11.23.14:30
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09.18.09:16
平成30年度鹿児島県統一模試と合否の関係
各高校の合格ラインの問い合わせは多くあります。
各高校の合格ラインの推計は、昴塾の合格可能性判定基準、高校入試の得点分布、進研模試の平均点、大学合格実績、高校入試成績開示などを元に行っています。
今回、鹿児島県統一模試と高校入試の合否の関係のデータを入試しましたので、これを元に検証したいと思います。
ここでは、鶴丸、甲南、鹿児島中央について検証してみます。
鹿児島県統一模試と高校入試の合否の関係のデータは、全体、合格者、不合格者の各平均点です。
これに、鹿児島県統一模試を受験した生徒の追跡を行い、判明した合格者数をデータに加え、
逆算して不合格者を試算しました。
これまで、高校入試における合格ラインの偏差値を求めたところ、鶴丸65、甲南62.5、鹿児島中央60と試算しています。
つまり、鶴丸、甲南、鹿児島中央の偏差値の差は同間隔(2.5)となっています。また、高校が受験する進研模試の平均点の差もほぼ同間隔となっています。
鹿児島県統一模試を受験して合格した生徒の高校別平均点の得点率を見ると、鶴丸80.3%、
甲南75.1%、鹿児島中央69.6%となっており、平均点の得点率差もほぼ同じ間隔(5%)となっています。
したがって、実際の学力差も同等と考えられ、鶴丸と鹿児島中央の平均に甲南の学力があると推察されます。
鹿児島県統一模試は、公立高校入試の難易度、出題傾向を想定して出題されているものと推察され、合格者の平均得点の得点率で公立高校入試の平均得点を求めると以下のようになります。
1.公立高校入試合格者の平均得点(450点満点 鹿児島県統一模試から推計)
鶴丸 361点 甲南 338点 鹿児島中央 313点
一方、公立高校入試の得点分布から試算した合格ラインは以下のとおりです。
平成30年度公立高校入試平均点 238.6点
2.合格ライン(標準偏差80と推計:t得点分布から推計)
鶴丸 359点 甲南 339点 鹿児島中央 319点
偏差値 65 62.5 60.0
合格者平均点の方が高くないといけないのですが、両者を比較すると、ほぼ同じ値となっています。
その要因としては、①鹿児島県統一模試が若干難しく、合格者平均点が下がった、②公立高校入試の標準偏差が小さかったことが考えられます。
①鹿児島県統一模試の難易度が高く、合格者平均点が下がった場合
平成21年度から平成30年度の10か年の公立高校入試の平均点は、最低で228.2点、最高で248.8点、その差は20.6点、得点率4.6%となっています。
同様に、模試においても、同様の難易度の変化があったと想定すると、模試の得点率が±2.3%の変動している可能性があり、平成30年度の公立高校入試の難易度より高くなった可能性があります。
この2.3%の得点率は、10点(450点 × 2.3%)の得点の差となります。
したがって、合格者の模試の平均点に10点を加えた得点が公立高校入試の合格者の平均点と想定されます。
これを各高校について試算すると以下の通りとなります。
模試平均点① 鶴丸 361点 甲南 338点 鹿児島中央 313点
①+10点 鶴丸 371点 甲南 348点 鹿児島中央 323点
②標準偏差が低かった場合(標準偏差80以下の場合)
最近の公立高校入試の平均点は、230点台と低い傾向にあり、400点以上の得点者も少なくなっていることから、標準偏差も80より低く、78程度であったと想定されます。
この標準偏差78で計算すると以下のようになります。
鶴丸 356点 甲南 336点 鹿児島中央 317点
偏差値 65 62.5 60.0
①+②を加味した場合
鶴丸 甲南 鹿児島中央
合格者平均点 371点 348点 323点
最低合格点 356点 336点 317点
したがって、合格ラインはほぼ正確であると思われます。
鹿児島県統一模試(5教科500点満点)と高校入試の合否の関係 【 】は、得点率
各高校の合格ラインの推計は、昴塾の合格可能性判定基準、高校入試の得点分布、進研模試の平均点、大学合格実績、高校入試成績開示などを元に行っています。
今回、鹿児島県統一模試と高校入試の合否の関係のデータを入試しましたので、これを元に検証したいと思います。
ここでは、鶴丸、甲南、鹿児島中央について検証してみます。
鹿児島県統一模試と高校入試の合否の関係のデータは、全体、合格者、不合格者の各平均点です。
これに、鹿児島県統一模試を受験した生徒の追跡を行い、判明した合格者数をデータに加え、
逆算して不合格者を試算しました。
これまで、高校入試における合格ラインの偏差値を求めたところ、鶴丸65、甲南62.5、鹿児島中央60と試算しています。
つまり、鶴丸、甲南、鹿児島中央の偏差値の差は同間隔(2.5)となっています。また、高校が受験する進研模試の平均点の差もほぼ同間隔となっています。
鹿児島県統一模試を受験して合格した生徒の高校別平均点の得点率を見ると、鶴丸80.3%、
甲南75.1%、鹿児島中央69.6%となっており、平均点の得点率差もほぼ同じ間隔(5%)となっています。
したがって、実際の学力差も同等と考えられ、鶴丸と鹿児島中央の平均に甲南の学力があると推察されます。
鹿児島県統一模試は、公立高校入試の難易度、出題傾向を想定して出題されているものと推察され、合格者の平均得点の得点率で公立高校入試の平均得点を求めると以下のようになります。
1.公立高校入試合格者の平均得点(450点満点 鹿児島県統一模試から推計)
鶴丸 361点 甲南 338点 鹿児島中央 313点
一方、公立高校入試の得点分布から試算した合格ラインは以下のとおりです。
平成30年度公立高校入試平均点 238.6点
2.合格ライン(標準偏差80と推計:t得点分布から推計)
鶴丸 359点 甲南 339点 鹿児島中央 319点
偏差値 65 62.5 60.0
合格者平均点の方が高くないといけないのですが、両者を比較すると、ほぼ同じ値となっています。
その要因としては、①鹿児島県統一模試が若干難しく、合格者平均点が下がった、②公立高校入試の標準偏差が小さかったことが考えられます。
①鹿児島県統一模試の難易度が高く、合格者平均点が下がった場合
平成21年度から平成30年度の10か年の公立高校入試の平均点は、最低で228.2点、最高で248.8点、その差は20.6点、得点率4.6%となっています。
同様に、模試においても、同様の難易度の変化があったと想定すると、模試の得点率が±2.3%の変動している可能性があり、平成30年度の公立高校入試の難易度より高くなった可能性があります。
この2.3%の得点率は、10点(450点 × 2.3%)の得点の差となります。
したがって、合格者の模試の平均点に10点を加えた得点が公立高校入試の合格者の平均点と想定されます。
これを各高校について試算すると以下の通りとなります。
模試平均点① 鶴丸 361点 甲南 338点 鹿児島中央 313点
①+10点 鶴丸 371点 甲南 348点 鹿児島中央 323点
②標準偏差が低かった場合(標準偏差80以下の場合)
最近の公立高校入試の平均点は、230点台と低い傾向にあり、400点以上の得点者も少なくなっていることから、標準偏差も80より低く、78程度であったと想定されます。
この標準偏差78で計算すると以下のようになります。
鶴丸 356点 甲南 336点 鹿児島中央 317点
偏差値 65 62.5 60.0
①+②を加味した場合
鶴丸 甲南 鹿児島中央
合格者平均点 371点 348点 323点
最低合格点 356点 336点 317点
したがって、合格ラインはほぼ正確であると思われます。
鹿児島県統一模試(5教科500点満点)と高校入試の合否の関係 【 】は、得点率
高 校 | 合格者数 | 全体 平均点 |
合格者 平均点 |
不合格者 平均点 |
推計 合格者数 |
推計 不合格者数 |
鶴丸 | 108 | 394.6 | 401.6 【80.3】 |
370.3 | 108 | 31 |
甲南 | 148 | 368.0 | 375.3 【75.1】 |
342.0 | 148 | 21 |
鹿児島中央 | 176 | 340.9 | 347.9 【69.6】 |
318.8 | 176 | 56 |
鹿児島玉龍 | 89 | 318.4 | 325.5 【65.1】 |
295.5 | 89 | 28 |
武岡台 (普通) |
215 (情報含み) |
305.7 | 311.6 【62.3】 |
285.6 | ||
鹿児島南 (普通) |
186 (情報・ 商業含み) |
285.7 | 289.3 | 247.6 | ||
武岡台 (情報) |
- | 276.6 | 283.3 | 260.2 | ||
鹿児島南 (情報) |
- | 260.3 | 266.8 | 221.4 | ||
錦江湾 (理数) |
153 (普通含み) |
255.2 | 255.2 | |||
伊集院 | 116 | 251.7 | 251.7 | 116 | ||
鹿児島南 (商業) |
- | 246.3 | 252.1 | 196.9 | ||
松陽 | 196 | 232.3 | 239.0 | 160.2 | 196 | 18 |
錦江湾 (普通) |
- | 207.0 | 211.7 | 143.2 | ||
明桜館 (商業) |
181.4 | 191.3 | 135.8 | |||
明桜館 (文理) |
179.9 | 184.6 | 131.7 |
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07.25.09:58
平成30年度ラ・サール高校の入試動向
ラ・サール高校の入試動向について報告します。
平成30年度入試の状況をみると、受験者数が378人(H29 414人)と昨年より36人少なく、合格者数は非公開ですが塾の合格者数を累計すると228人(198人)と30人増加となっています。つまり、受験者の60%(48%)が合格していることになります。
この理由は、平成30年度は、ラ・サール中学校の卒業生が164人と少なかったことと、平成29年度、高校からの入学者が少なかったことから高校入学者が217人となったため、本年度合格者を増やし、定員240人に近づけたものと思われます。
平成20年~平成24年度の5年の塾の合格者数の累計をみると210人~217人が合格していますので、ほぼ毎年同程度の人数が合格しているものと思われます。
しかし、平成25年度~平成27年度の合格者数は、半減しており、98人、110人、117人となっています。平成25年度は欧州塾の合格実績が不明なため実際は110人程度ではないかと想定されます。
合格者の半減の理由は、これまで入試日程は、久留米付設高校入試と異なり、併願が可能で、福岡県から多くの受験生が来ており、これに伴って合格者を多く出していましたが、平成25年度から入試日程が同じになった(ラ・サール高校が日程を前倒しした)ため、福岡県からの受験者が減り、久留米付設高校を第一志望としている生徒は受験しないようになったため、合格者の7割から8割がラ・サール高校に入学するようになったからです。
平成28・29・30年度は、受験者数、合格者数とも増加していますが、久留米大付設高校との同日入試が本年度久留米大付設が入試日程を1週間前倒しした影響があったものと考えます。
英数館の合格者が増えているため、福岡県からの受験が多かったのではないかと思います。
募集定員は240人で、そのうちラ・サール中学校からの内部進学者を差し引くと外部からの進学者が求められます。この計算で行うと、53人~83人が進学することとなります。
平成24年度は、ラ・サール中学校の卒業生数が若干少ない161人で、高校1年生231人から差し引くと高校からの入学者は70人と若干少なくなりますが、合格者の3分の1程度しか入学しないこととなっていました。
また、平成24年度までの入試では、全受験者の平均点が取れれば合格する計算となります。
ラ・サール高校の受験動向
*合格者数は、学習塾の合格者の累計
塾別のラ・サール高校合格者数(平成30年2月20日調査時点)
平成30年度入試の状況をみると、受験者数が378人(H29 414人)と昨年より36人少なく、合格者数は非公開ですが塾の合格者数を累計すると228人(198人)と30人増加となっています。つまり、受験者の60%(48%)が合格していることになります。
この理由は、平成30年度は、ラ・サール中学校の卒業生が164人と少なかったことと、平成29年度、高校からの入学者が少なかったことから高校入学者が217人となったため、本年度合格者を増やし、定員240人に近づけたものと思われます。
平成20年~平成24年度の5年の塾の合格者数の累計をみると210人~217人が合格していますので、ほぼ毎年同程度の人数が合格しているものと思われます。
しかし、平成25年度~平成27年度の合格者数は、半減しており、98人、110人、117人となっています。平成25年度は欧州塾の合格実績が不明なため実際は110人程度ではないかと想定されます。
合格者の半減の理由は、これまで入試日程は、久留米付設高校入試と異なり、併願が可能で、福岡県から多くの受験生が来ており、これに伴って合格者を多く出していましたが、平成25年度から入試日程が同じになった(ラ・サール高校が日程を前倒しした)ため、福岡県からの受験者が減り、久留米付設高校を第一志望としている生徒は受験しないようになったため、合格者の7割から8割がラ・サール高校に入学するようになったからです。
平成28・29・30年度は、受験者数、合格者数とも増加していますが、久留米大付設高校との同日入試が本年度久留米大付設が入試日程を1週間前倒しした影響があったものと考えます。
英数館の合格者が増えているため、福岡県からの受験が多かったのではないかと思います。
募集定員は240人で、そのうちラ・サール中学校からの内部進学者を差し引くと外部からの進学者が求められます。この計算で行うと、53人~83人が進学することとなります。
平成24年度は、ラ・サール中学校の卒業生数が若干少ない161人で、高校1年生231人から差し引くと高校からの入学者は70人と若干少なくなりますが、合格者の3分の1程度しか入学しないこととなっていました。
また、平成24年度までの入試では、全受験者の平均点が取れれば合格する計算となります。
ラ・サール高校の受験動向
年度 | 募集 定員 |
ラ・サール 中学校 卒業者数 |
応募 者数 |
受験 者数 |
合格 者数 |
外部 入学 者数 |
ラ・サール 高校 1年生 |
合格 最低点 |
2018 | 240 | 164 | 384 | 378 | 非公開 228* |
75※ | 239 | 213/400 |
2017 | 240 | 163 | 421 | 414 | 非公開 198* |
54※ | 217 | 224/400 |
2016 | 240 | 181 | 450 | 443 | 非公開 195* |
53※ | 234 | 227/400 |
2015 | 240 (外部約80) |
173 | 280 | 277 | 非公開 117* |
57※ | 230 | 241/400 |
2014 | 240 (外部約80) |
174 | 313 | 309 | 非公開 110* |
71※ | 245 | 235/400 |
2013 | 240 (外部約80) |
170 | 非公開 98* |
53※ | 223 | 222/400 | ||
2012 | 240 (外部約70) |
161 | 439 | 433 | 非公開 211* |
70※ | 231 | 211/400 |
2011 | 240 (外部約70) |
171 | 413 | 406 | 非公開 211* |
61※ | 232 | 212/400 |
2010 | 240 (外部約90) |
154 | 400 | 391 | 非公開 217* |
83※ | 237 | |
2009 | 240 (外部約80) |
162 | 非公開
210*
|
69※ | 231 |
塾別のラ・サール高校合格者数(平成30年2月20日調査時点)
年度 | 英 進 館 |
昴 | 全 教 研 |
森 田 修 学 館 (福 岡) |
欧 州 塾 (広 島) |
京 進 (京 都) |
西 塾 (愛 知 |
関 西 志 学 館 (兵 庫) |
サ ビ ッ ク ス (東 京) |
進 学 社 (東 京) |
早 稲 田 ス ク ー ル (熊 本) |
計 |
2018 | 144 | 20 | 19 | 19 | 13 | 0 | 2 | 0 | 3 | 0 | 8 | 228 |
2017 | 126 | 25 | 16 | 19 | 7 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 4 | 198 |
2016 | 118 | 24 | 17 | 16 | 13 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 6 | 195 |
2015 | 57 | 27 | 2 | 4 | 11 | 0 | 4 | 5 | 1 | 0 | 7 | 117 |
2014 | 68 | 22 | 3 | 2 | 14 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 7 | 110 |
2013 | 57 | 26 | 9 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 96(98) |
2012 | 140 | 34 | 21 | 8 | 0 | 0 | 3 | 2 | 0 | 0 | 3 | 211 |
2011 | 137 | 29 | 23 | 11 | 0 | 1 | 4 | 5 | 0 | 0 | 1 | 211 |
2010 | 131 | 39 | 30 | 12 | 2 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 217 |
2009 | 116 | 28 | 24 | 17 | 17 | 1 | 6 | 1 | 0 | 0 | 0 | 210 |
2008 | 117 | 37 | 16 | 11 | 22 | 3 | 2 | 1 | 6 | 1 | 0 | 216 |
合格者数は、重複している可能性もあります。その他の塾の合格もあると想定されます。
2014年度 鹿島塾(愛知県)2人合格
2014年度 鹿島塾(愛知県)2人合格
06.13.07:04
平成30年度鹿児島県公立高校入試得点分布
平成19年度以降から平成29年度の公立高校のS3以上の難関国公立大学の合格者数は、214~247人となっています。
S3とは、ベネッセの学習到達ゾーンのことをいい、S3以上の大学とは以下のとおりとなっています。
S1 東大、京大、国公立大学医学部医学科
S2 一橋大、東京工業大、大阪大
S3 東北大、名古屋大、九大、神戸大(北海道大学は、A1大学となっています。)
S3以上の国公立大学に合格するためには、高校時における学力の伸び率が同等とすると、公立高校入試時の順位が214位~247位が必要となります。
また、S3以上に相当すると考えられる薬学部、歯学部の合格者は、S3大以上を除き、平成27年度19人、平成28年度15人、平成29年度27人となっています。
この薬学部・歯学部も含めると、少なくとも229位~274位となる必要があります。
また、各高校の高校時代の高校の伸びは、進研模試の結果からみると、高校の平均点の順位が大きく変化していないことから、各個人レベルでは学力の変動はあるものの、高校全体から見た場合、S3以上の学力層は大きく変化していないと想定されます。
これを平成28年度の公立高校入試結果でみてみると、274位以上になるためには380点(平成29年度 389点 平成28年度 382点 平成27年度 377点 平成24年度 377点 平成23年度 383点)以上の者(詳細は別途計算)が該当し、受検者数の約2%に相当します。
ただし、公立高校の採点基準は、各高校で定められており、鶴丸高校などは厳しい採点基準となっていますので、単純には入試の点数だけでは学力は比較はできません。
平成20年度は、平均点が最も高かったのですが、400点以上だけでも274人と多く、順位266位に相当する得点は401点となります。また、360点以上の得点者が1959人と最大で、鶴丸高校の合格ラインが異常に上がり、成績の判別ができないような状況となりました。
これは、全般的に各科目の試験問題の難易度が下がったことや難問がなかったことが原因となっています。
※得点分布により換算
S3とは、ベネッセの学習到達ゾーンのことをいい、S3以上の大学とは以下のとおりとなっています。
S1 東大、京大、国公立大学医学部医学科
S2 一橋大、東京工業大、大阪大
S3 東北大、名古屋大、九大、神戸大(北海道大学は、A1大学となっています。)
S3以上の国公立大学に合格するためには、高校時における学力の伸び率が同等とすると、公立高校入試時の順位が214位~247位が必要となります。
また、S3以上に相当すると考えられる薬学部、歯学部の合格者は、S3大以上を除き、平成27年度19人、平成28年度15人、平成29年度27人となっています。
この薬学部・歯学部も含めると、少なくとも229位~274位となる必要があります。
また、各高校の高校時代の高校の伸びは、進研模試の結果からみると、高校の平均点の順位が大きく変化していないことから、各個人レベルでは学力の変動はあるものの、高校全体から見た場合、S3以上の学力層は大きく変化していないと想定されます。
これを平成28年度の公立高校入試結果でみてみると、274位以上になるためには380点(平成29年度 389点 平成28年度 382点 平成27年度 377点 平成24年度 377点 平成23年度 383点)以上の者(詳細は別途計算)が該当し、受検者数の約2%に相当します。
ただし、公立高校の採点基準は、各高校で定められており、鶴丸高校などは厳しい採点基準となっていますので、単純には入試の点数だけでは学力は比較はできません。
平成20年度は、平均点が最も高かったのですが、400点以上だけでも274人と多く、順位266位に相当する得点は401点となります。また、360点以上の得点者が1959人と最大で、鶴丸高校の合格ラインが異常に上がり、成績の判別ができないような状況となりました。
これは、全般的に各科目の試験問題の難易度が下がったことや難問がなかったことが原因となっています。
区分 | 受検者数 | 平均得点 | 400点以上 | 360点以上 | 350点以上 |
平成30年度 | 9,810 | 238.6 | 85(0.87) | 829( 8.45) | ※ 1,058(10.80) |
平成29年度 | 10,303 | 238.4 | 43(0.42) | 701( 6.80) | ※ 960( 9.3) |
平成28年度 | 10,551 | 238.7 | 12(0.11) | 569( 5.39) | ※ 866( 8.2) |
平成27年度 | 10,260 | 229.3 | 13(0.13) | 436( 4.25) | ※ 657( 6.4) |
平成26年度 | 10,760 | 233.0 | 35(0.33) | 550( 5.11) | ※ 796( 7.4) |
平成25年度 | 11,029 | 228.2 | 15(0.14) | 489( 4.43) | ※ 706( 6.4) |
平成24年度 | 11,249 | 233.0 | 29(0.26) | 562( 5.00) | ※ 779( 7.10) |
平成23年度 | 11,573 | 248.8 | 52(0.45) | 908( 7.85) | ※1,261(10.90) |
平成22年度 | 12,792 | 232.2 | 41(0.32) | 658( 5.14) | ※ 959( 7.50) |
平成21年度 | 12,749 | 244.5 | 35(0.27) | 806( 6.32) | ※1,147( 9.00) |
平成20年度 | 13,498 | 262.6 | 274(2.03) | 1,959(14.51) | ※2,474(18.33) |
平成19年度 | 13,610 | 248.8 | 211(1.55) | 1,321( 9.71) | ※1,749(12.85) |
平成18年度 | 13,885 | 253.8 | 270(1.94) | 1,629(11.73) | - |
平成17年度 | 14,629 | 238.9 | 69(0.47) | 883( 6.04) | - |
平成16年度 | 15,273 | 248.9 | 180(1.18) | 1,371( 8.98) | - |
平成15年度 | 16,533 | 247.7 | 175(1.06) | 1,449( 8.76) | - |
06.07.06:14
平成30年度鹿児島県立公立高校入試の平均点
公立高校入試の平均点について記載してみます。
平成15年度以降は平均点は250点程度でしたが、平成20年度の平均点262.6点以降は平均点は減少する傾向にありましたが、平成28年度は238.7点と高くなり、平成29年度は若干低くなり、238.4点となりました。
平成30年度は238.6点で、3年連続238点となっています。
最近8年間では、そのうち4か年は230点程度となっており、従来の1教科当たりの平均点が90点満点の48点程度から45点程度(得点率50%)に目標設定が変更になったのではないかと思います。
平均点は、過去7年間は228点~238点と10点以内の変動となり、かなり各年度の平均点の差が小さくなっています。
これは、平成20年度の平均点が大幅に高かったため、鶴丸高校等で得点差が小さかったことが実力差を判別することができなかったため、詳細に問題の難易度分析を行って試験問題の難易度を上げたものと考えています。
このため、平成27年度の平均点も230程度で推移するものと推察していましたが、若干上昇しました。
平成15年度以降は平均点は250点程度でしたが、平成20年度の平均点262.6点以降は平均点は減少する傾向にありましたが、平成28年度は238.7点と高くなり、平成29年度は若干低くなり、238.4点となりました。
平成30年度は238.6点で、3年連続238点となっています。
最近8年間では、そのうち4か年は230点程度となっており、従来の1教科当たりの平均点が90点満点の48点程度から45点程度(得点率50%)に目標設定が変更になったのではないかと思います。
平均点は、過去7年間は228点~238点と10点以内の変動となり、かなり各年度の平均点の差が小さくなっています。
これは、平成20年度の平均点が大幅に高かったため、鶴丸高校等で得点差が小さかったことが実力差を判別することができなかったため、詳細に問題の難易度分析を行って試験問題の難易度を上げたものと考えています。
このため、平成27年度の平均点も230程度で推移するものと推察していましたが、若干上昇しました。
03.24.09:43
高校入試成績開示について
高校入試も終わろうとしていますが、皆さんいかがだったでしょうか?
第1志望校に合格した受験生はおめでとうございます。
また、残念ながら不合格となった受験生の皆さんは、高校入試は通過点に過ぎませんので、進学先の高校で頑張ってもらいたいと思います。
春休みの課題のある生徒は入学式まで真剣に課題に取り組みましょう。
入学後にある課題テストは、その後の席次の固定化につながるとの話もありますので大変重要です。
また、公立高校の入試でも、成績開示を実施していますので、現在の学力を図ることができますので、積極的に成績開示を活用してはどうかと思います。
なお、成績開示の情報提供を頂ける方は、コメット欄にブログ管理人のみの情報提供か公表してもいいかお書きください。その趣旨に沿って対応いたします。
第1志望校に合格した受験生はおめでとうございます。
また、残念ながら不合格となった受験生の皆さんは、高校入試は通過点に過ぎませんので、進学先の高校で頑張ってもらいたいと思います。
春休みの課題のある生徒は入学式まで真剣に課題に取り組みましょう。
入学後にある課題テストは、その後の席次の固定化につながるとの話もありますので大変重要です。
また、公立高校の入試でも、成績開示を実施していますので、現在の学力を図ることができますので、積極的に成績開示を活用してはどうかと思います。
なお、成績開示の情報提供を頂ける方は、コメット欄にブログ管理人のみの情報提供か公表してもいいかお書きください。その趣旨に沿って対応いたします。
02.24.23:13
平成30年度の甲南高校の最終出願倍率
甲南高校の最終出願倍率は、1.47倍となりました。
一方、昨年11月1日に予想した受験倍率は、1.47倍となっています。
予想どおりとなりました。
(以下は、平成29年11月1日の掲載記事)
平成30年度の甲南高校の受験倍率を試算してみました。
鶴丸高校と同様に平成20年度から平成29年度の県内中学校卒業予定者の進路希望状況と受験者数から予想しています。
過去の動向を見つつ予想してみました。
(甲南高校)
平成29年7月時点の希望者は746人で、平成28年に比較して88人増加となっており、学区外枠は7人減となっています。
平成20年度以降で最高の希望者数となっています。
(平成30年度予想倍率)
平成29年度は、受験倍率が1.30と平成28年度の倍率1.37を下回り、志望者が増加しました。
過去10カ年(H20~H29年度)は、希望者数に対して実際の受験者数は35.1%~44.4%減少しています。
鶴丸高校の希望者の受験者減少率は、29.0%~37.0%であることから、甲南高校の減少率のほうが6.1%~7.4%大きいことがわかります。
つまり、鶴丸高校では、約63~71%の希望者が受験するのに対して、甲南高校は56~65%が数字上未受験となっています。
過去10年間の実績から平成29年度の予想倍率は、過去の倍率から試算すると1.45~1.68とかなりの幅のある値が試算されます。
7月時点の志望倍率と最終倍率の比が平成20年度は71.4%に対して、平成21年度68.1%、平成22年度64.7%、平成23年度62.1%、平成24年度68.8%、平成25年度69.2%、平成26年度64.8%、平成27年度72.0%、平成28年度65.2%、平成29年度63.1%となっています。
平成30年度の志望者数は、過去11カ年で最多となることから、志望校変更が多くなると想定され、7月時点の志望倍率と最終倍率の比が小さかった平成23年度の62.1%、平成29年度の63.1%程度と想定され、この比率で試算すると、1.45~1.47倍となります。
平成30年度の予想倍率は、昨年並みの比率となると想定し、1.47倍となり、直近では平成25年度の最高倍率1.44倍を上回るものと想定しています。
一定枠の志望者数でみると、受験者数との割合は、39.2%~66.1%と幅があります。
平成29年度志望者数は71人と昨年を7人下回っており、過去11年では5番目に多い状況となっており、受験率が昨年より上昇する可能性があります。
また、一定枠受験者数は平成26年度の最終受験者数51人と過去10年間で最高となっており、この結果から甲南を敬遠して志望校を変更する受験者数の割合が低下しました。
したがって、増減要因がそれぞれ考えられることから推計が難しいところがありますが、50%程度の見かけ上の受験率になると想定し、42人が受験(推薦入試除き)すると想定します。
ただし、平成22年度から私学助成支援金によって、全額免除特待生が別途負担していた諸費についても授業料として整理できるものは支援金対象となることから、実質全額免除となった樟南高校普通科文理コースなど私立高校の特待生を取得した者は、志望校を変更しない可能性もあり、倍率が増加する可能性もある。
一方、昨年11月1日に予想した受験倍率は、1.47倍となっています。
予想どおりとなりました。
区分 | 出願倍率 | 最終出願倍率 | 予想受験倍率 | 差 |
甲南 | 1.70 | 1.47 | 1.47 | 0.00 |
(以下は、平成29年11月1日の掲載記事)
平成30年度の甲南高校の受験倍率を試算してみました。
鶴丸高校と同様に平成20年度から平成29年度の県内中学校卒業予定者の進路希望状況と受験者数から予想しています。
過去の動向を見つつ予想してみました。
(甲南高校)
平成29年7月時点の希望者は746人で、平成28年に比較して88人増加となっており、学区外枠は7人減となっています。
平成20年度以降で最高の希望者数となっています。
(平成30年度予想倍率)
平成29年度は、受験倍率が1.30と平成28年度の倍率1.37を下回り、志望者が増加しました。
区分 | H27年度 | H28年度 | H29年度 |
学区内 | 618 | 671 | 658 |
一定枠(学区内)内数 | 58 | 72 | 78 |
過去10カ年(H20~H29年度)は、希望者数に対して実際の受験者数は35.1%~44.4%減少しています。
鶴丸高校の希望者の受験者減少率は、29.0%~37.0%であることから、甲南高校の減少率のほうが6.1%~7.4%大きいことがわかります。
つまり、鶴丸高校では、約63~71%の希望者が受験するのに対して、甲南高校は56~65%が数字上未受験となっています。
過去10年間の実績から平成29年度の予想倍率は、過去の倍率から試算すると1.45~1.68とかなりの幅のある値が試算されます。
7月時点の志望倍率と最終倍率の比が平成20年度は71.4%に対して、平成21年度68.1%、平成22年度64.7%、平成23年度62.1%、平成24年度68.8%、平成25年度69.2%、平成26年度64.8%、平成27年度72.0%、平成28年度65.2%、平成29年度63.1%となっています。
平成30年度の志望者数は、過去11カ年で最多となることから、志望校変更が多くなると想定され、7月時点の志望倍率と最終倍率の比が小さかった平成23年度の62.1%、平成29年度の63.1%程度と想定され、この比率で試算すると、1.45~1.47倍となります。
平成30年度の予想倍率は、昨年並みの比率となると想定し、1.47倍となり、直近では平成25年度の最高倍率1.44倍を上回るものと想定しています。
一定枠の志望者数でみると、受験者数との割合は、39.2%~66.1%と幅があります。
平成29年度志望者数は71人と昨年を7人下回っており、過去11年では5番目に多い状況となっており、受験率が昨年より上昇する可能性があります。
また、一定枠受験者数は平成26年度の最終受験者数51人と過去10年間で最高となっており、この結果から甲南を敬遠して志望校を変更する受験者数の割合が低下しました。
したがって、増減要因がそれぞれ考えられることから推計が難しいところがありますが、50%程度の見かけ上の受験率になると想定し、42人が受験(推薦入試除き)すると想定します。
ただし、平成22年度から私学助成支援金によって、全額免除特待生が別途負担していた諸費についても授業料として整理できるものは支援金対象となることから、実質全額免除となった樟南高校普通科文理コースなど私立高校の特待生を取得した者は、志望校を変更しない可能性もあり、倍率が増加する可能性もある。
02.24.00:21
平成30年度鶴丸高校の最終出願倍率
2月24日、平成30年度の公立高校の最終の出願状況が公表されました。
ここでは、昨年9月23日に予想した受験倍率と今回の出願倍率を比較してみたいと思います。
当初の出願倍率は、1.29倍となっていましたが、出願変更により1.28倍に低下しています。。
一方、昨年9月23日に予想した受験倍率は、1.26倍となっています。
9月の早い時期に算定した予想倍率に近い値となっています。
したがって、7月の中学3年生の希望者数から、倍率が想定することが可能であることがわかります。
(以下は、平成29年9月23日の掲載記事)
平成30年度の鶴丸高校の予想倍率を過去のデータから推計しました。
平成20年度から平成29年度の希望者数と最終受験倍率の相関をとってみると以下のグラフになります。
このうち、相関式との差があるのが、平成21年度1.15倍、平成25年度1.41倍、平成27年度1.24倍、平成28年度1.31倍、平成29年度1.25倍です。
つまり、平成25年度以降の5カ年のうち、4か年が上下に倍率が変動していることがわかります。これは、出願手続きが変更となったことと関係があるのではないかと思います。
平成28年度が上振れしたのは、前年度の平成27年度に大きく下振れしたため、下振れを予想して、希望校通り出願した生徒が多かったのではないかと思います。
平成29年度が上振れしたのは、前年度の平成28年度に大きく上振れしたため、下振れを予想して、希望校通り出願した生徒が多かったのではないかと思います。
相関式から計算すると、平成30年度希望者数520人ですと受験最終倍率は1.21倍となります。最近では、2番目に低い倍率となります。
しかし、最近の上振れ、下降れ傾向を見ると、希望者数が少ない現状から最終受験倍率が低くなることを想定して、鶴丸に出願する生徒も多くなると想定され、上振れする可能性が高いと思います。
上振れは、平成25年度0.06倍、平成28年度0.04倍となっていることから、最終受験倍率は1.25~1.27倍となることが想定されます。
したがって、希望者数が少なく上振れ傾向が平成28年度より高くなると想定し、最終受験倍率は1.26倍と想定します。
(平成29年度の予想結果)
昨年9月に、平成29年度の鶴丸高校の受験倍率を1.25倍と予想していましたが、そのとおり、1.25倍となっています。
上振れは、平成25年度1.00倍、平成28年度0.04倍となっていることから、平成29年度の最終受験倍率は1.22~1.28倍となることが想定されます。
したがって、希望者数が少なく上振れ傾向が平成28年度より高くなると想定し、最終受験倍率は1.25倍と想定します。
ここでは、昨年9月23日に予想した受験倍率と今回の出願倍率を比較してみたいと思います。
当初の出願倍率は、1.29倍となっていましたが、出願変更により1.28倍に低下しています。。
一方、昨年9月23日に予想した受験倍率は、1.26倍となっています。
9月の早い時期に算定した予想倍率に近い値となっています。
したがって、7月の中学3年生の希望者数から、倍率が想定することが可能であることがわかります。
区分 | 出願倍率 | 最終出願倍率 | 予想倍率 | 差 |
鶴丸 | 1.29 | 1.28 | 1.26 | 0.02 |
(以下は、平成29年9月23日の掲載記事)
平成30年度の鶴丸高校の予想倍率を過去のデータから推計しました。
平成20年度から平成29年度の希望者数と最終受験倍率の相関をとってみると以下のグラフになります。
このうち、相関式との差があるのが、平成21年度1.15倍、平成25年度1.41倍、平成27年度1.24倍、平成28年度1.31倍、平成29年度1.25倍です。
つまり、平成25年度以降の5カ年のうち、4か年が上下に倍率が変動していることがわかります。これは、出願手続きが変更となったことと関係があるのではないかと思います。
平成28年度が上振れしたのは、前年度の平成27年度に大きく下振れしたため、下振れを予想して、希望校通り出願した生徒が多かったのではないかと思います。
平成29年度が上振れしたのは、前年度の平成28年度に大きく上振れしたため、下振れを予想して、希望校通り出願した生徒が多かったのではないかと思います。
相関式から計算すると、平成30年度希望者数520人ですと受験最終倍率は1.21倍となります。最近では、2番目に低い倍率となります。
しかし、最近の上振れ、下降れ傾向を見ると、希望者数が少ない現状から最終受験倍率が低くなることを想定して、鶴丸に出願する生徒も多くなると想定され、上振れする可能性が高いと思います。
上振れは、平成25年度0.06倍、平成28年度0.04倍となっていることから、最終受験倍率は1.25~1.27倍となることが想定されます。
したがって、希望者数が少なく上振れ傾向が平成28年度より高くなると想定し、最終受験倍率は1.26倍と想定します。
(平成29年度の予想結果)
昨年9月に、平成29年度の鶴丸高校の受験倍率を1.25倍と予想していましたが、そのとおり、1.25倍となっています。
上振れは、平成25年度1.00倍、平成28年度0.04倍となっていることから、平成29年度の最終受験倍率は1.22~1.28倍となることが想定されます。
したがって、希望者数が少なく上振れ傾向が平成28年度より高くなると想定し、最終受験倍率は1.25倍と想定します。
02.20.20:27
平成30年度の鶴丸高校の推薦入試状況
公立高校の推薦入試の合格者がわかりましたので、報告します。
鶴丸高校の推薦入試の動向は、以下の表のとおりです。
平成20年度の出願者数が、学区外、学区内、合計とも最多となっています。
学区外は平成20年度が最多で17人、平成27年度が最少で4人となっています。
学区外は平成20年度が最多で45人、平成29年度が最少で23人となっていました。
推薦入試の出願者数は減少傾向です。
平成30年度は、学区外が7人と前年度と同じで、学区内は22人と過去最低となりました。
中学校が推薦を出さないケースが多くなっているような気がします。
推薦入試の合格者は、定員32人を満足したのは、平成23年度が直近です。
平成29年度は、出願者数の減少に伴って25人まで低下しました。
平成30年度は、さらに下回り、20人となっています。
鶴丸高校の推薦入試の動向は、以下の表のとおりです。
平成20年度の出願者数が、学区外、学区内、合計とも最多となっています。
学区外は平成20年度が最多で17人、平成27年度が最少で4人となっています。
学区外は平成20年度が最多で45人、平成29年度が最少で23人となっていました。
推薦入試の出願者数は減少傾向です。
平成30年度は、学区外が7人と前年度と同じで、学区内は22人と過去最低となりました。
中学校が推薦を出さないケースが多くなっているような気がします。
推薦入試の合格者は、定員32人を満足したのは、平成23年度が直近です。
平成29年度は、出願者数の減少に伴って25人まで低下しました。
平成30年度は、さらに下回り、20人となっています。
区分 | H19 | H20 | H21 | H22 | H23 | H24 | H25 | H26 | H27 | H28 | H29 | H30 |
募集定員 | 32 | 32 | 32 | 32 | 32 | 32 | 32 | 32 | 32 | 32 | 32 | 32 |
推薦出願数学区外 | 16 | 17 | 10 | 7 | 6 | 10 | 6 | 10 | 4 | 10 | 7 | 7 |
推薦出願数学区内 | 37 | 45 | 29 | 33 | 41 | 33 | 30 | 27 | 34 | 29 | 23 | 22 |
推薦出願数 | 53 | 62 | 39 | 40 | 47 | 43 | 36 | 37 | 38 | 39 | 30 | 29 |
推薦合格者数 | 32 | 32 | 29 | 29 | 32 | 31 | 28 | 27 | 30 | 27 | 25 | 20 |
02.20.03:02
平成30年度の甲南高校の予想倍率
ここでは、昨年11月1日に予想した受験倍率と今回の出願倍率を比較してみたいと思います。
今回の出願倍率は、1.70倍となっています。
一方、昨年11月1日に予想した受験倍率は、1.47倍となっています。
かなり、予想倍率を上回っています。
今後、出願変更があるものと思われることから最終の出願倍率は、予想倍率にいくらか近づくものと思います。
(以下は、平成29年11月1日の掲載記事)
平成30年度の甲南高校の受験倍率を試算してみました。
鶴丸高校と同様に平成20年度から平成29年度の県内中学校卒業予定者の進路希望状況と受験者数から予想しています。
過去の動向を見つつ予想してみました。
(甲南高校)
平成29年7月時点の希望者は746人で、平成28年に比較して88人増加となっており、学区外枠は7人減となっています。
平成20年度以降で最高の希望者数となっています。
(平成30年度予想倍率)
平成29年度は、受験倍率が1.30と平成28年度の倍率1.37を下回り、志望者が増加しました。
過去10カ年(H20~H29年度)は、希望者数に対して実際の受験者数は35.1%~44.4%減少しています。
鶴丸高校の希望者の受験者減少率は、29.0%~37.0%であることから、甲南高校の減少率のほうが6.1%~7.4%大きいことがわかります。
つまり、鶴丸高校では、約63~71%の希望者が受験するのに対して、甲南高校は56~65%が数字上未受験となっています。
過去10年間の実績から平成29年度の予想倍率は、過去の倍率から試算すると1.45~1.68とかなりの幅のある値が試算されます。
7月時点の志望倍率と最終倍率の比が平成20年度は71.4%に対して、平成21年度68.1%、平成22年度64.7%、平成23年度62.1%、平成24年度68.8%、平成25年度69.2%、平成26年度64.8%、平成27年度72.0%、平成28年度65.2%、平成29年度63.1%となっています。
平成30年度の志望者数は、過去11カ年で最多となることから、志望校変更が多くなると想定され、7月時点の志望倍率と最終倍率の比が小さかった平成23年度の62.1%、平成29年度の63.1%程度と想定され、この比率で試算すると、1.45~1.47倍となります。
平成30年度の予想倍率は、昨年並みの比率となると想定し、1.47倍となり、直近では平成25年度の最高倍率1.44倍を上回るものと想定しています。
一定枠の志望者数でみると、受験者数との割合は、39.2%~66.1%と幅があります。
平成29年度志望者数は71人と昨年を7人下回っており、過去11年では5番目に多い状況となっており、受験率が昨年より上昇する可能性があります。
また、一定枠受験者数は平成26年度の最終受験者数51人と過去10年間で最高となっており、この結果から甲南を敬遠して志望校を変更する受験者数の割合が低下しました。
したがって、増減要因がそれぞれ考えられることから推計が難しいところがありますが、50%程度の見かけ上の受験率になると想定し、42人が受験(推薦入試除き)すると想定します。
ただし、平成22年度から私学助成支援金によって、全額免除特待生が別途負担していた諸費についても授業料として整理できるものは支援金対象となることから、実質全額免除となった樟南高校普通科文理コースなど私立高校の特待生を取得した者は、志望校を変更しない可能性もあり、倍率が増加する可能性もある。
今回の出願倍率は、1.70倍となっています。
一方、昨年11月1日に予想した受験倍率は、1.47倍となっています。
かなり、予想倍率を上回っています。
今後、出願変更があるものと思われることから最終の出願倍率は、予想倍率にいくらか近づくものと思います。
区分 | 出願倍率 | 予想受験倍率 | 差 |
甲南 | 1.70 | 1.47 | 0.23 |
(以下は、平成29年11月1日の掲載記事)
平成30年度の甲南高校の受験倍率を試算してみました。
鶴丸高校と同様に平成20年度から平成29年度の県内中学校卒業予定者の進路希望状況と受験者数から予想しています。
過去の動向を見つつ予想してみました。
(甲南高校)
平成29年7月時点の希望者は746人で、平成28年に比較して88人増加となっており、学区外枠は7人減となっています。
平成20年度以降で最高の希望者数となっています。
(平成30年度予想倍率)
平成29年度は、受験倍率が1.30と平成28年度の倍率1.37を下回り、志望者が増加しました。
区分 | H27年度 | H28年度 | H29年度 |
学区内 | 618 | 671 | 658 |
一定枠(学区内)内数 | 58 | 72 | 78 |
過去10カ年(H20~H29年度)は、希望者数に対して実際の受験者数は35.1%~44.4%減少しています。
鶴丸高校の希望者の受験者減少率は、29.0%~37.0%であることから、甲南高校の減少率のほうが6.1%~7.4%大きいことがわかります。
つまり、鶴丸高校では、約63~71%の希望者が受験するのに対して、甲南高校は56~65%が数字上未受験となっています。
過去10年間の実績から平成29年度の予想倍率は、過去の倍率から試算すると1.45~1.68とかなりの幅のある値が試算されます。
7月時点の志望倍率と最終倍率の比が平成20年度は71.4%に対して、平成21年度68.1%、平成22年度64.7%、平成23年度62.1%、平成24年度68.8%、平成25年度69.2%、平成26年度64.8%、平成27年度72.0%、平成28年度65.2%、平成29年度63.1%となっています。
平成30年度の志望者数は、過去11カ年で最多となることから、志望校変更が多くなると想定され、7月時点の志望倍率と最終倍率の比が小さかった平成23年度の62.1%、平成29年度の63.1%程度と想定され、この比率で試算すると、1.45~1.47倍となります。
平成30年度の予想倍率は、昨年並みの比率となると想定し、1.47倍となり、直近では平成25年度の最高倍率1.44倍を上回るものと想定しています。
一定枠の志望者数でみると、受験者数との割合は、39.2%~66.1%と幅があります。
平成29年度志望者数は71人と昨年を7人下回っており、過去11年では5番目に多い状況となっており、受験率が昨年より上昇する可能性があります。
また、一定枠受験者数は平成26年度の最終受験者数51人と過去10年間で最高となっており、この結果から甲南を敬遠して志望校を変更する受験者数の割合が低下しました。
したがって、増減要因がそれぞれ考えられることから推計が難しいところがありますが、50%程度の見かけ上の受験率になると想定し、42人が受験(推薦入試除き)すると想定します。
ただし、平成22年度から私学助成支援金によって、全額免除特待生が別途負担していた諸費についても授業料として整理できるものは支援金対象となることから、実質全額免除となった樟南高校普通科文理コースなど私立高校の特待生を取得した者は、志望校を変更しない可能性もあり、倍率が増加する可能性もある。
02.18.19:10
平成30年度鶴丸高校の予想倍率
2月15日、平成30年度の公立高校の出願状況が公表されました。
今後のこの結果を見て、22日までに出願変更する生徒もいると思います。
ここでは、昨年9月23日に予想した受験倍率と今回の出願倍率を比較してみたいと思います。
今回の出願倍率は、1.29倍となっています。
一方、昨年9月23日に予想した受験倍率は、1.26倍となっています。
今後、出願変更があるものと思われることから最終の出願倍率は、予想倍率に近づくものと思います。
(以下は、平成29年9月23日の掲載記事)
平成30年度の鶴丸高校の予想倍率を過去のデータから推計しました。
平成20年度から平成29年度の希望者数と最終受験倍率の相関をとってみると以下のグラフになります。
このうち、相関式との差があるのが、平成21年度1.15倍、平成25年度1.41倍、平成27年度1.24倍、平成28年度1.31倍、平成29年度1.25倍です。
つまり、平成25年度以降の5カ年のうち、4か年が上下に倍率が変動していることがわかります。これは、出願手続きが変更となったことと関係があるのではないかと思います。
平成28年度が上振れしたのは、前年度の平成27年度に大きく下振れしたため、下振れを予想して、希望校通り出願した生徒が多かったのではないかと思います。
平成29年度が上振れしたのは、前年度の平成28年度に大きく上振れしたため、下振れを予想して、希望校通り出願した生徒が多かったのではないかと思います。
相関式から計算すると、平成30年度希望者数520人ですと受験最終倍率は1.21倍となります。最近では、2番目に低い倍率となります。
しかし、最近の上振れ、下降れ傾向を見ると、希望者数が少ない現状から最終受験倍率が低くなることを想定して、鶴丸に出願する生徒も多くなると想定され、上振れする可能性が高いと思います。
上振れは、平成25年度0.06倍、平成28年度0.04倍となっていることから、最終受験倍率は1.25~1.27倍となることが想定されます。
したがって、希望者数が少なく上振れ傾向が平成28年度より高くなると想定し、最終受験倍率は1.26倍と想定します。
(平成29年度の予想結果)
昨年9月に、平成29年度の鶴丸高校の受験倍率を1.25倍と予想していましたが、そのとおり、1.25倍となっています。
上振れは、平成25年度1.00倍、平成28年度0.04倍となっていることから、平成29年度の最終受験倍率は1.22~1.28倍となることが想定されます。
したがって、希望者数が少なく上振れ傾向が平成28年度より高くなると想定し、最終受験倍率は1.25倍と想定します。
今後のこの結果を見て、22日までに出願変更する生徒もいると思います。
ここでは、昨年9月23日に予想した受験倍率と今回の出願倍率を比較してみたいと思います。
今回の出願倍率は、1.29倍となっています。
一方、昨年9月23日に予想した受験倍率は、1.26倍となっています。
今後、出願変更があるものと思われることから最終の出願倍率は、予想倍率に近づくものと思います。
区分 | 出願倍率 | 予想受験倍率 | 差 |
鶴丸 | 1.29 | 1.26 | 0.03 |
(以下は、平成29年9月23日の掲載記事)
平成30年度の鶴丸高校の予想倍率を過去のデータから推計しました。
平成20年度から平成29年度の希望者数と最終受験倍率の相関をとってみると以下のグラフになります。
このうち、相関式との差があるのが、平成21年度1.15倍、平成25年度1.41倍、平成27年度1.24倍、平成28年度1.31倍、平成29年度1.25倍です。
つまり、平成25年度以降の5カ年のうち、4か年が上下に倍率が変動していることがわかります。これは、出願手続きが変更となったことと関係があるのではないかと思います。
平成28年度が上振れしたのは、前年度の平成27年度に大きく下振れしたため、下振れを予想して、希望校通り出願した生徒が多かったのではないかと思います。
平成29年度が上振れしたのは、前年度の平成28年度に大きく上振れしたため、下振れを予想して、希望校通り出願した生徒が多かったのではないかと思います。
相関式から計算すると、平成30年度希望者数520人ですと受験最終倍率は1.21倍となります。最近では、2番目に低い倍率となります。
しかし、最近の上振れ、下降れ傾向を見ると、希望者数が少ない現状から最終受験倍率が低くなることを想定して、鶴丸に出願する生徒も多くなると想定され、上振れする可能性が高いと思います。
上振れは、平成25年度0.06倍、平成28年度0.04倍となっていることから、最終受験倍率は1.25~1.27倍となることが想定されます。
したがって、希望者数が少なく上振れ傾向が平成28年度より高くなると想定し、最終受験倍率は1.26倍と想定します。
(平成29年度の予想結果)
昨年9月に、平成29年度の鶴丸高校の受験倍率を1.25倍と予想していましたが、そのとおり、1.25倍となっています。
上振れは、平成25年度1.00倍、平成28年度0.04倍となっていることから、平成29年度の最終受験倍率は1.22~1.28倍となることが想定されます。
したがって、希望者数が少なく上振れ傾向が平成28年度より高くなると想定し、最終受験倍率は1.25倍と想定します。
02.04.00:25
平成30年度の樟南高校普通科文理コースの合格基準
樟南高校の文理コースは、今年から特待AとBに区分されたことから、合格基準を若干下げているとの情報があります。
したがって、文理から英数に転科合格した場合、昨年に比較して鶴丸高校の合格は少し厳しくなっているようです。
したがって、樟南高校の文理コースの合格最低点は、400点以下となっていると思います。
鹿児島高校の特進コースは偏差値1程度上がり、鶴丸高校に合格可能な人でも英数転科になっている可能性があるとの情報もあります。
参考として頂ければ幸いです。
したがって、文理から英数に転科合格した場合、昨年に比較して鶴丸高校の合格は少し厳しくなっているようです。
したがって、樟南高校の文理コースの合格最低点は、400点以下となっていると思います。
鹿児島高校の特進コースは偏差値1程度上がり、鶴丸高校に合格可能な人でも英数転科になっている可能性があるとの情報もあります。
参考として頂ければ幸いです。
02.03.08:05
平成30年度樟南高校文理コースの入試状況
現在、平成30年度の各私立高校の合格発表が行われています。
樟南高校普通科文理コースについて情報提供を頂きましたので紹介します。
樟南高校では、合格通知の他に、得点開示を希望した者については自分の得点の他に、得点の階層別得点者数と第1志望校別得点者数が記載された表が提供されているようです。
平成20年度当時はそのようなデータの開示はありませんでした。
このデータは、本来、樟南高校における合格ラインの設定や入学者の推計に使用されていたのではないかと思います。
この取り組みは、受験する生徒や父兄の皆さんにとっても現時点での学力や高校の合格の可能性を知る意味でも有効と考えます。
また、このサービスを行うことによって、受験者数を増やすための高校の戦略としても興味ある取り組みと考えます。
樟南高校入試の得点が400点以上の者が466人で、そのうち293人(62.9%)が鶴丸高校を第1志望となっています。
平成29年度の文理コースの合格最低点は396点でしたので、平成30年度は400点以上の
得点分布を示されていることから、合格ラインは400点程度(得点率80%)と考えられます。
なお、過去の文理コースの合格最低点は、平成19年度387点、平成20年度427点、平成21年度406点となっています。
なお、提供された資料には、460点以上から10点刻みで299点までの得点者人数の記載があります。
また、提供された資料には文理コースの他に英数コース、未来創造コースについても同様の詳細な記載があります。第一志望の公立高校を選択する上で、大変参考になるありがたい資料だと思います。
平成30年度樟南高校普通科文理コース
(400点以上で抜粋して記載しています。)
樟南高校普通科文理コースについて情報提供を頂きましたので紹介します。
樟南高校では、合格通知の他に、得点開示を希望した者については自分の得点の他に、得点の階層別得点者数と第1志望校別得点者数が記載された表が提供されているようです。
平成20年度当時はそのようなデータの開示はありませんでした。
このデータは、本来、樟南高校における合格ラインの設定や入学者の推計に使用されていたのではないかと思います。
この取り組みは、受験する生徒や父兄の皆さんにとっても現時点での学力や高校の合格の可能性を知る意味でも有効と考えます。
また、このサービスを行うことによって、受験者数を増やすための高校の戦略としても興味ある取り組みと考えます。
樟南高校入試の得点が400点以上の者が466人で、そのうち293人(62.9%)が鶴丸高校を第1志望となっています。
平成29年度の文理コースの合格最低点は396点でしたので、平成30年度は400点以上の
得点分布を示されていることから、合格ラインは400点程度(得点率80%)と考えられます。
なお、過去の文理コースの合格最低点は、平成19年度387点、平成20年度427点、平成21年度406点となっています。
なお、提供された資料には、460点以上から10点刻みで299点までの得点者人数の記載があります。
また、提供された資料には文理コースの他に英数コース、未来創造コースについても同様の詳細な記載があります。第一志望の公立高校を選択する上で、大変参考になるありがたい資料だと思います。
平成30年度樟南高校普通科文理コース
(400点以上で抜粋して記載しています。)
得点 | 得点者数 | 鶴丸 | 甲南 | 加治木 | その他 |
460点以上 | 16 | 15(93.8%) | 1 | 0 | 0 |
450~459点 | 29 | 25(86.2%) | 2 | 1 | 1 |
440~449点 | 65 | 55(84.6%) | |||
430~439点 | 84 | 66(78.6%) | |||
420~429点 | 91 | 54(59.3%) | |||
410~419点 | 93 | 42(45.2%) | |||
400~409点 | 88 | 36(40.9%) | |||
合計 | 466 | 293(62.9%) |
02.01.00:17
鶴丸高校の推薦入試出願状況
公立高校の推薦入試の出願状況が公表された、
鶴丸高校の推薦入試の動向は、以下の表のとおりです。
平成20年度の出願者数が、学区外、学区内、合計とも最多となっています。
学区外は平成20年度が最多で17人、平成27年度が最少で4人となっています。
学区外は平成20年度が最多で45人、平成29年度が最少で23人となっていました。
推薦入試の出願者数は減少傾向です。
平成30年度は、学区外が7人と前年度と同じで、学区内は22人と過去最低となりました。
中学校が推薦を出さないケースが多くなっているような気がします。
推薦入試の合格者は、定員32人を満足したのは、平成23年度が最近です。
平成29年度は、出願者数の減少に伴って25人まで低下しました。
鶴丸高校の推薦入試の動向は、以下の表のとおりです。
平成20年度の出願者数が、学区外、学区内、合計とも最多となっています。
学区外は平成20年度が最多で17人、平成27年度が最少で4人となっています。
学区外は平成20年度が最多で45人、平成29年度が最少で23人となっていました。
推薦入試の出願者数は減少傾向です。
平成30年度は、学区外が7人と前年度と同じで、学区内は22人と過去最低となりました。
中学校が推薦を出さないケースが多くなっているような気がします。
推薦入試の合格者は、定員32人を満足したのは、平成23年度が最近です。
平成29年度は、出願者数の減少に伴って25人まで低下しました。
区分 | H19 | H20 | H21 | H22 | H23 | H24 | H25 | H26 | H27 | H28 | H29 | H30 |
募集定員 | 32 | 32 | 32 | 32 | 32 | 32 | 32 | 32 | 32 | 32 | 32 | 32 |
推薦出願数学区外 | 16 | 17 | 10 | 7 | 6 | 10 | 6 | 10 | 4 | 10 | 7 | 7 |
推薦出願数学区内 | 37 | 45 | 29 | 33 | 41 | 33 | 30 | 27 | 34 | 29 | 23 | 22 |
推薦出願数 | 53 | 62 | 39 | 40 | 47 | 43 | 36 | 37 | 38 | 39 | 30 | 29 |
推薦合格者数 | 32 | 32 | 29 | 29 | 32 | 31 | 28 | 27 | 30 | 27 | 25 |
11.01.21:00
平成30年度甲南高校受験倍率予想
平成30年度の甲南高校の受験倍率を試算してみました。
鶴丸高校と同様に平成20年度から平成29年度の県内中学校卒業予定者の進路希望状況と受験者数から予想しています。
過去の動向を見つつ予想してみました。
(甲南高校)
平成29年7月時点の希望者は746人で、平成28年に比較して88人増加となっており、学区外枠は7人減となっています。
平成20年度以降で最高の希望者数となっています。
(平成30年度予想倍率)
平成29年度は、受験倍率が1.30と平成28年度の倍率1.37を下回り、志望者が増加しました。
過去10カ年(H20~H29年度)は、希望者数に対して実際の受験者数は35.1%~44.4%減少しています。
鶴丸高校の希望者の受験者減少率は、29.0%~37.0%であることから、甲南高校の減少率のほうが6.1%~7.4%大きいことがわかります。
つまり、鶴丸高校では、約63~71%の希望者が受験するのに対して、甲南高校は56~65%が数字上未受験となっています。
過去10年間の実績から平成29年度の予想倍率は、過去の倍率から試算すると1.45~1.68とかなりの幅のある値が試算されます。
7月時点の志望倍率と最終倍率の比が平成20年度は71.4%に対して、平成21年度68.1%、平成22年度64.7%、平成23年度62.1%、平成24年度68.8%、平成25年度69.2%、平成26年度64.8%、平成27年度72.0%、平成28年度65.2%、平成29年度63.1%となっています。
平成30年度の志望者数は、過去11カ年で最多となることから、志望校変更が多くなると想定され、7月時点の志望倍率と最終倍率の比が小さかった平成23年度の62.1%、平成29年度の63.1%程度と想定され、この比率で試算すると、1.45~1.47倍となります。
平成30年度の予想倍率は、昨年並みの比率となると想定し、1.47倍となり、直近では平成25年度の最高倍率1.44倍を上回るものと想定しています。
一定枠の志望者数でみると、受験者数との割合は、39.2%~66.1%と幅があります。
平成29年度志望者数は71人と昨年を7人下回っており、過去11年では5番目に多い状況となっており、受験率が昨年より上昇する可能性があります。
また、一定枠受験者数は平成26年度の最終受験者数51人と過去10年間で最高となっており、この結果から甲南を敬遠して志望校を変更する受験者数の割合が低下しました。
したがって、増減要因がそれぞれ考えられることから推計が難しいところがありますが、50%程度の見かけ上の受験率になると想定し、42人が受験(推薦入試除き)すると想定します。
ただし、平成22年度から私学助成支援金によって、全額免除特待生が別途負担していた諸費についても授業料として整理できるものは支援金対象となることから、実質全額免除となった樟南高校普通科文理コースなど私立高校の特待生を取得した者は、志望校を変更しない可能性もあり、倍率が増加する可能性もある。
鶴丸高校と同様に平成20年度から平成29年度の県内中学校卒業予定者の進路希望状況と受験者数から予想しています。
過去の動向を見つつ予想してみました。
(甲南高校)
平成29年7月時点の希望者は746人で、平成28年に比較して88人増加となっており、学区外枠は7人減となっています。
平成20年度以降で最高の希望者数となっています。
(平成30年度予想倍率)
平成29年度は、受験倍率が1.30と平成28年度の倍率1.37を下回り、志望者が増加しました。
区分 | H27年度 | H28年度 | H29年度 |
学区内 | 618 | 671 | 658 |
一定枠(学区内)内数 | 58 | 72 | 78 |
過去10カ年(H20~H29年度)は、希望者数に対して実際の受験者数は35.1%~44.4%減少しています。
鶴丸高校の希望者の受験者減少率は、29.0%~37.0%であることから、甲南高校の減少率のほうが6.1%~7.4%大きいことがわかります。
つまり、鶴丸高校では、約63~71%の希望者が受験するのに対して、甲南高校は56~65%が数字上未受験となっています。
過去10年間の実績から平成29年度の予想倍率は、過去の倍率から試算すると1.45~1.68とかなりの幅のある値が試算されます。
7月時点の志望倍率と最終倍率の比が平成20年度は71.4%に対して、平成21年度68.1%、平成22年度64.7%、平成23年度62.1%、平成24年度68.8%、平成25年度69.2%、平成26年度64.8%、平成27年度72.0%、平成28年度65.2%、平成29年度63.1%となっています。
平成30年度の志望者数は、過去11カ年で最多となることから、志望校変更が多くなると想定され、7月時点の志望倍率と最終倍率の比が小さかった平成23年度の62.1%、平成29年度の63.1%程度と想定され、この比率で試算すると、1.45~1.47倍となります。
平成30年度の予想倍率は、昨年並みの比率となると想定し、1.47倍となり、直近では平成25年度の最高倍率1.44倍を上回るものと想定しています。
一定枠の志望者数でみると、受験者数との割合は、39.2%~66.1%と幅があります。
平成29年度志望者数は71人と昨年を7人下回っており、過去11年では5番目に多い状況となっており、受験率が昨年より上昇する可能性があります。
また、一定枠受験者数は平成26年度の最終受験者数51人と過去10年間で最高となっており、この結果から甲南を敬遠して志望校を変更する受験者数の割合が低下しました。
したがって、増減要因がそれぞれ考えられることから推計が難しいところがありますが、50%程度の見かけ上の受験率になると想定し、42人が受験(推薦入試除き)すると想定します。
ただし、平成22年度から私学助成支援金によって、全額免除特待生が別途負担していた諸費についても授業料として整理できるものは支援金対象となることから、実質全額免除となった樟南高校普通科文理コースなど私立高校の特待生を取得した者は、志望校を変更しない可能性もあり、倍率が増加する可能性もある。
09.23.23:14
平成30年度鶴丸高校倍率予想
平成30年度の鶴丸高校の予想倍率を過去のデータから推計しました。
平成20年度から平成29年度の希望者数と最終受験倍率の相関をとってみると以下のグラフになります。
このうち、相関式との差があるのが、平成21年度1.15倍、平成25年度1.41倍、平成27年度1.24倍、平成28年度1.31倍、平成29年度1.25倍です。
つまり、平成25年度以降の5カ年のうち、4か年が上下に倍率が変動していることがわかります。これは、出願手続きが変更となったことと関係があるのではないかと思います。
平成28年度が上振れしたのは、前年度の平成27年度に大きく下振れしたため、下振れを予想して、希望校通り出願した生徒が多かったのではないかと思います。
平成29年度が上振れしたのは、前年度の平成28年度に大きく上振れしたため、下振れを予想して、希望校通り出願した生徒が多かったのではないかと思います。
相関式から計算すると、平成30年度希望者数520人ですと受験最終倍率は1.21倍となります。最近では、2番目に低い倍率となります。
しかし、最近の上振れ、下降れ傾向を見ると、希望者数が少ない現状から最終受験倍率が低くなることを想定して、鶴丸に出願する生徒も多くなると想定され、上振れする可能性が高いと思います。
上振れは、平成25年度0.06倍、平成28年度0.04倍となっていることから、最終受験倍率は1.25~1.27倍となることが想定されます。
したがって、希望者数が少なく上振れ傾向が平成28年度より高くなると想定し、最終受験倍率は1.26倍と想定します。
(平成29年度の予想結果)
昨年9月に、平成29年度の鶴丸高校の受験倍率を1.25倍と予想していましたが、そのとおり、1.25倍となっています。
上振れは、平成25年度1.00倍、平成28年度0.04倍となっていることから、平成29年度の最終受験倍率は1.22~1.28倍となることが想定されます。
したがって、希望者数が少なく上振れ傾向が平成28年度より高くなると想定し、最終受験倍率は1.25倍と想定します。
平成20年度から平成29年度の希望者数と最終受験倍率の相関をとってみると以下のグラフになります。
このうち、相関式との差があるのが、平成21年度1.15倍、平成25年度1.41倍、平成27年度1.24倍、平成28年度1.31倍、平成29年度1.25倍です。
つまり、平成25年度以降の5カ年のうち、4か年が上下に倍率が変動していることがわかります。これは、出願手続きが変更となったことと関係があるのではないかと思います。
平成28年度が上振れしたのは、前年度の平成27年度に大きく下振れしたため、下振れを予想して、希望校通り出願した生徒が多かったのではないかと思います。
平成29年度が上振れしたのは、前年度の平成28年度に大きく上振れしたため、下振れを予想して、希望校通り出願した生徒が多かったのではないかと思います。
相関式から計算すると、平成30年度希望者数520人ですと受験最終倍率は1.21倍となります。最近では、2番目に低い倍率となります。
しかし、最近の上振れ、下降れ傾向を見ると、希望者数が少ない現状から最終受験倍率が低くなることを想定して、鶴丸に出願する生徒も多くなると想定され、上振れする可能性が高いと思います。
上振れは、平成25年度0.06倍、平成28年度0.04倍となっていることから、最終受験倍率は1.25~1.27倍となることが想定されます。
したがって、希望者数が少なく上振れ傾向が平成28年度より高くなると想定し、最終受験倍率は1.26倍と想定します。
(平成29年度の予想結果)
昨年9月に、平成29年度の鶴丸高校の受験倍率を1.25倍と予想していましたが、そのとおり、1.25倍となっています。
上振れは、平成25年度1.00倍、平成28年度0.04倍となっていることから、平成29年度の最終受験倍率は1.22~1.28倍となることが想定されます。
したがって、希望者数が少なく上振れ傾向が平成28年度より高くなると想定し、最終受験倍率は1.25倍と想定します。
09.23.22:44
平成30年度鶴丸高校希望者数
鶴丸高校の受験データを整理すると以下の表のとおりとなります。
ピンク色が最高値、水色が最低値を示しています。
(希望者数 7月調査)
平成20年度、学区外希望者数と学区外・学区内合計の希望者数が最も多くなっています。
平成25年度、学区内希望者数が最も多くなっています。
平成21年度、希望者数が多かった平成20年度の反動で、学区内希望者数と学区外・学区内合計が最低となっています。
平成29年度、学区外希望者数が最低となっています。
平成30年度、希望者数、学区内希望者数が最低となっています。
(推薦出願数)
平成20年度、学区外、学区内、合計とも、推薦出願数が最高となっています。
平成27年度、学区外の推薦出願数が最低となっています。
平成26年度、学区外の推薦出願数が最低となっています。
平成25年度、学区外・学区内の推薦出願数が最低となっています。
(推薦合格者数)
平成19年度、平成20年度、平成23年度が、定員320人の10%の32人が合格しています。
平成26年度、平成28年度が、定員数10%の32人より5人少ない27人が合格しています。
平成29年度が、定員数10%の32人より7人少ない最低の25人が合格しています。
平成21年度以降は、推薦出願者の学力が学区内の学力に比較して、低いとの分析から合格基準を挙げたか、推薦出願者の学力が一部低下しているのではないかと考えられます。
(当初出願者数)
平成20年度、学区外、学区内、合計とも、推薦出願数が最高となっています。
平成27年度、学区外、学区内、合計とも、推薦出願数が最低となっています。
(希望者数の出願者数の割合)
平成20年度が、85.8%と最高となっています。
平成20年度が最高となったのは、7月時点の希望者数が多かったこともありますが、希望者数の出願者数の割合が85.8%と高く、出願変更しなかった割合が高かったことが大きいと考えられます。
平成27年度が、66.8%と最低となっています。
(最終出願者数)
平成24年度、学区外は出願数が最高となっています。
平成25年度、学区内、学区外・学区内の合計は出願数が最高となっています。
平成21年度、学区外、学区内、合計とも、出願数が最低となっています。
(受験者数)
平成24年度、学区外は出願数が最高となっています。
平成25年度、学区内、学区外・学区内の合計は出願数が最高となっています。
平成21年度、学区外、学区内、合計とも、出願数が最低となっています。
(受験倍率)
平成25年度、1.41倍と最高となっています。
平成21年度、1.15倍と最低となっています。平成20年度の倍率が高かったためです。
ピンク色が最高値、水色が最低値を示しています。
(希望者数 7月調査)
平成20年度、学区外希望者数と学区外・学区内合計の希望者数が最も多くなっています。
平成25年度、学区内希望者数が最も多くなっています。
平成21年度、希望者数が多かった平成20年度の反動で、学区内希望者数と学区外・学区内合計が最低となっています。
平成29年度、学区外希望者数が最低となっています。
平成30年度、希望者数、学区内希望者数が最低となっています。
(推薦出願数)
平成20年度、学区外、学区内、合計とも、推薦出願数が最高となっています。
平成27年度、学区外の推薦出願数が最低となっています。
平成26年度、学区外の推薦出願数が最低となっています。
平成25年度、学区外・学区内の推薦出願数が最低となっています。
(推薦合格者数)
平成19年度、平成20年度、平成23年度が、定員320人の10%の32人が合格しています。
平成26年度、平成28年度が、定員数10%の32人より5人少ない27人が合格しています。
平成29年度が、定員数10%の32人より7人少ない最低の25人が合格しています。
平成21年度以降は、推薦出願者の学力が学区内の学力に比較して、低いとの分析から合格基準を挙げたか、推薦出願者の学力が一部低下しているのではないかと考えられます。
(当初出願者数)
平成20年度、学区外、学区内、合計とも、推薦出願数が最高となっています。
平成27年度、学区外、学区内、合計とも、推薦出願数が最低となっています。
(希望者数の出願者数の割合)
平成20年度が、85.8%と最高となっています。
平成20年度が最高となったのは、7月時点の希望者数が多かったこともありますが、希望者数の出願者数の割合が85.8%と高く、出願変更しなかった割合が高かったことが大きいと考えられます。
平成27年度が、66.8%と最低となっています。
(最終出願者数)
平成24年度、学区外は出願数が最高となっています。
平成25年度、学区内、学区外・学区内の合計は出願数が最高となっています。
平成21年度、学区外、学区内、合計とも、出願数が最低となっています。
(受験者数)
平成24年度、学区外は出願数が最高となっています。
平成25年度、学区内、学区外・学区内の合計は出願数が最高となっています。
平成21年度、学区外、学区内、合計とも、出願数が最低となっています。
(受験倍率)
平成25年度、1.41倍と最高となっています。
平成21年度、1.15倍と最低となっています。平成20年度の倍率が高かったためです。
09.14.22:09
平成30年3月県内公立及び国立の中学校卒業予定者の進路希望状況
鹿児島県内の国公立中学の来年卒業予定者の進路希望状況(平成29年7月10日調査)の状況をみると以下のとおりです。
来年卒業予定者数は、15、314人と昨年に比較して266人減少していますが、県内公立高校が減少する一方で、私立高校・高等専門学校が増加しています。
私立高校・高等専門学校は、平成21年度と比較すると、卒業予定者数が17、793人から15、314人と2、479人減少している中で、2,037人から2,571人と534人(26%)増となっています。
一方、県内公立高校は、15,449人から12,443人と3,006人(19.5%)減少しています。
私立高校等が伸びているのは、大学進学を目指した文理コースや資格や技術の取得ができる学科など多様な学科を開設して魅力的なカリキュラムを設定するなどの努力が中学生に受け入れられている思われます。
学区外希望者数は、334人となっています。
来年卒業予定者数は、15、314人と昨年に比較して266人減少していますが、県内公立高校が減少する一方で、私立高校・高等専門学校が増加しています。
私立高校・高等専門学校は、平成21年度と比較すると、卒業予定者数が17、793人から15、314人と2、479人減少している中で、2,037人から2,571人と534人(26%)増となっています。
一方、県内公立高校は、15,449人から12,443人と3,006人(19.5%)減少しています。
私立高校等が伸びているのは、大学進学を目指した文理コースや資格や技術の取得ができる学科など多様な学科を開設して魅力的なカリキュラムを設定するなどの努力が中学生に受け入れられている思われます。
学区外希望者数は、334人となっています。