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05.17.09:08

平成27年度鶴丸高校の大学合格実績(その1)

鶴丸高校は、鹿児島県内公立高校の中で難関国公立大学の進学実績が最も高く、名実ともに県内公立高校トップの進学校となっています。

平成27年度の国公立大学の合格実績は、東大10人(13人)、京大8人(7人)など難関国公立大学(旧帝大+一橋大+東工大+国公立大学医学部)に112人(104人)が合格しています。(   )は、平成26年度
卒業生数に占める割合は、36.8%(33.1%)と約3分の1以上が合格したこととなります。

平成15年度~平成27年度の国公立大学の合格実績について分析してみます。

【卒業生数】
毎年度の卒業生数は、募集定員枠の段階的縮小に伴い減少しています。

平成15年3月、平成16年3月の卒業生の定員枠400人に対して、卒業生数は396人、399人となっています。留年生もいると思いますが、平成15年卒業年次では4人、平成16年卒業年次では1人が退学・転校している可能性があります。

平成17年3月~平成19年3月の卒業生の定員枠360人に対して、卒業生数は360人、357人、351人となっています。留年生もいると思いますが、平成17年卒業年次では0人、平成18年卒業年次では3人、平成19年卒業年次9人が退学・転校している可能性があります。

平成20年3月~平成26年3月の卒業生の定員枠320人に対して、卒業生数は312人、310人、306人、311人、310人、306人、314人となっています。留年生もいると思いますが、平成20年卒業年次では8人、平成21年卒業年次では10人、平成22年卒業年次では14人、平成23年卒業年次では9人、平成24年卒業年次では10人、平成25年卒業年次では14人、平成26年卒業年次では6人、平成27年卒業年次では16人が退学・転校している可能性があります。

退学・転校の比率が1%から5%程度まで増加しているように見えます。

鶴丸高校の平成15年度~平成27年度の卒業生数
年度 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27
定員 400 400 360 360 360 320 320 320 320 320 320 320 320
卒業生数 396 399 360 357 351 312 310 306 311 310 306 314 304
4 1 10 3 9 8 10 14 9 10 14 6 16

 
【難関国公立大学(旧帝大+一橋大+東京工業大+国公立大医学部医学科)の合格者数】
平成15年度~平成27年度の難関国公立大学の合格者数を見てみると、平成24年度が難関国公立大学、国公立医学部医学科、国公立大合格者数とも最も少なくなっています。
この最低となった理由については、後日分析したいと思います。

鶴丸高校の過去の実績について整理すると下記のようになります。

今回は、現役・高卒合格者数合計で分析してみました。

【旧帝大+一橋大+東京工業大の合格者数】
旧帝大+一橋大+東京工業大の合格者数は、定員320人となった平成20年3月卒業生以降、90人以上となっていたが、平成24年度以降70人台と大きく減少しています。
平成27年度は84人と80人台に回復しました。

 
  【旧帝大+一橋大+東京工業大の合格者数と卒業生に対する割合】
①過去12カ年の合格者数でみると、平成24年度は71人となっており過去最低となっています。また、平成23年度の98人に比較して27人減少しています。
②過去12年間の卒業生数に対する割合は、平成23年度31.5%に対して平成24年度は22.9%と大幅に減少しています。
その後、徐々に上昇傾向になり、平成27年度は27.6%まで回復しています。

 【旧帝大+一橋大+東京工業大+国公立大医学部医学科の合格者数と卒業生に対する割合】
①最近は各年度とも安定して合格者を出していましたが、平成24年度は激減し、平成15年度以降最低水準となっています。
②旧帝大+一橋大+東京工業大+国公立大学医学部医学科の合格者数は、平成16年度から平成23年度までは、最低でも104人以上をキープし、定員数が減少した中で平成22年度・23年度は120人台まで回復しましたが、平成24年度は86人と3分の2まで減少しました。
③旧帝大+一橋大+東京工業大+国公立大学医学部医学科の合格者数の割合はH24年度27.7%(H23 41.2%、H22 41.2%)で約20%減少しており、その割合からみると過去12年間では平成19年度並みの低いレベルとなっています。
H25年度以降は、35%程度をキープしています。
 【国公立大学医学部医学科の合格者数】
①過去8年間で毎年22人以上が合格していましたが、平成24年度は16人まで激減しています。平成25年度~平成27年度は例年並みに増加しています。
②卒業生数に対する割合は、平成24年度5.2%で過去11年間で最低となっています。
③平成22年度、23年度、25年度、27年度は、合格者が30人を越えていますが、これは鹿児島大医学部医学科などの定員枠の増加(地域医療枠)に起因しているものと想定されます。

平成24年度は現役合格や浪人して合格し、卒業生の22.9%が旧帝大+一橋大+東京工業大に、5.2%が国公立大学医学部に合格し、合わせた27.7%の卒業生が難関大学に合格することとなります。

【各大学の合格者数】
東京大は、募集定員枠400人の平成15年度、平成16年度の平均は19.5人対して、募集定員枠360人の平成17年度~平成19年度の平均は19.3人と同等レベルでしたが、募集定員枠の平成20年度以降の平均は15.1人と4人程度低下しています。
平成24年度以降は10人から13人とさらに4~5人減少しています。

京都大は、同じ募集定員の平均は、6.5人、6.3人、6.0人と若干減少傾向です。

九州大は、同じ募集定員の平均は、39.5人、41.7人、40.9人とほぼ同等です。

【その他】

①平成20年度の旧帝大+一橋大+東京工業大の合格者数の卒業生数に対するは、31.7%になっていますが、平成19年度の国公立大学医学部の合格者が増加した一方で、旧帝大+東工大+一橋大の合格者が20名以上減少しており、定員360人の最後の年度の平成19年度卒業生が翌年度各大学に合格したため、平成20年度は例年に比較して浪人の割合が高くなり、浪人生が多く合格した結果、卒業生に対する合格者の割合が高くなったものと推定されます。
③平成17年度も30.3%に達していますが、平成20年度と同様、定員が400人の最後の年度の平成16年度卒業生が翌年度大学に合格して、割合が高くなったものと想定しています。

学校新聞「鶴信」では、平成23年度の国公立大学医学部の合格者数は32人となっていますが、ここではサンデー毎日、週刊朝日の数字31人で整理しています。今後、変更する可能性があります。

鶴丸高校の国公立大学合格実績(平成15年度~平成26年度)~H26
大学名 03
H15
04
H16
平均
H15
~16
05
H17
06
H18
07
H19
平均
H17
~H19
08
H20
09
H21
10
H22
11
H23
12
H24
13
H25
14
H26
15
H27
平均
H20
~H27
東京大 17 22 19.5 21 21 16 19.3 22 14 15 25 12 10 13 10 15.1
京都大 11 2 6.5 7 9 3 6.3 6 4 4 6 7 6 7 8 6.0
一橋大 3 7 5.0 11 5 5 7.0 7 7 7 4 3 6 0 1 4.4
東工大 2 6 4.0 7 3 1 3.7 4 2 2 4 7 5 3 1 3.5
北大 1 1 1.0 1 0 1 0.7 1 1 0 1 0 0 0 3 o.8
東北大 0 2 1.0 1 0 2 1.0 0 3 3 4 1 1 1 1 1.8
名大 3 3 3.0 2 1 1 1.3 2 3 2 3 0 1 3 0 1.8
大阪大 7 9 8.0 13 4 10 9.0 10 12 15 14 4 14 12 13 11.8
九州大 36 43 39.5 46 46 33 41.7 47 45 48 37 37 29 37 47 40.9
小計 80 95 87.5 109 89 72 90,0 99 91 96 98 71 72 76 84 85.9
国公立大
医学部
27
(4)
6.8
38
(3)
10.6
23
(1)
6.4
32
(0)
9.1
31.0
(1.3)
8.7
22
(3)
7.1
24
(3)
7.7
30
(0)
9.8
31
(1)
10.0
16
(1)
5.2
37
(0)
12.1
28
(0)
8.9
30
(2)
9.9
27.3
(1.3)
8.8
122
118
29.6
147
144
40.0
112
111
31.1
104
104
29.6
121.0
119.7
33.6
121
118
37.8
115
112
36.1
126
126
41.2
129
128
41.2
87
86
27.7
109
109
35.6
104
104
33.1
114
112
36.8
113.1
111.9
36.2
国公立大 336
93.3
288
80.7
250
71.2
291.3
81.8
259
83.0
244
78.7
232
75.8
257
82.6
221
71.3
248
81.0
234
74.5
270
88.8
245.6
79.5
卒業生数 396 399 397.5 360 357 351 356.0 312 310 306 311 310 306 314 304 309.1
 
(  )は、旧帝大医学部医学科合格者数 
 計欄の中段は、旧帝大医学部医学科重複分を削除した合格者数
 計欄の下段は、卒業生数に占める割合(%)
 データ:教育かわら版のデータ、毎日サンデー、鶴丸高校広報誌「鶴信」による。
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無題

退学者が5%近くにのぼる原因は何だと思われますか?
成績不振でも退学までする必要はなさそうですが、、

  • 2015年06月08日月
  • 匿名
  • 編集
Re:無題
コメントありがとうございます。

詳細はわかりませんが以下のようなものがありましたので、参考までに掲載します。

2年前の高校2年生、つまり今年卒業した生徒の話ですと以下のとおりです。
現段階でやめた(留年)したのが10人弱。
現在長期欠席者となっているのが約5~8名程度。
確かに多いと思います。
一番早くやめたひとは入学後2週間程度だと聞きました。
原因を考えてみましたが
1番は、勉強、宿題についていけなくなったという理由だと思います。
休日課題が出せないから月曜日休む→月曜日サボったと思われるから行きにくい→2日連続で休んでしまって行きにくい→負のスパイラル
みたいな感じだと思います。
メンタル的に弱いんでしょうね。

学年にもよりますが、昨年度(2013年度)の3年生は毎年10人ずつ退学または留年していて、卒業時には30人ほど減っていました。
登校拒否も各クラス1人はいると思います。
イジメはありませんが、1番の理由は成績不振ではないかと感じます。すごく出来る子とまったく出来ない子の両極端なので…。
あとは、ハードな学校生活なので怠けたくなることもあると思います。

今後ともよろしくお願いします。
2015/06/09 20:20
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