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11.23.13:54

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  • 11/23/13:54

02.19.22:00

平成22年度鹿児島県公立高校入試状況

本日、2月19日(金)は、公立高校の出願締め切り日です。
鶴丸高校、甲南高校、鹿児島中央高校について、予想倍率を試算しましたが、明日以降検証してみたいと考えます。

平成22年度鶴丸高校・甲南高校・鹿児島中央高校の出願変更の動向と出願倍率の予想
高校名 募集
定員
志願
登録
人数
(1月末)
一般
入試枠
一般入試
出願
変更減
予想
出願数
推薦入学
内定者
除き予想
10
倍率
予想
09
倍率
08
倍率
07
倍率
06
倍率
鶴丸高校 320 475
【61】
(414)
288 66
【18】
(48)
377
【40】
(337)
1.31 1.16 1.40  1.19 1.26
甲南高校 320 523
【67】
(456)
288
100 
【24】
(76)
391
【40】 
(351)
 1.36 1.31  1.32  1.23 1.42
鹿児島
中央高校
320 489
【72】
(417)
302 40
【29】
(11) 
 431
【40】
(391)
 1.43 1.49   1.42  1.44 1.55
【 】は学区外、(  )は学区内で内数


平成21年度の予想倍率は、最大で0.02倍の倍率差で、ほぼ出願変更状況を再現できたと考えます。


平成21年度予想倍率と最終倍率の比較
高校名 予想倍率 最終倍率
鶴丸高校 1.16 1.16
甲南高校 1.31 1.29 0.02
鹿児島中央高校 1.50 1.49 0.01

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02.14.23:44

平成22年度鹿児島工業高等専門学校志願状況

2月12日には、鹿児島工業高等専門学校の一般入試の出願状況が発表されています。
倍率は、例年並みとなっています。

一般入試出願者数は、昨年度より40人少ない269人となっています。特に電子制御工学科は平成21年度に比較して31人大幅に減少しています。
平均倍率は、平成22年度1.87倍で、平成21年度2.16倍より0.29倍低下しています。

学科 定員 推薦選抜 学力選抜
志願者 合格内定 A-C 志願者 倍率
 
(AーC)
機械工学科 40 9(0) 9(0) 31 60(1) 1.94
電気電子工学科 40 12(0) 12(0) 28 64(2) 2.29
電気制御工学科 40 17(0) 14(0) 26 36(0) 1.38
情報工学科 40 16(1) 13(1) 27 47(7) 1.74
都市環境デザイン工学科 40 8(3) 8(3) 32 62(9) 1.94
合計 200 62(4) 56(4) 144 269(19) 1.87

募集定員に対する倍率
学科 平成17年度 平成18年度 平成19年度 平成20年度 平成21年度
機械工学科 2.50 1.98 2.48 2.73 1.98
電気電子工学科 2.13 1.55 2.48 1.93 1.88
電気制御工学科 2.13 2.15 1.93 1.45 2.03
情報工学科 1.98 2.40 1.80 1.45 2.08
土木工学科 0.93 1.95 0.93 1.70 1.20
合計 1.93 2.00 1.92 1.85 1.83

02.11.23:22

鶴丸高校の志望倍率の予想(1)

2月12日(金)から2月19日(金)、公立高校の志願登録変更手続きが行われます。
鶴丸高校の一般入試の受験者数を推計してみます。

一般入試の学区外、学区内の出願者数の合計は、377人(学区外40人、学区内337人)となり、倍率は
1.31倍程度と想定されます。


区 分 募集定員 志願登録
人数
(1月末)
推薦入学
定員枠
推薦入試
出願
登録数
推薦
入試
合格
者数
検査
定員
出願登録
変更
人数(2月)
出願数
推薦入学
内定者除き
受検者数  未受験 
平成
22年度
320 475
【61】
(414)
32 40
【7】
(33)
32
【3】
(29)
288 66
【18】
(48)
377
【40】
(337)
   
平成
21年度
320 414
【48】
(366)
32 39
【10】
(29)
29
【3】
(26)
291 46
【11】
(35)
339
【34】
(305) 
336
【34】
(302)
 3
【0】
(3)
平成
20年度
320 508
【67】
(441)
32 62
【17】
(45)
32
【3】
(29)
288  74
【22】
(52)
402
【42】
(360)
398
【41】 
(357)

【1】 
(3)
平成
19年度
320 431
【55】
(376)
32 53
【16】
(37)
32
【3】
(29)
288  56
【13】
(43)
343
【39】
(304)
 341
【39】
(302)
 2
【0】
(2)


鶴丸高校の一般入試の受験者数に影響を与える要因としては、①ラサール高校入学者数、②推薦入学不合格者の動向、③私立高校特待Aの取得状況などが考えられます。

(1)ラサール高校入学者による減(15人~25人程度)
  鹿児島県出身者のラサール受験者の多くは、すべり止めとして鶴丸高校の入学志望登録を行っていると思われ、ラサール高校の合格者のうち入学希望者は2月9日(月)までにラサール高校への入学手続きを行い、その大半は鶴丸高校を受験しないものと想定されます。
 
  昨年の主な塾の合格者数の累計は216人となっていますが、高校からの入学者は公表されていません。 
 そこで、平成20年度・平成21年度の中学校・高校の出身別在学者数から試算すると65人~73人程度、多くて2クラス80人程度と推計しています。さらに、入学者数の9割が九州出身で、鹿児島県と福岡県で25%~35%程度のの15人~25人程度入学していると推計しています。
  ラサール高校の鹿児島県内の受験者数は公表されていませんが、15人~25人が入学しているとするとそれ以上の生徒が合格し、その一部は鶴丸高校に合格し、鶴丸高校に入学していると想定されます。
 
  ラサール高校の合格レベルの学生が公立高校受験者に何人いるのか推計してみます。偏差値でいうとラサール高校が75に対して、鶴丸高校は71となっています。
  平成20年度の公立高校の入試結果を分析すると、鶴丸高校の合格ラインは387点となり、標準偏差が60程度と試算されますので逆算すると偏差値で4つ違うので、ラサール高校の合格ラインは411点(387点+6点×4)となります。
  この411点以上の得点者は統計処理すると71人程度となり、鶴丸高校合格者の上位50人程度(学区内35人+学区外15人)になりますが、ラサール高校に合格するためにはラサール高校の問題に対応することが必要ですので、鶴丸高校入学者のうちラサール高校合格者はかなり限定的と考えられ、ここでは約1割にあたる5人程度と想定しました。
  これにより鹿児島県出身者のラサール高校合格者は30人程度となり、その多くが鶴丸高校を出願すべく入学志願登録を行っているものと想定されます。
  したがって、ラサール高校に入学手続き(2月9日(火)まで)を行った者は出願しないこととなるので、登録を取り消す手続きはありませんので、鶴丸高校への登録は変更せずそのままとし、出願しないこととなります。
  つまり、鶴丸高校の出願者数(受験者数)は、ラサール高校へ入学する約15人~25人が出願しないことによって、登録変更時点から確実に減ることとなります。
 
なお、平成20年度はラサール高校合格者のうち鶴丸高校入学者を1人、鶴丸高校合格者のうちラサール高校入学者を1人を確認しています。

ラ・サール高校在校生数
区分 中学校① 高校② 差②-① 1学年平均
鹿児島県 鹿児島県 鹿児島県 鹿児島県
平成20年度 499 174(34.9%) 717 250(34.9%) 218 76 73 25
平成21年度 498 180(36.2%) 694 225(32.4%) 196 45 65 15



ラサール中学校・ラサール高校の生徒数と鹿児島出身者の推計(平成21年4月現在)
ラサール中学校 ラサール高校
区分 クラス数 生徒数 鹿児島県
出身者
区分 クラス数 生徒数 鹿児島県
出身者
1年 163 59 1年 231 75
2年 181 66 2年 238 77
3年 154 55 3年 225 73
小計 18 498 180
(36.2%)
小計 18 694 225
(32.5%)
鹿児島出身者は、保護者の現住所による。学年の数値は、全体数の比率により試算したもの。
高校ホームは、平成21年度在校生数は中学校497人、高校694人である。


 ラサール中学校・ラサール高校の生徒数と鹿児島出身者の推計(平成20年4月現在)
ラサール中学校 ラサール高校
区分 クラス数 生徒数 鹿児島県
出身者
区分 クラス数 生徒数 鹿児島県
出身者
1年 183 64 1年 241 84
2年 154 54 2年 234 82
3年 162 56 3年 242 84
小計 18 499 174(35%) 小計 18 717 250(35%)
鹿児島出身者は、保護者の現住所による。学年の数値は、全体数の比率により試算したもの。

出身都道府県別在学生数(平成20年度)
区                           分    鹿 
児 島 県  
沖縄県 宮崎県 熊本県 大分県 長崎県 佐賀県
岡   県

州 小 計
中国 四  国 近畿 中部 関  東
の他
     九
州   



計     
           
合      計     
中学校       174 13 25 33 18 68 342 19 22 28 33 48 157 499
高校 250 45 53 12 15 14 144 540 37 12 32 42 41 13 177 717
合計 424 20 70 86 18 33 19 212 882 56 34 60 75 89 20 334 1216
中学校1学年平均 58 11 23 114 11 16 52 166
高校1学年平均 83 15 18 48 180 12 11 14 14 59 239

(高校外部入学)
25 ー2 ー1 25 66 ー3 ー2 73


塾別のラ・サール高校合格者数(平成22年2月5日調査時点)
年度 英進館 全教研 森田
修学館
(福岡)
欧州塾
(広島)
京進
(京都)
西塾
(愛知)
関西
志学館
(兵庫)
サビックス
(東京)
進学社
(東京)
平成22年度 131 39  30 12           215
平成21年度 116 28 24 17 17  1     210
平成20年度 117 37 16 11 22 216
合格者数は、重複している可能性もあります。その他の塾の合格もあると想定されます。
空欄は、ホームページで現在までに掲載されていません。


(2)推薦入学内定者の減(32人)と学区外推薦入試不合格者の減(7人)
  鶴丸高校は、推薦枠32人に対し、40(平成21年度 39人)人が出願していますが、学区内33人(29人)、学区外7人(10人)となっています。
  従来、推薦枠の学区外合格者は全体枠の10%の3人程度となっていますので、学区外出願者7人(10人)中3人が合格し、4人(7人)が不合格となり、学区内出願者33人中29人が合格し、4人が不合格となる可能性があります。
  鶴丸高校の推薦入試で不合格となる4人(7人)の学区外の生徒は、一般入試の学区外枠の競争が激しいことから甲南高校などに変更する可能性があります。

【 】は学区外、(  )は学区内で内数   推薦入試の学区・学区外の値は推計



平成21年度推薦入試出願状況
高校名 募集定員 09登録者数 09倍率 08倍率 推薦枠 推薦出願者数
鶴丸高校 【32】
320
【48】
414
1.29 1.59 32 【10】
39
甲南高校 【32】
320
【57】
487
1.52 1.50 32 【12】
55
鹿児島中央高校 【32】
320
【49】
519
1.62 1.57 32 【11】
49


(3)私立高校特待Aの未取得者による減
  鶴丸高校への出願者の大半は、鶴丸高校の合格レベルに相当する楠南高校普通科文理コース、鹿児島実業高校文理科文理コース、鹿児島高校英数科特進コースなどを学力の確認や特待A(入学費・授業料全額免除)の取得を目的として受験しています。
  不合格となり特待Aが取得できなかった者は、合格の可能性の確認や授業料の負担軽減を図るため、甲南高校などへ志願変更する可能性があります。

特待Aとなる主な私立高校の特進コース
高校・学科名 募集定員 平成20年度
入学者数
推薦入試
入学者数
一般入試
入学者数
樟南高校普通科文理コース 50 52 46
鹿児島実業高校文理科文理コース 40 40 38
鹿児島高校英数科特進コース 未定 21年度設置
鹿児島実業高校文理科の募集定員は80人でその半分が文理コース
鹿児島高校英数科の募集定員は120人

樟南高校普通科文理コース
年度 推薦
受検者
推薦
合格者
一般
受検者
一般
合格者
実質倍率 合格最低点
(得点率)
推薦
入学
一般
入学
入学
合計
平成20年度 967 486 1.99 427/500
(85.4%)
46 52
平成19年度 不明 不明 879 398 2.21 387/500
(77.4%)
不明 (29) 29
88 88 -0.22 40/500
(8.0%)
23

(4) 平成21年度の競争倍率の影響
平成21年度の鶴丸高校の一般入試倍率は、平成20年度の1.40倍の高倍率を敬遠して1.16倍となり、近年にない低い倍率となりました。
また、平成21年度の入試問題が難化(平均点250点→244点)したことにもあり、学力の識別値は高まりました。平成20年度は、入試問題が易化したため、合格が確実視されていた生徒が不合格となるなど競争が激化したため、中学校や塾の進学指導が安全志向のため、出願者数が激減しました。
これにより、甲南高校へ志願登録を変更する可能性があります。

【学区外・・・一般枠】
(平成19年度)
  低倍率となった平成19年度をみると、出願登録時の55人から出願数は39人(推薦入試合格者3人を除き 各年度も以下同じ)となっており、16人減少しています。
  減少した理由は、学区外の場合、推薦入試合格内定者3人は出願せず、一般入試が激戦となるため推薦入試不合格者と出願者が甲南高校へ変更する場合やラサール高校入学者が出願しないためと想定されます。    
  偶然ですが、減少数が推薦入試受験者数と一致しています。

(平成20年度)
  高倍率となった平成20年度をみると、出願登録時の67人から出願数は42人となっており、25人減少しています。
  減少した理由は、平成19年度と同様と想定されますが、特に出願者が高倍率を敬遠して甲南高校へ変更した者が多くいたものと想定されます。

(平成21年度)
 低倍率となった平成21年度をみると、出願登録時の48人から出願数は34人となっており、14人減少しています。
  減少した理由は、平成19年度と同様と想定されますが、特に出願者が平成20年度の高倍率を敬遠して甲南高校へ変更した者が多くいたものと想定されます。

(平成22年度)
 平成22年度をみると、出願登録時の61人となっており、平成21年度に比較して13人増加しています。
  過去の出願者数が多い年の出願者数は、40人程度となるため、平成22年度も同じ傾向を示すと考えられ、21人が甲南高校などに変更し、40人と推定します。

  基本的には、平成19年度の傾向に近いものになるものと推定されますが、一般入試出願数は平成19年度、平成20年度それぞれ39人、42人と大きな差がないことから、推薦入学内定者3人を含む推薦入試を出願した7人を含む21人に相当する人数分が減少するものと想定されます。
  したがって、61人から10人減少して41人程度になると想定されます。


【学区内】
(平成19年度)
  低倍率となった平成19年度をみると、出願登録時の376人から出願数は304人となっており、72人減少しています。
  減少した理由は、学区外の場合、推薦入試合格内定者29人は出願せず、一般入試が激戦となるため推薦入試不合格者と出願者が甲南高校へ変更する場合やラサール高校入学者など残りの43人が出願しないためと想定されます。    
 
(平成20年度)
  高倍率となった平成20年度をみると、出願登録時の441人から出願数は360人となっており、81人減少しています。
  減少した理由は、平成19年度と同様と想定されますが、特に出願者が高倍率を敬遠して甲南高校へ変更した者が多くいたものと想定されます。

(平成21年度)
  基本的には、平成19年度の傾向に近いものになるものと推定されますが、一般入試出願数は平成19年度、平成20年度それぞれ304人、360人と大きな差が生じています。
  しかし、減少数でみると72人と81人と大きな差が生じていないことから、志願者数全体が平成19年度より10人少ないことから甲南高校への変更やラサール高校入学者の未出願数は平成19年度に比較して小さいものと想定されましたが、志願者数の割合から3%少ない61人が減少しました。
  したがって、366人から61人減少して305人になりました。

(平成22年度)
 志願登録数は、414人と平成21年度に比較して48人増加しています。
 一方、学区内の出願者数は1月末時点の志願登録時点より平成19年度43人、平成20年度52人、平成21年度44人減少しています。
 これにより、22年度は48人程度が出願変更するものと想定されます。
 つまり、1月末の志願登録414人から推薦入学者29人と出願変更する48人を差引いた337人となるものと想定されます。

 

05.24.05:07

平成20年度鹿児島県公立高校入試分析9

これまでに、平成20年度鹿児島県の公立高校入試問題について分析しましたが、来年度以降の改善点は以下のとおりです。

①総得点の平均点を250点程度とするとともに、学力上位層の学力の識別を向上させるため、各教科ごと難易度の高い問題を数問作成する。

②各科目においては、平均点を50点程度の難易度にするとともに、①と同様、学力上位層の識別を向上させるため、平成20年度の結果を踏まえ、難易度の高い問題の増減を図る。

③英語については、過去3年、得点の分布が山型とならず、台形上となっているため、学力の2極化が進行しているようにも見えるが、さらに分析を行い、可能であれば山型の得点分布となるよう試験問題を工夫する必要がある。

④また、数学や理科などの計算問題は、解答欄は答えのみとなっており、単純ミスした場合は無得点となってしまうが、
計算欄を設け、計算の過程も採点するなど学力の識別を図る工夫も必要である。

⑤この採点については、県教育委員会、高校において明確な基準を作成した上で行うもののとし、2名以上のもので採点し、採点のばらつきを軽減するようにする。

⑥⑤による作業量の増であっても、入試から合格発表までの期間が1週間あるため十分対応可能である。

長崎県、佐賀県では、 県教育委員会が数学、英語の入試問題の一部を難易度の異なる2種類の選択問題とする検査問題を作成し、各公立高等学校長は、県教育委員会が作成した選択問題の中から自校の受検者が解答する問題を指定することとしている。これにより、高校の学力レベルに応じて、入試問題の難易度を変えることによって受検者の学力の識別を向上させることが可能となり、有効な方法であり、参考とする必要がある。

さらに、学力上位層が受検する高校にあっては、高校独自に問題を作成し、入試を行う方法も考えられる。

次回は、合格者の選抜方法について記載します。

05.23.21:31

平成20年度鹿児島県公立高校入試分析8

今回は、英語です。

英語
①過去3年間とも、フラットな分布を示しているが、これは成績が2極化しているためと考えられる。
②平成20年度は、平成19年度に比較して平均点が7.3点高くなり、特に71点以上の者が33.5%を占めている。
③このため、得点上位層の識別値が小さくなっている。


区 分

平均点

0~10

11~20

21~30

31~40

41~50

51~60

61~70

71~80

81~90

平成20年度

57.4

0.3

3.3

8.6

11.5

12.5

13.2

17.1

22.1

11.4

平成19年度

50.1

1.6

10.8

13.3

11.3

11.3

12.2

15.0

 17.2

7.3

05.22.05:14

平成20年度鹿児島県公立高校入試分析7

今回は、理科です。

理科
①平成19年度に比較して、平均点が若干0.9点低くなったが、81点~90点層は2.8%と半減し、得点上位層の識別値は上がった。
②一方、51点~80点層の得点層の割合が大きくなり、若干識別値が下がっている。
③特段、改善すべき点はないが、強いて上げれば、51点~80点層の分布状況をフラットものから傾斜型(得点が高くなるにつれて割合が小さくなる)にする必要がある。

区 分

平均点

0~10

11~20

21~30

31~40

41~50

51~60

61~70

71~80

81~90

平成20年度

47.5

1.5

8.1

13.2

15.2

16.0

16.4

15.6

11.1

2.8

平成19年度

48.4

1.6

6.7

11.7

16.7

17.8

16.2

13.8

 9.8

5.7

05.21.22:33

平成20年度鹿児島県公立高校入試分析6

今回は、数学です。

数学
①数学は、平成19年度と比較すると、平均点が3.2点上昇しているが、特に得点中位層が若干減り、その分得点上位層が増加している。
②この点については、特段問題視する必要はないが、81点~90点の上位層は約700人いることとなり、上位層の識別値を高めるのであれば、平成19年度と平成20年度の平均値程度が望ましい。

区 分

平均点

0~10

11~20

21~30

31~40

41~50

51~60

61~70

71~80

81~90

平成20年度

50.8

2.0

6.0

10.3

13.0

15.5

17.4

17.3

13.8

4.8

平成19年度

47.6

2.3

6.8

10.5

14.9

17.8

19.5

18.6

 8.6

1.0

05.20.20:32

平成20年度鹿児島県公立高校入試分析5

今回は、社会の入試問題について分析します。

(社会)
ほぼバランスはとれていますが、81点~90点層が少し多いため、5%以下に留めるように1、2問難易度の高い問題を出題するのが望ましい。

区 分

平均点

0~10

11~20

21~30

31~40

41~50

51~60

61~70

71~80

81~90

平成20年度

52.6

1.7

6.4

10.3

11.7

14.1

15.3

16.3

16.2

8.1

平成19年度

54.9

0.4

3.3

7.4

12.0

15.5

17.9

20.8

17.3

5.4

05.19.19:35

平成20年度鹿児島県公立高校入試分析4

今回は、各科目ごとの得点別分布状況について分析してみます。
学力を識別するためには、平均点を対称軸とした山型の得点分布状況になっているのが望ましいです。

それでは、各教科ごとに見てみましょう。

国語
①平成20年度は、平均値が上がったことに伴い、成績上位層が71点~80点に集まった。一方で、81点(得点率90%)以上の者はそうれほど増加していない。
②したがって、平成19年度と比較して成績上位層の識別値が悪くなっている。
③識別値を高めるため、平均点を下げるととともに、難易度の高い問題を若干減らして81点~90点層は2%程度にする必要がある。

区 分

平均点

0~10

11~20

21~30

31~40

41~50

51~60

61~70

71~80

81~90

平成20年度

54.2

0.3

1.5

5.0

11.4

17.6

25.9

26.5

11.3

0.5

平成19年度

47.7

0.9

4.2

10.4

17.2

22.1

22.5

15.0

6.8

0.8

05.18.17:50

平成20年度鹿児島県公立高校入試分析3

各教科について分析します。

過去6ヶ年の科目別平均点は下表のとおりです。

(分析)
①入試問題は、難易度は科目ごと平均点50点を目安に作成している。

②年度により、科目の平均点の変動が大きい。

③平成19年度の比較において、英語が7.3点、国語が6.5点、数学が3.2点と高く、社会が2.3点、理科が0.9点低くなっている。平均点が高くなった科目の平均点の大きな上昇が総得点13.8点の上昇につながっている。

④総得点をみると、平成15年度、平成16年度とほぼ想定した点数となったが、平成17年度は数学と理科の平均点の大幅な減少により、総得点が大幅に減少した。
平成18年度は、平成17年度がかなり総得点が低かったことから、難易度を調節しようとし、理科はほぼ設定どおりとなったが、数学は回復せず、国語が5.4点、社会が4点高くなり、総得点が上昇した。

⑤平成19年度は、国語の出題傾向を一部変え、8.7点減少させ、ほぼ設定どおりとし、また、数学の平均点を平成18年度より設定どおり高くすることができ、総得点はほぼ設定どおりとなった。

⑥このように、科目間の難易度の調整が難しく、科目の平均点が大幅に増減する科目が発生し、平成17年度、平成20年度のように総得点も大きく変動してしまう場合がある。

⑦科目別の平均点のみでみると以下のとおりである。
  国語 平均点が高くなるケースが多い。難易度を若干上げる必要がある。(2~3問難易度を上げる)
  社会 社会は、平均点の変動が小さく安定している。現状で問題なし。
  数学 平成17年度、平成18年度、2ヶ年続けて平均点が低かったが、平成19年度、平成20年度改善されている。現状で問題なし。
  理科 平成17年度、平均点が低かったものの、他の5ヶ年は安定している。現状で問題なし。
  英語 平成16年度、平均点が低く、平成20年度は平均点が高かった。平成20年度は、出題傾向を変えたがそれにより平均点が上昇した。従来の出題傾向(英作文を増やす)に戻す必要がある。  

 区分

総得点

国語

社会

数学

理科

英語

平成20年度

 262.6

 54.2

 52.6

 50.8

 47.5

 57.4

平成19年度

 248.8

 47.7

 54.9

 47.6

 48.4

 50.1

平成18年度

 253.8

 56.4 

 55.2 

 42.5

 51.1 

 48.6 

平成17年度

  238.9 

 51.0 

 51.2 

 44.3

 43.2 

 49.2 

平成16年度

  248.9 

 54.5 

 51.5 

 50.7 

 50.6 

 41.7 

平成15年度

 247.7

 56.7 

 47.5 

 43.1 

 47.1 

 53.3 

05.18.01:00

平成20年度鹿児島県公立高校入試分析2

平成20年度の鹿児島県公立高校入試の得点の分布状況について分析します。
入試問題は、1科目平均点50点程度、総得点250点程度を目安として作成することとしていますが、本年度は大幅に平均点が増加しました。
このため、かなり、激戦であったことがわかります。

①平成20年度は、1995年以降で平均点が最高となったが、1999年以降平均点が最高であった平成18年度と比較した場合、平均点が8.8点高く、異常に高いことがわかる。

②平成20年度は、平均点が高くなるなど問題が易化したため、400点以上の者が274人と最高となっているが、平成18年度の400点以上の割合1.94%に相当する人数は261人となり、13人増加したのみであり、平均点が8.8点高くなっているわりには少ない。(13人の増加は1点程度の上昇にしかならない)

③360点以上の者は、平成18年度に比較すると2.78%増加しており、受検者数が387人減少している中で、330人増加している。360点~399点の者は、1359人から1685人と326人増加している。

④350点以上の者は、平成18年度に比較すると5.45%増加しており、725人増加している。350点~359点の者は、428人から515人と87人増加している。

⑤④の350点~359点の10点の間での増加が87人となっており、この増加分を360点から399点の40点の間で同じだけ増加しているとするとその4倍の348人となり、③の326人と非常に近い数値となる。
つまり、360点~399点層の10点区分ごとの増加数はほぼ一様に増加したと想定される。

⑥したがって、360点~399点においては、各点数における人数は、平成18年度に比較して8人程度(326人/40点)、平成19年度に比較して14.5人増加したこととなり、かなり集中し、激戦となっていることがわかる。

⑦平成20年度の360点~399点の各点の人数を平均すると42人(平成18年度34人、平成19年度27.5人)となっていたことがわかる。

⑧つまり、成績上位層の点数が押さえられる一方で、成績中上位層の点数が増加することによって、360点から399点層に集中した結果となった。

⑨これを入試問題で考えてみると、難易度の高い問題が若干増えたことによって成績上位層の点数が押さえられる一方で、難易度の低い問題が増加したことにより、成績中上位層の点数が増加したと推定される。

⑩鶴丸などの志願者は、このような入試状況から単純ミス等の率によって本来の学力と入試成績が逆転したケースが多く生じたと想定される。

⑪平成15年度~平成17年度、平成19年度は、360点以上が10%未満となっており、学力差を識別するためにはこれらの年度の問題を参考として作成する必要がある。

次回以降に各教科について分析します。


 区分

受検者数

平均
得点

400点
以上
の人数
400点以上
の割合(%)
360点以上
の人数
360点以上
の割合(%)
350点以上
の人数
350点以上
の割合(%)

平成20年度

13,498

262.6

274

2.03

1,959

14.51

※2,474

 18.33

平成19年度

13,610

248.8

211

1.55

1,321

 9.71

※1,749

 12.85

平成18年度

13,885

253.8

270

1.94

1,629

11.73

 -

平成17年度

14,629

238.9

  69

0.47

   883

  6.04

 - 

 - 

平成16年度

15,273

248.9

180

1.18

1,371

  8.98

 - 

 - 

平成15年度

16,533

247.7

175

1.06

1,449

  8.76

 -

 ※分布割合より試算

05.17.13:26

平成20年度鹿児島県公立高校入試分析1

平成20年度鹿児島県公立高校入試を分析します。
詳細は、鹿児島県教育委員会のホームページに掲載されていますが、違う視点で分析してみます。

まず、得点別の分布状況を見てみます。

(分析)
①平均点が昨年に比較して13.8点高くなったことに伴い、得点階層のうち下位層は減少し、上位層は増加した。
②特に、350~399点層が5%アップしているのに対して、400点以上層は0.5%とわずかに増加している。
③最高点は、昨年の433点に対して、430点と3点減少していることから、難易度が非常に高い問題が昨年より若干増えたため頭打ちとなって減少した結果となった。
④一方、やさしい問題が増えたため、平均点の大幅増加を招き、350点以上は非常に激烈な状況になっている。
⑤入試問題においては、各問題の正答率と科目全体の得点の相関をとった識別値によりいい問題か悪い問題か識別できるが、おそらく、昨年の問題に比較して識別値は小さくなり、学力差を識別できない悪い問題が増えた可能性がある。
⑥したがって、成績上位層である鶴丸、甲南の志願者は、学力検査ではほとんど差が表れず、学力差というよりもミス率の差によって、合否が判定された可能性が高い。

次回も分析を続けます。

得点分布

区分

受検
者数

0~   49

 50~ 99

100~149

150~199

200~249

250~299

300~349

350~399

400~450

平均点

平成20年度

13,498

0.2

2.9

9.2

13.2

16.7

18.9

20.5

16.3

2.0

262.6

平成19年度

13,610

0.4

4.4

9.9

15.6

18.2

19.2

19.5

11.3

1.5

248.8


05.17.11:53

平成20年度鹿児島県公立高校入試結果が発表されました。

5月16日、鹿児島県教育委員会は2008年度鹿児島県公立高校入試の試験結果を発表しました。
予想通り、昨年に比較して易しくなっていることがわかりました。
なお、平均点が昨年に比較して13.8点も高くなっており、これは予想以上でした。
それも、1995年度以降で最も高かったとのことです。
本日の南日本新聞に掲載されています。

5月10日に予想していましたが、それよりも3.6点高かったですね。(ちょっと予想を低く押さえ過ぎました。)
英語がかなりやさしかったですね。
過去6年間と比較すると以下のとおりです。分析は、次回に行います。
 

 

平成15
年度

平成16
年度

平成17
年度

平成18
年度

平成19
年度

平成20
年度

平成20
年度予想

国 語

56.7

54.5

51.0

56.4

47.7

54.2

(53.0)

社 会

47.5

51.5

51.2

55.2

54.9

52.6

(54.0)

数 学

43.1

50.7

44.3

42.5

47.6

50.8

(50.0)

理 科

47.1

50.6

43.2

51.1

48.4

47.5

(50.0)

英 語

53.3

41.7

49.2

48.6

50.1

57.4

(52.0)

247.7

248.9

238.9

253.8

248.8

262.6

(259.0)

最高点

 

 

 

 

433

430

 




 

05.13.22:57

平成20年度鹿児島県高校偏差値

各高校の入試時の偏差値と大学合格実績を比較すれば、高校での学力の伸びがわかってくると思います。
そこで、平成20年度の鹿児島県内の高校の偏差値を掲載してみます。

76  ラ・サール高校


73 鶴丸高校[学区外]

71 鶴丸高校
70 甲南高校[学区外]
69 樟南高校[文理]    鹿児島中央高校[学区外]
68 甲南高校
67 志學館高校67
66 鹿児島中央高校 鹿児島工業高専[情報] 鹿児島高校[英数] 鹿児島実業高校[文理] 
    尚志館高校[特進]
65 池田高校 鹿児島工業高専[電工・電] 鹿児島玉龍高[普・学区外] 鹿児島純心女子高[医歯薬]
64 鹿児島工業高専[機工] 鹿児島玉龍高校 
63 武岡台高校[普通・学区外] 鹿児島工業高専[土木] 鹿児島純心女子[選・選英]
62 錦江湾高校[理数] 出水中央高校[特進] 武岡台高校[普通] 
61 加治木高校 鹿児島修学館高校 
60 武岡台高校[情報科学] 鹿児島第一高校 樟南高校[英数]
59 国分高校[理数] 松陽高校[学区外] 鹿児島南高[普通・学区外] 鹿屋[普通] 
    れいめい高校[文理]
58 鹿児島南高校[情報処理]  鹿児島育英館高校
57 鹿児島純心女子高[文理Ⅰ] 大口明光学園高校[Ⅱ類] 鹿児島南高校[普通] 松陽高校[普通]
56 鹿児島女子高校[情報会計] 錦江湾高校[普通・学区外] 加世田高校 松陽高校[美術・音楽]
54 伊集院高校 鹿児島純心女子高[文理Ⅱ] 錦江湾高校[普通] 鹿児島工業高校[Ⅰ・Ⅱ類]
    鹿児島女子高校[商業]
53 鹿児島南高校[商業] 川内高校 国分高校[普通] 鹿児島情報高校[プレ・E] 
    鹿児島女子高校[生活科学] 出水高校
52 加治木工業高校[建築] 鹿屋工業高校[情報] 指宿高校 甲陵高校[人文] 
51 加治木工業高校[電気・電子] 志布志高校[普通] 川辺高校
50 鹿屋屋女子高校[普通] 鹿児島東高[普通・学区外] 大口明光学園高校[Ⅰ類] 
    鹿児島商業[国経・情処] 鹿児島水産高校[情報通信]

05.10.10:33

平成20年度鹿児島県公立高校入試状況2

今年の入学試験問題は、例年に比べて易しかったとするスレやブログがあります。
この入試結果については、例年5月20日頃鹿児島県教育委員会から公表されます。
今回は、過去の教科別の平均点数を掲載するとともに、平成20年度の平均点を予想したいと思います。

平均点は259点と予想します。さて、実際はどうでしょうか、楽しみです。
平年並み:国語、理科
易化   :社会・英語・数学

 

平成15年度

平成16年度

平成17年度

平成18年度

平成19年度

平成20年度

国 語

56.7

54.5

51.0

56.4

47.7

(53.0)

社 会

47.5

51.5

51.2

55.2

54.9

(54.0)

数 学

43.1

50.7

44.3

42.5

47.6

(50.0)

理 科

47.1

50.6

43.2

51.1

48.4

(50.0)

英 語

53.3

41.7

49.2

48.6

50.1

(52.0)

247.7

248.9

238.9

253.8

248.8

(259.0)

最高点

 

 

 

 

433

 

(      )は予想点数

05.09.07:29

鶴丸高校・甲南高校・鹿児島中央高校の競争倍率の推移(平成18年度~平成20年度)

今年の鹿児島市内の公立高校である鶴丸・甲南・鹿児島中央高校の入試状況を解説します。
今年の入試は、昨年に比較して実質倍率が高くなり、その中でも鶴丸高校は例年にない倍率となりました。
倍率は、隔年おきに高くなる傾向にあり、平成21年度は倍率が低下することが予想されます。

実質倍率(学力検査288人に対する倍率)
 

平成18年度

平成19年度

平成20年度

鶴 丸

1.25
(360)

1.18
(341)

1.38
(398)

甲 南

1.40
(403)

1.20
(347)

1.30
(374)

中 央

1.47
(423)

1.38
(397)

1.37
(395)

1.37 
(1,186)

1.26
(1,085)

1.35
(1,167)


(  )は受検者数