11.23.18:06
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10.14.07:13
進研模試(平成21年7月 高1)結果(その4)
進研模試(高1 7月 記述式)において、樟南高校普通科文理コースは昨年に比較してなぜ数学の偏差値が大きく低下したのでしょうか。
①平成21年度の偏差値をみると、国語61.9、数学61.8、英語62.0と3教科ともほぼ同じ偏差値である。
②平成20年度の偏差値をみると、国語62.5、数学67.5、英語65.1と今年と比較して国語がほぼ同じであるのに対して、数学、英語の偏差値が高い。
③このことから、高校入試では、平成21年度は教科による有利、不利はなかったのに対し、平成20年度は数学、英語が不利に働き、つまり数学、英語が得意な学生が数学、英語では差が出ず、鶴丸高校を不合格となるケースがあり、樟南高校へ入学したとの仮説がひとつ考えられる。
進研模試(高1 平成21年7月 記述式)
高校入試を分析すると以下のようになります。
(国語)
合格ラインである71点以上の得点分布割合は、平成21年度6.7%に対し、平成20年度11.8%と若干高い。国語は、一般的に標準偏差が他の教科に比較して小さいが、得点分布状況をみると国語が得意な学生にとっては若干不利に働いたと思われる。
(数学)
合格ラインである71点以上の得点分布割合は、平成21年度10.3%に対し、平成20年度18.6%とかなり高い。数学は、一般的に標準偏差が他の教科に比較し大きいが、得点分布状況をみると数学の得意な学生にとってはかなり不利に働いたと思われる。
(英語)
合格ラインである71点以上の得点分布割合は、平成21年度24.7%に対し、平成20年度33.5%とかなり高い。数学は、一般的に標準偏差が他の教科に比較し2極化する傾向があるが、得点分布状況をみると英語の得意な学生にとっては平成21年度も不利に働いたと思われるが、平成20年度はさらに不利となっている。
以上の結果から、平成20年度は入試問題全体の易化にともなって、合格ラインが上昇し、学力の識別が十分できず、単純ミス等により成績上位層が不合格となるケースがあり、その主体は数学、英語が得意な学生であり、それらの学生が樟南高校に入学したものと想定される。また、鶴丸高校の倍率が高く、110人の不合格者がおり、これら学生の入学が多かったたため、進研模試の平均点が高くなった。(文理コース52人入学)
一方、平成21年度は、入試問題が難化し、学力の識別が行われ、3教科についても難化し、同じレベルで識別されるようになり、樟南高校普通科文理コースへ入学した学生は3教科ともほぼ同じレベルの学生が入学した。また、鶴丸高校の倍率も低く、不合格者が少なく、これらの入学者も少なかったことから、甲南高校不合格者が主体となり、進研模試の平均点でも甲南高校を下回る結果となった。(文理コース32人入学)
(国語の得点分布)
← クリックすると拡大します。
(数学の得点分布)
←ここをクリックすると拡大します。
(英語の得点分布)
←ここをクリックすると拡大します。
①平成21年度の偏差値をみると、国語61.9、数学61.8、英語62.0と3教科ともほぼ同じ偏差値である。
②平成20年度の偏差値をみると、国語62.5、数学67.5、英語65.1と今年と比較して国語がほぼ同じであるのに対して、数学、英語の偏差値が高い。
③このことから、高校入試では、平成21年度は教科による有利、不利はなかったのに対し、平成20年度は数学、英語が不利に働き、つまり数学、英語が得意な学生が数学、英語では差が出ず、鶴丸高校を不合格となるケースがあり、樟南高校へ入学したとの仮説がひとつ考えられる。
進研模試(高1 平成21年7月 記述式)
順位 |
高校名 |
年度 | 対象 | 時期 |
平均点 | 偏差値 | ||||||
3教科合計 | 国語 | 数学 | 英語 | 3教科 | 国語 | 数学 | 英語 | |||||
3 | 樟南高校 普通科 文理コース |
H21 | 高1 | 7月 | 180.6 | 66.6 | 56.3 | 57.7 | 63.6 | 61.9 | 61.8 | 62.0 |
1 | H20 | 高1 | 7月 | 195.5 | 55.9 | 64.9 | 74.7 | 67.6 | 62.5 | 67.5 | 65.1 |
高校入試を分析すると以下のようになります。
(国語)
合格ラインである71点以上の得点分布割合は、平成21年度6.7%に対し、平成20年度11.8%と若干高い。国語は、一般的に標準偏差が他の教科に比較して小さいが、得点分布状況をみると国語が得意な学生にとっては若干不利に働いたと思われる。
(数学)
合格ラインである71点以上の得点分布割合は、平成21年度10.3%に対し、平成20年度18.6%とかなり高い。数学は、一般的に標準偏差が他の教科に比較し大きいが、得点分布状況をみると数学の得意な学生にとってはかなり不利に働いたと思われる。
(英語)
合格ラインである71点以上の得点分布割合は、平成21年度24.7%に対し、平成20年度33.5%とかなり高い。数学は、一般的に標準偏差が他の教科に比較し2極化する傾向があるが、得点分布状況をみると英語の得意な学生にとっては平成21年度も不利に働いたと思われるが、平成20年度はさらに不利となっている。
以上の結果から、平成20年度は入試問題全体の易化にともなって、合格ラインが上昇し、学力の識別が十分できず、単純ミス等により成績上位層が不合格となるケースがあり、その主体は数学、英語が得意な学生であり、それらの学生が樟南高校に入学したものと想定される。また、鶴丸高校の倍率が高く、110人の不合格者がおり、これら学生の入学が多かったたため、進研模試の平均点が高くなった。(文理コース52人入学)
一方、平成21年度は、入試問題が難化し、学力の識別が行われ、3教科についても難化し、同じレベルで識別されるようになり、樟南高校普通科文理コースへ入学した学生は3教科ともほぼ同じレベルの学生が入学した。また、鶴丸高校の倍率も低く、不合格者が少なく、これらの入学者も少なかったことから、甲南高校不合格者が主体となり、進研模試の平均点でも甲南高校を下回る結果となった。(文理コース32人入学)
(国語の得点分布)
区 分 |
平均点 |
標準 偏差 |
0~10 |
11~20 |
21~30 |
31~40 |
41~50 |
51~60 |
61~70 |
71~80 |
81~90 |
平成21年度 | 54.2 | 12.2 | 0.2 | 1.2 | 4.9 | 12.2 | 23.1 | 29.4 | 22.3 | 6.4 | 0.3 |
平成20年度 |
54.2 |
13.4 |
0.3 |
1.5 |
5.0 |
11.4 |
17.6 |
25.9 |
26.5 |
11.3 |
0.5 |
平成19年度 |
47.7 |
15.1 |
0.9 |
4.2 |
10.4 |
17.2 |
22.1 |
22.5 |
15.0 |
6.8 |
0.8 |
← クリックすると拡大します。
(数学の得点分布)
区 分 |
平均点 |
標準 偏差 |
0~10 |
11~20 |
21~30 |
31~40 |
41~50 |
51~60 |
61~70 |
71~80 |
81~90 |
平成21年度 | 45.1 | 18.8 | 3.8 | 9.7 | 13.4 | 14.4 | 15.4 | 16.9 | 16.0 | 8.6 | 1.7 |
平成20年度 |
50.8 |
18.7 |
2.0 |
6.0 |
10.3 |
13.0 |
15.5 |
17.4 |
17.3 |
13.8 |
4.8 |
平成19年度 |
47.6 |
17.2 |
2.3 |
6.8 |
10.5 |
14.9 |
17.8 |
19.5 |
18.6 |
8.6 |
1.0 |
←ここをクリックすると拡大します。
(英語の得点分布)
区 分 |
平均点 |
標準 偏差 |
0~10 |
11~20 |
21~30 |
31~40 |
41~50 |
51~60 |
61~70 |
71~80 |
81~90 |
平成21年度 | 52.7 | 20.3 | 0.6 | 5.5 | 10.8 | 14.1 | 14.7 | 14.6 | 14.9 | 16.8 | 7.9 |
平成20年度 |
57.4 |
19.5 |
0.3 |
3.3 |
8.6 |
11.5 |
12.5 |
13.2 |
17.1 |
22.1 |
11.4 |
平成19年度 |
50.1 |
21.3 |
1.6 |
10.8 |
13.3 |
11.3 |
11.3 |
12.2 |
15.0 |
17.2 |
7.3 |
←ここをクリックすると拡大します。
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