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03.19.18:17

鹿児島大学医学部医学科入試状況

鹿児島大学医学部医学科の入試状況について掲載します。

まず、高校別鹿児島大学医学部医学科の高校別の合格者数を掲載します。
鹿児島大学医学部医学科は、医師不足を背景にして医学部の定員増を図るとする国の方針転換にともなって、平成20年度までの定員は85人に抑えられていましたが、平成21年度95人(10人増)、平成22年度105人(10人増)、平成23年度107人(2人増)と3ヵ年で22人、26%の定員増となっています。

鶴丸高校、志学館高等部とも平成23年度までは医学科の定員増にともなって合格者数は増加傾向でしたが、平成24年度は2校とも減少する一方で、ラ・サール高校が増加しました。

3校の定員に占める割合は、平成22年度の49%を境にして減少傾向となっています。

鹿児島県内高校の鹿児島大学医学部医学科合格実績
区分 H18年度
2006
H19年度
2007
H20年度
2008
H21年度
2009
H22年度
2010
平成23年度
2011
平成24年度
2012
医学科定員 85 85 85 95 105 107 107
               
鶴丸高校 20 15 16 26 22 14
ラサール高校 11 9 17 15 13 21
志学館高等部 5 9  8 10 10 6
小計 36
(42%)
33
(39%)
41
(43%)
51
(49%)
45
(42%)
41
(38%
)


合格者の現役・浪人別について掲載します。
鹿児島高等予備校・北九州予備校の合格者は浪人生ですので、最低この2校の合格実績の合計の人数の浪人生がいることとなります。

鶴丸高校は、2010年度の合格者26人中、少なくとも浪人が17人存在し、2011年度の合格者22人中少なくとも浪人生が15人いることとなります。つまり、3分の2程度が浪人生ということとなります。

一方、志学館高等部では、2010年度、2011年度とも合格者10人となっており、少なくとも浪人が2010年度には4人、2011年度は5人存在します。つまり、合格者の半数が現役ということとなります。
また、2011年度の現役合格者5人とも女子となっています。

鹿児島大学医学部医学科に関して、鶴丸高校、志学館高等部の合格実績の優劣はなかなかむずかしいところです。志学館高等部で最上位層10位以内にいれば現役合格の可能性が高いと思われます。

志学館中等部・高等部では、先取り授業も行われていますので、中等部で最上位層でいるのであれば内部進学がいいのではないかと思います。

平成24年度の志学館高等部の鹿児島大学医学部医学科合格者6人中6人とも浪人生で、北九州予備校3人、鹿児島高等予備校3人となっています。

なお、中等部で中上位層であれば、公立中学校へ転校し、鶴丸高校に進学する方法もありますが、どちらの高校が適しているかは個人差があると思いますので、慎重にお考え頂きたいと思います。


鶴丸高校・志学館高等部の鹿児島大学医学部医学科の合格実績
区   分 鶴丸高校 志学館高等部
2010 2011 2012 2010 2011 2012
卒業生数 306 311 310 102 104 117
国公立大学医学部医学科 32 32 16 17 11 10
   現役 9 8 5 5 5  
   浪人 23 24 11 12 6  
  鹿児島大学医学部医学科 26 22 14 10 10 6
   現役 9以下 7以下 4 6以下 5 0
   既卒者 17以上 15以上 10 4以上 5 6
     北九州予備校 11 10 8 4 2 3
     鹿児島高等予備校 6 5 2 0 2 3
     その他予備校         1  

(参考)
サンデー毎日(4月24日号)、週刊朝日(4月22日号)、高校ホームページで確認されたもので集計しました。

鹿児島大学医学部医学科の定員は、段階的に増員され、平成21年度10人増員され95人に、さらに平成22年度に10人増員され105人に、平成23年度2人増員され、107人になっています。
これに伴い、一般入試前期日程募集定員5人、推薦入試募集定員17人増加しています。

平成22年度入試では、定員が10人増となり、総定員105人となり、増員分は全て推薦入試枠となっています。
平成23年度入試では、定員が2人増となり、この定員は前期日程の一般入試に割り振られました。

推薦入試は、各部が各高校2人までの推薦であるのに対して、医学部医学科は各高校5人までとなっており、高校の学力に配慮して各高校の枠が大きくなっており、推薦入試は鹿児島県内の高校に限定されています。

このように鹿児島県内の高校に限定しているのは、定員増が地域医療の充実に増員されたもので、これまで各地方大学において所在する都道府県の出身高校の合格者の割合が小さく、地元の地域医療への従事者が少ないことに配慮したものです。

推薦入試では、
①医学部医学科は鹿児島県内の高等学校を卒業した者及び平成25年3月卒業見込みの者となっており、鹿児島県内の高校に限定されています。
②高等学校の学習成績概評がA以上で,鹿児島県における地域医療に従事しようとする強い意欲と情熱を持つ者、へき地を含む地域医療に従事することが可能で,鹿児島県から貸与される修学資金の受給を確認できる者となっており、鹿児島県の地域医療従事が条件となっています。

推薦入試の選抜方法
区   分 教科 科     目 配点 合計 選 抜 方 法
センター試験 国語
社会
数学

理科
英語

世B,日B,地理Bから1
数Ⅰ・数A
数Ⅱ・数B
生Ⅰ,化Ⅰ,物Ⅰから2
200
100
200

200
200
900 医学部医学科及び歯学部歯学科は,
大学入試センター試験,面接,出身高
等学校の調査書及び高等学校長の推
薦書を総合判定し,合否を決定します。
面 接 その他  医学部医学科では,
受験者に「面接用作文」注)
を作成させ(60分),それ
らに基づき面接を行います。

注)H25年度入試より面接用
作文は廃止されます。
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