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05.24.05:07

平成20年度鹿児島県公立高校入試分析9

これまでに、平成20年度鹿児島県の公立高校入試問題について分析しましたが、来年度以降の改善点は以下のとおりです。

①総得点の平均点を250点程度とするとともに、学力上位層の学力の識別を向上させるため、各教科ごと難易度の高い問題を数問作成する。

②各科目においては、平均点を50点程度の難易度にするとともに、①と同様、学力上位層の識別を向上させるため、平成20年度の結果を踏まえ、難易度の高い問題の増減を図る。

③英語については、過去3年、得点の分布が山型とならず、台形上となっているため、学力の2極化が進行しているようにも見えるが、さらに分析を行い、可能であれば山型の得点分布となるよう試験問題を工夫する必要がある。

④また、数学や理科などの計算問題は、解答欄は答えのみとなっており、単純ミスした場合は無得点となってしまうが、
計算欄を設け、計算の過程も採点するなど学力の識別を図る工夫も必要である。

⑤この採点については、県教育委員会、高校において明確な基準を作成した上で行うもののとし、2名以上のもので採点し、採点のばらつきを軽減するようにする。

⑥⑤による作業量の増であっても、入試から合格発表までの期間が1週間あるため十分対応可能である。

長崎県、佐賀県では、 県教育委員会が数学、英語の入試問題の一部を難易度の異なる2種類の選択問題とする検査問題を作成し、各公立高等学校長は、県教育委員会が作成した選択問題の中から自校の受検者が解答する問題を指定することとしている。これにより、高校の学力レベルに応じて、入試問題の難易度を変えることによって受検者の学力の識別を向上させることが可能となり、有効な方法であり、参考とする必要がある。

さらに、学力上位層が受検する高校にあっては、高校独自に問題を作成し、入試を行う方法も考えられる。

次回は、合格者の選抜方法について記載します。
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