11.23.21:01
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05.23.15:48
平成21年度鹿児島県公立高校入試状況(その3)
昨日、平成21年度の鹿児島県公立高校入試状況が公表されました。
平成21年度の鹿児島県公立高校入試の得点の分布状況について分析します。
入試問題は、1科目平均点50点程度、総得点250点程度を目安として作成することとしていますが、昨年度の平均点がかなり高かったことから、本年度は大幅に平均点が減少しました。
①平成21年度は、近年では平成17年度に続いて平均点が低くなっている。
②平成21年度は、平均点が高くなった平成20年度の反省に立ち、問題の難化が行われ、400点以上の者が35人と平均点が低かった平成17年度より少なくなっている。
③360点以上の者は、平成20年度に比較すると8.19%大幅に減少しており、360点~399点の者は、1685人から771人と914人減少している。
④350点以上の者は、平成20年度に比較すると8.85%減少しており、1265人減少している。350点~359点の者は、515人から403人と112人減少している。
⑤④の350点~359点の10点の間での減少が112人となっており、この減少分を360点から399点の40点の間で同じだけ減少しているとするとその4倍の448人となり、③の914人よりかなり小さくなっていることから360点から399点の層の減少幅が大きいことを示している。
⑥したがって、360点~399点においては、各点数における人数は、平成20年度に比較して23人程度(914人/40点)減少している。
⑦平成21年度の360点~399点の各点の人数を平均すると19人(平成20年度42人)となっていたことがわかる。
⑧つまり、成績上位層の点数が押さえられる一方で、成績中上位層の点数が増加することによって、300点から360点層に集中した結果となった。
⑨これを入試問題で考えてみると、難易度の高い問題が増えたことによって成績上位層の点数が押さえられ、難易度の低い問題の割合はかわらず、成績中上位層の点数が減少幅が上位層より小さい推定される。
⑩鶴丸などの志願者は、このような入試状況から合格ラインが大幅に低下したと想定される。
下のグラフは、得点分布を表しています。
次回以降に各教科について分析します。
鹿児島県公立高校得点分布状況
※分布割合より試算
平成21年度の鹿児島県公立高校入試の得点の分布状況について分析します。
入試問題は、1科目平均点50点程度、総得点250点程度を目安として作成することとしていますが、昨年度の平均点がかなり高かったことから、本年度は大幅に平均点が減少しました。
①平成21年度は、近年では平成17年度に続いて平均点が低くなっている。
②平成21年度は、平均点が高くなった平成20年度の反省に立ち、問題の難化が行われ、400点以上の者が35人と平均点が低かった平成17年度より少なくなっている。
③360点以上の者は、平成20年度に比較すると8.19%大幅に減少しており、360点~399点の者は、1685人から771人と914人減少している。
④350点以上の者は、平成20年度に比較すると8.85%減少しており、1265人減少している。350点~359点の者は、515人から403人と112人減少している。
⑤④の350点~359点の10点の間での減少が112人となっており、この減少分を360点から399点の40点の間で同じだけ減少しているとするとその4倍の448人となり、③の914人よりかなり小さくなっていることから360点から399点の層の減少幅が大きいことを示している。
⑥したがって、360点~399点においては、各点数における人数は、平成20年度に比較して23人程度(914人/40点)減少している。
⑦平成21年度の360点~399点の各点の人数を平均すると19人(平成20年度42人)となっていたことがわかる。
⑧つまり、成績上位層の点数が押さえられる一方で、成績中上位層の点数が増加することによって、300点から360点層に集中した結果となった。
⑨これを入試問題で考えてみると、難易度の高い問題が増えたことによって成績上位層の点数が押さえられ、難易度の低い問題の割合はかわらず、成績中上位層の点数が減少幅が上位層より小さい推定される。
⑩鶴丸などの志願者は、このような入試状況から合格ラインが大幅に低下したと想定される。
下のグラフは、得点分布を表しています。
次回以降に各教科について分析します。
鹿児島県公立高校得点分布状況
区分 |
受検者数 |
平均 |
400点 以上 の人数 |
400点以上 の割合(%) |
360点以上 の人数 |
360点以上 の割合(%) |
350点以上 の人数 |
350点以上 の割合(%) |
平成21年度 | 12,749 | 244.5 | 35 | 0.27 | 806 | 6.32 | ※1,209 | 9.48 |
平成20年度 |
13,498 |
262.6 |
274 |
2.03 |
1,959 |
14.51 |
※2,474 |
18.33 |
平成19年度 |
13,610 |
248.8 |
211 |
1.55 |
1,321 |
9.71 |
※1,749 |
12.85 |
平成18年度 |
13,885 |
253.8 |
270 |
1.94 |
1,629 |
11.73 |
- |
- |
平成17年度 |
14,629 |
238.9 |
69 |
0.47 |
883 |
6.04 |
- |
- |
平成16年度 |
15,273 |
248.9 |
180 |
1.18 |
1,371 |
8.98 |
- |
- |
平成15年度 |
16,533 |
247.7 |
175 |
1.06 |
1,449 |
8.76 |
- |
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