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05.29.01:01

平成22年度公立高校入試状況

東京大学の入試状況を掲載することによって、多くの受験生が東大にチャレンジすることを期待しています。
志望大学のランクを下げることはいつでもできることですから、今はできるだけ目標とする大学のランクを下げずに頑張ることが大切です。
模試の合格可能性判定がE判定であっても、特に現役は受験前に大きく伸びる可能性があるので簡単にあきらめる必要はありません。引き続き、東大受験ついて掲載していきたいとは思いますが、基本的には東大受験を念頭に勉強することで相当な実力がつき、他の大学を受験する場合でも相当有利になると思います。

さて、東大入試の勉強方法について6月中旬ごろから掲載することとし、本日からは先日鹿児島教委育委員会が公表した平成22年度の鹿児島県公立高校入試状況について掲載します。

平成22年度の鹿児島県公立高校入試の得点の分布状況について分析します。
入試問題は、1科目平均点50点程度、総得点250点程度を目安として作成することとしていますが、平成20年度の平均点がかなり高かったことから、平成21年度大幅に平均点が減少し、平成22年度の動向が注目されましたが、平成21年度よりさらに平均点が低下しました。

①平成22年度は、近年最も低かった平成17年度により平均点が低くなっている。

②平成21年度は、平均点が高くなった平成20年度の反省に立ち、問題の難化が行われ、400点以上の者が35人と平均点が低かった平成17年度69人より少なくなっていましたが、平成22年度は平均点がさらに下がっている割には41人と増加しています。

③平成21年度は、360点以上の者は平成20年度に比較すると8.19%大幅に減少しており、360点~399点の者は、1685人から771人と914人減少している。
平成22年度は、360点以上の者は平成21年度に比較するとさらに1.18%減少しており、360点~399点の者は、771人からと617人と154人減少している。

④平成21年度は、350点以上の者は平成20年度に比較すると8.85%減少しており、1265人減少している。350点~359点の者は、515人から403人と112人減少している。
平成22年度は、350点以上の者は平成21年度に比較すると1.98%減少しており、250人減少している。350点~359点の者は、403人から301人と102人減少している。

⑤④の350点~359点の10点の間の得点者の減少率は25.3%(403人→301人)となっており、360点から399点の40点の間の得点者の減少率は20.0%(771人→617人)で、360点から399点の層の減少幅が若干小さいことを示している。

⑥したがって、360点~399点においては、各点数における人数は、平成20年度に比較して27人程度((914+154)人/40点)減少、平成21年度に比較して4人程度(154人/40点)減少している。

⑦平成22年度の360点~399点の各点の人数を平均すると15人(平成20年度42人、平成21年度19人)となっていたことがわかる。

⑧つまり、成績上位層の点数が押さえられ、360点以上では各点の得点者が少なくなり、学力の識別が向上する一方で、成績中上位層の点数が増加することによって、300点から360点層に集中した結果となった。

⑨これを入試問題で考えてみると、難易度の高い問題が増えたことによって成績上位層の点数が押さえられ、難易度の低い問題の割合はかわらず、成績中上位層の点数が減少幅が上位層より小さいと推定される。

⑩鶴丸などの合格ラインは、このような入試状況から合格ラインが平成20年度に比較して大幅に低下し、平成21年度の比較においても低下したと想定される。

得点別分布状況をみると、正規分布に近い形となり、過去4年間では最も理想に近い得点分布になっている。
0f15051c.jpg
                                                                                                 


←グラフをクリックすると拡大します。(得点分布)





次回以降に各教科について分析します。

鹿児島県公立高校得点分布状況

 区分

受検者数

平均
得点

400点
以上
の人数
400点以上
の割合(%)
360点以上
の人数
360点以上
の割合(%)
350点以上
の人数
350点以上
の割合(%)
平成22年度 12,792 232.2 41 0.32    658 5.14     ※959      7.50
平成21年度 12,749 244.5 35 0.27     806 6.32  ※1,209      9.48

平成20年度

13,498

262.6

274

2.03

1,959

14.51

※2,474

 18.33

平成19年度

13,610

248.8

211

1.55

1,321

 9.71

※1,749

 12.85

平成18年度

13,885

253.8

270

1.94

1,629

11.73

 -

平成17年度

14,629

238.9

  69

0.47

   883

  6.04

 - 

 - 

平成16年度

15,273

248.9

180

1.18

1,371

  8.98

 - 

 - 

平成15年度

16,533

247.7

175

1.06

1,449

  8.76

 -

 ※分布割合より試算
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