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06.11.20:31

平成22年度鹿児島県公立高校入試状況

平成22年度鹿児島県公立高校入試問題について掲載しています。
引き続き、社会についてです。
社会の問題と正答率について平成19年度~平成22年度の4ヶ年分を整理すると以下の表のようになります。
今回は、設問ごとの正答率と配点割合により、得点分布状況との関係を見てみます。

平成19年度から平成22年度の4ヶ年の設問の数は42~43になっています。


①平成19年度~平成21年度の3ヶ年とも、90%以上の正答率の設問はなく、ほとんど学力の識別を図ることができない設問はなかった。
平成22年度は、90%以上の正答率の設問が4問あり、学力の識別を図ることができない問題が増加した。

②平成21年度は、80%~90%の正答率の設問の配点割合が2点と低くなっており、この結果、平均点が下がり、得点分布が最も高い得点層が51点~60点、61点~70点層に移行するなど学力の識別を図る意味で一定の効果はあったものと想定される。
しかし、依然として上位の得点層が多、さらに上位得点層の学力の識別値を高くするため、若干難易度の高い設問を多くし、41点から50点層の分布率がピークとなるようにする必要がある。
平成22年度は、80点以上の配点割合が高くなり、学力の識別が低下したものと想定される。

③一方、受験者の立場からすると、正答率の低い問題について、受験対策を講じる必要がある。
 
正答率
設問数   
平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度
90%以上      
80%以上~90%未満
70%以上~80%未満 8 
60%以上~70%未満 11 10 11
50%以上~60%未満 11
40%以上~50%未満
30%以上~40%未満
20%以上~30%未満
10%以上~20%未満    
10%未満        
43 42 42 43

 
正答率
配点
平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度
90%以上      
80%以上~90%未満 10  10  
70%以上~80%未満 16  16  16
60%以上~70%未満  23  20  23 15
50%以上~60%未満  19  18  25 11
40%以上~50%未満  14  14   4 16
30%以上~40%未満   2   7   7 12
20%以上~30%未満   6   0   9 10
10%以上~20%未満      5  4
10%未満        
90 90 90 90


 項目(平成19年度入試問題) 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度
配点 正答率 配点 正答率 配点 正答率 配点 正答率
1 歴史的分野の問題 31 62.6 31 62.0  31 59.3 31 48.1
 ①-1 足利尊氏 72.5 74.3 51.2 92.7
 ①-2 壬申の乱(天武天皇) 60.9 68.5  61.4 65.0
 ①-3 執権政治(北条時政) 72.8 72.0 65.5 43.4
 ①-4 室町文化(雪舟の水墨画) 68.6 50.7  71.9 26.7
 ①-5 忽 57.8 61.0 2   62.6 29.6
 ①-6 東大寺の大仏(奈良県の位置)  74.4  63.3  74.7 41.6
 ①-7 亨保の改革 66.8 44.1 69.7 73.5
 ①-8 大政奉還 49.5 89.1  62.0 20.1
 ②-1①大日本帝国憲法 80.4 69.4  78.6 78.5
   ②-1②ロシア革命 2   53.7  2  71.0 2   72.8 87.0
 ②-2 孫文 85.3 53.6  16.6 61.0
 ②-3 第一次世界大戦と日本 66.1 83.3  3 54.2 42.8
 ②-4 日本の紡績業の発展 55.6 49.0  2  70.9 22.6
 ②-5 農地革命   55.1 53.0  2  23.9 31.2
 ②-6 時代の並び替え 22.8 38.9  2  56.0 14.5
                 
2 公民的分野の問題  28 63.7   28  52.1  28  61.3 28 52.1
 ①-1 与党  79.8 67.6  2 86.6 56.6
 ①-2①フランス革命と人権宣言 48.4 74.1  2  64.6 18.1
 ①-2②NGO 75.5 62.7  2  32.8 38.6
 ①-3 行政改革  46.8 53.8  2  54.8 62.1
 ①-4 議院内閣制のしくみ   38.1  2  84.0  2  63.0 61.0
 ①-5 選挙  3  42.3  3  19.7  2  57.4 59.9
 ②-1 デフレーション 67.4 67.4 2  76.9 39.1
 ②-2①需要曲線 86.5 43.3 60.2 79.8
 ②-2②均衡価格 66.6 63.9 56.5 65.6
 ②-3①少子高齢社会 65.2 32.2 79.1 20.9
 ②-3②我が国の社会保障制度 68.5 30.7 58.0 71.7
 ②-4 消費者保護(製造物責任法)    2  83.0  2  59.3  2  53.2 38.3
 ②-5 循環型社会への転換 68.2 40.5 65.4 65.2
                 
3 地理的分野の問題  31 57.0  31 60.6 31 44.5  31 62.8
 ①-1 日本の地域区分  74.9 78.5  71.6 93.9
 ①-2 城下町 27.3 72.0  61.6 80.2
 ①-3 伝統的工芸品 67.1 70.9 25.3 44.1
 ①-4 平野の分布と過疎地域の分布 50.3 83.2  41.7 49.7
   ①-5   過疎地域の取組  2  54.7  2  62.7  3  52.9 39.7
 ①-6 土地利用(水田) 72.9 51.7  35.5 59.9
 ①-7①季節風 61.8 72.9 28.3 53.8
 ①-7②主題図(日照時間) 54.5 84.1 63.9 92.7
 ②-1 砂漠 89.5 12.5 19.4 67.1
 ②-2①原油の輸送(タンカー) 45.3 69.4 56.2 46.8
 ②-2②日本の電力構成(火力発電) 58.8 49.4 45.3 46.5
 ②-3 世界の国々の位置と大陸 71.0 52.6 25.8 82.1
 ②-4 新規造山帯の特徴 28.8 59.0 35.6 90.9
 ②-5 時差の計算 53.2 49.3 58.7 44.2
  ②-6 輸出の変化の特徴  49.3         54.6
                 
  90   90   90   90  
入試問題の項目は、平成20年度、平成21年度、平成22年度とは異なる。
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06.10.19:23

平成22年度鹿児島県公立高校入試状況

今回は、社会の入試問題について分析します。

(社会)
①「ほぼバランスはとれていますが、平成19年度、平成20年度は81点~90点層が少し多いため、5%以下に留めるように1、2問難易度の高い問題を出題するのが望ましい。」と昨年指摘しましたが、平成21年度はその指摘のとおり、入試問題が難化し、81点~90点層が1.9%に減少し、適正な割合になったと思われる。
平成22年度は、若干難易度の高い問題が増え、正規分布に近い得点分布となっている。

②しかし、依然として得点の高い層の分布が多く、正規分布とは異なっているため、得点の高い層を幾分押さえる必要がある。
②平成20年度に比較して、平均点が3.3点低くなったが、81点~90点層は1.9%と4分の1となり、得点上位層の識別値は上がったものと想定される。

(標準偏差)
標準偏差を得点分布から試算してみると、平成19年度が18.1だったの対して、平成20年度20.7、平成21年度18.6となっており、平成21年度、若干標準偏差が小さくなった。
平成22年度の標準偏差は、16.5とさらに小さくなっており、学力の識別が若干悪くなっている。
これは、得点の分布のピークの割合が大きくなっているためと考えられる。

区 分 

平均点

標準偏差

0~10

 11~20

 

21~30

31~40

41~50

51~60

61~70

71~80 

81~90

三角分布 等分布
H22 48.8 16.0  17.1  16.5  0.7 3.8 9.5 16.7 21.9 21.7 16.8 8.2 0.9
H21 49.3 17.8 19.4  18.6 1.9 6.8 10.1 13.5 16.5 18.6 18.6 12.1 1.9

H20

52.6

19.8  21.6  20.7

1.7

6.4

10.3

11.7

14.1

15.3

16.3

16.2

8.1

H19

54.9

17.0  19.2  18.1

0.4

3.3

7.4

12.0

15.5

17.9

20.8

17.3

5.4



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06.09.22:54

平成22年度鹿児島県公立高校入試状況

平成22年度鹿児島県公立高校入試問題について掲載しています。
引き続き、理科についてです。
理科の問題と正答率について平成19年度~平成22年度の4ヶ年分を整理すると以下の表のようになります。
今回は、設問ごとの正答率と配点割合により、得点分布状況との関係を見てみます。

平成19年度から平成22年度の4ヶ年の設問の数は平成19年度が37、平成20年度と平成21年度が39に、平成22年度は41となっています。

得点分布は、平成21年度は41点~50点をピークとした正規分布に近いものとなっています。
平成22年度は、ピーク部分の分布率が小さくなり、下位層、上位層の得点分布が大きくなっており、学力の識別は向上したと考えられる。

①平成19年度~平成21年度の3ヶ年とも、90%以上の正答率の設問があるが、ほとんど学力の識別を図ることができないため、90%以上の正答率の設問は難易度を上げる必要がある。
平成22年度は、正答率90%以上の設問がなくなり、この部分は改善されたと思われる。


②平成19年度~平成21年度の3ヶ年とも、51%~60%の正答率の設問の配点割合が20点以上と高くなっているが、全体の正答率ごとの配点割合がバランスが取れているものと想定している。
平成21年度の得点分布は理想に近いものと評価できるが、81点以上の得点分布が若干少ないため、特に難易度の高い問題(正答率10%以上20%未満)の配点が12点と高いことからこの問題の1~2の設問の難易度を若干下げる必要がある。

平成22年度は、難易度の高い問題(正答率10%以上20%未満)を1問減少させた。

③一方、受験者の立場からすると、正答率の低い問題について、受験対策を講じる必要がある。
 得点率の低い設問は、総じて少ない。

正答率
設問数
平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度
90%以上  1  2  3
80%以上~90%未満  1  4  2
70%以上~80%未満  7   3  5
60%以上~70%未満  6  5  2
50%以上~60%未満 10  9 10
40%以上~50%未満  4  6  6
30%以上~40%未満  1  4  3
20%以上~30%未満  6  2  4
10%以上~20%未満  1  3  4
10%未満    1     
37 39 39 41

 
正答率
配点      
  平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度
90%以上  2  4  6
80%以上~90%未満  2  8  4
70%以上~80%未満 17  7  10
60%以上~70%未満 13 12   5 13
50%以上~60%未満  25  21  23 18
40%以上~50%未満   9 13  15
30%以上~40%未満  2 10   6 18
20%以上~30%未満 17  5  9 10
10%以上~20%未満  3  7 12
10%未満 0   3  0
90 90 90 90


 項目(平成19年度入試問題) 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度
  配点 正答率 配点 正答率 配点 正答率 配点 正答率
1 生物領域の問題 19 59.8 18 64.4  18 66.8  18 51.7
 ①-1 微生物の大きさ 90.4 91.5  2 93.0  54.8
 ①-2 顕微鏡の倍率、視野等 76.8 84.6  2  58.5 16.0
 ①-3 食物連鎖と数量関係の変化 26.0 59.2  2 26.9 53.2
 ②-1 光合成の原料 58.9 65.9  2  52.5 68.0
 ②-2 光合成産物の移動 55.8 78.8  2   73.7 68.4
 ②-3(1) 無性生殖  69.0  61.0  2  95.1 77.7
 ②-3(2) 無性生殖と個体の特徴 57.6 55.9  2 59.6 24.2
 ②-4 光合成と呼吸の関係 63.4 35.3  2  58.6 63.1
           2   83.2    
                 
2 地学領域の問題 17 54.4 18 54.4 17  46.4 18 58.7
 ①-1 震度 78.1 58.5  2 73.7  37.2
 ①-2 S波の速さ 33.0 81.3  2  71.9 69.0
 ①-3 P波の到達時間と震源からの距離   51.5 3  56.6  3  49.8 53.7
 ①-4 初期微動継続時間と震源からの距離 27.9 49.2  2  20.3 17.5
 ②-1 湿度の求め方 69.3 39.5  3  13.6 76.8
   ②-2 前線の名称  81.1  2 65.1   2  41.4 83.2
 ②-3 前線付近の断面図 56.5 50.7  3 61.1 88.3
 ②-4 気流と雲の関係 50.7 40.2     33.2
                 
3 領域を融合させた問題  18 63.5 18 66.7  19  50.4 18 45.3
 ①-1 化石を含む地層  50.1  2  75.8  2  57.4 84.0
 ①-2 双子葉類の葉脈の特徴  70.7  3  67.7  2  94.4 45.0
 ①-3 季節が生じる原因 68.6 63.5  2  26.6 18.4
 ②-1(1) 鉄の酸化 79.5 97.1  2 70.7 33.2
 ②-1(2) 化学エネルギー 78.2 79.1  3 49.5 53.6
 ②-2 力学的エネルギーの図示 29.9 44.9  2  54.0  22.5
 ②-3 エネルギー変換に関する知識 73.2 83.1  3  55.1 65.6
          16.3    3  12.3 33.7
              51.6
                 
4 物理領域の問題  17 52.0  18 50.3 18  50.9 18 50.4
 ①-1 光の反射と屈折の図示  58.2  3 28.1  83.4 43.3
 ①-2 全反射 40.0  2 57.2  51.9 45.9
 ①-3 生活と光の屈折 53.6  2 45.6  44.2 71.2
 ②-1 オームの法則 78.0  3 49.4  56.3 59.3
   ②-2 電流の向きと磁界の向き   3  48.3  2  59.9  2  73.3 75.3
   ②-3 コイルのまわりの磁界  29.9  2  88.3  3  44.5 36.0
       2  47.6  3  19.0 44.8
       2 38.1     32.0
                 
5 化学領域の問題  19  39.8 18   28.1  18  35.8 18 37.2
 ①-1 溶質と溶媒  3  55.9  2  24.2  2  69.0 50.3
 ①-2 ガスバーナーの火のつけ方  2  64.2  2  50.2  2  30.1 39.2
 ①-3 結晶が析出する温度  2  29.0  2  13.4  2  38.9 25.0
 ①-4 溶解度と結晶の析出  3  21.4  3  57.2  3  12.7 37.5
 ②-1 分子のモデル  2  69.5  3  33.7  2  59.8 54.0
 ②-2 質 発生した気体の質量  2  42.7  3  16.2  2  32.9 68.3
 ②ー2 回 反応終了の時点  2  40.1  3  3.1  2  41.3 22.3
 ②-3 化学反応における量的関係  3  10.9      3  21.0 18.1
                 
  90   90   90   90  
入試問題の項目は、平成20年度、平成21年度、平成22年度とは異なる。

06.08.18:28

平成22年度鹿児島県公立高校入試状況

平成22年度鹿児島県公立高校の入試状況について掲載します。

理科
①平成21年度は、標準偏差は小さくなったものの、正規分布に近い理想的な得点分布となっている。
②平成20年度に比較して、平均点が2.4点低くなったが、81点~90点層は0.7%と4分の1となり、得点上位層の識別値は上がったものと想定されるが、少し81点以上の層が少なくなりすぎている。
③平成22年度は、81点以上の得点者が増加し、41点~60点にピークが分散し、分布割合も小さくなっている。

(標準偏差)
標準偏差を得点分布から試算してみると、平成19年度が19.2だったの対して、平成20年度19.0、平成21年度16.2と小さくなっている。
平成21年度の標準偏差が小さいのは、81点以上の分布の割合が小さくなったためと想定される。
平成22年度は、標準偏差が19.7まで拡大し、得点分布のバラツキが大きくなり学力の識別が上昇したと想定される。

平成21年度の得点分布は理想的な得点分布に近いものとなっているため、若干81点以上の割合を増加させるように入試問題を作成する必要があると思われます。
平成22年度は、平成21年度の結果を反映して問題の難易度の見直しを行った成果が出ているものと思われます。


区 分

平均点

標準偏差

0~10

11~20

21~30

31~40

41~50

51~60

61~70

71~80

81~90

三角分布 等分布 平均
H22 43.3 19.1 20.3 19.7 4.4 11.6 14.3 14.9 15.9 15.9 13.2 8.1 1.8
H21 45.1 15.7 16.8 16.2 1.3 6.2 13.2 18.6 21.7 19.5 3.3 5.5 0.7

H20

47.5

18.4 19.6 19.0

1.5

8.1

13.2

15.2

16.0

16.4

15.6

11.1

2.8

H19

48.4

18.5 19.8 19.2

1.6

6.7

11.7

16.7

17.8

16.2

13.8

 9.8

5.7




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06.07.18:26

平成22年度鹿児島県公立高校入試状況

本日は、NHK教育テレビの「テストの花道」の放送の日です。午後6時55分からです。ご覧ください。

平成22年度鹿児島県公立高校入試問題について掲載しています。
引き続き、英語についてです。
英語の問題と正答率について平成19年度~平成22年度の4ヶ年分を整理すると以下の表のようになります。
今回は、設問ごとの正答率と配点割合により、得点分布状況との関係を見てみます。

平成19年度から平成21年度の3ヶ年の設問の数は平成19年度が36、平成20年度が28、平成21年度が29、平成22年度が30になっています。

得点分布は、平成19年度から平成21年度は71点~80点をピークとした分布となっていますが、平成22年度は61点~70点をピークとした分布となっています。

①平成19年度、平成20年度、平成22年度は、90%以上の正答率の設問があるが、ほとんど学力の識別を図ることができないため、90%以上の正答率の設問は難易度を上げる必要がある。
特に、ヒヤリングに関する問題の難易度の低い問題が多いため、若干難易度を上げる必要がある。

②平成21年度は、41%~50%の正答率の設問の配点割合が27点と高くなっており、この正答率の問題を2分の1程度にする必要がある。
この層の問題の割合が高かったため、平成20年度に比較して平均点が下がったものの、31%~60%層の得点分布がほぼ同じになった要因と考えられる。
このため、平成22年度の41%~50%の正答率の配点割合は11点に低減することとなった。

③一方、受験者の立場からすると、正答率の低い問題について、受験対策を講じる必要がある。
 得点率の低い設問は、総じて少ない。

正答率
設問数      
  平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度
90%以上  
80%以上~90%未満
70%以上~80%未満 6 
60%以上~70%未満
50%以上~60%未満
40%以上~50%未満
30%以上~40%未満  
20%以上~30%未満
10%以上~20%未満    
10%未満     1   
36 29 28 30

 
正答率
配点
平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度
90%以上   13  2
80%以上~90%未満  2  8 16
70%以上~80%未満 13  19  16
60%以上~70%未満  17  10  13 11
50%以上~60%未満  15  18   3 20
40%以上~50%未満  23   9  27 11
30%以上~40%未満  5   8  10 14
20%以上~30%未満  2  5   13
10%以上~20%未満  7    
10%未満      3  
90 90 90 90


 項目(平成19年度入試問題) 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度
  配点 正答率 配点 正答率 配点 正答率 配点 正答率
1 放送による聞き取りテスト 24 66.3 25 74.6  25 64.8 25 60.8
 ①対話の場面を絵から選択 99.4 98.3 94.2  93.1
 ②-1 対話に沿った英文選択 87.4 92.7  48.3 88.5
 ②-2 対話に沿った英文選択 57.7 58.3 82.8 90.2
 ③-1 対話の内容の聞き取り 98.1 57.2 57.5 60.9
 ③-2 対話を聞いて明日の天気を選択 93.1 82.5  44.7 36.8
 ④-1 対話を聞いて英語一語を補充 19.3  93.6  46.5 57.0
 ④-2 対話を聞いて英語一語を補充  69.4 92.1  3 87.3  55.5
 ⑤ 答 対話内容の選択問題 60.6 86.3 78.9 48.8
 ⑤ 対話 対話内容の正誤問題 59.4 39.0  46.4 28.7
 ⑥ 英語の質問に対する応答(創作) 45.8            
                 
2 3つの形式による客観・記述問題 26 50.6 27 46.1 25  52.2 25 44.8
 ①-① 対話の流れを問う選択問題 77.7  2 60.6  2 69.2  76.7
 ①-② 対話の流れを問う選択問題 73.9  2 26.0  2  71.4 77.6
 ①-③ 対話の流れを問う選択問題 67.4  4  58.5  2  60.0 15.1
 ①-④ 対話の流れを問う選択問題 76.7  2 53.6  2  31.8 25.4
 ②-① 英文の空所補充 18.8  2 52.8  2  85.3 33.5
   ②-② 英文の空所補充  2  23.4   4  32.5   3  36.1 14.6
   ②-③ 英文の空所補充 48.2 62.8  3 62.5 30.4
 ③-① 対話に沿った英作文 41.4 40.9  9  41.4 57.6
 ③-② 対話に沿った英作文 42.5            
 ③-③ 理由を英語で応答(創作)  51.8            
                 
3 対話文による総合問題 17 52.7 15 74.1 15  67.8 16 57.8
 ①下線部分の理由抜き出し 69.7 79.7 82.6 45.8
 ②登場人物の心情理解 39.0 71.7 61.4 52.2
 ③-1具体例を2つ日本語で記述 53.7 70.7  44.6  64.2
 ③-2具体例を2つ日本語で記述  53.7     4   82.8 69.1
 ④文脈から適切な文の選択 32.4            
 ⑤内容把握の問題(三者択一) 3  63.0             
                   
4 長文総合問題 23 52.7  23 66.4 15  52.4 24 42.1
 ①内容を把握し絵の並び替え  78.2 93.5  74.9 73.2
 ②下線部の内容を日本語で記述 46.2 76.0  45.6 70.6
 ③文脈から適切な文の選択 76.7 70.7 64.0 50.7
 ④-1 具体例を2つ日本語で記述 41.2 86.5 71.1 33.8
 ④-2 具体例を2つ日本語で記述  41.2  4 59.3  3  6.2  41.2
 ⑤登場人物の心情理解  2  74.5  3  25.5  3  72.9 33.8
 ⑥文脈から比喩表現を考える問題  2  47.4  3  63.2  3  72.9 22.4
 ⑦a 内容理解を問う選択問題  2  61.5  3  63.2  5  33.7 27.2
   b 内容理解を問う選択問題  3   10.0         23.8
       c 内容理解を問う選択問題  2  62.4            
                 
 計 90   90   90   90  
入試問題の項目は、平成20年度、平成21年度、平成22年度とは異なる。

06.06.05:51

平成22年度鹿児島県公立高校入試状況

今回は、英語です。

英語
①過去4年間とも、フラットな分布を示しているが、これは成績が2極化しているためか問題の正答率の分布状況によるものと考えられる。
②平成20年度は、平成19年度に比較して平均点が7.3点高くなり、特に71点以上の者が33.5%を占めており、学力上位層の識別値は小さいものと想定される。
③このため、平成21年度は入試問題を難化させ、平均点を下げることによって、71点以上の得点者を減少させ、学力の識別を向上させようとしたものと想定される。
平成22年度も、平均点が下がったが、得点分布の傾向は変化していない。

(標準偏差)
標準偏差を得点分布から試算してみると、平成19年度が21.9だったの対して、平成20年度19.3、平成21年度19.7と小さくなっている。
平成19年度の標準偏差が大きいのは、30点以下の分布の割合が大きいためと想定される。
このため、平成22年度は、改善したところ標準偏差が21.6に拡大した。

英語は、他の模試やテストでも、他の科目に比較して標準偏差が大きくなる傾向にありますが、入試結果を分析し、問題ごとに難易度を調整する必要があります。
年々、各問題の難易度の分布状況を分析して、入試問題を作成する必要があると思われます。
特に、傾向として71点~80点層が分布のピークとなっているため、学力の識別を上昇させるためこの層を減少させる必要があると思われます。


区 分

平均点

標準偏差

0~10

11~20

21~30

31~40

41~50

51~60

61~70

71~80

81~90

三角分布 等分布 平均
H22 45.6 21.0 22.3 21.6 3.9 13.0 13.4 12.7 12.7 13.6 14.3 12.1 4.4
H21 52.7 19.0 20.4 19.7 0.6 5.5 10.8 14.1 14.7 14.6 14.9 16.8 7.9

H20

57.4

18.6 20.0 19.3

0.3

3.3

8.6

11.5

12.5

13.2

17.1

22.1

11.4

H19

50.1

21.2 22.6 21.9

1.6

10.8

13.3

11.3

11.3

12.2

15.0

 17.2

7.3



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06.05.06:24

平成22年度鹿児島県公立高校入試状況

本日、午前9時25からNHK教育テレビで、「テストの花道」の再放送があります。

偏差値37から早稲田大学へ、E判定から東京大学へ受験生にとって勇気が沸きます。これらの学生は、自分なりに自分にあった勉強方法を発見しています。
是非、見てください。

平成22年度鹿児島県公立高校入試問題について掲載しています。
引き続き、数学についてです。
数学の問題と正答率について平成19年度~平成22年度の4ヶ年分を整理すると以下の表のようになります。
今回は、設問ごとの正答率と配点割合により、得点分布状況との関係を見てみます。

平成19年度から平成22年度の4ヶ年の設問の数は26になっています。

平成20年度の得点分布は、得点上位層が多い状況となっており、平成21年度は若干難化させ、平均点を下げるように入試問題を作成されたと想定されます。
平成22年度は、さらに平均点が低下しています。

①90%以上の正答率の設問があるが、ほとんど学力の識別を図ることができないため、90%以上の正答率の設問は難易度を上げる必要がある。

②80%以上の正答率の設問の配点割合は、平成19年度24点、平成20年度18点、平成19年度12点と減少傾向にあり、平均点を下げようとする意志があったと思われるが、その結果、40点以下の得点分布が大きくなった。
平成22年度は、80%以上の正答率の配点が17点に増えた。

③平成21年度は、正答率60%~70%の設問の配点が18点と高いため、60点台の得点の分布割合が大きいと思われるので、この正答率層の設問を若干難化させる必要がある。
平成22年度の20%未満の得点の配点が32点と高くなっており、高得点層が大幅に減少することとなり、学力上位層の識別が悪くなっている。
得点率10%未満の配点が16点と多くなっており、この設問については若干易化させる必要がある。

④一方、受験者の立場からすると、正答率の低い問題について、受験対策を講じる必要がある。
 大問3~5の最後の設問の正答率は、10%以下のものが多く、大問5の最後の設問は正答率1.2%以下と非常に難しい問題であるので、これ以外の問題で確実に得点することが必要です。

正答率
設問数
平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度
90%以上
80%以上~90%未満
70%以上~80%未満 1 
60%以上~70%未満
50%以上~60%未満
40%以上~50%未満
30%以上~40%未満
20%以上~30%未満
10%以上~20%未満
10%未満 3  2  3 
26 26 26 26

 
正答率
配点
平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度
90%以上  9 15  6 12
80%以上~90%未満 15  3  6
70%以上~80%未満   3  16   9
60%以上~70%未満  16  14  18 13
50%以上~60%未満   4   8   6
40%以上~50%未満  15   6  15 15
30%以上~40%未満   8   8  10
20%以上~30%未満   4  8  4
10%以上~20%未満    4  4 16
10%未満 12  8  12  16
90 90 90 90


 項目(平成19年度入試問題) 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度
配点 正答率 配点 正答率 配点 正答率 配点 正答率
1 基本的な計算・知識 27 78.0 27 77.0  27 72.9  27 78.3
 ①-1 整数の四則計算 98.0 98.0 97.1  97.0
 ①-2 分数計算 88.4 90.9  91.7 92.2
 ①-3 文字式の計算 92.0 91.7 87.9 88.6
 ①-4 単項式の乗除 86.6 88.2  81.3 91.3
 ①-5 平方根を含む式の計算 90.7 62.9 3   73.0 92.0
 ② 割合の計算  44.8  73.7  43.7 68.7
 ③ 正の数・負の数 69.5 77.9 68.8 68.0
 ④ 確率 63.2 65.1  59.5 62.5
 ⑤ 立体図面の展開図 69.1 45.0 3   53.0 44.6
                 
2 数学的な見方や考え方 18 59.1 18 66.0 18  57.7 18 50.8
 ① 反比例の式、グラフ 66.1 91.3  4 69.0  58.4
 ② 連立方程式の応用 80.4 48.4  4  67.2 41.0
 ③ 三角形の作図   45.4 4  71.9  4  67.3 68.2
 ④-1 相似の三角形 86.5 54.4  3  36.7 89.1
 ④-2 回転体の体積 30.8 65.9  3  38.1 16.6
                 
3 数量関係とその応用 15 42.4 15 31.0  15 35.8 15 31.8
 ①二乗に比例する式のグラフ 80.7 73.7  3  73.3 79.0
 ②関数の変域 49.5 29.9  4  49.2 45.9
 ③-1 直線の方程式  42.9 26.1  4  27.0 11.5
 ③-2 二次方程式の応用   6.1  4  5.0  4  2.9 2.7
                 
4 数と式とその応用 15 35.1 15 61.2 15  30.6 15 29.0
 ①倍数の性質 77.4 94.0 71.4 79.5
 ②数の規則性 57.6 54.7 40.5 46.2
 ③-1 文字を使った表現 13.6 68.4 7.2  2.2
 ③-2 数の規則性の応用 2.3 36.0 13.6 0.9
                   
5 図形とその応用  15 28.5  15 28.4 15  33.6 15 19.4
 ①平行線と錯角、弧と円周角  61.2 14 70.9  65.7 58.6
 ②三角形の合同の証明 23.2 32.8  43.1 14.9
 ③-1 二等辺三角形の性質 37.7 19.5  32.3 14.0
 ③-2 三角形の面積 0.1 1.0  1.2 0.1
                 
  90   90   90   90  
入試問題の項目は、平成20年度、平成21年度、平成22年度とは異なる。

06.04.20:15

平成22年度鹿児島県公立高校入試情報

今回は、数学です。

数学
①数学は、平成20年度と比較すると、平成21年度は平均点が5.7点低下しているが、得点上位層が減少し、得点下位層が増加し、得点中位層はほとんど変化していない。
②これは、難易度の高い問題がいくつか出題されたため、得点分布が移動したものと想定される。
③得点分布をみると、若干いびつな形状となっているため、得点下位層を減少させるため、若干易しい問題を数問出すとともに、61点~70点層を若干減少させるため若干難易度の高い問題も出題し、41~50点にピークを持っていくことが必要である。
④平成22年度は、③により改善しようとしたが、得点61点以上の層が極端に少なくなった結果、平成41~50点の層の得点分布が24.8%と大幅に増加してしまい、平均点周辺に得点が集中してしまいました。

(標準偏差)
標準偏差を得点分布から試算してみると、平成19年度が17.82だったの対して、平成20年度19.3、平成21年度19.4と年々大きくなっています。
つまり、標準偏差が大きくなるということは、それだけ得点分布が分散している傾向を示していることとなり、学力の識別が良くなっている可能性があります。
平成22年度は、15.1と小さくなっており、得点分布のバラツキが小さくなり、学力の識別が小さくなっています。

数学は、他の模試やテストでも、他の科目に比較して標準偏差が大きくなる傾向にありますが、入試結果を分析し、問題ごとに難易度を調整する必要があります。
年々、改善されている傾向にありましたが、平成22年度は標準偏差が小さくなったことから、各問題の難易度の分布状況を分析して、入試問題を作成する必要があると思われます。
具体的には、難易度の高い問題数を減少するとともに、難易度の低い問題を減少させ、得点分布のバラツキを大きくする必要があります。

数学の得点

区 分

平均点

標準偏差

0~10

11~20

21~30

31~40

41~50

51~60

61~70

71~80

81~90

三角分布 等分布 平均
H22 42.3  14.7 15.6 15.1 2.3 7.0 14.2 19.2 24.8 21.3 9.3 1.8 0.1
H21  45.1 18.8 20.1 19.4  3.8  9.7  13.4  14.4  15.4  16.9  16.0  8.6  1.7

H20

50.8

18.7 20.0 19.3

2.0

6.0

10.3

13.0

15.5

17.4

17.3

13.8

4.8

H19

47.6

17.2 18.4 17.8

2.3

6.8

10.5

14.9

17.8

19.5

18.6

 8.6

1.0


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06.03.08:00

平成22年度鹿児島県公立高校入試状況

平成21年度鹿児島県公立高校入試問題について掲載しています。
引き続き、国語についてです。
国語の問題と正答率について平成19年度~平成22年度の4ヶ年分を整理すると以下の表のようになります。

一昨年は、ここまでの検討はしておりませんでしたが、4ヶ年のデータが蓄積しましたので、これにより分析してみました。

今回は、設問ごとの得点率と配点割合により、得点分布状況との関係を見てみます。

平成19年度から平成21年度の3ヶ年の設問の数は28になっていましたが、平成22年度は31となっています。

平成19年度の得点分布は、正規分布に近い理想的なものとなっていることから、平成19年度との比較を行うと下記のようになります。

①平成20年度~平成22年度は、90%以上の正答率の設問があるが、ほとんど学力の識別を図ることができないため、90%以上の正答率の設問は難易度を上げる必要がある。

②平成21年度は、80%~90%の正答率の設問の配点割合が21点と高くなっており、この正答率の問題を3分の1程度にする必要があったが、平成22年度は9点に低下した。
この層の問題の割合が高かったため、平成20年度に比較して平均点が下がったものの、0点~40点層の得点分布が増加しなかった要因と考えられる。

③一方、受験者の立場からすると、正答率の低い問題について、受験対策を講じる必要がある。
 得点率の低い設問は、文脈、内容の理解など読解力に関するものが総じて多い。

正答率
設問数
  平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度
90%以上    2  1
80%以上~90%未満  3  4  8
70%以上~80%未満  3  4  2
60%以上~70%未満  9  7  2
50%以上~60%未満  3  4  6
40%以上~50%未満  4  1  4
30%以上~40%未満  3  3  4
20%以上~30%未満    1  1
10%以上~20%未満    2  
10%未満        
28 28 28 31

 
正答率
配点
  平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度
90%以上     5   3 5 
80%以上~90%未満   7  12  21 9 
70%以上~80%未満   8  12   4 4 
60%以上~70%未満  24  24  12 19 
50%以上~60%未満  15  16  17 27 
40%以上~50%未満  15   2  12 15 
30%以上~40%未満   8   7  16 5 
20%以上~30%未満 1 3   4   5 0 
10%以上~20%未満        6 
10%未満        
90 90 90  90


 項目(平成19年度入試問題) 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度
  配点 正答率 配点 正答率 配点 正答率 配点 正答率
1 聞き取り問題 68.8 79.1 73.4 72.0
 ①主題の理解(聞くこと) 84.0 93.0 87.1 83.8
 ②内容の理解(聞くこと) 77.5 89.9 82.8 94.2
 ③(聞くこと) 54.6 64.1 59.6 49.4
                 
2 説明的な文章 24 46.2 24 59.5 24 53.1 24 47.3
 ①接続語(言語事項) 66.7 58.0  67.4 49.6
 ②内容の理解(読むこと) 31.3 95.5  86.0 42.1
 ③助詞の用法(言語事項) 61.6 79.7  86.4 56.8
 ④内容の理解(読むこと) 63.6 67.6  30.1 48.8
 ⑤内容の理解(読むこと) 21.7 12.6  51.4 54.0
 ⑥主題の理解(読むこと) 47.3 62.8  22.3 32.3
⑦構成や展開の理解(読むこと)             51.7
                 
3 文学的な文章 20 51.0 20 60.5 20  54.1 20 63.0
 ①副詞の用法(言語事項) 89.1 79.4  87.5 82.9
 ②心情の理解(読むこと) 46.5 79.2  54.0 62.3
 ③文脈の理解(読むこと) 60.4 26.7  43.7 87.3
 ④理由の説明(読むこと) 26.1 89.6  37.1 69.5
 ⑤心情の理解(読むこと) 48.3 15.3  80.8 67.2
      80.5  45.1 10.2
              68.3
                 
4 古典の文章 14 53.6 14 59.6 14  61.5 14 54.1
 ①歴史的仮名遣い(言語事項) 71.1 88.1  87.8 87.2
 ②空所補充(読むこと) 40.6 56.3  77.5 57.3
 ③指示内容の理解(読むこと) 54.5 34.7  43.1 64.2
 ④文脈の理解(読むこと) 74.1 65.4  93.1 68.8
 ⑤ 1 文脈の理解(読むこと) 64.0 61.2  30.4 40.1
    2 文脈の理解(読むこと) 22.4         17.8
                 
5 言語事項 14  57.6 14 54.9 14  56.7 14 66.3
 ①(1)漢字の書き取り(言語事項) 57.6 57.0  73.2 58.1
   (2)漢字の書き取り(言語事項) 64.0 39.8  54.7 76.5
     (3)漢字の書き取り(言語事項) 63.0 65.8  51.6 61.5
     (4)漢字の書き取り(言語事項) 61.3 45.2  86.9 52.1
   (5)漢字の書き取り(言語事項) 30.2 66.2  31.0 75.9
   (6)漢字の書き取り(言語事項) 83.2 74.1  53.5 93.3
 ②   書写(言語事項) 69.0 35.3  45.8 46.8
                 
6 文章表現 51.9 52.5  62.0 55.0
 作文 51.9 52.5  62.0 55.0
                 
  90   90   90   90  
入試問題の項目は、平成20年度、平成21年度、平成22年度は、若干異なる。

06.02.18:53

平成22年度鹿児島県高校入試状況

今回は、各科目ごとの得点別分布状況について分析してみます。
学力を識別するためには、平均点を対称軸とした山型の得点分布状況になっているのが望ましいと思われます。

それでは、各教科ごとに見てみましょう。

国語
①平均点
(平成20年度) 平均点が上がったことに伴い、成績上位層が71点~80点(11.3%)に集まった。一方で、81点(得点率90%)以上の者はそうれほど増加していなかった。
(平成21年度) 71点~80点の得点分布を下げるため、平均点を下げることとし、平成19年度並の得点分布(6.4%)になったものの、51点~60点の得点分布が29.4%と非常に高くなった。
(平成22年度) 平成21年度の51点~60点の得点分布が高かったため、この得点分布を低下させるため、難易度の高い問題と難易度の低い問題を増やし、この階層の得点分布を21.8%に低下させることができた。


②難易度別問題数
平成21年度の要因は、0点~40点層の得点分布が平成20年度とほとんど変わらなかったことが要因となっている。
 つまり、易しい問題が平成20年度並にあったと想定され、難易度の高い問題も若干増えたことにより、51点~60点に集中したと想定されます。
②したがって、平成19年度と比較して平成20年度は成績上位層の、平成21年度は成績中位層の学力の識別値が悪くなっていたが、平成22年度は改善されている。
③識別値を高めるため、平均点を下げるととともに、難易度の低い問題を若干減らして0点~40点層の得点分布を増やしたものと想定されます。

(標準偏差)
得点分布の散らばり具合をみるためには、標準偏差が判断材料になりますが、得点分布から試算してみると、
平成19年度が15.6だったの対して、平成20年度14.0、平成21年度12.9と年々小さくなっています。
つまり、標準偏差が小さくなるということは、それだけ得点分布が集中している傾向を示していることとなり、学力の識別が悪くなっている可能性があります。
平成22年度は、改善した結果、標準偏差は16.4まで増加しました。


国語は、他の模試やテストでも、他の科目に比較して標準偏差が小さくなる傾向にありますが、入試結果を分析し、問題ごとに難易度を調整する必要があります。
平成19年度の得点分布は、理想的な得点分布を示しているので、この入試問題の各問題の難易度の分布状況を分析して、入試問題を作成する必要があると思われましたが、そのような対応が図られたものと思われます。

ただし、若干平均点が高いため、7点程度低下させれば理想に近い得点分布となると思われます。



区 分

平均点

標準偏差

0~10

11~20

21~30

31~40

41~50

51~60

61~70

71~80

81~90

三角分布 等分布
H22 52.2 15.7 17.0 16.4 0.9 3.3 7.5 13.3 18.1 21.8 20.2 13.5 1.4
H21  54.2 12.2 13.5 12.9  0.2  1.2  4.9  12.2  23.1  29.4  22.3  6.4  0.3

H20

54.2

13.4 14.7 14.0

0.3

1.5

5.0

11.4

17.6

25.9

26.5

11.3

0.5

H19

47.7

15.1 16.2 15.6

0.9

4.2

10.4

17.2

22.1

22.5

15.0

6.8

0.8


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06.01.21:57

鹿児島県公立高校入試状況

平成22年度鹿児島県公立高校入試の各教科について分析します。

過去8ヶ年の科目別平均点は下表のとおりです。

(分析)
①入試問題は、難易度は科目ごと平均点50点を目安に作成している。

②年度により、科目の平均点の変動が大きい。

③平成20年度の比較において、平成21年度は、国語が1.9点、社会が3.3点、数学が5.7点、理科が2.4点、英語が4.7点と5教科とも下回っている。これは、平成20年度の平均点が262.6点と近年になく高かったため、各教科において難化の意向が働いた結果と想定される。
さらに、平成22年度は、平成21年度に比較して、国語が0.1点、社会が0.5点、数学が2.8点、理科が1.8点、英語が7.1点と5教科とも下回っている

④総得点をみると、平成15年度、平成16年度とほぼ想定した点数となったが、平成17年度は数学と理科の平均点の大幅な減少により、総得点が大幅に減少した。
平成18年度は、平成17年度がかなり総得点が低かったことから、難易度を調節しようとし、理科はほぼ設定どおりとなったが、数学は回復せず、国語が5.4点、社会が4点高くなり、総得点が上昇した。

⑤平成19年度は、国語の出題傾向を一部変え、8.7点減少させ、ほぼ設定どおりとし、また、数学の平均点を平成18年度より設定どおり高くすることができ、総得点はほぼ設定どおりとなった。

⑥このように、科目間の難易度の調整が難しく、科目の平均点が大幅に増減する科目が発生し、平成17年度、平成20年度、平成22年度のように総得点も大きく変動してしまう場合がある。

⑦科目別の平均点のみでみると以下のとおりである。
  国語 平均点が50点を上回るケースが多い。難易度を若干上げる必要がある。(2~3問難易度を上げる)
  社会 社会は、平均点の変動が小さく安定している。
  数学 平成17年度、平成18年度、2ヶ年続けて平均点が低かったが、平成19年度、平成20年度は上昇     し、平成21年度、平成22年度は低下した。
  理科 平成17年度、平均点が低かったものの、他の5ヶ年は安定していたが、平成22年度は低下した。
  英語 平成16年度、平均点が低く、平成20年度は平均点が高かった。平成20年度は、出題傾向を変えたがそれにより平均点が上昇した。平成21年度は、平均点が高かった平成20年度より平均点を下げることがで き、さらに平成22年度は低下した。 

平成22年度についてみると、総得点の得点分布をみるとかなり改善されている。さいらに改善するとすれば、1教科の平均点を45点、総得点225点(得点率50%)程度とすれば、さらに学力の識別が行われると思われる。

 区分

総得点

国語

社会

数学

理科

英語

平成22年度  232.2 52.2 48.8 42.3 43.3 45.6
平成21年度  244.5  52.3  49.3  45.1  45.1  52.7

平成20年度

 262.6

 54.2

 52.6

 50.8

 47.5

 57.4

平成19年度

 248.8

 47.7

 54.9

 47.6

 48.4

 50.1

平成18年度

 253.8

 56.4 

 55.2 

 42.5

 51.1 

 48.6 

平成17年度

  238.9 

 51.0 

 51.2 

 44.3

 43.2 

 49.2 

平成16年度

  248.9 

 54.5 

 51.5 

 50.7 

 50.6 

 41.7 

平成15年度

 247.7

 56.7 

 47.5 

 43.1 

 47.1 

 53.3 


 

05.31.18:02

平成22年度鹿児島県公立高校入試状況

鹿児島県公立高校入試状況について掲載します。

鹿児島県公立高校入試の得点分布状況から標準偏差を試算すると、得点のバラツキが小さかった平成21年度を除くと、81~83となっています。

鶴丸高校の得点情報開示や試算した合格ラインと比較すると、公立高校入試結果による偏差値で65程度であることがわかります。

実際の合格ラインは、調査書の点数の関係もあり、10点程度の幅があることがわかっており、平成20年度は380点~390点であると思われます。

このようなことから、偏差値65に相当する合格ラインは、合格可能性A判定(合格率80%以上)に相当します。

平成22年度の鶴丸高校の合格ラインは、偏差値65の354点程度(合格率80%)と想定されます。


標準偏差・偏差値
区分 平均点 標準偏差 偏差値
1/3分布 中間分布 平  均 60 65 70
平成22年度 232.2 77.4 85.3 81.4 313.6 354.3 395.0
平成21年度 244.5 72.9 81.1 77.0 321.5 360.0 398.5
平成20年度 262.6 78.6 88.0 83.3 345.9 387.6 429.2
平成19年度 248.8 78.2 86.8 82.5 331.3 372.6 413.8
標準偏差は、得点分布より試算

平成22年度公立高校入試得点開示情報
高校名 平成20年度 平成21年度 平成22年度
合格 不合格 合格 合格 不合格
その他の
親からの情報 
本人または
親からの情報
 本人または
親からの情報
その他の
親からの情報 
本人または
親からの情報
本人または
親からの情報
鶴丸 380 390
381
407(学区外)
366
358 
358 404
391(学区外)
385(学区外)
384
382
371
363
357
360

計算による鶴丸高校の合格ライン
  平成20年度 平成21年度
合格ライン 387点 360点


05.30.15:07

平成22年度鹿児島県公立高校入試状況

平成22年度鹿児島県公立高校入試結果について分析します。
昨日、5教科合計の得点分布について掲載しましたが、この得点分布状況について、追加分析しました。

得点分布状況の見方で重要なのは、得点のばらつき具合(分散)がどの程度なっているのかです。
平均点を中心に得点分布の分散が大きければ、学力の識別が行いやすいですが、得点分布が集中してしまうと学力の識別が難しくなります。

平成20年度の平均点が上昇したため、360点以上の得点者が多く存在し、鶴丸高校や甲南高校など学力の識別が十分出来ず、単純ミスなどによって不合格となり優秀な学生が私立に流れたと想定され、平成21年度は入試問題が難化しました。

しかし、平成21年度は、難化し平均点が低下ものの、今度は350点以上の得点上位層が大幅に減る一方で、得点下位層の人数が変わらない結果、バラツキが小さく、標準偏差が小さくなり、平均点±100点の間に多くの受験生が入ることとなってしまいました。

平均点だけをみれば、平成20年度に比較して確かに平成21年度は18点以上、平成22年度は30点以上低下しましたが、これだけでは評価はできません。そこで、得点分布状況から得点者の散らばり具合(分散)を評価するため、標準偏差を求めてみました。

標準偏差を求めるにあたっては、階層内の分布状況を三角分布と等分布を求め、その平均値としました。

標準偏差をみると、平成21年度が他の年に比較して、低くなっており得点のバラツキが若干小さいことがわかり、また、平成22年度には得点分布状況が改善されたこともわかります。


得点分布

区分

受検
者数

0~   49

 50~ 99

100~149

150~199

200~249

250~299

300~349

350~399

400~450

平均点

H22 12,792 0.7 5.4 12.5 17.1 19.6 20.6 16.5 7.2 0.3 232.2
H21 12,749 0.3 3.8 9.9 16.2 19.7 21.6 19.6 8.7 0.3 244.5

H20

13,498

0.2

2.9

9.2

13.2

16.7

18.9

20.5

16.3

2.0

262.6

H19

13,610

0.4

4.4

9.9

15.6

18.2

19.2

19.5

11.3

1.5

248.8


標準偏差
区分 平均点 標準偏差 偏差値
1/3分布 中間分布 平  均 60 65 70
平成22年度 232.2 77.4 85.3 81.4 313.6 354.3 395.0
平成21年度 244.5 72.9 81.1 77.0 321.5 360.0 398.5
平成20年度 262.6 78.6 88.0 83.3 345.9 387.6 429.2
平成19年度 248.8 78.2 86.8 82.5 331.3 372.6 413.8
標準偏差は、得点分布より試算

05.29.01:01

平成22年度公立高校入試状況

東京大学の入試状況を掲載することによって、多くの受験生が東大にチャレンジすることを期待しています。
志望大学のランクを下げることはいつでもできることですから、今はできるだけ目標とする大学のランクを下げずに頑張ることが大切です。
模試の合格可能性判定がE判定であっても、特に現役は受験前に大きく伸びる可能性があるので簡単にあきらめる必要はありません。引き続き、東大受験ついて掲載していきたいとは思いますが、基本的には東大受験を念頭に勉強することで相当な実力がつき、他の大学を受験する場合でも相当有利になると思います。

さて、東大入試の勉強方法について6月中旬ごろから掲載することとし、本日からは先日鹿児島教委育委員会が公表した平成22年度の鹿児島県公立高校入試状況について掲載します。

平成22年度の鹿児島県公立高校入試の得点の分布状況について分析します。
入試問題は、1科目平均点50点程度、総得点250点程度を目安として作成することとしていますが、平成20年度の平均点がかなり高かったことから、平成21年度大幅に平均点が減少し、平成22年度の動向が注目されましたが、平成21年度よりさらに平均点が低下しました。

①平成22年度は、近年最も低かった平成17年度により平均点が低くなっている。

②平成21年度は、平均点が高くなった平成20年度の反省に立ち、問題の難化が行われ、400点以上の者が35人と平均点が低かった平成17年度69人より少なくなっていましたが、平成22年度は平均点がさらに下がっている割には41人と増加しています。

③平成21年度は、360点以上の者は平成20年度に比較すると8.19%大幅に減少しており、360点~399点の者は、1685人から771人と914人減少している。
平成22年度は、360点以上の者は平成21年度に比較するとさらに1.18%減少しており、360点~399点の者は、771人からと617人と154人減少している。

④平成21年度は、350点以上の者は平成20年度に比較すると8.85%減少しており、1265人減少している。350点~359点の者は、515人から403人と112人減少している。
平成22年度は、350点以上の者は平成21年度に比較すると1.98%減少しており、250人減少している。350点~359点の者は、403人から301人と102人減少している。

⑤④の350点~359点の10点の間の得点者の減少率は25.3%(403人→301人)となっており、360点から399点の40点の間の得点者の減少率は20.0%(771人→617人)で、360点から399点の層の減少幅が若干小さいことを示している。

⑥したがって、360点~399点においては、各点数における人数は、平成20年度に比較して27人程度((914+154)人/40点)減少、平成21年度に比較して4人程度(154人/40点)減少している。

⑦平成22年度の360点~399点の各点の人数を平均すると15人(平成20年度42人、平成21年度19人)となっていたことがわかる。

⑧つまり、成績上位層の点数が押さえられ、360点以上では各点の得点者が少なくなり、学力の識別が向上する一方で、成績中上位層の点数が増加することによって、300点から360点層に集中した結果となった。

⑨これを入試問題で考えてみると、難易度の高い問題が増えたことによって成績上位層の点数が押さえられ、難易度の低い問題の割合はかわらず、成績中上位層の点数が減少幅が上位層より小さいと推定される。

⑩鶴丸などの合格ラインは、このような入試状況から合格ラインが平成20年度に比較して大幅に低下し、平成21年度の比較においても低下したと想定される。

得点別分布状況をみると、正規分布に近い形となり、過去4年間では最も理想に近い得点分布になっている。
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←グラフをクリックすると拡大します。(得点分布)





次回以降に各教科について分析します。

鹿児島県公立高校得点分布状況

 区分

受検者数

平均
得点

400点
以上
の人数
400点以上
の割合(%)
360点以上
の人数
360点以上
の割合(%)
350点以上
の人数
350点以上
の割合(%)
平成22年度 12,792 232.2 41 0.32    658 5.14     ※959      7.50
平成21年度 12,749 244.5 35 0.27     806 6.32  ※1,209      9.48

平成20年度

13,498

262.6

274

2.03

1,959

14.51

※2,474

 18.33

平成19年度

13,610

248.8

211

1.55

1,321

 9.71

※1,749

 12.85

平成18年度

13,885

253.8

270

1.94

1,629

11.73

 -

平成17年度

14,629

238.9

  69

0.47

   883

  6.04

 - 

 - 

平成16年度

15,273

248.9

180

1.18

1,371

  8.98

 - 

 - 

平成15年度

16,533

247.7

175

1.06

1,449

  8.76

 -

 ※分布割合より試算

05.28.17:20

東京大学入試状況

東京大学の入試状況について掲載します。

科目別目標ライン

「しのぎ」「クリア」「勝負」の三つの目標設定


POINT 3 科目別目標設定術

東大の2次試験では、科目ごとに「どの得点圏まで狙えるか」というラインが違ってくる。この節では、科目ごとの特性やコスト・パフォーマンスを分析しながら、文系・理系に分けて目標ラインの設定を試みる。

科目の特性と「L・M・H」ラインの設定


 科目の特性をよく知ったうえで、教科ごとに最適目標ラインを設
定できれば、受験計画がはるかに効率のいいものとなる。

 基本的には、コスト・パフォーマンスが落ちる手前までは、その科目にどんどん時間を投入するのが賢い。そして、目標ラインを達成したら、サッと“撤退"して、今度は別の科目へ重点を移してい

く。こうして、1科目ずつ目標ラインをクリアしていくのが、理想的な受験戦術なのである。

 この節では、科目ごとの特性に触れながら、文系、理系の順にそれぞれ「しのぎ」、「クリア」、「勝負」の3段階の教科別目標ラインを設定していくことにする。設定にあたっては、経験者、すなわち現役東大生の“実感"と得点開示情報を重視している。

 幸い、私の監修する「緑鐵受験指導ゼミナール」には現在150名近くの東大生講師がいるが、彼らの協力によって模試のデータや2次試験の成績開示データなど、貴重な資料を収集することができる。

さらに、東大型模試(東大即応オープン、東大入試実戦模試など)の結果資料を入手して検討を加えているので、実感的にも統計的にも、かなり的を射た内容になったものと自負している。


1.英語の特性と目標ライン
《特性》頑張れば伸びるが時間と労力が必要
 英語は、もともと「頑張れば伸びる科目」であるが、対策にはそれなりの時間(割と長期にわたる)と労力が必要となる。ただし、いったん仕上がればそう簡単に実力は落ちない特性があるので、早めに仕上げるのが受験戦略上の大きなポイントとなる。
 東大の英語(120点満点)は、英文ジャンルや出題形式などの面での“多彩さ"が特に際立っている。英作文やリスニングの配点も高く、読解系の問題にしても要約や文挿入、下線部和訳、総合問題形式などバラエティに富む(文法・語法問題も出題される)。
 要するに「何でもあり」の出題(19~20ページ参照)で、”`オールラウンドな英語力”"が試されるわけだ。それだけ「頑張れば伸びる」の「頑張れば」の物理的・分量的ハードルが高く、英語が得意な人にとっても分量が多い(読解系の総語数だけでも2000語を超える)のが悩みになりやすい。
 そのため、どうしても素直に「初期レベル」(本格的に受験勉強を始める際の実力)および「残り時間」(入試までに残された時間)の二つの要素によって、「どれだけできるか」、「どのレベル(得点ライン)まで達するか」が決まってくるイメージがある。
 

《文系の目標ライン》60%付近が「クリア」ライン
 以前は難しいと言われた東大の英語も、ここ数年の合格者の声を聞くと、「とにかく75点(62.5%)は目標にできる」という声が多い。形式的、内容的に取っつきやすい問題が増えてきたためで、リスニングや英作文で大量失点をしない限り、50%前後の得点を取ることはそれほど困難ではない。よって、「しのぎ」ラインは50%手前の58点(48.3%)に設定する(文1のみ53.3%の64点とする)。

《理系の目標ライン》理Ⅲを除き60%が「クリア」ライン
 数学や理科にかなりの力を注ぐ必要がある理系の場合、文系並みの目標ラインを設定するのはちょっと酷である。合格最低点が文系ほど高くない現状では、理Ⅰと理Ⅱの「しのぎ」「クリア」「勝負」の各ラインは、文Ⅰ・文Ⅱのそれよりも数%程度低めに設定するのが妥当な線だ。Mラインの60%(72点〉は合格者の平均点に近い値で、まずはこのあたりを目標にしたい。
 理Ⅲは目標最低点が300点近くになるため、配点の高い英語での大量失点は致命傷となる。いくら英語が苦手でも、55%(66点)は確保できないと厳しい。「クリア」ラインと「勝負」ラインは、文Ⅰと同等の目標得点とする(Mが78点、Hが96点)。


図1 科類別・英語の目標ライン                   (配点120点)
            M-     M+    
文Ⅰ       64     72   78   84     96
               
          M-     M+      
文Ⅱ   58       68   75   82     92  
               
          M-     M+      
文Ⅲ   58       68   75   82     92  
      50%           65%         80%
        M-     M+        
理Ⅰ 54       66   72   78     90    
               
        M-     M+        
理Ⅱ 54       66   72   78     90    
               
            M-     M+    
理Ⅲ         66   72   78   84     96

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