国公立大学合格者数は、20人で一昨年の18人から2人増となっています。

医歯薬コースの在学生数は、NONEAMEさんの情報によると下記のとおりとなっています。
鶴丸高校の倍率が高かった平成20年度入学者である今年卒業した生徒は11人と最も多くなっています。

医歯薬コース(定員20人)  平成21年度時点
学年
生徒数 11


(平成21年度)
昨年度は、京都大学に現役で合格者が出ました。
個別指導も徹底され、現役合格に結びついたものと思われます。
国公立大学の合格者数は平成20年度の18人と同数となっており、文系15人に対し理系は3人となっています。

私立大学の指定校推薦は、100校以上で、上智大学、関西学院大学、西南学院大学などがあります。

医歯薬特進コース
県内唯一。国立大・私立大の医学部をはじめ歯学部, 薬学部などをめざすコース。

選抜英語コース
特色ある英語のカリキュラムをもち、純心独自の、より実践的な授業が多い。難関私大や国公立大(文系等の一部)への進学を目指す。

選抜コース
九州大学などの国公立難関大学に現役合格を目標とするコース。

文理Ⅰ類
鹿児島大学, 鹿児島県立短期大学などを目指す, 新しいコース。選抜コースと同じカリキュラムを設定。

文理Ⅱ類
鹿児島純心女子大学, 鹿児島純心女子短期大学など, 私立大, 短大や専門学校など幅広い進路に対応するコース。



鹿児島純心女子高校の大学合格実績






九州大 神戸
広島


宮崎大 鹿


鹿屋
体育大






東京農工大 東京
学芸
東京
外大
横浜
国立大

茶の水女子大
山口




九州歯科大 琉球大


公立大






公立大医

12           1 1 13 2               1       18 3 21  
11     1   2   1 4                       1 9 1 10  
10           1   12         1   1     2 1   18 2 20  
09   1       1   10   1 1             1     15 3 18  
08         1     11       1 1             1 15 3 18  
07         1     14               1 1       17 3    
06       1       7   1     1 1   1   1     13    

平成23年度の難関私立大学の合格者数は、11人となっています。早稲田大学に合格しています。
平成21年度延べ17人で、実数は14人となっています。
この14人全員が現役合格者で、このうち9人が進学しています。
早稲田大学の合格者は、進学していませんので、京都大学などとの併願者と考えられます。
早稲田大学以外の関東の難関大学合格者は全員進学していますが、関西の難関大学合格者5人中1しか進学していません。関西の難関大学合格者は、国公立大学との併願者(センター試験入試)か関東の難関大学との併願者と考えられます。


鹿児島純心女子高校難関私立大学合格実績  
 1段目 延べ合格者数  2段目 実合格者数  ( )現役合格者数   【】現役進学者数
高校名





















MARCH 関関同立













西

西








平成24年度   13     4 4 1   1       4 1 1   2
平成23年度   11 1   4   3 1 1 1     3 1 1   1
平成22年度 167 9
8

【6】
    4
4

【4】
 
4

【1】

1

【1】

2

1
             
平成21年度 175 17
14
(14)
【9】
1
1
(1)
【0】
  5
5
(5)
【5】
  5
3
(3)
【3】
1
1
(1)
【1】
      4
2
(2)
【2】
6
5
(5)
【1】
1
1
(1)
【1】
2
1
(1)
【0】
1
1
(1)
【0】
2
2
(2)
【0】
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