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03.08.10:24
平成27年度鹿児島県公立高校入試の合格ライン
1.平均点
平成15年度以降は平均点は250点程度でしたが、平成20年度の平均点262.6点以降は平均点は減少する傾向にあります。
最近5年間では、そのうち4か年は230点程度となっており、従来の1教科当たりの平均点が90点満点の50点程度から45点程度(得点率50%)に目標設定が変更になったのではないかと思います。
これは、平成20年度の平均点が大幅に高く、鶴丸高校等で生徒の得点差が小さかったことが実力差を判別することができなかったため、詳細に問題の難易度分析を行って試験問題の難易度を上げたものと考えています。
このため、昨年の2月に、平成26年度の平均点も230程度で推移するものと推察されると書きましたがそのとおりとなりました。
平成27年度も平成26年度並みの難易度、平均点になるのではないかと予想していましたが、現在よりも若干難易度が上がり、平均得点が下がる可能性もあります。
2.合格ライン
鹿児島県公立高校入試の偏差値から鶴丸高校、甲南高校、鹿児島中央高校の合格ラインについて試算してみます。
平成27年度は、例年より若干難易度が上がったのと情報もありますので、過去3年間の合格ラインより高ければ合格の可能性が高いと思います。
平成27年度入試の平均点が、平成24年度~平成26年度並みとすると、
合格最低点は、以下のとおりです。
鶴丸 346点~351点
甲南 326点~331点
鹿児島中央 307点~312点
鶴丸高校の合格ラインは、下記のとおりで偏差値65程度であることがわかります。
平成20年度から平成23年度の合格ラインの偏差値から平成24~26年度の合格ラインを求めると以下のとおりとなります。
志願倍率は考慮していません。
計算による合格ライン(±5点)←調査点を考慮した場合
区分 | H20 年度 |
H21 年度 |
H22 年度 |
H23 年度 |
H24 年度 |
H25 年度 |
H26 年度 |
鶴丸 高校 |
387点 (64.9) |
360点 (65.0) |
356点 (65.2) 【64.9】 |
366点 (65.3) 【64.7】 |
350点 (65.0) |
346点 (65.0) |
351点 (65.0) |
甲南 高校 |
370 (62.9) |
343 (62.8) |
337点 (62.6) 【62.9】 |
347 (62.3) 【62.8】 |
332点 (62.7) |
326点 (62.5) |
331点 (62.5) |
鹿児島 中央 高校 |
353 (60.9) |
325 (60.5) |
318点 (60.3) 【60.5】 |
330点 (60.2) 【60.6】 |
315点 (60.5) |
307点 (60.0) |
312点 (60.0) |
( )は、分布型による偏差値
【 】は、分布曲線による偏差値
鹿児島県公立高校入試標準偏差・偏差値(標準偏差は得点分布から概算した値)
区分 | 平均点 | 1/3分布 ① |
中間分布 ② |
平均 | 60 | 65 | 70 |
H26年度 | 233.0 | 77.9 | 79.1 | 78.5 | 311.5 | 350.7 | 390.0 |
H25年度 | 228.2 | 75.6 | 81.1 | 78.4 | 306.6 | 345.8 | 385.0 |
H24年度 | 233.0 | 76.9 | 79.1 | 78.0 | 311.0 | 350.0 | 389.0 |
H23年度 | 248.8 | 72.6 | 81.0 | 79.9 (76.8) |
328.7 (325.6) |
368.7 (364.0) |
408.6 (402.4) |
H22年度 | 232.2 | 77.4 | 85.3 | 82.9 (81.4) |
315.1 (313.6) |
356.6 (354.3) |
398.0 (395.0) |
H21年度 | 244.5 | 72.9 | 81.1 | 77.0 | 321.5 | 360.0 | 398.5 |
H20年度 | 262.6 | 78.6 | 88.0 | 83.3 | 345.9 | 387.6 | 429.2 |
H19年度 | 248.8 | 78.2 | 86.8 | 82.5 | 331.3 | 372.6 | 413.8 |
( )は標準偏差は、得点分布型より試算
平均点が下がった場合
合格ラインも下がるような
状況もありえますでしょうか
鹿児島玉龍の場合を教えていただけたら
ありがたいです
平均点が下がれば、合格ラインも下がるのが一般的です。
鹿児島玉龍の場合、今年が平成24年度~26年度までの難易度レベルであった場合、
合格ラインは、286点~290点程度と想定しています。
今後ともよろしくお願いします。
武岡台高校に関してご教授願います。
今年度は問題が若干難しかったのもありますが、倍率が高かった為、合否ラインは上記玉龍高校と同程度となるでしょうか?
よろしくお願いいたします。
武岡台の合格ラインは、玉龍とほぼ同じです。
今年は、倍率が上がった関係で2~3点、玉龍より高くなる可能性があります。
吉報をお待ちしています。
思っていたより倍率が高くて、合格ラインも例年より高いのではないかと不安です。鹿児島南高校普通科の合格ラインの予想はどれ位ですか?
鹿児島南の合格ラインは270点程度と想定しています。
吉報をお待ちしています。
いつも無理なご相談申し訳ございません
今年の公立高校入試は例年と比較しまして
いかがな状況だったのでしょうか?
ご教授ください
試験問題の作成される方が変わられたのでしょうか?
国語は、聞き取りテストがなくなった代わりに、65文字の記述の設問など記述部分が増えました。聞き取りテストそのものはそれほど難しくなく得点差が出ずらい問題のため、記述式のウェイトが高まったようです。
他の教科については例年並みの問題量で、数教科が難易度が若干上がったようです。
今後ともよろしくお願いします。
高校入試で得点にばらつきがあると
不利と聞きました
やはり本当なのでしょうか?
他の科目に比べて20点程低めな状況です
例えば他の科目は60点ですが数学のみ35点しかとれなかった場合の状況ついてです
偏りがあるとみなされるのでしょうか?
総得点で評価されるため、教科ごとの偏りは関係ありません。
心配は必要ありません。
吉報をお待ちしています。
甲南高校の合格最低点は331点と思って良いのでしょうか?志願倍率を考慮するとどのような最低ラインに変わるのでしょう?
過去の合格最低点は、昴の合格偏差値を参考として、高校入試の得点分布の偏差値62.5と試算して、求めています。
平成26年度の得点分布から求めた値が331点となります。
コメントの中では、344点で合格したとの情報もあります。
平成26年度の受験倍率1.38に対して、平成27年度の受験倍率は1.39とほとんど変化がありません。
したがって、難易度の変化が合格ラインに影響を与えることになります。
344点と331点の差は13点となり偏差値でいうと1.6高いつまり64.1ということになります。
この64.1は、偏差値としては高すぎると考えており、実際の合格ラインは344点よりさらに低く、偏差値63に相当する335点程度ではないかと推計しています。
したがって、平成27年度も同じ難易度であれば、受験倍率がほぼ同じですので、同じ合格ラインとなりますが、若干難易度が上がっていると推計していますので、331点が合格ラインと考えています。
吉報をお待ちしています。
>甲南高校の合格最低点は331点と思って良いのでしょうか?志願倍率を考慮するとどのような最低ラインに変わるのでしょう?
>
親切かつ丁寧なご回答、ありがとうございます。
吉報をお待ちしています。
以前、鹿児島女子校を受験するか悩んでいた者です。アドバイスして頂いた通り、鹿児島女子校を受験し、合格する事が出来ました!本当にありがとうございました。
担任の先生にランクを下げろと言われた方ですね。
初心貫徹、合格する可能性はかなり高いと考えていました。
本当に合格おめでとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
不安なときの気持ちを的確にご指摘いただき
感謝申し上げます
希望校に合格しました
ありがとうございます
合格おめでとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
上記、武岡台高校の件でご質問させて頂いた者です。
ご報告遅くなって申し訳ございません、
無事に武岡台高校、合格致しました。
ありがとうございました。
合格おめでとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
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