11.23.17:44
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09.13.23:26
鹿児島県内高校の国公立大学合格実績
鹿児島県内の公立高校のほとんどが、昭和50年度に比較して平成22・23年度の難関国立大学(旧帝大+一橋大+東工大)の合格者数が減少しています。
減少した理由のひとつは、入学定員数が減少したこととと私立高校の台頭が考えられます。
そこで、今回は私立高校の難関国立大学の合格実績を加えて分析してみます。
さらに、国公立大学医学部の合格者数を加えます。
平成22・23年度の昭和50年度に合格実績があった鹿児島高校・ラ・サール高校を除く私立高校の難関国立大の合格者数は平成22年度34人、平成23年度49人、国公立大医学部は平成22年度35人、平成23年度22人となっており、全体で平成22年度69人、平成23年度71人が合格しています。
この平成22・23年度の私立高校の合格実績69人、71人と18の公立高校の難関国立大学合格者数171人、194人を足すと平成22年度240人、平成23年度265人となります。
つまり、全体では、昭和50年度の334人と平成22年度の240人、平成23年度265人の比率を求めると、平成22年度71.9%、平成23年度79.3%となります。
鹿児島県内の高校の卒業生数が昭和55年度に対して平成22年度は60%程度となっていますが、公立・私立高校を合わせて考えると国立難関大学の合格者数は60%まで低下することなく、71.9%、79.3%を維持しています。
したがって、公立高校18校と鹿児島高校・ラサール高校を除く私立高校の難関国立大学合格者数だけをみると、21~28%程度減少しており、これが鹿児島県内の高校の進学実績の低下として評価されがちですが、減少率からみると高校卒業生の減少率40%より小さいため、難関国立大学の合格者数は10%~20%伸びているものと思われます。
全体的に言えることは、私立高校の台頭によって公立高校全体の進学実績の低下につながっているように見えますが、逆にいうと私立高校によって鹿児島県内の難関大学の合格実績が維持・向上しているとも言えます。
また、鶴丸高校の難関国立大学の合格者数は、昭和50年に対して77%~79%となっており、卒業生数の60%より20%程度高い水準にあるものの、甲南、鹿児島中央は合格者数の低下割合が大きく、このことは鹿児島市内の私立高校への学生流出の影響を受けていると思われます。
なお、鶴丸高校の難関大学の合格者が昭和50年度に比較して80%程度で高いのは、浪人生の増加によって確保されているのではないかとも思われますので、これについては今後分析したいと思います。
平成22・23年度の鹿児島県内私立高校の難関国立大学9大学・医学部の国立大学合格実績
鹿児島県内高校の難関国立大学9大学国立大学合格実績
減少した理由のひとつは、入学定員数が減少したこととと私立高校の台頭が考えられます。
そこで、今回は私立高校の難関国立大学の合格実績を加えて分析してみます。
さらに、国公立大学医学部の合格者数を加えます。
平成22・23年度の昭和50年度に合格実績があった鹿児島高校・ラ・サール高校を除く私立高校の難関国立大の合格者数は平成22年度34人、平成23年度49人、国公立大医学部は平成22年度35人、平成23年度22人となっており、全体で平成22年度69人、平成23年度71人が合格しています。
この平成22・23年度の私立高校の合格実績69人、71人と18の公立高校の難関国立大学合格者数171人、194人を足すと平成22年度240人、平成23年度265人となります。
つまり、全体では、昭和50年度の334人と平成22年度の240人、平成23年度265人の比率を求めると、平成22年度71.9%、平成23年度79.3%となります。
鹿児島県内の高校の卒業生数が昭和55年度に対して平成22年度は60%程度となっていますが、公立・私立高校を合わせて考えると国立難関大学の合格者数は60%まで低下することなく、71.9%、79.3%を維持しています。
したがって、公立高校18校と鹿児島高校・ラサール高校を除く私立高校の難関国立大学合格者数だけをみると、21~28%程度減少しており、これが鹿児島県内の高校の進学実績の低下として評価されがちですが、減少率からみると高校卒業生の減少率40%より小さいため、難関国立大学の合格者数は10%~20%伸びているものと思われます。
全体的に言えることは、私立高校の台頭によって公立高校全体の進学実績の低下につながっているように見えますが、逆にいうと私立高校によって鹿児島県内の難関大学の合格実績が維持・向上しているとも言えます。
また、鶴丸高校の難関国立大学の合格者数は、昭和50年に対して77%~79%となっており、卒業生数の60%より20%程度高い水準にあるものの、甲南、鹿児島中央は合格者数の低下割合が大きく、このことは鹿児島市内の私立高校への学生流出の影響を受けていると思われます。
なお、鶴丸高校の難関大学の合格者が昭和50年度に比較して80%程度で高いのは、浪人生の増加によって確保されているのではないかとも思われますので、これについては今後分析したいと思います。
平成22・23年度の鹿児島県内私立高校の難関国立大学9大学・医学部の国立大学合格実績
区 分 |
年 度 |
志 学 館 |
池 田 |
樟 南 |
鹿 児 島 実 |
鹿 児 島 修 学 館 |
鹿 児 島 純 心 |
鹿 児 島 情 報 |
神 村 学 園 |
鹿 児 島 育 英 館 |
れ い め い |
出 水 中 央 |
鳳 凰 |
鹿 児 島 第 一 |
尚 志 館 |
大 口 明 光 |
鹿 屋 中 央 |
樟 南 第 二 |
加 治 木 女 子 |
鹿 児 島 城 西 |
小 計 |
鹿 児 島 |
ラ ・ サ ー ル |
難関大 | H23 | 8 | 3 | 11 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 3 | 7 | 2 | 5 | 5 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 49 | 3 | 74 |
H22 | 7 | 2 | 4 | 3 | 2 | 0 | 1 | 1 | 0 | 6 | 5 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 34 | 1 | 94 | |
国公立大医学部 | H23 | 11 | 3 | 2 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 22 | 0 | 69 |
H22 | 17 | 7 | 2 | 1 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 35 | 0 | 89 | |
小 計 | H23 | 19 | 6 | 13 | 3 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 4 | 8 | 2 | 6 | 5 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 71 | 3 | 143 |
H22 | 24 | 9 | 6 | 4 | 4 | 0 | 0 | 2 | 0 | 7 | 6 | 0 | 2 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 69 | 1 | 183 |
鹿児島県内高校の難関国立大学9大学国立大学合格実績
区 分 |
鶴 丸 |
甲 南 |
中 央 |
鹿 屋 |
玉 龍 |
錦 江 湾 |
加 治 木 |
川 内 |
出 水 |
加 世 田 |
国 分 |
指 宿 |
志 布 志 |
大 島 |
川 辺 |
大 口 |
伊 集 院 |
種 子 島 |
小 計 |
鹿 児 島 |
ラ ・ サ ー ル |
H23年度 | 98 | 44 | 10 | 8 | 2 | 0 | 12 | 5 | 3 | 6 | 0 | 1 | 0 | 4 | 0 | 0 | 1 | 0 | 194 | 3 | 74 |
H22年度 | 96 | 35 | 5 | 5 | 3 | 0 | 13 | 6 | 2 | 1 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 1 | 171 | 1 | 94 |
S50年度 | 124 | 66 | 48 | 20 | 4 | 12 | 11 | 11 | 5 | 8 | 6 | 2 | 0 | 4 | 7 | 3 | 3 | 0 | 334 | 3 | 134 |
H23対S50比% | 79 | 67 | 21 | 40 | 50 | 0 | 109 | 45 | 60 | 75 | 0 | 50 | - | 100 | 0 | 0 | 33 | 0 | 58.1 | 100 | 55 |
H22対S50比% | 77 | 53 | 10 | 25 | 75 | 0 | 118 | 55 | 40 | 13 | 33 | 0 | - | 50 | 0 | 0 | 0 | - | 51.2 | 33 | 70 |
平均S50比% | 78 | 60 | 16 | 33 | 63 | 0 | 114 | 50 | 50 | 44 | 17 | 25 | - | 75 | 0 | 0 | 17 | 0 | 54.6 | 67 | 63 |
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