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11.21.19:12

鹿児島県公立高校の国公立大学現役進学状況

先日は、鹿児島県内の公立高校・私立高校を含めた全高校の4年生大学の現役進学者数の動向を掲載しましたが、本日はそのうち公立高校について掲載します。

1.4年生大学進学状況
公立高校は、鹿児島県内の全卒業生数の4分の3程度を占めています。
公立高校の卒業生数は、平成14年度の16、170人から平成22年度の12、640人に3,530人(21.8%)減少し、進学率は25.9%から30.3%に上昇しましたが、現役進学者数は平成14年度の4,187人から平成22年度の3、833人に354人(8.5%)減少しています。

2.国立大学進学状況
 国立大学への現役進学者数は、平成14年度1、520人から増減を繰り返し、平成22年度は1、425人と95人(6.3%)減少しており、4年生大学進学者数の約3分の1以上を占めています。

 また、卒業生に対する割合は、平成14年度の9.4%から22年度の11.3%に上昇しています。
県内の国立大学は、鹿児島大学と鹿屋体育大学があります。
県内の国立大学の現役進学者数は、平成14年度の761人から増減を繰り返し、最近2年間は減少傾向にあり、平成22年度は663人と98人減少しています。

平成22年度の鹿屋体育大学への鹿児島県内出身者の入学者数は17人ですので、このうち半数(10人)程度が公立高校からの進学者とすると鹿児島大学への現役合格者数は平成14年度は約750人程度から平成22年度は約650人程度と推定されます。
県外の国立大学への現役進学者数は、平成14年度の759人から平成18年度895人とピークとなり、若干減少傾向にあるものの、4年連続で800人を越えていましたが、平成22年度は762人に激減しています。


3.公立大学進学者数
鹿児島県内には、公立大学なく、県外の公立大学に進学することになりますが、平成14年度の316人から平成22年度の335人に19人に増えていますが、前年度に比較して28人減少しています。

このようなことから、現役進学者をみると地元大学である鹿児島大学志向が強まっていると思われます。

平成22年度は、景気低迷による影響が出ている可能性があります。

4.予備校進学者数
予備校への進学者数は、平成14年度の878人から平成22年度は499人に大きく低下しています。
この原因は、卒業生数全体が減少する中で、4年生大学の現役の進学者数の割合が高くなったため、予備校への進学の総数が低下したものと思われます。


鹿児島県内公立高校の4年生大学現役進学状況
卒業
生数
年度 合  計 国立 公立 私立



県内 県外 県内 県外

12,640 H22 3,833
(30.3%)
1,543 2,290 1,425
(11.3%)
663 762 335 335 2,073 880 1,193 499
12,850 H21 3,844
(29.9%)
1,507 2,337 1,480
(11.5%)
660 820 363 363 2,001 847 1,154 396
13,348 H20 3,942
(29.5%)
1,584 2,358 1,495
(11.2%)
689 806 330 330 2,117 895 1,222 316
14,117 H19 4,030
(28.5%)
1,700 2,330 1,608
(11.4%)
739 869 317 317 2,105 961 1,144 421
14,867 H18 4,085
(27.5%)
1,702 2,383 1,639
(11.0%)
744 895 309 309 2,134 958 1,179 508
14,736 H17 3,756
(25.5%)
1,619 2,137 1,374
(9.3%)
622 752 249 249 2,133 997 1,136 449
15,830 H16 4,002
(25.3%)
1,734 2,268 1,469
(9.3%)
695 774 286 286 2,247 1,039 1,208 577
16,140 H15 4,081
(25.3%)
1,846 2,235 1,388
(8.6%)
697 691 288 286 2,405 1,149 1,256 701
16,170 H14 4,187
(25.9%)
1,843 2,344 1,520
(9.4%)
761 759 316 316 2,351 1,082 1,269 878

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11.17.22:45

東大入試実戦模試

大学入試センター試験まで60日を切りました。受験生の皆さんも、風邪に十分気をつけて頑張ってください。

11月には、河合塾の東大即応オープン模試、駿台予備校の東大入試実戦模試など実施されました。
模試の合格判定はあまり気にせず、どこの部分が弱点となっているのか分析して最後まで志望校の合格を目指してほしいと思います。

ここでは、東大入試実戦模試受験者の東大合格者、不合格者の平均偏差値を見てみたいと思います。

2011年度東大入試の類科別の合格最低点をみると、理科Ⅰ類と理科Ⅱ類、文科Ⅰ類と文科Ⅱ類と文科Ⅲ類はほとんど変わりません。

これは、各類科ごとに違う採点基準で採点が行われるため、結果的に点数差が少なくなるためです。
合格者の11月の東大入試実戦模試の偏差値の平均をみると、各科類の実態がわかります。

文科Ⅰ類は、各科目の偏差値の平均は58.9以上で各科目のバランスがよく、総合の偏差値は63.8と高いことがわかります。

文科Ⅱ類は、国語の偏差値が54.8低く、その他の科目の偏差値は58以上となっており、総合の平均点は60.3となっています。

文科Ⅲ類は、国語の偏差値が文科Ⅱ類より高いものの、数学の偏差値53.9が最も低く、そのほかの科目は56程度となっており、総合偏差値は57.1と文科で最も低くなっています。

理科Ⅰ類は、理科Ⅱ類に比較して数学の偏差値が58.3、理科が59.8と高くなっています。つまり、数学、理科が特に得意とする合格者が多いことがわかります。英語と国語は理科Ⅱ類の偏差値とほとんど変わりません。

2011年度東大入試合格者平均点・最低点(550満点 センター試験110点  二次試験440点)
科類別 文科Ⅰ類 文科Ⅱ類 文科Ⅲ類 理科Ⅰ類 理科Ⅱ類 理科Ⅲ類
平均点 378 365 366 354 353 417
最低点 353 345 347 325 326 393


2010年度東大入試実戦模試第2回・2011年東大合格者平均偏差値
科類別 英語 数学 国語 社会
理科
総合
文科Ⅰ類 61.1 61.0 58.9 60.5 63.8
文科Ⅱ類 58.5 58.6 54.8 58.4 60.3
文科Ⅲ類 55.8 53.9 56.4 56.5 57.1
理科Ⅰ類 57.7 58.3 55.1 59.8 60.3
理科Ⅱ類 57.5 55.7 54.9 56.7 57.9
理科Ⅲ類 68.3 68.5 60.2 69.9 72.6

2010年度東大入試実戦模試第2回・2011年東大不合格者平均偏差値
科類別 英語 数学 国語 社会
理科
総合
文科Ⅰ類 48.7 48.9 49.9 49.5 48.8
文科Ⅱ類 50.2 51.4 49.7 50.5 50.7
文科Ⅲ類 49.9 48.3 51.0 49.6 49.2
理科Ⅰ類 50.0 49.9 51.6 50.4 50.3
理科Ⅱ類 49.8 48.1 51.5 48.3 48.6
理科Ⅲ類 57.8 56.6 55.9 57.3 58.8

11.17.18:31

平成22年度鹿児島県内高校の大学合格実績

平成22年3月に鹿児島県内の高校を卒業した高校生の大学進学実績について掲載します。

このデータは、鹿児島県教育委員会の「平成22年度学校基本調査報告書」のデータを加工、編集しています。

私立にはラ・サール高校を含みます。
卒業生の大学進学状況ですので、現役合格し、現役進学している人数が把握できます。(当然ながら既卒生の進学は含みません。)

(   )は平成21年3月卒業生

①卒業生数の割合
公立高校73.6(73.1)%、私立高校26.4(26.9)%となっており、4人に3人が公立高校、残りの1人が私立高校の卒業生の割合となります。

②現役大学進学率
公立高校30.3(29.9)%、私立高校29.9(29.8)%となっており、大きな差はありません。
現役の国公立大学進学者数は、国公立大学2171(2262)人、このうち県内の国公立大学が804(812)人、県外の国立大学に972(1040)人となっています。

県内の国立大学は、鹿児島大学と鹿屋体育大学ですが、鹿屋体育大学の平成22年度入学者数は187人(平成21年度182人)(平成21年度岩手、秋田、新潟、埼玉、山梨、富山、福井、岐阜、島根を除く38都道府県)でこのうち鹿児島県の高校の卒業生数は17人程度(平成21・23年度17人)と考えられ、平成22年度も同程度が入学しているものと想定され、800人程度が現役で鹿児島大学に入学しているものと推察されます。

鹿児島大学の平成22年度の入学者数2008(平成21年度2019)人のうち鹿児島県の高校からの入学者数は1014(平成21年度1017)人ですので、200人程度が既卒生ということとなります。

③予備校進学者
予備校への進学者は、平成22年度654人(平成21年度515人)で、そのうち公立高校499人(396人)、私立高校155人(119人)となっています。
卒業生数の割合に対して、予備校進学者数は公立高校と私立高校は差がないですが、この要因のひとつは、ラ・サール高校の浪人の割合が高いためと考えられます。

平成20・21・22年度鹿児島県内高校卒業生の4年制大学進学状況
区分
卒業
生数
現役
大学
進学率
合計 国立 公立 私立 予備校
県内 県外 県内 県外 県内 県外 県内 県外
17,182
17,586
18,073
30.2%
29.9%
29.2%
5,193
5,256
5,283
1,989
1,935
2,011
3,204
3,321
3,272
1,776
1,852
1,847
804
812
832
972
1,040
1,015
395
410
364

--
395
410
364
3,022
2,994
3,072
1,185
1,123
1,179
1,837
1,871
1,893
654
515
623
公立 12,640
12,850
13,348
30.3%
29.9%
29.5%
3,833
3,844
3,942
1,543
1,507
1,584
2,290
2,337
2,358
1,425
1,480
1,495
663
660
689
762
820 806
335
363
330


335
363
330
2,073
2,001
2,117
880
847 895
1,193
1,154
1,222
499
396
316
私立 4,542
4,736
4,725
29.9%
29.8%
28.4%
1,360
1,412
1,341
446
428
427
914
984
914
351
372
352
141
152
143
210
220
209
60
47 34


60
47
34
949
993 955
305
276
284
644
717
671
155
119
307
平成20・21・22年度鹿児島県学校基本調査報告書

11.14.21:05

鹿児島県内の公立高校の合格ライン

鹿児島県内公立高校の合格ラインについて掲載します。

合格ラインの設定にあたっては、公立高校入試の過去4カ年の得点分布、昴の2010年公立高校入試難易度偏差値、鹿児島県教育振興会の2010年6月鹿児島県統一模試合格判定A判定(予想合格率75~90%)により作成しました。

合格ラインは、調査書の成績によって変動しますので、ここでは合格ラインの±5点の幅で考える必要があります。

平成23年度甲南高校の学区外は、356点で合格しているとの情報があります。



平成20年度・21年度・22年度・23年度公立高校入試合格ライン      合格ラインゾーンは±5点





公立高校 私立高校・国立高専 合格ライン
H23
年度
H22
年度
H21
年度
H20
年度
        公立高校入試平均点 248.8 232.3 244.5 262.6
73 65 420 鶴丸(学区外)   378 368  371 399
  64              
72 63 415 甲南高校(学区外)   372 362 365 393
71 62 410 鶴丸 樟南高校(普通・文理) 366 356 360 387
70 61 405     360 350 355 381
69 60 400 鹿児島中央高校
(学区外)
鹿児島実業(文理・文理)
鹿児島(英数・特進)
354 344 352 375
68 59 385 甲南高校   348 338  349 369
67 58 380   鹿児島工業高専(電子制御)
志學館高等部
(342) (332) (340) (363)
66 57 365 鹿児島中央
鹿児島玉龍(学区外)
鹿児島工業高専
(情報・電気電子)
尚志館高校(特進)
336 326 335 357
65 56 355   鹿児島実業(英数・英数)
鹿児島工業高専(機械)
鹿児島純心女子高校
(医歯薬特進)
330 320 327 351
  55 350 武岡台(学区外) 鹿児島(英数・英数)        
64 54 343 鹿児島玉龍
加治木
鹿児島工業高専
(都市環境デザイン)
樟南(普通・英数)
324 314 322 346
63 53 337 武岡台
鹿児島純心女子
(選抜・選抜英語)
318 308 316 340
62 52 316
武岡台(情報科学)
池田学園高等部
出水中央高校(特進)
312 302 310 334
61 51     鹿児島修学館 306 296 305 328
60 50   鹿児島南(学区外)
鹿児島第一
300 290 299 322
59 49 315 松陽(学区外)
鹿児島南
れいめい高校(文理) 294 284 294 316
58 48
310
鹿屋
国分(理数)
加世田
川内
鹿児島南(情報処理)
鹿児島育英館 288 278 288 310
57 47 295 松陽高校
錦江湾(理数)
鹿児島純心女子(文理Ⅰ)
大口明光学園高校(Ⅱ類)
283 273 283 304
56 46 285 鹿児島南(商業)
国分
  278 267 277 298
55 45  
錦江湾(学区外)
  273 262 272 (292)
54 44   錦江湾
出水
鹿児島純心女子(文理Ⅱ) 268 256 266 286
53 43   鹿児島女子(情報会計) 鹿児島情報(プレ・e) 263 250 261 280
52 42   加治木工業(電子)   258 244 255 274
51 41   鹿児島工業(Ⅰ・Ⅱ類)
加治木工業(電気)
志布志
川辺
指宿
伊集院
  253 238 250 268
50 40   鹿児島女子(生活科学)
鹿児島女子(商業)
松陽高校(美術・音楽)
大口明光学園(Ⅰ類) 248 232 244 262

鶴丸高校の合格ラインは、下記のとおりで偏差値65程度であることがわかります
平成22年度は得点分布曲線から標準偏差を求めると79.9(下表の分布型から求めた偏差値は76.8)となります。

平成20年度から平成22年度の合格ラインの偏差値から平成23年度の合格ラインを求めると以下のとおりとなります。

志願倍率は考慮していません。

計算による合格ライン(±5点)

  平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度
鶴丸高校 387点
(64.9)
360点
(65.0)
356点
(65.2)
【64.9】
366点
(65.3)
【64.7】
甲南高校 369
(62.8)
349
(63.6)
340点
(63.2)
【63.0】
353
(63.6)
【63.0】
鹿児島中央高校 357
(61.3)
335
(61.2)
323点
(61.2)
【61.0】
337点
(61.5)
【61.0】
(   )は、分布型による偏差値
【   】は、分布曲線による偏差値


鹿児島県公立高校入試標準偏差・偏差値(標準偏差は得点分布から概算した値)

区分 平均点 標準偏差 偏差値
1/3分布 中間分布 平  均 60 65 70
平成23年度 248.8 72.6 81.0 79.9
(76.8)
328.7
(325.6)
368.7
(364.0)
408.6
(402.4)
平成22年度 232.2 77.4 85.3 82.9
(81.4)
315.1
(313.6)
356.6
(354.3)
398.0
(395.0)
平成21年度 244.5 72.9 81.1 77.0 321.5 360.0 398.5
平成20年度 262.6 78.6 88.0 83.3 345.9 387.6 429.2
平成19年度 248.8 78.2 86.8 82.5 331.3 372.6 413.8
( )は標準偏差は、得点分布型より試算

11.13.11:40

鶴丸高校・甲南高校・鹿児島中央高校の男女別合格者数

鶴丸高校、甲南高校、鹿児島中央高校の入試における男女比の割合を見てみます。

平成20年度が各高校とも、男子の割合が最も高く、60%と近くとなっています。
その原因はよくわかりませんが、各高校の倍率に関係なく平成20年度の受検した男子の割合が多く、結果として入学者の男子の割合が高くなっています。

公立高校入試の男女割合
高校 年度 推薦 検査定員 受検者数 合格者数
鶴丸高校 H23 32 291 359 195
(54.3%)
164
(45.7%)
320 167
(52.2%)
153
(47.8%)
H22 32 288 378 197
(52.1%)
181
(47.9%)
320 167
(52.2%)
153
(47.8%)
H21 29 291 336 184
(54.8%)
152
(45.2%)
320 165
(51.6%)
155
(48.4%)
H20 32 288 398 228
(57.3%)
170
(42.7%)
320 188
(58.8%)
132
(41.2%)
H19 32 288 341 190
(55.7%)
151
(44.3%)
320 166
(51.9%)
154
(48.1%)
                   
甲南高校 H23 32 288 353 183
(51.8%)
170
(48.2%)
320 161
(50.3%)
159
(49.3%)
H22 32 288 412 209
(50.7%)
203
(49.3%)
320 169
(52.8%)
151
(47.2%)
H21 33 287 367 177
(48.2%)
190
(51.8%)
320 152
(47.5%)
168
(52.5%)
H20 33 287 373 213
(57.1%)
160
(42.9%)
320 195
(60.9%)
125
(39.1%)
H19 32 288 347 183
(52.7%)
164
(47.3%)
320 159
(49.7%)
161
(50.3%)
                   
鹿児島中央高校 H23 32 288 390 182
(46.7%)
208
(53.3%)
320 158
(49.4%)
162
(50.6%)
H22 32 288 398 201
(50.5%)
197
(49.5%)
320 160
(50.0%)
160
(50.0%)
H21 32 288 417 211
(50.6%)
206
(49.4%)
320 165
(51.6%)
155
(48.4%)
H20 32 288 395 228
(57.7%)
167
(42.3%)
320 185
(57.8%)
135
(42.2%)
H19 32 288 397 215
(54.2%)
182
(45.8%)
320 170
(53.1%)
150
(46.9%)


鹿児島県高校入試一般入試倍率(推薦入試除く)    受験時の倍率
入試年度 H23年度 H22年度 H21年度 H20年度 H19年度
鶴丸 1.23 1.30 1.15 1.38 1.18
甲南 1.23 1.41 1.28 1.30 1.20
鹿児島中央 1.35 1.30 1.45 1.37 1.38
1校当たり
募集定員
(推薦入試含む)
320 320 320 320 320
入試平均点 248.8 232.2 244.5 262.6 248.8

11.10.07:16

ラ・サール高校の入試動向

ラ・サール高校の入試動向について報告します。

平成23年度の状況をみると、406人が受験し、合格者数は非公開ですが塾の合格者数を累計すると211人となっています。つまり、受験者の半数以上が合格していることになります。

過去3年の塾の合格者数の累計をみると210人~217人が合格していますので、ほぼ毎年同程度の人数が合格しているものと思われます。

募集定員は240人で、そのうちラ・サール中学校からの内部進学者を差し引くと外部からの進学者が求められます。この計算で行うと、61人~83人が進学することとなります。

平成23年度は、ラ・サール中学校の卒業生数が若干多い171人で、高校1年生232人から差し引くと高校からの入学者は61人と若干少なくなりますが、合格者の半分以下しか入学しないため、例年並みの合格者数を出すものと思われます。

応募者数の動向については、現段階ではわかりませんが、景気の低迷が継続している状況もあり、昨年並みではないかと思われます。

入試では、全受験者の平均点が取れれば合格する計算となります。


ラ・サール高校の受験動向
年度 募集定員 ラ・サール中学校
卒業者数
応募者数 受験者数 合格者数 外部
入学者
ラ・サール
高校
1年生
合格最低点
H23年度 240
(外部約70)
171 413 406 非公開
211*
61 232 211/400
H22年度 240
(外部約90)

154

400

391
非公開
217*

83

237

212/400
H21年度 240
(外部約80)
162     非公開
210*
69 231  
*合格者数は、学習塾の合格者の累計

塾別のラ・サール高校合格者数(平成23年10月1日調査時点)
年度 英進館 全教研 森田
修学館
(福岡)
欧州塾
(広島)
京進
(京都)
西塾
(愛知)
関西
志学館
(兵庫)
サビックス
(東京)
進学社
(東京)
早稲田
スクール
(熊本)
2011 137 29 23 11 211
2010 131 39 30 12 217
2009 116 28 24 17 17 210
2008 117 37 16 11 22 216
合格者数は、重複している可能性もあります。その他の塾の合格もあると想定されます。
空欄は、ホームページで現在までに掲載されていません。


 
 

10.29.01:33

鹿児島修学館中学校

鹿児島修学館中学校の動向について掲載します。

各中学校の在校生数は、以下の表のとおりです。

鹿児島市内私立中学校では、系列の私立高校に進学せず、公立高校や他の私立高校を受験するため、2年次、3年進級時に私立中学校から公中学校へ転校する場合があります。

これは、先取り授業を行っている場合、中学3年次に高1の学習を授業で行っているケースがあり他校を受験する場合、不利となる場合や高校側が他校進学を推奨していない場合などがあるためです。

平成20年度には、私立中学校に445人が入学していますが、平成22年4月の3年進級時には399人となっており46人少なくなっており、公立高校などを受験するため転校したものと考えられます。
 
  鹿児島修学館中学校は、他高校受験を認めており、先取り学習は行わず、中学3年時も中学校の学習範囲の授業を行います。したがって、他高校を受験する場合ハンディとなりません。
  中高一貫教育を柱としながらも、中学校の3年間では中学生としての高い学力を養成するために、原則として高校内容の先取りはしません。5教科は中学3年の1学期までに中学の教科書を終了させ、その後は徹底した演習を繰り返します。また「他高校の受験」を希望する者には、そのための受験指導も徹底して行います。
 
  鹿児島修学館中学校の平成23年度入学者数は69人と近年では最高となっています。

 各中学校の平成20年度入学者の3年進級時の減少数は以下のとおりです。

鹿児島市内私立中学校の平成20年度入学者の3年進級時減少数
中学校名 入学者数 3年進級時
学生数
減少数・率
志学館中等部 118 107 11(9.3%)
池田学園池田 78 64 14(17.9%)
鹿児島修学館 H21入学 54
H20入学 25
52
20
2(3.7%)
5(20.0%)
鹿児島純心女子 41 37 4(9.8%)
ラ・サール 183 171 12(6.6%)
合計 445 399 46(10.3%)


鹿児島修学館中学校在校生数(H20年5月現在、H21年6月現在、H22年5月、H23年4月現在)

区     分

本年度
定員

学年

平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度





小計



小計


小計


小計
鹿児島
修学館

80

1
2
3

1
2
2
5

13
15
22
50

12
26
24
62

25
41
46
112

2
1
2
5
31
13
16
60
23
9
25
57
54
22
41
117
2
2
1
5
30
29
10
69
30
24
10
64
60
53
20
133
2
2
2
6
43
29
28
100
26
30
24
80
69
59
52
180

10.26.22:08

鹿児島育英館高校の大学合格実績

鹿児島育英館高校では、平成24年度大学合格者が出ました。
10月3日に慶応大学法学部の合格発表があり政治学科に合格しています。

この入試は、FIT入試といわれるもので、AO入試の一つのようです。
このFIT入試は、今年から従来のA方式と新しいB方式にわかれました。



慶應義塾大学法学部のAO入試の概要は以下のとおりです。

平成24(2012)年度FIT(AO)入試の変更について
法学部FIT(AO)入試では,平成24(2012)年度入試より,A 方式・B 方式の2 つの
方式で募集を行います。現在決定している各方式の概要は下記のとおりです。詳細につい
ては,4 月以降に発表いたします。また,FIT 入試の募集要項は6 月上旬発売予定です。

【募集人員】
・法律学科 A 方式・B 方式合計で最大80 名
・政治学科 A 方式・B 方式合計で最大80 名
B 方式は、全国を下表のように6ブロックに分け,それぞれ募集定員枠を設けます。
なお,志願者の該当ブロックは,在籍・出身高等学校の所在地に基づきます。
法律学科政治学科
Ⅰ.九州・沖縄最大10 名最大10 名
Ⅱ.中国・四国最大10 名最大10 名
Ⅲ.近畿最大10 名最大10 名
Ⅳ.東海・北陸最大10 名最大10 名
Ⅴ.関東・甲信越* 最大10 名最大10 名
Ⅵ.東北・北海道最大10 名最大10 名
*文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程または相当する課程を有するものとして認定または指定
した在外教育施設は,「Ⅴ.関東・甲信越」枠に含みます。
※A 方式とB 方式の併願は可能ですが,学科をまたいだ併願はできません。

【出願資格】
A方式 以下の(1)~(3)のすべての条件を満たす者。
(1) 次のいずれかに該当する者。
(a) 高等学校もしくは中等教育学校を卒業した者,および平成24 年3 月卒業見込
みの者。
(b) 高等専門学校の第3 学年を修了した者,および平成24 年3 月修了見込みの者。
(c) 学校教育法施行規則第150 条にある高等学校を卒業した者と同等以上の学力
があると認められる者,および平成24 年3 月31 日までにこれに該当する見込
みの者。
(2) 本塾大学法学部(法律学科または政治学科)への志望理由,および入学後の目標と
構想が明確であり,第一志望としていずれかの学科での勉学を強く希望する者。
(3) 学業を含めたさまざまな活動に積極的に取り組み,次に例示するような優れた実績
をあげた者。
(a) 文化・芸術・技芸・運動等の分野において優れた成績や成果を残したことが証
明できる者。
(b) 学外活動や課外活動において高いリーダーシップを発揮し,そのことが何らか
の形で証明できる者。
(c) ボランティア活動や地域の社会的活動などを熱心に行い,その実績を示せる者。
(d) 国際交流や開発途上国援助などの活動に積極的に取り組み,その実績を示せる
者。
(e) 入試科目に限られない全般的な学業分野で極めて優秀な成績を収めたことを
示せる者。
(f) その他の分野で,自己の関心や興味からユニークな実績をあげたことを証明で
きる者。

B方式 以下の(1)~(3)のすべての条件を満たす者。
(1) 次のいずれかに該当する者。
(a) 高等学校もしくは中等教育学校を卒業した者,および平成24 年3 月卒業見込
みの者。
(b) 高等専門学校の第3 学年を修了した者,および平成24 年3 月修了見込みの者。
(c) 文部科学大臣が高等学校の課程と同等の課程または相当する課程を有するも
のとして認定した在外教育施設の当該課程を修了した者,および平成24 年3
月31 日までに修了見込みの者。
(2) 本塾大学法学部(法律学科または政治学科)への志望理由,および入学後の目標と
構想が明確であり,第一志望としていずれかの学科での勉学を強く希望する者。
(3) 高等学校での学業成績が優秀で,高等学校第3 学年までの調査書(*1)における指定
教科(*2)および全体の評定平均値が4.0 以上の者。
*1 卒業見込み者は第3 学年1 学期までの成績が記載された調査書(2 期制の高等学校卒業見込
みの場合は,第3 学年前期までの成績が記載された調査書)
*2 現時点では,外国語,数学,国語,地理歴史,公民を予定しています。

【選考方法】
                             A 方式            B 方式
第一次選考書類選考書類選考      模擬講義・論述試験       総合考査
第二次選考                  グループディスカッション     面接試験

10.25.18:06

鶴丸高校の国公立大学合格実績

鶴丸高校の難関国立公立大学の合格実績を掲載します。

年代別の比較は、昭和54年度~昭和55年度(1979年度~1980年度)、平成4年度~平成6年度(1992年度~1994年度)、平成21年度~平成23年度(2009年度~2011年度)です。

九大医学部など難関大学医学部に合格している生徒もいると思われ、その人数分数人が重複しますが、難関大学医学部の合格者数が不明であることから、ここでは単純に加算した数値を採用します。

昭和54年度~昭和55年度の国公立大医学部の合格者数は不明のため、昭和49年度~昭和53年度の国公立大学医学部の合格者数の平均51.6人を基礎としてここでは50人と仮定しています。

1.卒業生に対する難関国立大学・国公立大学医学部合格者数の割合
合格者数の年平均合格者数と卒業生数に対する割合は、以下のとおりです。
昭和54年度~昭和55年度    160.5人    32.5%
平成 4年度~平成 6年度    174.0人    35.8%
平成21年度~平成23年度    124.7人    40.3%

卒業生数の減少に伴って、合格者数は減少していますが、卒業生数に対する割合は約40%まで高まっています。

2.難関国立大学の現役・既卒の割合(医学部は、平成21・22年度を除き現役の数が不明のため対象外)
年平均現役合格者数、現役占有率は、以下のとおりです。
(難関国立大)
昭和54年度~昭和55年度     86.0人    77.8%
平成 4年度~平成 6年度     88.3人    72.8%
平成21年度~平成23年度     46.7人    49.0%

現役合格者数は、86.0人、88.3人から46.7人と54%程度減少しており、これは卒業者数の割合63%を下回っており、現役占有率も70%台から49%に低下しています。

特に、九大の現役占有率は、80%台から50%台に低下しています。

以上のことから、現役の合格者数が少なくなったものの、既卒者の合格者数が増加した結果、卒業生に対する難関国立大学合格者数の割合が多くなったものと思われます。
言い換えれば、既卒者の合格によって、現状維持しているように見えます。


このようなことから、当初の志望校を変更することなく受験にチャレンジしている様子が見られますが、一方で最難関大学である東大等の現役合格者数を伸ばす必要があるのではないかと思われます。


鶴丸高校の難関国立大学合格者数
年度
卒業生数
区分 比率














H23年度
卒業生数
311
41.8 130 25 6 4 4 14 37 1 4 3 98 32
現役 17.4 54 7 3 0 2 6 27 1 0 0 46 8
浪人 24.4 76 18 3 4 2 8 10 0 4 3 52 24
H22年度
卒業生数
306
41.8 128 15 4 2 7 15 48 0 3 2 96 32
現役 16.7 51 5 1 1 0 8 24 0 1 2 42 9
浪人 25.1 77 10 3 1 7 7 24 0 2 0 54 23
H21年度
卒業生数
310
37.4 116 14 4 4 6 12 45 1 3 3 92 24
現役 20.6 64 7 2 3 2 9 26 1 2 0 52 12
浪人 16.8 52 7 2 1 4 3 19 0 1 3 40 12
合計
卒業生数
927 
40.3 374 54 14 10 17 41 130 2 10 8 286 88
現役 18.2 169 19 6 4 4 23 77 2 3 2 140 29
浪人 22.1 205 35 8 6 13 18 53 0 7 6 146 59
現役占有率   45.2 35.1 42.9 40.0 23.5 56.1 59.2 100 30.0 25.0 49.0 33.0
                             
H6年度
卒業生数
448
38.6 173 26 8 8 8 12 57 4 3 2 128 45
現役     17 4 6 5 8 46 3 1 1 91  
浪人     9 4 2 3 4 11 1 2 1 37  
H5年度
卒業生数
499
32.5 162 19 9 4 18 3 43 0 4 4 104 58
現役     12 8 3 14 2 35 0 2 3 79  
浪人     7 1 1 4 1 8 0 2 1 25  
H4年度
卒業生数
512
36.5 187 17 8 8 21 11 56 5 4 2 132 55
現役     13 4 7 10 7 47 3 2 2 95  
浪人     4 4 1 11 4 9 2 2 0 37  

卒業生数
1459
35.8 522 62 25 20 47 26 156 9 11 8 364 158
現役     42 16 16 29 17 128 6 5 6 265  
浪人     20 9 4 18 9 28 3 6 2 99  
現役占有率     67.7 64.0 80.0 61.7 65.4 82.1 66.7 45.5 75.0 72.8  
                             
S55年度
卒業生数
493
(32.7) (161) 26 11 3 8 5 50 2 4 2 111 (50)
現役     17 7 3 8 4 44 0 4 2 89  
浪人     9 4 0 0 1 6 2 0 0 22  
S54年度
卒業生数
494
(32.4) (160) 19 9 3 11 7 56 1 3 1 110 (50)
現役     12 5 1 7 7 47 0 3 1 83  
浪人     7 4 2 4 0 9 1 0 0 27  

卒業生数
987
(32.5) (321) 45 20 6 19 12 106 3 7 3 221 (100)
現役     29 12 4 15 11 91 0 7 3 172  
浪人     16 8 2 4 1 15 3 0 0 49  
現役占有率     64.4 60.0 66.7 78.9 91.7 85.8 0 100 100 77.8  
(   )は、国立大医学部の合格者数を50人と仮定した。
 

10.24.18:53

鶴丸高校の東大合格実績

鶴丸高校の東大の合格者数について掲載します。

昭和49年度~昭和53年度、平成4年度~平成6年度、平成18年度~平成23年度で比較してみます。

各期間の年平均の合格者数をみると、昭和49年度~昭和53年度の年平均は20.2人、平成4年度~平成6年度の年平均は20.7人、平成18年度~平成23年度の年平均は18.8人と若干減少傾向となっています。

また、現役合格者数をみると、昭和49年度~昭和53年度の年平均は15.2人、平成4年度~平成6年度の年平均は14.0人、平成18年度~平成23年度の年平均は7.2人と半減しています。

一方、既卒合格者数をみると、昭和49年度~昭和53年度の年平均は5.0人、平成4年度~平成6年度の年平均は6.7人、平成18年度~平成23年度の年平均は11.6人と増加しています。

このことから、現役での合格が少なくなる一方で、既卒合格者数が増加しているものの、全体として若干合格者数が15%程度減少傾向にあります。定員数が少なくなっていること、私立高校へ優秀な生徒が一部流出していることも影響していることもあると思われます。

志望校を変えずに努力した結果、既卒者が多くなったとも言えますが、現役合格者数をいかに増やしていくかが一つの課題です。

言い換えれば、東大合格者全体の卒業生占有率は高まっているものの、鶴丸高校の現役合格は難しくなっていることを示しており、東大受験に向けた対策が重要と思われます。


鶴丸高校の東大合格者数
年度   合格者数 占有率
合計 現役 既卒 合計 現役 既卒
H23年度   25 7 18 100.0 28.0 72.0
H22年度   15 5 10 100.0 33.3 66.7
H21年度   14 7 7 100.0 50.0 50.0
H20年度   22 8 14 100.0 36.4 63.6
H19年度   16 8 8 100.0 50.0 50.0
H18年度   21 8 13 100.0 38.1 61.9
合計   113 43 70 100.0 40.9 59.1
平均   18.8 7.2 11.6      
               
H6年度   26 17 9 100.0 65.4 34.6
H5年度   19 12 7 100.0 63.2 36.8
H4年度   17 13 4 100.0 76.5 23.5
合計   62 42 20 100.0 67.7 32.3
平均   20.7 14.0 6.7      
               
S53年度   19 16 3 100.0 84.2 15.8
S52年度   25 18 7 100.0 72.0 28.0
S51年度   16 12 4 100.0 75.0 25.0
S50年度   21 14 7 100.0 66.7 33.3
S49年度   20 16 4 100.0 80.0 20.0
合計   101 76 25 100.0 75.2 24.8
平均   20.2 15.2 5      

10.23.16:37

鶴丸高校の国公立大学医学部

鶴丸高校の平成19年度~平成23年度、平成4年度~平成6年度、昭和49年度~昭和53年度の国公立大学医学部合格実績の比較をしてみました。

1.国公立大学医学部の合格者数
昭和49年度~昭和53年度の国公立大学合格者数は、42人~59人であり、特に昭和52年度59人、昭和53年度58人と60人近くが合格していて、現役の合格者数は16人~32人となっています。
全合格者に占める現役・既卒の割合は、平均で45 : 55となっています。

平成4年度~平成6年度の合格者数は、45人~58人で、平均で年平均で52.7人が合格しています。

平成20年度~昭和22年度の国公立大学合格者数は、22人~32人であり、医学部定員の拡大とともに増加しています。現役の合格者数は4人~12人となっています。
全合格者に占める現役・既卒の割合は、平均で30 : 70となっています。
また、国公立大学医学部合格者数の卒業生に占める割合は、年平均で8.9%となっています。


鶴丸高校の国公立医学部合格者数
S49~S53   H4~H6   H20~22
年度 卒業生 合計 現役 既卒   年度 卒業生数 合計 現役 既卒   年度 卒業生数 合計 現役 既卒
S49 511 8.2 42 20 22   H4 512 10.7 55       H20 312 7.1 22 4 18
S50 496 10.3 51 21 30   H5 499 11.6 58       H21 310 7.7 24 12 12
S51 513 9.4 48 27 21   H6 448 10.0 45       H22 306 10.5 32 9 23
S52 538 11.0 59 32 27                 H23 311 10.3 32 8 24
S53 547 10.6 58 16 42                            

2605

9.9

258
(45.0)
116
(55.0)
142
  1459 10.8 158      
1239

8.9

110
(30.0)
33
(70.0)
77
平均 521 9.9 51.6 23.2 28.4   平均 486 10.8 52.7       平均 310 8.9 26 8.25 19.25

2.卒業生数に対する国公立医学部大学の合格者数の割合
昭和49年度~昭和53年度が8.2%~10.8%、平均9.9%に対して、平成4年度~平成6年度が10.0%~11.6%、平均で10.8%で、平成19年度~平成23年度が7.1%~10.5%、平均8.9%となっており、1.0%~1.9%程度減少しています。

3.卒業生数に対する国公立大学医学部の現役合格者数の割合
昭和49年度~昭和53年度が2.9%~5.9%、平均4.4%に対して平成20年度~平成23年度が1.3%~3.9%、平均2.7%と1.7%程度減少しています。

4.国公立大学医学部の合格者数に対する現役合格者数の割合
昭和49年度~昭和53年度の平均45.0%に対して平成20年度~平成23年度の平均30.0%と15.0%程度減少しています。つまり、現役合格者数の割合
が小さくなっています。


以上のことから、卒業生数に対する浪人を含む国公立大学医学部の合格者数の割合、現役合格者数の割合とも減少傾向にあります。


鶴丸高校国公立大学医学部合格実績(平成19年度~平成23年度 昭和49年度~昭和53年度)
年度 卒業生数 現役
合格率
全体
合格率
現役 既卒
H23年度 311 2.6 10.3 8(30.0) 24(70.0) 32
H22年度 306 2.9 10.5 9(28.1) 23(71.9) 32
H21年度 310 3.9 7.7 12(50.0) 12(50.0) 24
H20年度 312 1.3 7.1 4(18.1) 18(81.9) 22
合計 928 2.7 8.4 25(32.1) 53(67.9) 78
                         
        現役 既卒
        一期校 二期校 一期校 二期校 一期校 二期校
S53年度 547 2.9 10.6 (27.6)
16

10

6

42

23

19

58

33

25
S52年度 547 5.9 10.8 (54.2)
32

11

21

27

15

12

59

26

33
S51年度 513 5.3 9.4 (56.3)
27

12

15

21

14

7

48

26

22
S50年度 496 4.2 10.3 (41.2)
21

8

13

30

18

12

51

26

25
S49年度 511 3.9 8.2 (47.6)
20

9

11

22

13

9

42

22

20
合計 2614 4.4 9.9 (45.0)
116

50

66

142

83

59

258

133

125
( )は、合格者数に対する現役合格者数の割合

10.22.09:33

鶴丸高校の国公立大学実績

鶴丸高校の平成19年度~平成23年度と昭和49年度~昭和53年度の国立大学合格実績の比較をしてみました。

なお、平成19年度、平成20年度の現役合格者数は、高校のホームページで公表されていないため、ウィークリー読売などの4月段階の公立大学を含むデータを採用しています。採用の理由は、4月段階の値のため、浪人生の把握がまだ十分でないことなどにより、高校ホームページの国立大学の合格者数に近い値のためほぼ現役の合格者数に近い値を示しているものとして参考値として掲載しています。
したがって、この値の中には、公立大学の合格者数が含まれている可能性があることから実際は最大で国立大学の現役合格者数が10人程度少なくなる可能性があります。



1.卒業生数に対する国立大学の合格者数の割合
昭和49年度~昭和53年度が69.1%~74.9%、平均71.5%に対して平成19年度~平成22年度が72.1%~82.6%、平均75.6%と4%程度増加しています。

2.卒業生数に対する国立大学の現役合格者数の割合
昭和49年度~昭和53年度が47.7%~60.6%、平均54.1%に対して平成23年度が42.4%、平成22年度が37.6%、平成19年度(46.4%)、平成20年度(47.4%)と10%程度減少しています。

平成22年度は、特に現役合格者数の割合が37.6%に減少していることから、浪人生が例年に比較して30人程度多くなっていることを想定しました。
したがって、平成23年度の現役合格者数が例年の150人程度となった場合、浪人生数の増加によって合格者数が250人程度に増加するものと想定しましたが、浪人が19人増加し、実際は全体の合格者数は257人となり予想どおりとなりました。

以上のことから、卒業生数に対する浪人を含む国立大学の合格者数の割合は変わらないものの、現役合格者数の割合が10%程度減少していることから、難関大学の現役合格数の割合が増加していなければ鶴丸高校全体の評価として合格実績が低下しているものと想定されます。


鶴丸高校国立大学合格実績(平成19年度~平成23年度 昭和49年度~昭和53年度)
卒業生数 現役
合格率
全体
合格率
現役 既卒
一期校 二期校 一期校 二期校 一期校 二期校
H23年度 311 42.4 82.6 132     125     257    
H22年度 306 37.6 72.2 115     106     221    
H21年度 310   73.9             229    
H20年度 312 (47.4) 77.6 (148)           242    
H19年度 351 (46.4) 72.1 (163)           253    
合計 1590   75.6             1202    
                         
S53年度 547 47.7 69.7 261 145 116 120 67 53 381 212 169
S52年度 547 51.9 69.1 284 170 114 94 55 39 378 225 153
S51年度 513 60.6 74.9 311 190 121 73 42 31 384 232 152
S50年度 496 54.2 70.8 269 164 105 82 46 36 351 210 141
S49年度 511 56.8 71.4 290 188 102 75 40 35 365 228 137
合計 2614 54.1 71.5 1415 857 558 444 250 204 1859 1107 752
( )は、ウィークリー読売などの4月段階の公立大学を含むデータであるが、高校ホームページの国立大学の合格者数に近い値のため参考値として掲載している。

10.21.08:49

鶴丸高校の国公立合格実績

鹿児島県の高校の学力について、9月に平成23年度と昭和50年度との比較して分析してきました。
このうち鶴丸高校については、定員数の減少から難関大学の合格実績は若干低下しているものの、卒業生の比率からするとほぼ現状維持との評価をしました。

さらに、鶴丸高校の過去の大学実績を調べて分析してみたいと思います。

昭和49年度から平成53年度の国立大学の入試は、国立大学が一期校・二期校に分かれ、入試がそれぞれ異なる時期に行われ、受験機会が2回ありました。また、昭和54年度から受験機会が1回の共通一次試験が始まっています。

一期校には、旧帝大や一橋大・東工大などの難関大学が含まれ、二期校には鹿児島大学などがありました。
一期校・二期校のW合格者がどのくらいいたかはわかりませんが、それほど多くなかったのではないかと思います。その理由は、二期校は1期校の合格発表日以降に入試が行われていること、一期校のうち難関大学に合格した者で二期校を受験するケースは鹿児島大学の医学部などの難易度の高い学部を受験するケースなどに限定され、また、鹿児島大学を志望している学生が一期校をすべり止めにするケースでは、鹿児島大学より難易度が低い大学に限定されること、当時は鹿児島大学などの地元大学志向が少なく、難関大学の合格を目指すケースが多かったこと思われるからです。

平成49年度~平成53年度の鶴丸高校の合格実績
5カ年の平均の現役合格率(現役合格者数を卒業生数で割ったもの)は54.1%、既卒合格者を含む合格者数の卒業生に対する割合は71.5%となっています。

(ウィキペディアより)
当時、各大学ごとに行われた入学試験は、文部により一期校と二期校の二つの区分に分けられていた。

一期校は三月上旬、二期校は三月下旬に日程を組まれていた(ただし、1949年は一期校は6月8日から、二期校は6月15日から行われた)。この二つの区分に分けることで大学進学者が首都圏、有名校へ集中することを防ぎ、大学進学者の間口を広げることを意図していた。
しかし、旧帝国大学が一期校に集中し、かつ組まれた日程との関係もあって必然的に一期校が第一志望、二期校は滑り止めという様相になり、これにより期別の大学群格差が序列化されるようになった。その弊害を是正するために大学共通一次試験導入後、一期校、二期校制度を廃止。国公立大学は原則1校受験とされた。
上述の様に、概ね一期校には旧帝大を含む比較的歴史のある大学が中心、二期校は学制改革後の新制大学を中心に偏って指定された。しかしながら仔細には他大学との地域バランスから一期校指定された地方国立大学や、一期校落ちの優秀学生が成績上位層に集まって学生の実力が評価された二期校の大学が存在したことから、必ずしも序列を意図した編成ではなく、かつその序列が固定化されたわけではないことが分かる。

  • 一期校
北海道大学、岩手大学、東北大学、東京大学、筑波大学、千葉大学、お茶の水女子大学、東京工業大学、東京水産大学、一橋大学、新潟大学、富山医科薬科大学、金沢大学、浜松医科大学、名古屋大学、三重大学、滋賀医科大学、京都大学、大阪大学、神戸大学、奈良女子大学、鳥取大学、岡山大学、広島大学、徳島大学、高知大学、九州大学、九州芸術工科大学、長崎大学、熊本大学、宮崎大学、琉球大学
  • 二期校
北見工業大学、旭川医科大学、小樽商科大学、北海道教育大学、室蘭工業大学、弘前大学、宮城教育大学、秋田大学、山形大学、福島大学、茨城大学、宇都宮大学、群馬大学、埼玉大学、電気通信大学、東京医科歯科大学、東京外国語大学、東京学芸大学、東京商船大学、東京農工大学、横浜国立大学、富山大学、福井大学、山梨大学、信州大学、静岡大学、愛知教育大学、名古屋工業大学、岐阜大学、滋賀大学、京都教育大学、京都工芸繊維大学、大阪外国語大学、大阪教育大学、奈良教育大学、和歌山大学、島根大学、山口大学、香川大学、愛媛大学、九州工業大学、福岡教育大学、佐賀大学、大分大学、宮崎医科大学、鹿児島大学
鶴丸高校国立大学合格実績(昭和49年度~昭和53年度)
卒業生数 現役
合格率
全体
合格率
現役 既卒
一期校 二期校 一期校 二期校 一期校 二期校
S53年度 547 47.7 69.7 261 145 116 120 67 53 381 212 169
S52年度 547 51.9 69.1 284 170 114 94 55 39 378 225 153
S51年度 513 60.6 74.9 311 190 121 73 42 31 384 232 152
S50年度 496 54.2 70.8 269 164 105 82 46 36 351 210 141
S49年度 511 56.8 71.4 290 188 102 75 40 35 365 228 137
  2614 54.1 71.5 1415 857 558 444 250 204 1859 1107 752
 


10.20.19:12

平成23年度志学館高等部の国公立大学進学状況

今週、志学館高等部の平成23年度の国公立大学合格実績が高校ホームページで公表されましたので掲載します。
一昨年は7月に公表されていましたが、昨年は4月に公表されました。今年は10月に公表されたのですが、高校の合格実績に対する評価の裏返しとも見ることができます。

平成21年度は、国公立大学医学部に16人、一橋大1人、東北大1人、九大6人、鹿児島大22人など国公立大学合格者数は54人となっています。

平成22年度は、国公立大学医学部に17人、東京大学2人、京都大学1人、大阪大1人、九大3人、鹿児島大21人など国公立大学合格者数は50人となっています。
平成21年度に比較して国公立大学医学部医学科の合格者は1人増、東京大学2人、京都大学1人と合格実績としては向上したと見えます。
このほか、防衛医科大学校に2人合格しています。

平成23年度は、国公立大学医学部に11人、東京大学2人、一橋大学2人、大阪大1人、九大2人、鹿児島大20人など国公立大学合格者数は42人となっています。
平成22年度に比較して国公立大学医学部医学科の合格者は6人減少したことが、高校側の評価が低くなり
、平成23年度の実績の公開が遅くなったのではないかと思われます。

平成22年度と比較すると、卒業生数が102人から104人に2人増加しており、国公立大の合格者数は50人から42人に減少しており、卒業生数で合格者数を割ると40.4%と若干低くなっています。

前年度卒業生の浪人生も合格者に含まれていますので、質・量とも進学実績としては低下したのではないかと思います。

難関私立大学の合格者数は、平成23年度68人となっています。

平成21年度の難関私立大学合格者数は延べ合格者数は71人で、同一大学の重複合格を除いた実合格者数は57人、そのうち36人が現役合格で、現役進学者は11人となっています。
早稲田大学の実合格者数は8人とも現役合格者で、そのうち4人が進学しています。
慶応大学の実合格者数は5人でそのうち4人が現役合格者で2人が進学しています。

志学館高等部の国公立大学合格実績











東京
工業大
大阪
東北大





の水











電気
通信










長崎大







鹿






















11 104 2   2   1   2 1 1 1 2   3               1 20   6 42 0 42 11
10 102 2 1     1   3     1   1 1       1 2   7 1 21   6 48 2 50 17
09 103     1     1 6     3   1     1 1 2 2 2 3 1 22   4 50 4 54 16
08 141 1 2 1   4   5   1   1   2     4 4     5 2 26 1 4 63 7 70 16
07 113 1 2   1 1 1 8 1     1   1           1 8 1 13 1 4 45 2 47 9
 

国公立大学医学部
大学 平成20年度 平成21年度 平成22年度 平成23年度
合計 16 16 17 11
大阪大      
九州大学    
熊本大学      
長崎大学      
鹿児島大学 10 10
大分大学    
宮崎大学
佐賀大学      
岐阜大学      
岡山大学      
島根大学      


















平成22年度私立大学現役進学実績  
 1段目 延べ合格者数  2段目 実合格者数  ( )現役合格者数   【】現役進学者数
年度





















MARCH 関関同立













西

西








H23年度 104 68 16 4   3 29 8 5 10 3 3 16   1 3 12
H22年度 102 48
41

【8】
4
4

【3】
8
8

【1】
  2
2

 
19
15

【3】
4
4

【1】
5
3

 
2
1

 
5
5

【1】
3
2

【1】
15
12

【3】
1
1

【1】
1
1
 
5
5
 
8
5

【2】
H21年度 103 71
57
(36)
【11】
8
6
(8)
【4】
6
5
(4)
【2】
  5
5
(0)
【0】
27
22
(12)
【3】
8
6

【1】
5
5

 
5
4

【1】
6
5
3
2

【1】
25
19
(12)
【2】
    8
6
(5)
【2】
17
13
(7)
【0】

10.13.23:54

川辺高校の進学指導実績

今回は、進学指導推進校13校のうち、加治木高校、指宿高校、加世田高校、川内高校、大島高校、伊集院高校、出水高校、鹿屋高校、国分高校、志布志高校、種子島高校についで川辺高校の大学合格実績から学力向上推進総合プラン等の効果について分析してみます。

現在の川辺高校は、平成21年度の卒業生から4クラスとなっています。

学力向上対策プラン等の実施前の平成17年度以前の国公立大学合格実績がないため、プラン等による学力向上の評価はできませんが、過去4カ年について評価します。

平成20年度から平成22年度の国公立大学の合格実績は、平成19年度43人、平成20年度43人、平成21年度34人、平成22年度35人と年々増加しています。

平成・2122年度は、国公立大学医学部医学科に1人づつ合格しています。
平成20年度から平成22年度の卒業生数に対する国公立大学の合格者数の割合も、21.6%、22.8%、22.0%となっています。

川辺高校の国公立大学合格実績       (  )は現役合格者数

卒業年 H15年 H16年 H17年 H18年 H19年 H20年 H21年 H22年 H23年
クラス数 5 5 5 5 5 5 4 4 4
卒業生数           199 149 159 144
国立大学                  
旧帝大(北大除き)
+一橋大・東工大
                 
鹿児島大         11 22 10 9 9
九州大                  
広島大         1 1 1    
熊本大         1 2 1   1
宮崎大         3 1   5 2
  東北大                  
  名古屋大                  
  京都大                  
大阪大                  
  一橋大                  
東工大                  
  東京大                  
 神戸大                  
  その他                 4
小計
 
      17 26 12 14 16
                   
                   
                   
公立大学                  
都留文科大           4 1 4  
山口県立大             2    
  下関市立大                  
  北九州市立大           3 1 1  
  その他                  
小計       
 
              6
                   
合計  
 
      43 43 34 35 22
卒業生数に対する
国公立大学合格者
(現役)の割合
          21.6% 22.8% 22.0%  
卒業生数に対する
国公立大学合格者
(現役・浪人含む)の割合
                15.3%
プロジェクト       県立高校学力向上
推進総合プラン
県立高校学力向上
推進プロジェクト



10.12.23:41

種子島高校の進学指導実績

今回は、進学指導推進校13校のうち、加治木高校、指宿高校、加世田高校、川内高校、大島高校、伊集院高校、出水高校、鹿屋高校、志布志高校についで種子島高校の大学合格実績から学力向上推進総合プラン等の効果について分析してみます。

現在の種子島高校は、平成18年4月に種子島実業高校と統合され、1回生は平成21年度入試から受験しています。

学力向上対策プラン等の実施前の平成17年度以前の国公立大学合格実績がないため、プラン等による学力向上の評価はできませんが、過去4カ年について評価します。

平成20年度から平成22年度の国公立大学の合格実績は、平成19年度10人、平成20年度13人、平成21年度15人、平成22年度17人、平成23年度30人と年々増加しています。

平成22年度は、九大1人が合格しています。
卒業生数に対する国公立大学の合格者数の割合も、15.3%、10.2%、12.2%、20.8%となっています。


種子島高校の国公立大学合格実績       (  )は現役合格者数

卒業年 H15年 H16年 H17年 H18年 H19年 H20年 H21年 H22年 H23年
クラス 3 3 3 3 3 3 5 5 5
卒業生数           85 174 139 144
国立大学                  
旧帝大(北大除き)
+一橋大・東工大
                 
鹿児島大         7 7 3 8 12
九州大               1  
広島大             1    
熊本大           1     1
宮崎大           1      
  東北大                  
  名古屋大                  
  京都大                  
大阪大                  
  一橋大                  
東工大                  
  東京大                  
 神戸大                  
  その他         3 4 5 7 8
小計
 
      10 13 9 16 21
                   
                   
                   
公立大学                  
都留文科大             1   1
山口県立大                  
  下関市立大                 1
  北九州市立大                  
  その他             5 1 7
小計
 
          6 1 9
                   
合計  
 
      10 13 15 17 30(5)
卒業生数に対する
国公立大学合格者
(現役)の割合
                17.4%
卒業生数に対する
国公立大学合格者
(現役・浪人含む)の割合
          15.3% 10.2% 12.2% 20.8%
プロジェクト       県立高校学力向上
推進総合プラン
県立高校学力向上
推進プロジェクト


10.11.01:48

志布志高校の進学指導実績

今回は、進学指導推進校13校のうち、加治木高校、指宿高校、加世田高校、川内高校、大島高校、伊集院高校、出水高校、鹿屋高校に次いで志布志高校の大学合格実績から学力向上推進総合プラン等の効果について分析してみます。

学力向上対策プラン等の実施前の平成17年度以前の国公立大学合格実績がないため、プラン等による学力向上の評価はできませんが、過去4カ年について評価します。

平成20年度から平成22年度の国公立大学の合格実績は、平成20年度40(3)人、平成21年度42(6)人、平成22年度33(3人)、53人となっています。

平成20年度は、九大2人、東北大1人が合格していますが、ここ3年間は旧帝大の合格はでていません。
卒業生数に対する現役合格者数の割合は、19.9%、18.1%、16.9%と若干低下傾向となっていましたが、平成23年度は25.3%に上昇しました。
また、卒業生数に対する国公立大学の合格者数の割合も、21.5%、21.1%、18.6%と若干低下傾向となっていましたが、平成23年度は26.8%に上昇しました。

志布志高校の国公立大学合格実績       (  )は現役合格者数

卒業年 H15年 H16年 H17年 H18年 H19年 H20年 H21年 H22 H23年
クラス数                  
卒業生数           186 199 177 198 
国立大学                  
旧帝大(北大除き)
+一橋大・東工大
                 
鹿児島大           8(2) 10(4) 5(2) 12(1)
九州大           2      
広島大           1 1    
熊本大           3 1 1 1
宮崎大           3(1) 6 4(1)
  東北大           1      
  名古屋大                  
  京都大                  
大阪大                  
  一橋大                  
東工大                  
  東京大                  
 神戸大                  
  その他           13 11(2) 9 11(1) 
小計
 

 
      31(3) 29(6) 19(3) 27(2)
                   
                   
                   
公立大学                  
都留文科大             1   1
山口県立大             1 1
  下関市立大             1 1 3(1)
  北九州市立大           2 3 3
  その他           7 7 9 16
小計
 
        9 13 14 26(1) 
                   
合計  
 
        40(3) 42(6) 33(3) 53(3) 
卒業生数に対する
国公立大学合格者
(現役)の割合
          19.9% 18.1% 16.9% 25.3%
卒業生数に対する
国公立大学合格者
(現役・浪人含む)の割合
          21.5% 21.1%
18.6%
 
26.8% 
プロジェクト       県立高校学力向上
推進総合プラン
県立高校学力向上
推進プロジェクト


10.10.17:50

鹿屋高校の進学指導実績

今回は、進学指導推進校13校のうち、加治木高校、指宿高校、加世田高校、川内高校、大島高校、伊集院高校、出水高校に次いで、鹿屋高校の大学合格実績から学力向上推進総合プラン等の効果について分析してみます。

県立高校学力向上推進総合プラン実施前の国公立大学の実績は不明ですので、比較は現在のところできません。

平成19年度から平成23年度の傾向をみると、平成20年度をピークとして旧帝大の合格者数・国公立大学の合格実績が低下しているように見えます。

卒業生に対する国公立合格者数の割合も、ここ3年間で56.1%から40.1%に低下していましたが、平成23年度は47.6%に回復しました。



鹿屋高校の国公立大学合格実績       (  )は現役合格者数
卒業年 H15年 H16年 H17年 H18年 H19年 H20年 H21年 H22 H23年
クラス数           8 8 8
卒業生数           305 313 311 307
国立大学                  
旧帝大(北大除き)
+一橋大・東工大
        6 10 7 5 7
鹿児島大         40 45 51 48  51
九州大         6 7 5 3 4
広島大         6 6 1 1 3
熊本大         10 11 8 10 8
宮崎大         1 4 9 6 4
  東北大                  
  名古屋大             1    
  京都大               1  
大阪大           1 1 1
  一橋大                 1
東工大           2      
  東京大                  
 神戸大         1   1 1  
  その他         56 54 48 26 34 
小計
 

 
    120 130 125 97 107
                   
                   
                   
公立大学                  
都留文科大         2 3 1   4
山口県立大         3 1     1
  下関市立大         9 8 5 1  
  北九州市立大         4 7 5 12  
  その他         29 22 20 15 24 
小計         47 41 31 28 39
                   
小計 全合格者数
      現役
      過年度卒
 
               
                   
合計  全合格者数
      現役
      過年度卒
 
      167
 
171
 
156
 
125
 
146
 
卒業生数に対する
国公立大学合格者
(現役)の割合
                 
卒業生数に対する
国公立大学合格者
(現役・浪人含む)の割合
          56.1% 49.8% 40.1% 47.6% 
プロジェクト       県立高校学力向上
推進総合プラン
県立高校学力向上
推進プロジェクト


10.09.11:53

出水高校の進学指導実績

今回は、進学指導推進校13校のうち、加治木高校、指宿高校、加世田高校、川内高校、大島高校、伊集院高校についで出水高校の大学合格実績から学力向上推進総合プラン等の効果について分析してみます。

平成23年度の伊集院高校の国公立大学合格実績は66人となっています。
九州大には少なくとも5年連続で合格者を出しています。

出水高校は、平成17年の卒業生から6クラスとなっており、単純に各年度の国公立大学の合格者数で比較することができます。
平成22年度の合格実績者数69人が近年では最高となっています。

学力向上プラン後の学力向上については、データ不足もあって明確とはなっていません。

出水高校の国公立大学合格実績  (  )は過年度卒業生
卒業年 H16年 H17年 H18年 H19年 H20年 H21年 H22年 H23年
クラス数 7 6 6 6 6 6 6 6
卒業生数 267 230 236 222 207 234 222 229
国立大学                
鹿児島大       14 18 19 21(4) 19
九州大       4 2 1 2 2
広島大         1   1 2
熊本大       8 5 2 4 3
宮崎大       3 1 3 1
京都大                
大阪大         1     1
東北大                
一橋大           1    
  東京大                
  その他       8 15 13 19 13
小計 55 48 56 37 43 39 48 41
                 
公立大学                
都留文科大             1  
下関市立大         2   2  
北九州市立大         9 2 3  
長崎県立大         3   5  
熊本県立大         1   3  
  その他                
小計 12 10 7 0 20 3 21 25
                 
                 
合計 67 58 63 37 63 42 69(10) 66
卒業生数に対する
国公立大学合格者
(現役)の割合
               
卒業生数に対する
国公立大学合格者
(現役・浪人含む)
の割合
25.1% 25.2% 26.7% 16.7% 30.4% 17.9% 31.1% 28.8%
対策実施     県立高校学力向上
推進総合プラン
県立高校学力向上
推進プロジェクト

10.08.00:44

伊集院高校の進学指導実績

今回は、進学指導推進校13校のうち、加治木高校、指宿高校、加世田高校、川内高校、大島高校についで伊集院高校の大学合格実績から学力向上推進総合プラン等の効果について分析してみます。


伊集院高校は、過去3年間の卒業生は7クラスとなっており、平成23年3月の卒業生の国公立大学の合格者数は273人中の54人です。

つまり、国公立大学合格者64人中54人が現役、10人が浪人生です。

九大に昨年は合格者がいませんでしたが、平成23年度は1人が合格しています。

県立高校学力向上推進総合プラン以前の年度の国公立大学合格実績は、近年3カ年では卒業生に対する現役合格者数、全合格者数の割合が低下しています。
国公立大学者数は、平成18年度をピークとして、その後は、61人から85人で変動しています。

平成23年度から鹿児島学区と統合されることから学力上位層が鹿児島中央駅から近い鶴丸高校、甲南高校、鹿児島中央高校を志願することが考えられ、新入生の学力上位層が少なくなる可能性があります。


伊集院高校の国公立大学合格実績  (  )は過年度卒業生
卒業年 H16年 H17年 H18年 H19年 H20年 H21年 H22年 H23年
卒業生数         281 268 242 273
国立大学                
鹿児島大     38 37 37 29(5) 25(4) 25(7) 
九州大     6 2 3 7(1)   1
広島大     2 3 1     1
熊本大     2 8 6 4(1) 6 2(1) 
宮崎大     6 1 3 6 6(1) 3(1) 
京都大                
大阪大                
東北大                
一橋大                
  東京大                
  その他     21 16 15 18(1) 14(4) 8
小計     85 67 65 64(8) 51(9) 40(9)
                 
公立大学                
都留文科大     3   1 2 2  
下関市立大     6 3 4 3 1
北九州市立大     3 3 3 1(1) 1 4(1) 
長崎県立大     10 6   4(1)   5
熊本県立大     3 1   2   1
  その他     10 5 5 9 (2) 5 10 
小計     35 18 13 21(4) 10(1) 24(1)
                 
                 
合計   【75】 120 85 78 85(12) 61(10) 64(10)
卒業生数に対する
国公立大学合格者
(現役)の割合
          27.2% 21.1% 19.8%
卒業生数に対する
国公立大学合格者
(現役・浪人含む)
の割合
        27.8% 31.7% 25.2% 23.4%
対策実施     県立高校学力向上
推進総合プラン
県立高校学力向上
推進プロジェクト

10.07.22:36

大島高校の進学指導実績

今回は、進学指導推進校13校のうち、加治木高校、指宿高校、加世田高校、川内高校についで大島高校の大学合格実績から学力向上推進総合プラン等の効果について分析してみます。

国公立大学合格実績は、平成17年3月卒業生数は59人(浪人含み)で、学力向上対策の初年度となる平成18年3月卒業生は59人と変わっていません。

しかし、学力向上対策の2ヶ年目の平成19年3月卒業生は、103人(浪人含み)と倍増しました。
また、3ヶ年目の平成20年3月卒業生は、91人と減少しましたが、これはクラス数が8クラスから1クラス減少し7クラスとなったことも影響しているものと考えられます。

平成21年3月卒業生では、若干増加し、95人(浪人含み)が合格し、そのうち現役合格者数は87人となっています。

このように、学力向上対策の前後で、国公立大学合格実績に大きな変化が出ており、効果が大きいことがわかります。
卒業生数に対する国公立大学合格者数の割合をみると、学力向上対策の前年の平成17年3月卒業生18.1%に対して平成20年34.9%、平成21年度37.5%と約2倍の割合となっています。

平成22年度は、国公立大学の合格者数が66人とH21年度に比較して29人減少し、卒業生数に対する国公立大学合格者数の割合も28.5%に減少しています。特に、熊本大学、宮崎大学の減少が目立ちます。

平成22年3月の卒業生の浪人生が多い可能性がありますので、平成23年度の合格者数が増加すると予想していましたが、そのとおり89人の合格者となっています。卒業生数に対する国公立大学合格者数の割合も35.2%に増加しています。

離島という環境のハンディに対して、モチベーションややる気の向上、入試情報などきめ細かな対応が図られているものと推察されます。


大島高校の国公立大学合格実績   (  )は過年度卒業生 【  】は平成14年度の高1・2在学整数
卒業年 H16年 H17年 H18年 H19年 H20年 H21年 H22年 H23年
クラス数 9 8 8 8 7 7 7 7
卒業生数 【356】 【323】     261 253 253 253
国立大学                
鹿児島大   11 6 15 7 11 11 15
九州大   1 2 3 2   1  4 
広島大   1 2 1 3 1 1 5
熊本大   3 1 4 1 8 1 3
宮崎大   1 3 4 2 6 1
大阪大   1 1 1
東工大   1
東京大   1 1
                 
公立大学                
都留文科大   4   3 3 3 3
山口県立大     1 3 3 5 2
                 
その他   37 44 67 69 61 54 53
                 
合計   59 59 103 91 95(8) 72 89
卒業生数に対する
国公立大学合格者
(現役)の割合
  % % % % 34.4%    
卒業生数に対する
国公立大学合格者
(現役・浪人含む)
の割合
  ※18.2% % % 34.9% 37.5% 28.5% 35.2%
対策実施     県立高校学力向上
推進総合プラン
県立高校学力向上
推進プロジェクト
※は、平成14年度高1在学数に対する割合

10.06.21:03

川内高校の進学指導実績

川内高校の大学合格実績について掲載します。

川内高校の卒業生のクラス編成は、昭和51年~53年の11クラスをピークとして増減を繰り返して、現在8クラスとなっています。

H10年3月卒業生は、前年の9クラスから1クラス増の10クラスとなり、これに伴い国公立大学の合格者数も120人台から150人台に増加した後、140人台に減少しています。

H16年3月卒業生は、1クラス減の9クラスとなったものの、国公立大学の合格者数は166人(3月時点)と増加しており、そのうち浪人生が22人と多くなっています。
学力向上推進総合プランが実施される直前のH17年3月卒業生は、128人(3月時点)と大幅に減少し、現役合格率は35%程度までに落ち込んでいます。

学力向上推進総合プラン1年目の18年3月生は、前年と同程度の合格者数129人で現役合格率も36%と低迷しているようにみえますが、東大、九大をはじめ6旧帝大を受験するなどチャレンジ精神が出た年で九大に現役で10人合格するなど学校側は評価しています。

プラン2年目の19年3月生は、1クラス減少したものの近年最多の169人となり、現役合格率も49.5%まで達し、東大に浪人生が合格し、東北大に現役で2人合格するなど質的な向上も図られています。また、浪人生も前年の6人から2倍の12人に増加しており、チャレンジ精神が継続しているものと想定されます。

平成20年、平成21年の合格者数は、減少傾向にあるように見えますが、学力向上対策実施の直前の現役合格率等と比較すると以前として高い水準を確保しています。

平成22年度は、近年では最高の170人が国公立大学に合格し、鹿児島大学の合格者数が伸びています。
卒業生数に対する国公立大学現役合格者の割合は、49.5%に達しています。

平成23年度は、国公立大学合格実績は141人に減少しています。

このほか、クラスが減少した年が合格者数が増加する傾向もあり、このことは定員減に伴い学力の質の均衡が図られるとともに、前年の浪人生の割合が高くなることなども影響している可能性もあります。


川内高校国公立大学合格実績 平成16年、17年は3月下旬時点

年卒 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23
クラス数 9 9 9 10 10 10 10 10 10 9 9 9 8 8 8 8 8
合格者数 129 128 121 155 152 150 144 144 146 ※166 ※128 129 169 154 141 170 141


川内高校の国公立大学合格実績   (  )は過年度卒業生 ※は各年度3月下旬時点(最終結果ではない)
卒業年 H16年 H17年 H18年 H19年 H20年 H21年 H22年 H22年
卒業生数 343 344 342 317 314 295 303 295
国立大学                
鹿児島大 67(12) 47(3) 34(1) 41(4) 49(3) 35(5) 60(10) 61(7) 
九州大 5(1) 5 10 6(1) 5(1) 4 5 5(1) 
広島大 9(1) 3 3 3 6(2) 2 5 5(1) 
熊本大 9 8 8 11(2) 16(1) 13(3) 15(2)
宮崎大 10 20 10(1) 17(1) 8 4 13(2) 6(1) 
京都大 1 1
大阪大 2(1) 1 1(1)
東北大 2 1 - 
一橋大 1(1)
  東京大 1(1) - 
  その他       41(2) 24(2) 30(3) 34(3) 30(7)
小計       122(11) 110(10) 90(12) 133(17) 116(17)
                 
公立大学                
都留文科大 2 1 2 4(1)
下関市立大 2 3 2 5 2 8 5
北九州市立大 5(1) 4(1) 3(1) 2 3 4 4  5(1)
長崎県立大 9(1) 1 5(1) 5 3 6 4
熊本県立大 1 2(1) 2 3 4 4
  その他       17 21(2) 17 20(3) 12(1) 
小計       35(1) 32(2) 39 37(3) 25(2)
その他 48(6) 35(2) 50(1)          
                 
合計 166(22) ※128(7) 129(6) 169(12) 154(12) 141(12) 170(20) 141(19)
卒業生数に対する
国公立大学合格者
(現役)の割合
※35.6% ※ 33.1% 34.2% 45.7% 41.4% 39.7% 49.5% 41.4%
卒業生数に対する
国公立大学合格者
(現役・浪人含む)
の割合
※42.0% ※ 35.2% 36.0% 49.5% 45.2% 43.7% 56.1% 47.8%
対策実施     県立高校学力向上
推進総合プラン
県立高校学力向上
推進プロジェクト

10.05.21:53

加世田高校の進学指導実績

今回は、進学指導推進校13校のうち、指宿高校に次いで加世田高校の大学合格実績から学力向上推進総合プラン等の効果について分析してみます。

加世田高校は、少なくとも平成12年度以降は5クラス(定員200人)で推移していますが、毎年定員割れが生じており、二次募集を行っているものの最近は二次志願者はおらず、平成19年度170人、平成20年度199人、平成21年度191人、平成22年度184、平成23年度150人の入学者となっています。

平成22年度の高校入試では、1次試験で185人、2次試験で1人が合格し、全体で186人が合格していますが、2人少ない入学者数となっており、この2人は父兄転勤による転校、入学辞退と考えられます。

平成23年度の高校入試では、1次試験で152人が合格し、2人少ない150人が入学しており、2人が入学辞退しています。

加世田高校は、平成23年度に指宿学区と川辺学区が合区した南薩学区に属し、当該学区には普通科は指宿高校、頴娃高校、川辺高校、普通科以外では指宿商業、山川高校、枕崎高校、鹿児島水産高校、加世田常潤高校、薩南工業高校があります。

平成21年度は川辺学区内定員960人に対して川辺高校を除いて定員割れが生じており、101人定員割れとなっています。
また、平成22年度は、川辺学区内定員920人に対して全高校とも定員割れが生じ、1次募集で合計で134人の定員割れが生じ、2次募集で5人が合格しています。

平成23年度は、南薩学区に合区され、定員1440人に対して全校とも定員割れが生じ、1次募集で合計314人の定員割れが生じ、2次募集で10人合格しています。

また、同学区内の私立高校には鳳凰高校があり、平成21年度は定員370人に対して高校1年生は348人で、普通科は文理コース定員30人に対して42人、普通科特進コースⅠ類・Ⅱ類定員50名に対してⅠ類27人、Ⅱ類26人の合計定員80人対して95人が入学し、平成21年度は鹿児島大学をはじめ13の国公立大学に合格しています。

鳳凰高校の文理コースの特待生は、特待Aの場合修学旅行積立分4500円を除く月納金50150円に対して49500円が免除され、生徒指導費300円とPTA会費350円の650円のみ、特待Bはこの650円に進路指導費5000円と実習費2000円を含む7650円となっています。

また、予備校のサテライト授業を受けることも可能なようで、設備が整っているようです。

したがって、普通科をみると、加世田高校は鳳凰高校に普通科志望の学生を取られているようにも見えます。

さて、大学合格実績は下の表のとおりとなっています。


平成17年3月、平成18年3月の卒業生数等が不明で十分な分析はできていませんが、今後データの収集に努めたいと思います。
平成19年度は、国公立大学には九大に10人が合格するなど138人が合格し、現役合格率は64.0%に達しましたが、その後は隔年で合格率が増減しています。

加世田高校の国公立大学合格実績   (  )は過年度卒業生 【   】は平成14年度高校1在学生数
卒業年 H16年 H17年 H18年 H19年 H20年 H21年 H22年 H23年
卒業生数   【201】   189 178 160 168 190
国立大学                
鹿児島大   35 38(5) 45(7) 27 24(2) 29(5) 37(6)
九州大   4 3 10(1) 5 4 1(1) 5
神戸大   1 2
広島大   1 1 3(1) 2 6 3 4
熊本大   3 5 5(1) 10 6(2) 4 4
宮崎大   8 5 8 2 7 7 6
京都大   1 1
大阪大   1 2 2 2 1 1
東北大   1 1
一橋大   1
その他   37 34(1) 40(5) 24(3) 33(3) 21(1) 25(2)
小計   92 89(6) 114(15) 73(3) 83(7) 65(7) 82(8)
                 
公立大学                
都留文科大   3 2 3
下関市立大   2 1 1 1 8(1) 10
北九州市立大   4 1 1 8 5 2 2
長崎県立大   2 5 3 2(1) 2 7
熊本県立大   2 5 3 1 1
その他   8 6(1) 15(2) 4 8(1) 10 14(2)
小計   17 14(1) 24(2) 18 19(2) 23(1) 37(2)
合計   109 103(7) 138(17) 91(3) 102(9) 88(8) 119(10)
卒業生数に対する
国公立大学合格者
(現役)の割合
  % % 64.0% 49.4% 58.1% 47.6% 57.4%
卒業生数に対する
国公立大学合格者
(現役・浪人含む)
の割合
  54.2% % 73.0% 51.1% 63.8% 52.4% 62.6%
対策実施     県立高校学力向上
推進総合プラン
県立高校学力向上
推進プロジェクト

10.04.22:20

指宿高校の進学指導実績

進学指導推進校の国公立大学合格実績について掲載します。

2005年度から2007年度まで県立高校学力向上推進総合プランが実施され、2008年度からは県立高校学力向上推進プロジェクトが実施されています。

進学指導推進校13校の国公立大学の合格実績からプロジェクトを評価してみたいと思います。

県立高校学力向上推進総合プラン(2005~2007)における進学指導推進校は、以下のとおりで鹿児島市外の各学区のトップ校が指定されています。

学力向上推進校(8校) 鹿児島西、枕崎、吹上、隼人工業、串良商業、鹿屋農業、垂水、奄美
進学指導推進校(13校) 指宿、加世田、川辺、伊集院、川内、出水、大口、加治木、国分、志布志
鹿屋、種子島、大島

今回は、指宿高校について掲載します。
指宿高校は、県立高校学力向上推進総合プラン等の対象校13校のうちの1校です。

県立高校学力向上推進総合プラン等の効果を図るためには、プラン等が開始された平成17年度以前の平成17年3月卒業以前の高校の合格実績が必要です。

指宿高校のホームページに平成16年3月卒業生以降の合格実績が掲載されており、学力向上対策の評価を行うことができます。

平成16年3月卒業生の実績に比較して、対策前年の平成17年3月卒業生は、卒業生に対する現役合格率、全体合格率とも若干上昇していますが、対策中の平成18年3月卒業生、平成19年3月卒業生と次第に上昇し、
推進プランの3ヶ年を経験した平成20年3月卒業生は、現役合格率、全体合格率とも上昇し、平成16年3月に比較して、約2倍の状況となっています。

平成21年3月卒業生は、平成19年3月並の合格率となっています。
平成22年3月卒業生は、平成21年3月卒業生より全体・現役の合格率が上昇していますが、特に国立大学の合格率が27.3%に上昇しており、平成19年の合格率24.1%を上回っています。
ただし、平成16年度以降連続して九大の合格者を出していましたが、平成22年度は合格者が出ませんでした。

平成23年度は、国立大学の現役合格率、全体の合格率とも大幅に低下しています。

このデータからすると、学力向上対策により、指宿高校においては現役合格率、全体合格率とも高まっており、一定の効果が上がっているものと推定されますが、平成23年度は若干低下傾向になっているのが気になるところです。

指宿高校の国公立大学合格実績     (  )は過年度卒業生
卒業年 H16年 H17年 H18年 H19年 H20年 H21年 H22年 H23年
卒業生数 229 198 196 187 152 152 139 129
国立大学                
鹿児島大 20(6) 16(2) 13(1) 15 18(2) 22(5) 18(2) 15(3)
九州大 2(1) 2(1) 3 3 1 1 1
神戸大 1 1(1)
広島大 1 1 1(1) 1
熊本大 2 2 2 2 1 1 1
宮崎大 2(1) 4 3 2 1(1) 5 2(1)
その他 12(1) 18 8(1) 22 14(2) 11 16 6(1)
小計 39(9) 37(3) 31(2) 46(1) 37(4) 38(7) 40(2) 25(5)
卒業生数に対する
国立大学合格者
(現役)の割合
13.1% 17.2% 14.8% 24.1% 21.7% 20.3% 27.3% 15.5%
卒業生数に対する
国立大学合格者
(現役・浪人含む)
の割合
17.0% 18.7% 15.8% 24.6% 24.3% 25.0% 28.8% 19.4%
                 
公立大学                
都留文科大 1 3 2 1 1 2
下関市立大 3 2 3 1 4 2 1 1
北九州市立大 1 1 2 2 1 1 4
長崎県立大 2 1 4 2 4 6 3 2
熊本県立大 2 2 2 1 1
その他 4 4 7 5 12 6 3 8
小計 13 11 20 11 24 16 8 16
合計 52(9) 48(3) 51(2) 57(1) 61(4) 54(7) 48(2) 41(5)
卒業生数に対する
国公立大学合格者
(現役)の割合
18.8% 22.7% 25.0% 29.9% 37.5% 30.9% 33.1% 27.9%
卒業生数に対する
国公立大学合格者
(現役・浪人含む)
の割合
22.7% 24.2% 26.0% 30.5% 40.1% 33.6% 34.5% 31.8%
対策実施     県立高校学力
向上推進総合プラン
県立高校学力向上
推進プロジェクト



10.03.07:01

鹿児島県内の高校の進学指導

アエラ(09.4.27)の記事に関する掲載の続きです。

鹿児島県についも掲載されています。
各都道府県においても大学入試に対するいろんな取り組みを進めています。
受験生の大学進学に対するモチベーションを高めるための取り組みとして、社会や職業との関係を意識させるものが多いようです。

各高校でもいろんな取り組みが行われていますが、より効果的な取り組みとするため、公立高校、私立高校など合同で実施するなど効率的で、取り組みの機会を広げる方法が必要と考えられます。

たとえば、大学のオープンキャンパスへの参加は、東大や京大、その他の大学によっては各高校では人数が少なく、個人レベルでの対応になるところでは、旅行会社と連携し、各高校と合同で実施するなど鹿児島県全体のレベルアップを図る取り組みも必要かと考えます。


(アエラの鹿児島県に関する記事)
 ラ・サール高校という全国屈指の進学校がありながら、4年制大学進学率は全国で最も低い鹿児島県。高卒後の就職率は全国平均を大きく上回る。

 就職率100%を誇る鹿児島工業高校では、7割の生徒が県外に就職する。担当者は、
「大学に進学できる学力があっても、トップ層は進学しない。推薦枠を使って、大手企業に就職する。大学を出たからといって、就職が保証されるわけではありませんから」

 県内屈指の進学校、鶴丸高校では、01年から県内のOBとの交流、04年からは県外のOBとの交流を図る修学旅行も兼ねた「GO鶴(かく)セミナー」に取り組んでいる。小倉寛恒校長はいう。
「今の若者たちは社会に働きかける力が弱い。何のために学び、それをどう社会に生かしていくかのか。一定のレベル以上を目指すのには、学びのインセンティブを考える必要がある」
雇用問題、進学モチベーション・・・・・・東北や九州など進学率が低い県では同じ課題を抱えている。それは本来進学熱が高いはずの高偏差値校でも、程度の差はあれ変わらない。

 鹿児島市中心街から車で約1時間半走った先に、南薩摩地方の進学校、加世田高校(南さつま市)がある。
午前7時40分から8時15分までの0時間目に始まり、3年生になると、最大8時間目まで授業がある。終わりのチャイムが鳴るのは午後5時50分だ。
  生徒に補習という形で学力フォローをするだけではなく、08年度からは学力推進委員となった教師を中心に教材研究や研修をする「県立高校学力向上推進プロジェクト」を県教委が始めた。生徒が目指したいと思った進路を実現できる「教師力」に力を入れる。
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