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06.07.22:32

平成21年度鹿児島県公立高校入試状況(その13)  

平成21年度鹿児島県公立高校入試問題について掲載しています。
引き続き、理科についてです。
理科の問題と正答率について平成19年度~平成21年度の3ヶ年分を整理すると以下の表のようになります。
今回は、設問ごとの正答率と配点割合により、得点分布状況との関係を見てみます。

平成19年度から平成21年度の3ヶ年の設問の数は平成19年度が37、平成20年度と平成21年度が39になっています。

得点分布は、平成21年度は41点~50点をピークとした正規分布に近いものとなっています。

①3ヶ年とも、90%以上の正答率の設問があるが、ほとんど学力の識別を図ることができないため、90%以上の正答率の設問は難易度を上げる必要がある。

②3ヶ年とも、51%~60%の正答率の設問の配点割合が20点以上と高くなっているが、全体の正答率ごとの配点割合がバランスが取れているものと想定している。
平成21年度の得点分布は理想に近いものと評価できるが、81点以上の得点分布が若干少ないため、特に難易度の高い問題(正答率10%以上20%未満)の配点が12点と高いことからこの問題の1~2の設問の難易度を若干下げる必要がある。

③一方、受験者の立場からすると、正答率の低い問題について、受験対策を講じる必要がある。
 得点率の低い設問は、総じて少ない。

正答率
設問数
平成19年度 平成20年度 平成21年度
90%以上  1  2  3
80%以上~90%未満  1  4  2
70%以上~80%未満  7   3  5
60%以上~70%未満  6  5  2
50%以上~60%未満 10  9 10
40%以上~50%未満  4  6  6
30%以上~40%未満  1  4  3
20%以上~30%未満  6  2  4
10%以上~20%未満  1  3  
10%未満    1   
37 39 39

 
正答率
配点
平成19年度 平成20年度 平成21年度
90%以上  2  4  6
80%以上~90%未満  2  8  4
70%以上~80%未満 17  7  10
60%以上~70%未満 13 12   5
50%以上~60%未満  25  21  23
40%以上~50%未満   9 13  15
30%以上~40%未満  2 10   6
20%以上~30%未満 17  5  9
10%以上~20%未満  3  7 12
10%未満    3  
90 90 90


 項目(平成19年度入試問題) 平成19年度 平成20年度 平成21年度
配点 正答率 配点 正答率 配点 正答率
1 生物領域の問題 19 59.8 18 64.4  18 66.8 
 ①-1 微生物の大きさ 90.4 91.5  2 93.0 
 ①-2 顕微鏡の倍率、視野等 76.8 84.6  2  58.5
 ①-3 食物連鎖と数量関係の変化 26.0 59.2  2 26.9
 ②-1 光合成の原料 58.9 65.9  2  52.5
 ②-2 光合成産物の移動 55.8 78.8  2   73.7
 ②-3(1) 無性生殖  69.0  61.0  2  95.1
 ②-3(2) 無性生殖と個体の特徴 57.6 55.9  2 59.6
 ②-4 光合成と呼吸の関係 63.4 35.3  2  58.6
           2   83.2
             
2 地学領域の問題 17 54.4 18 54.4 17  46.4
 ①-1 震度 78.1 58.5  2 73.7 
 ①-2 S波の速さ 33.0 81.3  2  71.9
 ①-3 P波の到達時間と震源からの距離   51.5 3  56.6  3  49.8
 ①-4 初期微動継続時間と震源からの距離 27.9 49.2  2  20.3
 ②-1 湿度の求め方 69.3 39.5  3  13.6
   ②-2 前線の名称  81.1  2 65.1   2  41.4
 ②-3 前線付近の断面図 56.5 50.7  3 61.1
 ②-4 気流と雲の関係 50.7 40.2    
             
3 領域を融合させた問題  18 63.5 18 66.7  19  50.4
 ①-1 化石を含む地層  50.1  2  75.8  2  57.4
 ①-2 双子葉類の葉脈の特徴  70.7  3  67.7  2  94.4
 ①-3 季節が生じる原因 68.6 63.5  2  26.6
 ②-1(1) 鉄の酸化 79.5 97.1  2 70.7
 ②-1(2) 化学エネルギー 78.2 79.1  3 49.5
 ②-2 力学的エネルギーの図示 29.9 44.9  2  54.0 
 ②-3 エネルギー変換に関する知識 73.2 83.1  3  55.1
          16.3    3  12.3
             
4 物理領域の問題  17 52.0  18 50.3 18  50.9
 ①-1 光の反射と屈折の図示  58.2  3 28.1  83.4
 ①-2 全反射 40.0  2 57.2  51.9
 ①-3 生活と光の屈折 53.6  2 45.6  44.2
 ②-1 オームの法則 78.0  3 49.4  56.3
   ②-2 電流の向きと磁界の向き   3  48.3  2  59.9  2  73.3
   ②-3 コイルのまわりの磁界  29.9  2  88.3  3  44.5
       2  47.6  3  19.0
       2 38.1    
             
5 化学領域の問題  19  39.8 18   28.1  18  35.8
 ①-1 溶質と溶媒  3  55.9  2  24.2  2  69.0
 ①-2 ガスバーナーの火のつけ方  2  64.2  2  50.2  2  30.1
 ①-3 結晶が析出する温度  2  29.0  2  13.4  2  38.9
 ①-4 溶解度と結晶の析出  3  21.4  3  57.2  3  12.7
 ②-1 分子のモデル  2  69.5  3  33.7  2  59.8
 ②-2 質 発生した気体の質量  2  42.7  3  16.2  2  32.9
 ②ー2 回 反応終了の時点  2  40.1  3  3.1  2  41.3
 ②-3 化学反応における量的関係  3  10.9      3  21.0
             
  90   90   90  
入試問題の項目は、平成20年度、平成21年度とは異なる。
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