11.23.21:32
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03.02.07:51
平成22年度鹿児島県公立高校入試の難易度予想
平成22年度鹿児島県公立高校の入試問題の難易度について予想してみたいと思います。
平成20年度は、平均点が262.6点と近年になく高くなり、得点上位層の割合が高くなり、十分な学力の識別を行うことができなかったため、学力上位層が不合格となるケースがありました。
そのため、平成21年度の入試問題は、学力の識別値を高めるため難易度を高くすることにより平均点が下がると予想していましたが、予想をさらに上回り、平均点が低下しました。
平成21年度の得点分布をみると、400点以上の得点者が35人と平均点が最も低かった平成17年度の69人より少なくなっています。
400点以上の得点者が必要以上に押さえられた格好となっています。
このことは、得点率の低い問題の割合が高かったことや平成20年度の受験生が相対的に学力が高かった要因によるものと想定しています。
したがって、平成22年度は、これらの状況を吟味し、難易度そのものは平成21年度並とした上で、得点率の低い問題の割合を少なくし、400点以上の得点者を増やすような出題の見直しが行われるものと想定されます。
(平均点)
平成21年度の高校入試の平均点については、平成20年度の入試問題が易しくなったことから平均点が近年になく高くなり、学力上位層の学力の識別が困難な状況だったことから、入試前から難化することを予想していました。
受験者の親御さんからの情報提供の内容から想像以上に難化していると想定しました。
また、平成21年度の鶴丸高校や甲南高校の情報開示された合格者の得点の情報を提供いただいており、情報を頂いたもののうち最低点は鶴丸高校 358点、甲南高校 355点との情報です。
一方、平成20年度の鶴丸高校の合格点を387点と設定していましたが、その後、390点で不合格、380点で合格との情報も頂いており、合格ラインは380点~390点(387点は、内申点を加味し、合格率90%に相当と推定)と想定しています。
したがって、当初、合格の平成20年度と平成21年度の最低点で比較すると387点から358点に低下したことから、29点程度の平均点の低下を想定し、平均点は235点程度を予想していましたが、よく考えると合格者の最低点380点から358点に低下したとして22点の低下があったとして240点程度とすべきであったと思います。
実際には、平成21年度の平均点は平成20年度に比較して18.1点低い244.5点となっています。
(400点以上の得点者数)
平成21年度は、400点以上の得点者は35人となっており、平均点が近年で最も低かった平成17年度の69人をさらに下回っています。
(得点分布の予想)
上記のとおり、400点以上の得点者が非常に少なくなっている状況をみると、鶴丸高校や甲南高校の合格ラインと想定される350点から360点に多くの得点者がいるものと推定されます。
公立高校入試平均点
平成21年度の教科別の難易度予想は、平成21年2月28日現在予想、計の欄の上段は2月28日時点
下段は、3月17日時点の予想値。
←この画像をクリックすると拡大します。
鹿児島県公立高校得点分布状況
※分布割合より試算
平成20年度は、平均点が262.6点と近年になく高くなり、得点上位層の割合が高くなり、十分な学力の識別を行うことができなかったため、学力上位層が不合格となるケースがありました。
そのため、平成21年度の入試問題は、学力の識別値を高めるため難易度を高くすることにより平均点が下がると予想していましたが、予想をさらに上回り、平均点が低下しました。
平成21年度の得点分布をみると、400点以上の得点者が35人と平均点が最も低かった平成17年度の69人より少なくなっています。
400点以上の得点者が必要以上に押さえられた格好となっています。
このことは、得点率の低い問題の割合が高かったことや平成20年度の受験生が相対的に学力が高かった要因によるものと想定しています。
したがって、平成22年度は、これらの状況を吟味し、難易度そのものは平成21年度並とした上で、得点率の低い問題の割合を少なくし、400点以上の得点者を増やすような出題の見直しが行われるものと想定されます。
(平均点)
平成21年度の高校入試の平均点については、平成20年度の入試問題が易しくなったことから平均点が近年になく高くなり、学力上位層の学力の識別が困難な状況だったことから、入試前から難化することを予想していました。
受験者の親御さんからの情報提供の内容から想像以上に難化していると想定しました。
また、平成21年度の鶴丸高校や甲南高校の情報開示された合格者の得点の情報を提供いただいており、情報を頂いたもののうち最低点は鶴丸高校 358点、甲南高校 355点との情報です。
一方、平成20年度の鶴丸高校の合格点を387点と設定していましたが、その後、390点で不合格、380点で合格との情報も頂いており、合格ラインは380点~390点(387点は、内申点を加味し、合格率90%に相当と推定)と想定しています。
したがって、当初、合格の平成20年度と平成21年度の最低点で比較すると387点から358点に低下したことから、29点程度の平均点の低下を想定し、平均点は235点程度を予想していましたが、よく考えると合格者の最低点380点から358点に低下したとして22点の低下があったとして240点程度とすべきであったと思います。
実際には、平成21年度の平均点は平成20年度に比較して18.1点低い244.5点となっています。
(400点以上の得点者数)
平成21年度は、400点以上の得点者は35人となっており、平均点が近年で最も低かった平成17年度の69人をさらに下回っています。
(得点分布の予想)
上記のとおり、400点以上の得点者が非常に少なくなっている状況をみると、鶴丸高校や甲南高校の合格ラインと想定される350点から360点に多くの得点者がいるものと推定されます。
公立高校入試平均点
区 分 |
H15
年度 |
H16
年度 |
H17
年度 |
H18
年度 |
H19
年度 |
H20
年度 |
H21年度 | H22年度 | ||
予想 |
実績 | 予想 | 実績 | |||||||
国 語
|
56.7
|
54.5
|
51.0
|
56.4
|
47.7
|
54.2
|
↓
|
52.3 | → | |
社 会
|
47.5
|
51.5
|
51.2
|
55.2
|
54.9
|
52.6
|
→
|
49.3 | → | |
数 学
|
43.1
|
50.7
|
44.3
|
42.5
|
47.6
|
50.8
|
↓
|
45.1 | → | |
理 科
|
47.1
|
50.6
|
43.2
|
51.1
|
48.4
|
47.5
|
→
|
45.1 | → | |
英 語
|
53.3
|
41.7
|
49.2
|
48.6
|
50.1
|
57.4
|
↓
|
52.7 | → | |
計
|
247.7
|
248.9
|
238.9
|
253.8
|
248.8
|
262.6
|
(250.0)
(235.0) |
244.5 | 245.0 | |
最高点
|
|
|
|
|
433
|
430
|
|
下段は、3月17日時点の予想値。
←この画像をクリックすると拡大します。
鹿児島県公立高校得点分布状況
区分 |
受検者数 |
平均 |
400点 以上 の人数 |
400点以上 の割合(%) |
360点以上 の人数 |
360点以上 の割合(%) |
350点以上 の人数 |
350点以上 の割合(%) |
平成21年度 | 12,749 | 244.5 | 35 | 0.27 | 806 | 6.32 | ※1,209 | 9.48 |
平成20年度 |
13,498 |
262.6 |
274 |
2.03 |
1,959 |
14.51 |
※2,474 |
18.33 |
平成19年度 |
13,610 |
248.8 |
211 |
1.55 |
1,321 |
9.71 |
※1,749 |
12.85 |
平成18年度 |
13,885 |
253.8 |
270 |
1.94 |
1,629 |
11.73 |
- |
- |
平成17年度 |
14,629 |
238.9 |
69 |
0.47 |
883 |
6.04 |
- |
- |
平成16年度 |
15,273 |
248.9 |
180 |
1.18 |
1,371 |
8.98 |
- |
- |
平成15年度 |
16,533 |
247.7 |
175 |
1.06 |
1,449 |
8.76 |
- |
- |
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