11.23.21:05
[PR]
01.24.16:55
平成31年度センターリサーチと出願大学
センター試験のセンターリサーチ(河合塾)などは、センター試験の結果と過去の記述式模試の偏差値で、出願を考えている各大学の合格可能性が示されています。
この判定は、過去の大学受験実績から算定されたもので、センター試験と合格者の相関をとって判定しています。
ここで、注意して欲しいのは、C、D判定だからと言って、志望校を簡単に変更する必要はないということです。
二次試験の割合が高い難関大学を含め、二次試験にどの程度の得点を必要とするのか十分に検討する必要があります。
二次試験まで、1か月ありますので、二次試験対策をしっかりとれば逆転の可能性は十分にあります。
また、現役はこれから学力が伸びますので、既卒者を逆転することも可能です。
息子の場合、河合塾のセンターリサーチでは以下のような評価でした。
(現役)
当時は理学部物理学科を目指していたため、京大理学部物理学科を志望校とし、上のレベルの東大理Ⅰの学力を目標に設定し、京大入試への対応も可能と考え、東大の入試問題を中心に勉強していました。
その後、東大入試の勉強をする中で、本人はセンター試験で800点を超えた場合、東大を受けようと考えていたようです。
しかし、センター試験が723点(ヒヤリング除き)だったため、東大は第一次選抜の足切りで不合格となることが想定されたため、出願校の変更を余儀なくされました。
センターリサーチの結果から考えると、九大理学部物理学科もC判定となり、高校との3者面談では九大理学部物理学科に志望変更することにしていました。
しかし、高校受験でも挫折を味わっていることから、本人は九大でいいと言っていましたが、投げやりな感じもあったので、本人の気持ちを考えるとこのまま出願校を変更するとモチベーションが上がらず、合格しても後に後悔が生じると思い、高校の先生とも相談し、合格判定でセンター試験が加味されず、2次試験のみで合否が決まる京大理学部(当時は第一次選抜は630点と固定)に締切間際に出願することとなりました。
このように、出願校の決定までに時間がかかったため、京大入試の勉強は2月5日からの20日間と短くなってしまいました。
この点は、反省点です。
したがって、今頃は出願校を早く決定して、出願手続きを行うべきと考えます。
センターリサーチ 九州大学理学部 C 合格可能性50%
評価成績 | 成績 | 配点 | 評価 |
センター試験 | 717.2 | 400 | C |
2次(第3回全統記述模試)偏差値 | 59.7 | 750 | C |
総合ポイント | 57 | 1150 | C |
センターリサーチの2次の判定は、センター試験に最も近い第3回全統記述模試の偏差値を使用しています。
第3回の模試の偏差値は低いため、2次試験の判定評価は低くなっています。
したがって、単純にこの合格可能性評価を鵜呑みにすることなく、しっかり過去の模試の結果等を十分吟味し、2次試験で逆転可能なのか吟味する必要があります。
2010年度全統記述模試の偏差値は以下のとおりとなっています。
東京大学理Ⅰ 第1回 64.2 EH 第2回 65.1 E 第3回 61.3 E
2010年度全統記述模試結果
教科 | 2次配点 | 第1回 | 第2回 | 第3回 | 備考 | ||
英語 | 200 | 68.2 | 66.3 | 69.4 | |||
数学 | 250 | 53.5 | 69.1 | 53.1 | |||
国語 | - | 68.7 | 58.9 | 65.4 | |||
物理 | 125 | 58.2 | 66.2 | 57.8 | |||
化学 | 125 | 77.8 | 61.8 | 59.4 | |||
国立理系 | 700 | 65.3 | 64.5 | 61.0 |
- トラックバックURLはこちら