11.23.17:30
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04.05.21:21
平成22年度国公立大学医学部合格実績
今週号の週刊朝日に国公立大学医学部の合格実績が掲載されていましたので分析してみました。
九州の私立・公立高校の東京大学の合格実績が軒並み昨年より低調な理由を不景気に伴う就職難、親の収入減、国公立大学の定員増による国公立大学医学部シフトではないかと過去の記事で掲載しましたが、この点について検証してみました。
今後、合格者数が増加することが考えられますが、現段階での分析は以下のとおりです。
九州の有名進学校であるラ・サール高校、久留米大付設高校、青雲高校とも、東大・京大・国公立大医学部の合格者数の合計は、大幅に減少しています。
これら3校の東大の合格者の減は、国公立大学医学部の合格者が増加していないため、医学部へのシフトでは説明が困難です。
国公立大学医学部は定員を拡大しており、3校の医学部合格者数は増加するものと想定していたが、下記の公立高校とは異なる結果となっています。
弘学館高校は、国公立医学部の合格者数が大幅に増加し、鶴丸高校も国公立医学部の合格者数が若干増加しています。
弘学館高校、鶴丸高校は、国公立大学医学部の定員枠の拡大により、地元国立大学を中心に医学部合格者数を伸ばしたものと考えられます。
修猷館高校、熊本高校、大分上野丘高校などの公立高校は、東大・京大の合格者数は減少しているものの国公立大学医学部の増加によって、東大・京大・国公立大学医学部の合計は増加しています。
平成22年度国公立大学合格者数 ( )は現役合格者数、【 】は東大・京大合格者数除き
高校 | 平成22年度 | 平成21年度 | 増減 | |||||||||
東大 | 京大 | 国公立大 医学部 東大・ 京大除き |
計 | 東大 | 京大 | 国公立大 医学部 東大・ 京大除き |
計 | 東大 | 京大 | 国公立大 医学部 |
計 | |
ラ・サール | 36 (22) 医6 |
4 (2) 医1 |
77 【84】 |
117 |
53 (29) 医2 |
10 (3) 医2 |
85 【89】 ( 29 ) |
148 |
-17 |
-6 |
-8 |
-31 |
久留米大 付設 |
24
(18)
|
14 (7) 医1 |
49 【50】 |
87 |
38 医1 |
10 医3 |
66 【70】 |
114 |
-14 |
+4 |
-17 |
-27 |
青雲 |
14
(8)
|
2
(1)
|
41 |
57 |
22 医1 |
3 |
48 【49】 |
73 |
-8 |
-1 |
-7 |
-16 |
弘学館 | 6 |
1 |
29 |
36 |
4 |
1 |
17 |
22 |
+2 |
0 |
+12 |
+14 |
鶴丸 | 15 (5) |
4 (1) |
29 |
48 |
14 (7) |
6 (1) |
※※ 24 (12) |
44 |
+1 |
-2 |
+5 |
+4 |
熊本 | 14 |
9 |
55 |
78 |
18 |
11 |
31 |
60 |
-4 |
-2 |
+24 |
+18 |
修猷館 | 13 (5) |
6 |
25 |
44 |
15 |
4 |
21 |
40 |
-2 |
+2 |
+4 |
+4 |
大分上野丘 | 14 |
4 |
※※25 |
43 |
22 |
2 |
18 |
42 |
-4 |
+2 |
+7 |
+5 |
※※防衛医科大含み 平成22年度 大分上野丘1 平成21年度 鶴丸高校2
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