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06.05.06:24
平成22年度鹿児島県公立高校入試状況
本日、午前9時25からNHK教育テレビで、「テストの花道」の再放送があります。
偏差値37から早稲田大学へ、E判定から東京大学へ受験生にとって勇気が沸きます。これらの学生は、自分なりに自分にあった勉強方法を発見しています。
是非、見てください。
平成22年度鹿児島県公立高校入試問題について掲載しています。
引き続き、数学についてです。
数学の問題と正答率について平成19年度~平成22年度の4ヶ年分を整理すると以下の表のようになります。
今回は、設問ごとの正答率と配点割合により、得点分布状況との関係を見てみます。
平成19年度から平成22年度の4ヶ年の設問の数は26になっています。
平成20年度の得点分布は、得点上位層が多い状況となっており、平成21年度は若干難化させ、平均点を下げるように入試問題を作成されたと想定されます。
平成22年度は、さらに平均点が低下しています。
①90%以上の正答率の設問があるが、ほとんど学力の識別を図ることができないため、90%以上の正答率の設問は難易度を上げる必要がある。
②80%以上の正答率の設問の配点割合は、平成19年度24点、平成20年度18点、平成19年度12点と減少傾向にあり、平均点を下げようとする意志があったと思われるが、その結果、40点以下の得点分布が大きくなった。
平成22年度は、80%以上の正答率の配点が17点に増えた。
③平成21年度は、正答率60%~70%の設問の配点が18点と高いため、60点台の得点の分布割合が大きいと思われるので、この正答率層の設問を若干難化させる必要がある。
平成22年度の20%未満の得点の配点が32点と高くなっており、高得点層が大幅に減少することとなり、学力上位層の識別が悪くなっている。
得点率10%未満の配点が16点と多くなっており、この設問については若干易化させる必要がある。
④一方、受験者の立場からすると、正答率の低い問題について、受験対策を講じる必要がある。
大問3~5の最後の設問の正答率は、10%以下のものが多く、大問5の最後の設問は正答率1.2%以下と非常に難しい問題であるので、これ以外の問題で確実に得点することが必要です。
入試問題の項目は、平成20年度、平成21年度、平成22年度とは異なる。
偏差値37から早稲田大学へ、E判定から東京大学へ受験生にとって勇気が沸きます。これらの学生は、自分なりに自分にあった勉強方法を発見しています。
是非、見てください。
平成22年度鹿児島県公立高校入試問題について掲載しています。
引き続き、数学についてです。
数学の問題と正答率について平成19年度~平成22年度の4ヶ年分を整理すると以下の表のようになります。
今回は、設問ごとの正答率と配点割合により、得点分布状況との関係を見てみます。
平成19年度から平成22年度の4ヶ年の設問の数は26になっています。
平成20年度の得点分布は、得点上位層が多い状況となっており、平成21年度は若干難化させ、平均点を下げるように入試問題を作成されたと想定されます。
平成22年度は、さらに平均点が低下しています。
①90%以上の正答率の設問があるが、ほとんど学力の識別を図ることができないため、90%以上の正答率の設問は難易度を上げる必要がある。
②80%以上の正答率の設問の配点割合は、平成19年度24点、平成20年度18点、平成19年度12点と減少傾向にあり、平均点を下げようとする意志があったと思われるが、その結果、40点以下の得点分布が大きくなった。
平成22年度は、80%以上の正答率の配点が17点に増えた。
③平成21年度は、正答率60%~70%の設問の配点が18点と高いため、60点台の得点の分布割合が大きいと思われるので、この正答率層の設問を若干難化させる必要がある。
平成22年度の20%未満の得点の配点が32点と高くなっており、高得点層が大幅に減少することとなり、学力上位層の識別が悪くなっている。
得点率10%未満の配点が16点と多くなっており、この設問については若干易化させる必要がある。
④一方、受験者の立場からすると、正答率の低い問題について、受験対策を講じる必要がある。
大問3~5の最後の設問の正答率は、10%以下のものが多く、大問5の最後の設問は正答率1.2%以下と非常に難しい問題であるので、これ以外の問題で確実に得点することが必要です。
正答率
|
設問数 | |||
平成19年度 | 平成20年度 | 平成21年度 | 平成22年度 | |
90%以上 | 3 | 5 | 2 | 4 |
80%以上~90%未満 | 5 | 1 | 2 | 2 |
70%以上~80%未満 | 1 | 5 | 3 | 2 |
60%以上~70%未満 | 5 | 4 | 5 | 4 |
50%以上~60%未満 | 1 | 2 | 2 | 2 |
40%以上~50%未満 | 4 | 2 | 4 | 4 |
30%以上~40%未満 | 2 | 2 | 3 | 0 |
20%以上~30%未満 | 1 | 2 | 1 | 0 |
10%以上~20%未満 | 1 | 1 | 1 | 4 |
10%未満 | 3 | 2 | 3 | 4 |
計 | 26 | 26 | 26 | 26 |
正答率
|
配点 | |||
平成19年度 | 平成20年度 | 平成21年度 | 平成22年度 | |
90%以上 | 9 | 15 | 6 | 12 |
80%以上~90%未満 | 15 | 3 | 6 | 5 |
70%以上~80%未満 | 3 | 16 | 9 | 6 |
60%以上~70%未満 | 16 | 14 | 18 | 13 |
50%以上~60%未満 | 4 | 8 | 6 | 7 |
40%以上~50%未満 | 15 | 6 | 15 | 15 |
30%以上~40%未満 | 8 | 8 | 10 | 0 |
20%以上~30%未満 | 4 | 8 | 4 | 0 |
10%以上~20%未満 | 4 | 4 | 4 | 16 |
10%未満 | 12 | 8 | 12 | 16 |
計 | 90 | 90 | 90 | 90 |
項目(平成19年度入試問題) | 平成19年度 | 平成20年度 | 平成21年度 | 平成22年度 | ||||
配点 | 正答率 | 配点 | 正答率 | 配点 | 正答率 | 配点 | 正答率 | |
1 基本的な計算・知識 | 27 | 78.0 | 27 | 77.0 | 27 | 72.9 | 27 | 78.3 |
①-1 整数の四則計算 | 3 | 98.0 | 3 | 98.0 | 3 | 97.1 | 3 | 97.0 |
①-2 分数計算 | 3 | 88.4 | 3 | 90.9 | 3 | 91.7 | 3 | 92.2 |
①-3 文字式の計算 | 3 | 92.0 | 3 | 91.7 | 3 | 87.9 | 3 | 88.6 |
①-4 単項式の乗除 | 3 | 86.6 | 3 | 88.2 | 3 | 81.3 | 3 | 91.3 |
①-5 平方根を含む式の計算 | 3 | 90.7 | 3 | 62.9 | 3 | 73.0 | 3 | 92.0 |
② 割合の計算 | 3 | 44.8 | 3 | 73.7 | 3 | 43.7 | 3 | 68.7 |
③ 正の数・負の数 | 3 | 69.5 | 3 | 77.9 | 3 | 68.8 | 3 | 68.0 |
④ 確率 | 3 | 63.2 | 3 | 65.1 | 3 | 59.5 | 3 | 62.5 |
⑤ 立体図面の展開図 | 3 | 69.1 | 3 | 45.0 | 3 | 53.0 | 3 | 44.6 |
2 数学的な見方や考え方 | 18 | 59.1 | 18 | 66.0 | 18 | 57.7 | 18 | 50.8 |
① 反比例の式、グラフ | 4 | 66.1 | 3 | 91.3 | 4 | 69.0 | 4 | 58.4 |
② 連立方程式の応用 | 4 | 80.4 | 3 | 48.4 | 4 | 67.2 | 4 | 41.0 |
③ 三角形の作図 | 4 | 45.4 | 4 | 71.9 | 4 | 67.3 | 4 | 68.2 |
④-1 相似の三角形 | 2 | 86.5 | 4 | 54.4 | 3 | 36.7 | 2 | 89.1 |
④-2 回転体の体積 | 4 | 30.8 | 4 | 65.9 | 3 | 38.1 | 4 | 16.6 |
3 数量関係とその応用 | 15 | 42.4 | 15 | 31.0 | 15 | 35.8 | 15 | 31.8 |
①二乗に比例する式のグラフ | 3 | 80.7 | 3 | 73.7 | 3 | 73.3 | 3 | 79.0 |
②関数の変域 | 4 | 49.5 | 4 | 29.9 | 4 | 49.2 | 4 | 45.9 |
③-1 直線の方程式 | 4 | 42.9 | 4 | 26.1 | 4 | 27.0 | 4 | 11.5 |
③-2 二次方程式の応用 | 4 | 6.1 | 4 | 5.0 | 4 | 2.9 | 4 | 2.7 |
4 数と式とその応用 | 15 | 35.1 | 15 | 61.2 | 15 | 30.6 | 15 | 29.0 |
①倍数の性質 | 3 | 77.4 | 3 | 94.0 | 3 | 71.4 | 3 | 79.5 |
②数の規則性 | 4 | 57.6 | 4 | 54.7 | 4 | 40.5 | 4 | 46.2 |
③-1 文字を使った表現 | 4 | 13.6 | 4 | 68.4 | 4 | 7.2 | 4 | 2.2 |
③-2 数の規則性の応用 | 4 | 2.3 | 4 | 36.0 | 4 | 13.6 | 4 | 0.9 |
5 図形とその応用 | 15 | 28.5 | 15 | 28.4 | 15 | 33.6 | 15 | 19.4 |
①平行線と錯角、弧と円周角 | 3 | 61.2 | 14 | 70.9 | 3 | 65.7 | 3 | 58.6 |
②三角形の合同の証明 | 4 | 23.2 | 2 | 32.8 | 4 | 43.1 | 4 | 14.9 |
③-1 二等辺三角形の性質 | 4 | 37.7 | 2 | 19.5 | 4 | 32.3 | 4 | 14.0 |
③-2 三角形の面積 | 4 | 0.1 | 2 | 1.0 | 4 | 1.2 | 4 | 0.1 |
90 | 90 | 90 | 90 |
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