11.23.18:12
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11.29.15:35
平成27年度鹿児島中央高校予想倍率
鶴丸・甲南高校と同様に平成20年度から平成26年度の県内中学校卒業予定者の進路希望状況と受検者数から予想しています。
(鹿児島中央高校)
(平成27年度予想倍率)
平成26年7月時点の希望者は648人で、平成25年に比較して42人減少となっており、学区外枠も15人減少しています。
過去7年間の実績から平成27年度の予想倍率は、1.16~1.44と幅が大きい倍率が試算されます。
7月時点の志望倍率と最終倍率の比が平成20年度は57.1%と低くなっていますが、これは志望者数が767人と非常に多かったことから志望登録時に志望校を変更したためであり、平成21年度64.2%、平成22年度63.1%とほぼ同じ値を示しています。
平成23年度は傾向としては平成21・22年度に近いものと考えられますが、2カ年連続で志望者数が減っていますので、変動率は小さくなることが想定され、そのとおり7月時点の志望倍率と最終倍率の比が71.1%と高くなりました。
平成24年度は、7月時点の志望倍率と最終倍率の比が65.5%に低下しましたが、これは志望者数が平成23年度に比較して増加したため、志望を変更した生徒が多かったものと思われます。
平成25年度は、平成21年度の志望者数とほぼ同じ状況となっていることから、最終倍率は平成21年度の変動率を勘案した1.47と予想しました。 実際には、0.05倍多い1.52でした。
平成26年度は、7月の志望者数は前年に比較して42人減少しましたが、7月時点の志望倍率と最終倍率の比が64.8%と若干減少したものの、平成21年度、平成22年度、平成24年度~平成26年度の63.1%~66.4%と幅の中にあります。
したがって、平成27年度入試の予想倍率は、平成26年度と同レベルの変動量になるものと想定し、1.32倍と予想します。
H27年度鹿児島中央高校受験予想倍率(各年度の倍率変動で試算した場合)
一定枠の志望者数は、平成27年度55人となっており、過去の動向からみると最終受験者数は26人程度となるものと思われます。
一定枠の推移(鹿児島中央高校)
ただし、平成22年度から私学助成支援金によって、全額免除特待生が別途負担していた諸費についても授業料として整理できるものは支援金対象となることから、実質全額免除となった樟南高校普通科文理コースなど私立高校の特待生を取得した者は、志望校を変更しない可能性もあり、倍率が増加する可能性もあります。
(鹿児島中央高校)
(平成27年度予想倍率)
平成26年7月時点の希望者は648人で、平成25年に比較して42人減少となっており、学区外枠も15人減少しています。
区分 | H26年度 | H27年度 | 差 |
学区内 | 690 | 648 | -42 |
一定枠(学区内)内数 | 70 | 55 | -15 |
過去7年間の実績から平成27年度の予想倍率は、1.16~1.44と幅が大きい倍率が試算されます。
7月時点の志望倍率と最終倍率の比が平成20年度は57.1%と低くなっていますが、これは志望者数が767人と非常に多かったことから志望登録時に志望校を変更したためであり、平成21年度64.2%、平成22年度63.1%とほぼ同じ値を示しています。
平成23年度は傾向としては平成21・22年度に近いものと考えられますが、2カ年連続で志望者数が減っていますので、変動率は小さくなることが想定され、そのとおり7月時点の志望倍率と最終倍率の比が71.1%と高くなりました。
平成24年度は、7月時点の志望倍率と最終倍率の比が65.5%に低下しましたが、これは志望者数が平成23年度に比較して増加したため、志望を変更した生徒が多かったものと思われます。
平成25年度は、平成21年度の志望者数とほぼ同じ状況となっていることから、最終倍率は平成21年度の変動率を勘案した1.47と予想しました。 実際には、0.05倍多い1.52でした。
平成26年度は、7月の志望者数は前年に比較して42人減少しましたが、7月時点の志望倍率と最終倍率の比が64.8%と若干減少したものの、平成21年度、平成22年度、平成24年度~平成26年度の63.1%~66.4%と幅の中にあります。
したがって、平成27年度入試の予想倍率は、平成26年度と同レベルの変動量になるものと想定し、1.32倍と予想します。
H27年度鹿児島中央高校受験予想倍率(各年度の倍率変動で試算した場合)
区分 | H20 | H21 | H22 | H23 | H24 | H25 | H26 |
3月受検倍率/8月時点志望倍率 | 57.1% | 64.2% | 63.1% | 71.1% | 65.5% | 66.4% | 64.8% |
H27年度予想倍率 | 1.16 | 1.30 | 1.28 | 1.44 | 1.33 | 1.35 | ◎1.32 |
一定枠の志望者数は、平成27年度55人となっており、過去の動向からみると最終受験者数は26人程度となるものと思われます。
一定枠の推移(鹿児島中央高校)
年度 | H20年度 | H21年度 | H22年度 | H23年度 | H24年度 | H25年度 | H26年度 |
志望者数① | 78 | 61 | 99 | 41 | 60 | 55 | 70 |
受験者数② | 24 | 28 | 42 | 29 | 30 | 26 | 27 |
②/①(%) | 30,8 | 45.9 | 42.4 | 70.7 | 50.0 | 47.3 | 38.6 |
ただし、平成22年度から私学助成支援金によって、全額免除特待生が別途負担していた諸費についても授業料として整理できるものは支援金対象となることから、実質全額免除となった樟南高校普通科文理コースなど私立高校の特待生を取得した者は、志望校を変更しない可能性もあり、倍率が増加する可能性もあります。
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11.28.22:03
平成27年度甲南高校予想倍率
平成27年度の甲南高校の受験倍率を試算してみました。
鶴丸高校と同様に平成20年度から平成26年度の県内中学校卒業予定者の進路希望状況と受験者数から予想しています。
過去の動向を見つつ予想してみました。
(甲南高校)
(平成27年度予想倍率)
平成26年7月時点の希望者は618人で、平成25年に比較して63人減少となっており、学区外枠も23人は減少しています。
平成26年度は、平成23年度受験倍率が1.23と倍率が若干下がりましたが、7月時点の志望者が20人減少しました。その割には最終倍率は1.32と上昇したことから、平成25年度はこの平成24年度の倍率を若干敬遠して、志望校を変更することが考えられます。
過去5カ年(H20~H24年度)は、志望者数に対して実際の受験者数は28.6%~37.9%減少しています。
鶴丸高校の受験者減少率は、23.4%~28.6%であることから、甲南高校の減少率のほうが5.2%~9.3%大きいことがわかります。
つまり、鶴丸高校では、約4分の3の希望者が受験するのに対して、甲南高校は約3分の1が数字上未受験となっており、鶴丸の未受験組4分の1を加えると、12分の7と約半分以上が志望変更していることになります。
過去7年間の実績から平成27年度の予想倍率は、1.20~1.38とかなりの幅のある値が試算されます。
7月時点の志望倍率と最終倍率の比が平成20年度は71.4%に対して、平成21年度68.1%、平成22年度64.7%、平成23年度62.1%、平成24年度68.8%、平成25年度69.2%、平成26年度64.8%となっています。
平成24年度、平成25年度は、7時点の志望倍率と最終倍率の比がそれぞれ68.8%、69.2%なっていましたが、平成26年度は64.8%と減少しました。
この理由は、前年度の平成25年度の7月の志望調査倍率が2.08倍と高かった上に、最終の倍率が1.44と非常に高い倍率となった状況に対して、平成25年7月調査の志望倍率が2.13とさらに倍率が上昇したため、志望校を変更した生徒の割合が高かったためと想定しています。
平成27年度は傾向としては、平成26年7月調査の倍率は1.93倍と若干下がり気味で、平成24年度と同等となっています。
また、平成26年度入試の受験倍率は1.38と、平成25年度に比較して若干下がったものの、高止まり傾向にあり、平成24年度並みの志望変更が行われるのではないかと想定しています。
その結果、平成27年度入試の予想倍率は、1.33倍と想定します。
一定枠の志望者数でみると、受験実績数との割合は、40.2%~64.7%と幅があります。
平成27年度志望者数は56人と昨年を25人下回っており、過去8年では最も少ない状況となっており、受験率が増加する可能性があります。
また、平成27年度の一定枠受験者数は平成26年度の最終受験者数51人と過去8年間で最高となっており、この結果から甲南を敬遠して志望校を変更する受験者数の割合が低下する可能性があります。
したがって、増減要因がそれぞれ考えられることから推計が難しいところがありますが、60%程度の見かけ上の受験率になると想定し、34人が受験(推薦入試除き)すると想定します。
ただし、平成22年度から私学助成支援金によって、全額免除特待生が別途負担していた諸費についても授業料として整理できるものは支援金対象となることから、実質全額免除となった樟南高校普通科文理コースなど私立高校の特待生を取得した者は、志望校を変更しない可能性もあり、倍率が増加する可能性もある。
H27年度甲南高校受験予想倍率(各年度の倍率変動で試算した場合)
甲南高校
※平成18年度倍率は、出願登録時の倍率である。鶴丸高校と同様に平成20年度から平成26年度の県内中学校卒業予定者の進路希望状況と受験者数から予想しています。
過去の動向を見つつ予想してみました。
(甲南高校)
(平成27年度予想倍率)
平成26年7月時点の希望者は618人で、平成25年に比較して63人減少となっており、学区外枠も23人は減少しています。
平成26年度は、平成23年度受験倍率が1.23と倍率が若干下がりましたが、7月時点の志望者が20人減少しました。その割には最終倍率は1.32と上昇したことから、平成25年度はこの平成24年度の倍率を若干敬遠して、志望校を変更することが考えられます。
区分 | H26年度 | H27年度 | 差 |
学区内 | 681 | 618 | -63 |
一定枠(学区内)内数 | 81 | 58 | -23 |
過去5カ年(H20~H24年度)は、志望者数に対して実際の受験者数は28.6%~37.9%減少しています。
鶴丸高校の受験者減少率は、23.4%~28.6%であることから、甲南高校の減少率のほうが5.2%~9.3%大きいことがわかります。
つまり、鶴丸高校では、約4分の3の希望者が受験するのに対して、甲南高校は約3分の1が数字上未受験となっており、鶴丸の未受験組4分の1を加えると、12分の7と約半分以上が志望変更していることになります。
過去7年間の実績から平成27年度の予想倍率は、1.20~1.38とかなりの幅のある値が試算されます。
7月時点の志望倍率と最終倍率の比が平成20年度は71.4%に対して、平成21年度68.1%、平成22年度64.7%、平成23年度62.1%、平成24年度68.8%、平成25年度69.2%、平成26年度64.8%となっています。
平成24年度、平成25年度は、7時点の志望倍率と最終倍率の比がそれぞれ68.8%、69.2%なっていましたが、平成26年度は64.8%と減少しました。
この理由は、前年度の平成25年度の7月の志望調査倍率が2.08倍と高かった上に、最終の倍率が1.44と非常に高い倍率となった状況に対して、平成25年7月調査の志望倍率が2.13とさらに倍率が上昇したため、志望校を変更した生徒の割合が高かったためと想定しています。
平成27年度は傾向としては、平成26年7月調査の倍率は1.93倍と若干下がり気味で、平成24年度と同等となっています。
また、平成26年度入試の受験倍率は1.38と、平成25年度に比較して若干下がったものの、高止まり傾向にあり、平成24年度並みの志望変更が行われるのではないかと想定しています。
その結果、平成27年度入試の予想倍率は、1.33倍と想定します。
一定枠の志望者数でみると、受験実績数との割合は、40.2%~64.7%と幅があります。
平成27年度志望者数は56人と昨年を25人下回っており、過去8年では最も少ない状況となっており、受験率が増加する可能性があります。
また、平成27年度の一定枠受験者数は平成26年度の最終受験者数51人と過去8年間で最高となっており、この結果から甲南を敬遠して志望校を変更する受験者数の割合が低下する可能性があります。
したがって、増減要因がそれぞれ考えられることから推計が難しいところがありますが、60%程度の見かけ上の受験率になると想定し、34人が受験(推薦入試除き)すると想定します。
ただし、平成22年度から私学助成支援金によって、全額免除特待生が別途負担していた諸費についても授業料として整理できるものは支援金対象となることから、実質全額免除となった樟南高校普通科文理コースなど私立高校の特待生を取得した者は、志望校を変更しない可能性もあり、倍率が増加する可能性もある。
H27年度甲南高校受験予想倍率(各年度の倍率変動で試算した場合)
区分 | H20 | H21 | H22 | H23 | H24 | H25 | H26 |
3月受検倍率/8月時点志望倍率 | 71.4% | 68.1% | 64.7% | 62.1% | 68.8% | 69.2% | 64.8% |
H27年度予想倍率 | 1.38 | 1.31 | 1.25 | 1.20 | ◎1.33 | 1.34 | 1.25 |
甲南高校
区分 | 18 年度 |
19 年度 |
20年度 | 21年度 | 22年度 | 23年度 | 24年度 | 25年度 | 26年度 |
全志望数 (公立中) 全倍率 (公立倍率) ↓ 受験倍率 |
677
2.11 ↓ ※1.42 |
1.20 |
581【66】
1.82 ↓ 1.30 |
601
【56】 (600)(【56】)
1.88 (1.88) ↓ 1.28 |
- (697)(【97】) - (2.18) ↓ 1.41 |
- (635)(【58】) - (1.98) ↓ 1.23 |
- (615)(【68】) - (1.92) ↓ 1.32 |
- (664)(【68】) - (2.08) ↓ 1.44 |
- (681) (【81】) - (2.13) ↓ 1.38 |
一定枠の推移
年度 | H20年度 | H21年度 | H22年度 | H23年度 | H24年度 | H25年度 | H26年度 |
志望者数① | 66 | 61 | 97 | 58 | 68 | 68 | 81 |
受験者数② | 36 | 38 | 38 | 31 | 44 | 34 | 51 |
②/①(%) | 54.5 | 62.2 | 40.2 | 53.4 | 64.7 | 50.0% | 63.0% |
11.27.20:51
平成27年度鶴丸高校の予想倍率
鶴丸高校の平成27年度県内中学校卒業予定者の進路希望状況は、以下のとおりです。
毎年、7月時点の希望者の倍率が高くなっていますが、これはあくまで行きたい高校として第一志望としていること、また、鶴丸高校を不合格となっても私立高校の特待制度があるためチャレンジすることが可能となっていることも大きく影響しているものと想定されます。
全額免除の特待生は、公立高校の倍率が高い年では、樟南高校普通科文理コース50人、英数コース数名、鹿児島実業高校文理科文理コース40人、鹿児島高校英数科特進コース10人等100人以上となります。
現時点での最終受験倍率を予想するのは、志望校変更がありますので難しいのですが、試算してみました。
過去の予想結果とともに掲載します。
(平成22・23年度公立高校入試の倍率の予想と実際の倍率)
平成22・23年度入試を進路希望状況のデータと前年度の傾向から8月に予想した倍率は以下のとおりです。
鶴丸、甲南、鹿児島中央、武岡台は、H21年度の傾向より若干志望校変更が多かったため、予想倍率より倍率が若干増減しています。その差は、0.1以内ですので、8月の予想である程度推計できることがわかります。
玉龍は、予想倍率に対して実際の倍率は平成22年度は0.27増加しています。この要因は、H21年から玉龍中学校からの進学が始まったため、高校入試の定員枠は240人から120人に半減しており、平成21年度のデータはそのような定員削減の最初の年で志望校の変動が流動的であったことから、平成21年度データで分析した場合倍率の差が多きく生じたものと思われます。
(平成24年度公立高校入試の倍率の予想と実際の倍率)
平成22・23年度の予想倍率で説明しましたが、前年度の傾向だけではその年度の倍率を予測することができないため、過去のデータも加味して試算してみました。
①鶴丸高校
(平成24年度入試予想)
昨年に比較して全体で24人増加し、学区外枠は5人減少となっている。
このほか、平成21年度のデータから鹿児島市内の私立中学校から6人程度志望している可能性がある。
平成21年度の倍率は、近年で最も低く、平成20年度の1.38から1.15と近年で最も低くなったが、これは20年度の高倍率を敬遠し、甲南高校、鹿児島中央高校などに志望変更したものと考える。
平成22年度は、平成21年度の倍率が非常に少なかったため、倍率が上昇している。
倍率が上がった翌年は下がる傾向、倍率が下がった翌年は上がる傾向がみられる。
平成20年度から平成24年度のデータで予想すると以下のようになる。
8月時点の志望倍率と3月受検倍率の比率を過去4カ年でみると、下表のとおりとなる。
この数値から平成20年度は志望変更率が少なく、平成21年度は平成20年度の高倍率を敬遠し、志望変更率が大きかったことを意味する。
また、平成22年度の値は、平成20年度並となっており、これは平成21年度の倍率が低かったこと、鶴丸高校に不合格となった場合でも私学助成支援金などによって私立高校の特待生等の負担軽減が期待されたと考えられる。
過去4年間の実績から平成25年度の予想倍率は、1.30~1.39と試算される。
平成25年度は傾向としては平成20年度に近いものと考えられ、倍率は1.39程度になると予想される。
結果は、実際の倍率は1.41で、予想通り倍率が高くなりました。
ただし、平成22年度から私学助成支援金によって、全額免除特待生が別途負担していた諸費についても授業料として整理できるものは支援金対象となることから、実質全額免除となった樟南高校普通科文理コースなど私立高校の特待生を取得した者は、志望校を変更しない可能性もあり、倍率が増加する可能性もある。
(平成26年度予想倍率)
平成26年度の倍率を過去のデータから予想すると、1.21~1.32になりますが、私立高校の特待等との関係から高めの1.32になると想定しました。
結果は、実際の倍率は1.27と予想より0.05少なくなっています。
(平成27年度予想倍率)
7月の希望状況調査の倍率と最終受験倍率の関係をグラフを見ると、かなりの相関があることがわかります。
これにより、7月の調査時点の倍率から予想倍率を求めることが可能であることがわかります。
希望調査(7月時点)の倍率と最終受験倍率の各年度の比率で計算すると以下のようになります。
これによると、平成27年度の予想倍率は1.31~1.38となることがわかります。
平成26年7月の希望倍率は1.78となっており、昨年に比較して高くなっていることは、平成26年度の最終倍率が1.27倍と前年度の平成25年度の1.41倍を敬遠した結果として生じたものと想定され、その反動で平成27年度は高くなることが想定されます。
したがって、平成27年度の予想倍率は、平成25年度の比率で換算した1.38倍程度となるのではないかと想定します。
毎年、7月時点の希望者の倍率が高くなっていますが、これはあくまで行きたい高校として第一志望としていること、また、鶴丸高校を不合格となっても私立高校の特待制度があるためチャレンジすることが可能となっていることも大きく影響しているものと想定されます。
全額免除の特待生は、公立高校の倍率が高い年では、樟南高校普通科文理コース50人、英数コース数名、鹿児島実業高校文理科文理コース40人、鹿児島高校英数科特進コース10人等100人以上となります。
現時点での最終受験倍率を予想するのは、志望校変更がありますので難しいのですが、試算してみました。
過去の予想結果とともに掲載します。
(平成22・23年度公立高校入試の倍率の予想と実際の倍率)
平成22・23年度入試を進路希望状況のデータと前年度の傾向から8月に予想した倍率は以下のとおりです。
鶴丸、甲南、鹿児島中央、武岡台は、H21年度の傾向より若干志望校変更が多かったため、予想倍率より倍率が若干増減しています。その差は、0.1以内ですので、8月の予想である程度推計できることがわかります。
玉龍は、予想倍率に対して実際の倍率は平成22年度は0.27増加しています。この要因は、H21年から玉龍中学校からの進学が始まったため、高校入試の定員枠は240人から120人に半減しており、平成21年度のデータはそのような定員削減の最初の年で志望校の変動が流動的であったことから、平成21年度データで分析した場合倍率の差が多きく生じたものと思われます。
高校 | 平成23年度 | 平成24年度 | ||||||
7月調査 時点 |
8月時点予想 | 実倍率 | 差 | 7月調査時点 | 8月時点予想 | 実倍率 | 差 | |
鶴丸 | 1.76 | 1.32 | 1.30 | -0.02 | 1.74 | 1.31 | 1.30 | -0.01 |
甲南 | 2.18 | 1.48 | 1.41 | -0.07 | 1.92 | 1.25 | 1.32 | +0.07 |
鹿児島中央 | 2.06 | 1.33 | 1.30 | -0.03 | 2.06 | 1.30 | 1.35 | +0.05 |
武岡台 | 2.08 | 1.42 | 1.34 | -0.08 | 1.79 | 1.15 | 1.25 | +0.10 |
鹿児島玉龍 | 2.93 | 1.19 | 1.45 | +0.27 | 1.17 | 1.20 | 1.15 | -0.05 |
(平成24年度公立高校入試の倍率の予想と実際の倍率)
平成22・23年度の予想倍率で説明しましたが、前年度の傾向だけではその年度の倍率を予測することができないため、過去のデータも加味して試算してみました。
①鶴丸高校
(平成24年度入試予想)
昨年に比較して全体で24人増加し、学区外枠は5人減少となっている。
このほか、平成21年度のデータから鹿児島市内の私立中学校から6人程度志望している可能性がある。
平成21年度の倍率は、近年で最も低く、平成20年度の1.38から1.15と近年で最も低くなったが、これは20年度の高倍率を敬遠し、甲南高校、鹿児島中央高校などに志望変更したものと考える。
平成22年度は、平成21年度の倍率が非常に少なかったため、倍率が上昇している。
倍率が上がった翌年は下がる傾向、倍率が下がった翌年は上がる傾向がみられる。
平成20年度から平成24年度のデータで予想すると以下のようになる。
8月時点の志望倍率と3月受検倍率の比率を過去4カ年でみると、下表のとおりとなる。
この数値から平成20年度は志望変更率が少なく、平成21年度は平成20年度の高倍率を敬遠し、志望変更率が大きかったことを意味する。
また、平成22年度の値は、平成20年度並となっており、これは平成21年度の倍率が低かったこと、鶴丸高校に不合格となった場合でも私学助成支援金などによって私立高校の特待生等の負担軽減が期待されたと考えられる。
過去4年間の実績から平成25年度の予想倍率は、1.30~1.39と試算される。
平成25年度は傾向としては平成20年度に近いものと考えられ、倍率は1.39程度になると予想される。
結果は、実際の倍率は1.41で、予想通り倍率が高くなりました。
ただし、平成22年度から私学助成支援金によって、全額免除特待生が別途負担していた諸費についても授業料として整理できるものは支援金対象となることから、実質全額免除となった樟南高校普通科文理コースなど私立高校の特待生を取得した者は、志望校を変更しない可能性もあり、倍率が増加する可能性もある。
(平成26年度予想倍率)
平成26年度の倍率を過去のデータから予想すると、1.21~1.32になりますが、私立高校の特待等との関係から高めの1.32になると想定しました。
結果は、実際の倍率は1.27と予想より0.05少なくなっています。
(平成27年度予想倍率)
7月の希望状況調査の倍率と最終受験倍率の関係をグラフを見ると、かなりの相関があることがわかります。
これにより、7月の調査時点の倍率から予想倍率を求めることが可能であることがわかります。
希望調査(7月時点)の倍率と最終受験倍率の各年度の比率で計算すると以下のようになります。
これによると、平成27年度の予想倍率は1.31~1.38となることがわかります。
平成26年7月の希望倍率は1.78となっており、昨年に比較して高くなっていることは、平成26年度の最終倍率が1.27倍と前年度の平成25年度の1.41倍を敬遠した結果として生じたものと想定され、その反動で平成27年度は高くなることが想定されます。
したがって、平成27年度の予想倍率は、平成25年度の比率で換算した1.38倍程度となるのではないかと想定します。
11.26.20:32
平成27年度高校入試の予想倍率
受験生の保護者さんから平成27年度入試の鶴丸、甲南、中央、玉龍、武岡台の予想志願倍率のお問い合わせがありましたので検討してみました。
毎年7月に、翌年3月に県内公立及び国立の中学校卒業予定者の進路希望状況調査を実施しており、これをもとに毎年予想してきましたが、かなりの精度で予想することがわかっています。
下の表が予想倍率と実際の倍率との差を求めたものですが、ほぼ予想通りとなっていることがわかります。
なお、平成26年度は鶴丸、中央のみ予想しています。
今回も希望状況調査データを使用して、検討していきたいと思います。
毎年7月に、翌年3月に県内公立及び国立の中学校卒業予定者の進路希望状況調査を実施しており、これをもとに毎年予想してきましたが、かなりの精度で予想することがわかっています。
下の表が予想倍率と実際の倍率との差を求めたものですが、ほぼ予想通りとなっていることがわかります。
なお、平成26年度は鶴丸、中央のみ予想しています。
今回も希望状況調査データを使用して、検討していきたいと思います。
10.02.21:47
平成27年3月中学校卒業生の進路希望
平成27年3月中学校卒業予定者の進路希望状況が鹿児島教育委員会から公表されました。
私立高校を希望する学生が年々増え、昨年は平成25年度に比較して63人増加していましたが、今年は減少に転じました。
これは、平成26年度の増加要因は私立高校の大学進学実績や就職実績が向上していることや私学支援金による授業料負担軽減が要因となっているようですが、平成27年度は全体受験者数の減少と景気低迷による公立志望への回帰が原因と想定されます。
一定枠内の希望者数は、285人と昨年に比較して90人減少しています。地元の高校の大学合格実績等の向上や景気低迷等が影響しているものと推察されます。
中学校卒業予定者の進路希望状況
【 】は、一定枠内
私立高校を希望する学生が年々増え、昨年は平成25年度に比較して63人増加していましたが、今年は減少に転じました。
これは、平成26年度の増加要因は私立高校の大学進学実績や就職実績が向上していることや私学支援金による授業料負担軽減が要因となっているようですが、平成27年度は全体受験者数の減少と景気低迷による公立志望への回帰が原因と想定されます。
一定枠内の希望者数は、285人と昨年に比較して90人減少しています。地元の高校の大学合格実績等の向上や景気低迷等が影響しているものと推察されます。
中学校卒業予定者の進路希望状況
卒業 年度 |
区分 | 中学校 卒業 予定者 |
高校等進学 | 就職 | 専修 学校 各種 学校 |
職業 訓練 機関 |
その他 | ||
計 | 県内 公立高校 |
私立 高専等 |
|||||||
H27 年度 |
実数 | 15,303人 (▲491) |
15,015人 (▲485) |
12,674 【285】 (▲381) |
2,341 (▲104) |
38 (+7) |
19 (+10) |
3 (0) |
228 (▲3) |
比率 | 100% | 98.1 | 82.8 | 15.3 | 0.25 | 0.12 | 0.02 | 1.49 | |
H26 年度 |
実数 | 15,794人 (▲326) |
15,500 (▲282) |
13,055 【375】 (▲345) |
2,445 (+63) |
50 (▲20) |
31 (+5) |
29 (▲2) |
169 (▲27) |
比率 | 100% | 98.5 | 83.7 | 14.8 | 0.30 | 0.14 | 0.00 | 1.03 |
卒業 年度 |
区分 | 中学校 卒業 予定者 |
高校等進学 | 就職 | 専修 学校 各種 学校 |
職業 訓練 機関 |
その他 | ||
計 | 県内 公立高校 |
私立 高専等 |
|||||||
H25 年度 |
実数 | 16,120人 (▲280) |
15,782人 (▲376) |
13,400 【329】 (▲323) |
2,382 (▲53) |
51 (+1) |
24 (+1) |
5 (+5) |
258 (+89) |
比率 | 100% | 97.9 | 83.1 | 14.8 | 0.32 | 0.15 | 0.03 | 1.60 | |
H24 年度 |
実数 | 16,400人 (▲114) |
16,158 (▲65) |
13,723 【309】 (▲318) |
2,435 (+253) |
50 (+10) |
23 (+10) |
0 (▲7) |
169 (▲55) |
比率 | 100% | 98.5 | 83.7 | 14.8 | 0.30 | 0.14 | 0.00 | 1.03 | |
H23 年度 |
実数 | 16,514人 (▲1,279) |
16,223 (▲1,263) |
14,041 【304】 (▲1,408) |
2,182 (+145) |
40 (▲12) |
20
(0) |
7 (+6) |
224 (▲10) |
比率 | 100% | 98.2 | 85.0 | 13.2 | 0.24 | 0.12 | 0.04 | 1.36 | |
H22 年度 |
実数 | 17,793人 (+230) |
17,486 (+223) |
15,449 【634】 (+138) |
2,037 (+85) |
52 (+1) |
20 (+13) |
1 (▲7) |
234
(0)
|
比率 | 100% | 98.3 | 86.8 | 11.5 | 0.29 | 0.11 | 0.00 | 1.30 |