11.24.01:35
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05.22.22:06
東京大学入試状況
東京大学の受験勉強について、掲載します。
2次試験の目標設定
合格最低ラインを目標にした現実的な得点計画を立てろ!
ポイント2 目標設定のポイント
2次試験の目標ラインは、過去の合格最低点の平均よりも5~10点程度上に設定する。さらに、これを科目別に分配して具体的な戦術の骨組みを作っていくが、この節では目標設定のポイントを伝えていこう。
2次試験の科類別”標準目標ライン”の設定
2次試験の目標ラインは、平成15年度から平成22年度まで過去8年分の合格最低点の平均を算出し、今後の難易度予測なども含めて調整したものを基本とする。以下に掲げるのは、センター試験で760点(文Ⅰは780点、理Ⅲは800点)を取ったと仮定したときの2次試験の”標準目標ライン”である。
上の数値は、東大の2次試験が易しすぎず難しすぎず、「平均的・中間的」な難易度を想定したときの目標点、これを”標準目標ライン”と名付ける。過去8年間の合格最低点の平均値は、文Ⅰが約257点、理Ⅰが約224点である。本来ならこれを目標点にしてもよいのだが、毎年何かしらの教科・科目で易化が見られ、逆に難化することは少ない傾向にあるので、算出した平均値よりも文系、理系ともに一律10点弱をプラスしている。(文系は合格最低点の振れ幅が理系よりも大きいため、大事を取って余裕を持たせた)。
”標準目標ライン”を軸にした得点計画
”標準目標ライン”は、難易度の変動に関係なく目標とすべき数値である。問題が易化して文Ⅰの合格最低点が274点になったとしても、”標準目標ライン”の264点を取れる実力があれば、試験では最低でも10点は上積み可能だ。逆に問題が難化して”標準目標ライン”を10点下回ったとしても、その年の合格最低点は同じかそれ以上の幅で下落すると考えてよい。ただ、科目別の得点計画を立てるときは、大事を取って全体で5~10点上乗せして考えたい。
センター試験の得点を「第1目標」と「下限ライン」の中間に仮定したのは、センター試験の難易度の変動を考慮したためである。実際、センター試験の難易度が低くない年は予備校推定のボーダーラインが得点率85%を下回ることが多く、また、仮定得点を高めに設定することは本書のコンセプトにもなじまない。
文系の”標準目標ライン”は、文Ⅰと文Ⅱで6点、文Ⅱと文Ⅲも6点の差を付けてある。かつては文Ⅰのみ合格最低点が10点以上突出する年度もあったが、最近は文Ⅱと文Ⅲの差も固定化してきていることを考慮してこのような設定にした。
2次試験の目標設定
合格最低ラインを目標にした現実的な得点計画を立てろ!
ポイント2 目標設定のポイント
2次試験の目標ラインは、過去の合格最低点の平均よりも5~10点程度上に設定する。さらに、これを科目別に分配して具体的な戦術の骨組みを作っていくが、この節では目標設定のポイントを伝えていこう。
2次試験の科類別”標準目標ライン”の設定
2次試験の目標ラインは、平成15年度から平成22年度まで過去8年分の合格最低点の平均を算出し、今後の難易度予測なども含めて調整したものを基本とする。以下に掲げるのは、センター試験で760点(文Ⅰは780点、理Ⅲは800点)を取ったと仮定したときの2次試験の”標準目標ライン”である。
文Ⅰ | 文Ⅱ | 文Ⅲ | 理Ⅰ | 理Ⅱ | 理Ⅲ |
264点 | 258点 | 252点 | 230点 | 226点 | 284点 |
上の数値は、東大の2次試験が易しすぎず難しすぎず、「平均的・中間的」な難易度を想定したときの目標点、これを”標準目標ライン”と名付ける。過去8年間の合格最低点の平均値は、文Ⅰが約257点、理Ⅰが約224点である。本来ならこれを目標点にしてもよいのだが、毎年何かしらの教科・科目で易化が見られ、逆に難化することは少ない傾向にあるので、算出した平均値よりも文系、理系ともに一律10点弱をプラスしている。(文系は合格最低点の振れ幅が理系よりも大きいため、大事を取って余裕を持たせた)。
”標準目標ライン”を軸にした得点計画
”標準目標ライン”は、難易度の変動に関係なく目標とすべき数値である。問題が易化して文Ⅰの合格最低点が274点になったとしても、”標準目標ライン”の264点を取れる実力があれば、試験では最低でも10点は上積み可能だ。逆に問題が難化して”標準目標ライン”を10点下回ったとしても、その年の合格最低点は同じかそれ以上の幅で下落すると考えてよい。ただ、科目別の得点計画を立てるときは、大事を取って全体で5~10点上乗せして考えたい。
センター試験の得点を「第1目標」と「下限ライン」の中間に仮定したのは、センター試験の難易度の変動を考慮したためである。実際、センター試験の難易度が低くない年は予備校推定のボーダーラインが得点率85%を下回ることが多く、また、仮定得点を高めに設定することは本書のコンセプトにもなじまない。
文系の”標準目標ライン”は、文Ⅰと文Ⅱで6点、文Ⅱと文Ⅲも6点の差を付けてある。かつては文Ⅰのみ合格最低点が10点以上突出する年度もあったが、最近は文Ⅱと文Ⅲの差も固定化してきていることを考慮してこのような設定にした。
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