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06.11.03:38

平成31年度鹿児島県公立高校入試得点分布

平成19年度以降から平成30年度の鹿児島県内の公立高校のS3以上の難関国公立大学の合格者数は、210~247人となっています。平成30年度が最低の210人となっています。
ただし、薬学部、歯学部は除きますが、東京医科歯科大の歯学部、岐阜薬科大学の薬学部はカウントしています。

S3とは、ベネッセの学習到達ゾーンのことをいい、S3以上の大学とは以下のとおりとなっています。
S1  東大、京大、国公立大学医学部医学科
S2  一橋大、東京工業大、大阪大
S3  東北大、名古屋大、九大、神戸大(北海道大学は、A1大学となっています。)


S3以上の国公立大学に合格するためには、高校時における学力の伸び率が同等とすると、公立高校入試時の順位で210位~247位が必要となります。

また、S3以上に相当すると考えられる薬学部、歯学部の合格者は、S3大以上を除き、平成27年度19人、平成28年度15人、平成29年度29人、平成30年度20人となっています。

この薬学部・歯学部も含めると、S3大学以上に合格するためには225位~272位となる必要があります。  

また、各高校の高校時代の高校の伸びは、進研模試の結果からみると、高校の平均点の順位が大きく変化していないことから、各個人レベルでは学力の変動はあるものの、高校全体から見た場合、S3以上の学力層は大きく変化していないと想定されます。
 
これを平成28年度の公立高校入試結果でみてみると、274位以上になるためには380点(平成29年度 389点 平成28年度 382点 平成27年度 377点 平成24年度 377点 平成23年度 383点)以上の者(詳細は別途計算)が該当し、受検者数の約2%に相当します。

ただし、公立高校の採点基準は、各高校で定められており、鶴丸高校などは厳しい採点基準となっていますので、単純には入試の点数だけでは学力は比較はできません。


平成20年度は、平均点が最も高かったのですが、400点以上だけでも274人と多く、順位266位に相当する得点は401点となります。また、360点以上の得点者が1959人と最大で、鶴丸高校の合格ラインが異常に上がり、成績の判別ができないような状況となりました。

これは、全般的に各科目の試験問題の難易度が下がったことや難問がなかったことが原因となっています。
 
  
区分 受検者数 平均得点 400点以上 360点以上 350点以上
平成31年度 9,774 221.4 4(0.04)    348(  3.56)     ※ 538(5.5)    
平成30年度 9,810 238.6 85(0.87)    829(  8.45)     ※ 1,058(10.80)    
平成29年度 10,303 238.4 43(0.42)    701(  6.80)  ※    960(    9.3) 
平成28年度 10,551 238.7 12(0.11)    569(  5.39)  ※    866(    8.2) 
平成27年度 10,260 229.3 13(0.13)   436(  4.25) ※    657(    6.4)
平成26年度 10,760 233.0  35(0.33)   550(  5.11) ※    796(    7.4)
平成25年度 11,029 228.2  15(0.14)   489(  4.43) ※ 706(    6.4)
平成24年度 11,249 233.0   29(0.26)   562(  5.00) ※ 779(  7.10)
平成23年度 11,573 248.8   52(0.45)   908(  7.85) ※1,261(10.90)
平成22年度 12,792 232.2   41(0.32)   658(  5.14) ※  959(   7.50)
平成21年度 12,749 244.5   35(0.27)   806(  6.32) ※1,147(  9.00)
平成20年度 13,498 262.6 274(2.03) 1,959(14.51) ※2,474(18.33)
平成19年度 13,610 248.8 211(1.55) 1,321(  9.71) ※1,749(12.85)
平成18年度 13,885 253.8 270(1.94) 1,629(11.73)
平成17年度 14,629 238.9  69(0.47)    883(  6.04)
平成16年度 15,273 248.9 180(1.18) 1,371(  8.98)
平成15年度 16,533 247.7 175(1.06) 1,449(  8.76)
 ※得点分布により換算


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無題

いつも興味深く拝見させていただいております。
ここのテーマとは話がずれますが、最近の私立高校の充実もあると思いますが、こうやって数字を並べられると、わずか15年でこの受検者数の減少はすごいとしか言いようがありません。
さらに10年後はどうなっているのでしょう?
ここ最近の人手不足も納得です、国民皆保険や年金も崩壊寸前でしょうね。
100年安心年金は絵空事ですね。

  • 2019年06月11日火
  • NONAME
  • 編集
Re:無題
コメントありがとうございます。
受検者数をみると、最近10年間を見ていると、3割ほど減っているようです。
確かに、最初から私立高校志望している生徒も多くなってきました。
鹿児島県の場合、高校卒業者の県内就職率は本年3月54.7%で、大学進学者も県外が多くなっており、高齢化・少子化傾向は加速しているように見えます。
これは、鹿児島県内に新規採用者が多い企業が少なく、多い方から京セラ国分工場150人程度、京セラ川内工場100人弱、鹿児島銀行、岩崎産業、鹿児島総合警備保障は50人以下となっています。あとは、鹿児島県庁などの公務員ということになります。
愛知県は96.2%、富山県は95%程度となっていますが、製造業が集積している県が県内就職率が高くなっています。
富山県は、アルミサッシのYKK、クレラップ、薬品メーカー、ロボットの不二越など多くの地元企業があります。
年金の話は、金融庁の資料で物議になっていますが、マスコミに振り回されず、事実の認識がまず必要でしょう。
2019/06/12 06:36

無題

愛知県は納得ですが富山県は意外でした。
地理的条件から、さほど流通に便利でもないでしょうに・・・
勉強になりました。

  • 2019年06月13日木
  • NONAME
  • 編集
Re:無題
コメントありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
2019/06/13 16:08
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