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02.11.08:33
一橋大学推薦入試
一橋大学推薦入試について調べてみましたが、かなりハードルが高いことがわかります。
一橋大学では、1997年度から商業に関する学科の卒業生を対象とした専門卒業生選抜入試(定員5人)を実施し、2003年度からはAO入試として行われてきました。
2008年度からは、商業系専門高校生枠(募集定員5人)に一般高校生枠(10人)を加えた一橋大学商学部の推薦入試がAO入試に変わって実施されています。
出願資格要件は以下のとおりであり、かなりハードルが高くなっています。
(一般高校)
(1) 出願資格
平成23 年度大学入試センター試験のうち本学部が指定する教科・科目のすべてを受験した者で,次
に掲げる項目に該当し,高等学校長又は中等教育学校長が責任を持って推薦できるもの
1) 高等学校又は中等教育学校を平成23 年3月卒業見込みの者
2) 合格した場合は,入学することを確約できる者
(2) 出願要件
次の(A)又は(B)のいずれか1つ以上に該当する者
(A) 実用英語技能検定(英検)1級又はTOEFL スコア((iBT)93 点以上,(CBT)237 点以上,(PBT)580点以上)を取得している。
(B) 数学オリンピックで予選通過(Aランク取得者)又はBランク上位者(第20 回(平成22 年1月)においては4点取得)
※ 第20 回以外の点数については,商学部事務室に問い合わせのこと。
(専門高校)
(1) 出願資格
平成23 年度大学入試センター試験のうち本学部が指定する教科・科目のすべてを受験した者で,次に掲げる項目に該当し,高等学校長又は中等教育学校長が責任を持って推薦できるもの
1) 高等学校又は中等教育学校の商業に関する学科を平成23 年3月卒業見込みの者
※ 総合学科,普通科で商業に関する科目を20 単位以上修得し,平成23 年3月に卒業見込みの者も含みます。
2) 合格した場合は,入学することを確約できる者
(2) 出願要件
次の(A)に該当し,かつ(B)のいずれか1つ以上に該当する者
(A) 出願時において,学力・人物ともに優れ,高等学校等の調査書の学習成績概評がAに相当する学力を有しており,特に数学の成績は4.5 以上であること。かつ,英語は実用英語技能検定(英検)準2級以上を取得していること。
(B)・ 応用情報技術者試験(旧ソフトウェア開発技術者試験)に合格している。
・ 日本商工会議所簿記検定試験(日商簿記)1級を取得している。
・ 実用英語技能検定(英検)準1級以上を取得している。
・ TOEFL スコア((iBT)79 点以上,(CBT)213 点以上,(PBT)550 点以上)を取得している。
・ (財)全国商業高等学校協会が主催する商学の分野における全国レベルのコンテストやコンクールでの上位個人入賞など特筆すべき経歴を有している。
一橋大商学部推薦入試状況をみると、一般枠で募集定員10人に対して4~5人、専門枠で募集定員5人に対して1人しか出願していないことから、出願資格要件レベルが高いことがわかります。
また、センター試験による第一次選抜が実施されることとなっており、この基準が商学部定員275人以内の順位にセンター試験の成績が入っていなければなりません。
今年の場合、275位以内に入るためには、900点満点で756点程度(得点率84%)を必要としますので、かなりレベルが高く、鶴丸高校でも最上位層に相当します。
したがって、専門高校生にとっては非常にハードルが高く、この1次選抜をクリアすれば、小論文、面接がありますが、過去2年間の入試状況を見ると100%合格しています。
今回の一橋大の合格発表のホームページをみると、合格者の受験番号は、1001と5001となっていますので、1000番台、5000番台は一般枠と専門枠に区分され、最初に出願した学生が合格していることから今年度も出願者数はかなり少ないものと想定されます。
このような状況からも、鹿児島情報高校から合格者が出たことは画期的であり、今年度専門高校生として全国唯一でもあり、その進学指導、戦略にはすばらしいものがあります。
今回の合格者は、数学の成績が4.5以上で、英検準2級以上を取得し、商業関係の全国レベルのコンテストに入賞している者と想定され、さらにセンター試験の得点率が84%以上の非常に優秀な学生であることがわかります。
一橋大商学部AO入試・推薦入試状況
年度 | 入試区分 | 学部 | 募集 人員 |
志願者 | 志願 倍率 |
第一段階 合格者 |
受験者 | 合格者 | 実質 倍率 |
辞退者 | 入学者 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2000年 | AO入試 | 商学部 | 5 | 14 | 2.8 | 14 | 12 | 5 | 2.4 | 0 | 5 |
2001年 | AO入試 | 商学部 | 5 | 6 | 1.2 | 6 | 6 | 5 | 1.2 | 0 | 5 |
2002年 | AO入試 | 商学部 | 5 | 12 | 2.4 | 12 | 10 | 3 | 3.3 | 0 | 3 |
2003年 | AO入試 | 商学部 | 5 | 14 | 2.8 | 12 | 12 | 7 | 1.7 | 0 | 7 |
2004年 | AO入試 | 商学部 | 5 | 15 | 3.0 | 12 | 12 | 5 | 2.4 | 0 | 5 |
2005年 | AO入試 | 商学部 | 5 | 7 | 1.4 | 7 | 7 | 5 | 1.4 | 0 | 5 |
2006年 | AO入試 | 商学部 | 5 | 14 | 2.8 | 14 | 14 | 5 | 2.8 | 0 | 5 |
2007年 | AO入試 | 商学部 | 5 | 14 | 2.8 | 14 | 13 | 4 | 3.3 | 0 | 4 |
2008年 | AO入試 | 商学部 | 5 | 9 | 1.8 | 9 | 9 | 2 | 4.5 | 0 | 2 |
2009年 | 推薦入試 | 商学部 | 15 | 5 | 0.3 | 2 | 2 | 2 | 1.0 | 0 | 2 |
(一般枠) | 10 | 4 | 0.4 | 2 | 2 | 2 | 1.0 | 0 | 2 | ||
(商業枠) | 5 | 1 | 0.2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |||
2010年 | 推薦入試 | 商学部 | 15 | 6 | 0.4 | 2 | 2 | 2 | 1.0 | 0 | 2 |
(一般枠) | 10 | 5 | 0.5 | 2 | 2 | 2 | 1.0 | 0 | 2 | ||
(商業枠) | 5 | 1 | 0.2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
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