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04.18.17:56
平成21年度国公立医学部の入試状況
平成21年度の国公立大学医学部の入試状況を掲載します。
今年の入試で注目されたのは、医師不足を背景にした定員449人の拡大です。
定員増は大学別高校ランキングにも影響を与えたようで、東京大学医学部医学科に合格者がいた高校は昨年の33校から47校に増えています。この傾向は他の大学でも見られるようです。
一方で、地方大学では、地元高校の寡占化が進んだところもあります。
国公立大学医学部の難易度は、昨年59だった山梨大も今年は60に難化しており、難易度50台の大学が一校もなくなるなど難易度の低下はありません。
また、国公立大学医学部は二次試験勝負の大学が大半のため、勉強量が多い浪人が有利といわれていましたが、今年は合格ぎりぎりの現役組が救われ現役の合格者が増えているようです。
国公立大学医学部の偏差値ランキング(国公立大学50校) ピンク 難易度上昇 水色 難易度下降
駿台予備校2008年後期ランキング表、合格可能性60%。ランキングは前期日程のもの。
京都大の工・農・薬は最高値の学科のデータを掲載。
平成21年度現役占有率
さて、鹿児島大学医学部の地元高校の出身率は、2003年度50~55%でしたが、2008年度45~50%に低下しています。
合格者数は85人ですので、出身率で鹿児島県の高校の出身の入学者数を計算すると以下のとおりとなります。高校別の合格者数は、表のとおり把握できているため、鹿児島県内の他の高校から2008年度0~3人存在する可能性があります。
入学者数 高校別合格者数判明分
2003年度 43~46人 42人
2008年度 38~42人 -
1999年4月 医学科の定員を15人減(100人→85人)
2009年4月 医学科の定員を10人増( 85人→95人)
平成21年度の定員は、10人増の95人で鹿児島県内の高校から58人が合格しました。
鹿児島大学の場合は、例年県内の高校の合格者占有率は50%弱ですが今年は61%と大幅に増加しました。
地元の高校からの合格者数が増加したことから、定員枠拡大の効果があったと思われます。合格者を出した高校も増加しています。
ラサール高校は、昨年に比較して7人(9人→16人)増加しており、定員枠の拡大の恩恵を受けているようです。
一方で、県内の他の高校も増加していることから、全体的に合格者数の拡大、合格者を出した高校の底辺の拡大が図られるなど一定の成果があったものと考えられます。
鹿児島大学医学部医学科入学者・合格者
サンデー毎日2009.4.26、高校ホームページ、予備校広告などによる。
今年の入試で注目されたのは、医師不足を背景にした定員449人の拡大です。
定員増は大学別高校ランキングにも影響を与えたようで、東京大学医学部医学科に合格者がいた高校は昨年の33校から47校に増えています。この傾向は他の大学でも見られるようです。
一方で、地方大学では、地元高校の寡占化が進んだところもあります。
国公立大学医学部の難易度は、昨年59だった山梨大も今年は60に難化しており、難易度50台の大学が一校もなくなるなど難易度の低下はありません。
また、国公立大学医学部は二次試験勝負の大学が大半のため、勉強量が多い浪人が有利といわれていましたが、今年は合格ぎりぎりの現役組が救われ現役の合格者が増えているようです。
国公立大学医学部の偏差値ランキング(国公立大学50校) ピンク 難易度上昇 水色 難易度下降
偏差値 | 医学部医学科 | |
71 | 東京大(理Ⅲ)(72) | 東京大(理Ⅲ) |
69 | 京都大、大阪大 | |
68 | 東京医科歯科大、九州大 | |
67 | 東北大、名古屋大、京都府立医科大(66) | |
66 | 北海道大、千葉大、神戸大 | |
65 | 金沢大(64)、岡山大(66)、広島大、横浜市立大、大阪市立大 | |
64 | 筑波大、熊本大、名古屋市立大、奈良県立医科大(63) | 東京大(理Ⅰ) |
63 | 新潟大、三重大、長崎大、和歌山県立医科大(62) | 東京大(理Ⅱ) |
62 | 旭川医科大(61)、群馬大、富山大、福井大、岐阜大、浜松医科大、 滋賀医科大、山口大、徳島大、愛媛大、大分大、鹿児島大(61)、札幌医科大 |
京都大(薬) |
61 | 弘前大、山形大(62)、信州大(60)、鳥取大、香川大、佐賀大 | 京都大(理・工・農) |
60 | 秋田大(61)、山梨大(59)、島根大、高知大(61)、宮崎大、琉球大、 福島県立医科大 |
京都大の工・農・薬は最高値の学科のデータを掲載。
平成21年度現役占有率
区分 | 平成20年度 | 平成21年度 | 増減 |
金沢大 | 38.1% | 52.0% | 13.9%増 |
大阪大 | 48.8% | 60.9% | 12.1%増 |
神戸大 | 50.6% | 66.3% | 15.7%増 |
さて、鹿児島大学医学部の地元高校の出身率は、2003年度50~55%でしたが、2008年度45~50%に低下しています。
合格者数は85人ですので、出身率で鹿児島県の高校の出身の入学者数を計算すると以下のとおりとなります。高校別の合格者数は、表のとおり把握できているため、鹿児島県内の他の高校から2008年度0~3人存在する可能性があります。
入学者数 高校別合格者数判明分
2003年度 43~46人 42人
2008年度 38~42人 -
1999年4月 医学科の定員を15人減(100人→85人)
2009年4月 医学科の定員を10人増( 85人→95人)
平成21年度の定員は、10人増の95人で鹿児島県内の高校から58人が合格しました。
鹿児島大学の場合は、例年県内の高校の合格者占有率は50%弱ですが今年は61%と大幅に増加しました。
地元の高校からの合格者数が増加したことから、定員枠拡大の効果があったと思われます。合格者を出した高校も増加しています。
ラサール高校は、昨年に比較して7人(9人→16人)増加しており、定員枠の拡大の恩恵を受けているようです。
一方で、県内の他の高校も増加していることから、全体的に合格者数の拡大、合格者を出した高校の底辺の拡大が図られるなど一定の成果があったものと考えられます。
鹿児島大学医学部医学科入学者・合格者
区分 | 2003年度 | 2007年度 | 2008年度 | 2009年度 |
合格者数 | 85 | 85 | 85(女子34) | 95 |
推薦 | 2 | 2 | 2 | 7 |
前期 | 60 | 60 | 60 | 65 |
後期 | 23 | 23 | 23 | 23 |
出身率 | 50~55% | 48 | 45~50% | 61% |
入学者数 | 43~46 | 42 | 38~42 | 58 |
文部省データ | 文部省データ | |||
高校名 | 2003年度 | 2007年度 | 2008年度 | 2009年度 |
鶴丸高校 | - | 20 | 15 | 16 |
ラサール高校 | - | 11 | 9 | 16 |
志学館高等部 | - | 5 | 9 | 8 |
池田学園池田高校 | - | 2 | 3 | 3 |
甲南高校 | - | - | - | 2 |
出水中央 | - | - | 2 | - |
加治木高校 | - | - | 1 | 2 |
鹿屋高校 | - | - | - | 2 |
鹿児島第一高校 | - | 3 | - | 2 |
鹿児島修学館 高校 |
- | 1 | - | 2 |
鹿児島中央高校 | - | - | - | 1 |
甲陵高校 | - | - | - | 1 |
川辺高校 | - | - | - | 1 |
大口明光学園高校 | - | - | - | 1 |
鹿児島実業高校 | - | - | - | 1 |
小計 | - | 42 | 39 | 58 |
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