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02.24.22:20
平成22年度鶴丸高校出願状況
出願倍率については、平成19年度から平成21年度の出願動向の実績やラサール高校の入学者数などから予想しましたが、1月末時点の出願登録者数からおおむね推計できました。
(学区外の出願者数)
学区外の出願者数は、平成19年度から平成21年度の3年間をみると、39人、41人、34人となり、平成21年度は若干の落ち込みがあありました。
平成22年度は、志願者数61人と多かったものの、推薦入試内定者3人を除く58人中わずか10人が出願変更し、平成19年度、平成20年度より多い48人が出願しています。
実際には、甲南高校から鶴丸高校へ変更した受験生もいると考えられますが、限定的と考えここでは考慮していません。
鶴丸高校学区外志願者動向
区 分 | H19 | H20 | H21 | H22 |
1月末志願者数 | 55 | 67 | 48 | 61 |
推薦人学内定者 | 3 | 3 | 3 | 3 |
変更出願数 | 13 | 22 | 11 | 10 |
最終出願者数 | 39 | 42 | 34 | 48 |
(1)ラサール高校入学者による減(25人程度)
ラサール高校への鹿児島県出身の入学者は、毎年15人から25人程度と想定され、鶴丸高校と併願している可能性が高く、15人から25人が出願しなかった可能性が高いと思われます。
平成22年度のラ・サール高校の合格者は、塾のホームページのラ・サール合格者を把握すると中四国以東の塾の合格者数が激減しており、その一方で九州の英進館、昴、全教研の合格者が増加しています。
英進館は、平成21年度の116人から平成22年度131人と15人増加しています。これを鹿児島県内の鹿児島校と谷山校に限定すると10人から18人に8人増加しています。
昴は、平成21年度28人に減少しましたが、平成22年度は11人多い39人に増加しており、鹿児島県内の合格者数が増加していることが想定されます。
したがって、鹿児島県内の合格者数が増加し、その分一定の割合でラ・サール高校へ進学する可能性があります。
このため、就寝別在学生数から鹿児島県内の入学者を15人から25人と試算していますが、平成22年度の鹿児島県内の入学者数が増加した可能性があります。
ここでは、鹿児島県出身者25人が入学したものと仮定し、その25人が出願を取り消したものと思われます。
鹿児島県出身者のラサール受験者の多くは、すべり止めとして鶴丸高校の入学志望登録を行っていると思われ、ラサール高校の合格者のうち入学希望者は2月9日(火)までにラサール高校への入学手続きを行い、その大半は鶴丸高校を受験しないものと想定されます。
そこで、中学校・高校の出身別在学者数から試算すると73人程度、多くて2クラス80人程度と推計しています。さらに、入学者数の9割が九州出身で、鹿児島県で35%の25人程度入学していると推計しています。
ラサール高校の合格レベルの学生が公立高校受験者に何人いるのか推計してみます。偏差値でいうとラサール高校が75に対して、鶴丸高校は71となっています。
したがって、ラサール高校に入学手続き(2月9日(月)まで)を行った者は出願しないこととなるので、登録を取り消す手続きはありませんので、鶴丸高校への登録は変更せずそのままとし、出願しないこととなります。
つまり、鶴丸高校の出願者数(受験者数)は、ラサール高校へ入学する約25人が出願しないことによって、登録変更時点から確実に減ることとなります。
なお、平成20年度はラサール高校合格者のうち鶴丸高校入学者を1人、鶴丸高校合格者のうちラサール高校入学者を1人を確認しています。
ラサール中学校・ラサール高校の生徒数と鹿児島出身者の推計(平成20年4月現在)
ラサール中学校 | ラサール高校 | ||||||
区分 | クラス数 | 生徒数 | 鹿児島県 出身者 |
区分 | クラス数 | 生徒数 | 鹿児島県 出身者 |
1年 | 4 | 183 | 64 | 1年 | 6 | 241 | 84 |
2年 | 4 | 154 | 54 | 2年 | 6 | 234 | 82 |
3年 | 4 | 162 | 56 | 3年 | 6 | 242 | 84 |
小計 | 18 | 499 | 174(35%) | 小計 | 18 | 717 | 250(35%) |
塾別のラ・サール高校合格者数(平成22年2月19日調査時点)
年度 | 英進館 | 昴 | 全教研 | 森田 修学館 (福岡) |
欧州塾 (広島) |
京進 (京都) |
西塾 (愛知) |
関西 志学館 (兵庫) |
サビックス (東京) |
進学社 (東京) |
計 |
平成22年度 | 131 | 39 | 30 | 12 | 2 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 217 |
平成21年度 | 116 | 28 | 24 | 17 | 17 | 1 | 6 | 1 | 0 | 0 | 210 |
平成20年度 | 117 | 37 | 16 | 11 | 22 | 3 | 2 | 1 | 6 | 1 | 216 |
空欄は、ホームページで現在までに掲載されていません
(甲南高校への志願登録変更)
甲南高校への志願登録変更は、推薦入試で不合格となった11人(学区外4人)と一般入試志願登録者32人(学区外6人)程度と考えられます。(出願変更減68人中25人はラ・サール高校入学者としています。)
平成22年度鶴丸高校の出願者数
高校名 |
募集 定員 |
出願 登録 人数 (1月末) |
推薦 入試 出願数 |
推薦 入学 内定者 |
推薦 入学 内定者 除き |
一般 入試 出願 変更減 |
学力 検査 定員 |
出願者数 | 倍率 | |||
男 | 女 | 計 | 本年 | 前年 | ||||||||
鶴丸高校 | 320 | 475 【61】 (414) |
39 【10】 (29) |
29 【3】 (26) |
446 【58】 (388) |
68 【10】 (58) |
291 | 197 【28】 (169) |
181 【20】 (161) |
378 【48】 (330) |
1.30 | 1.16 |
鶴丸高校の出願変更の動向と出願倍率の予想
高校名 | 募集定員 | 出願登録 人数 (1月末) |
一般 入試枠 |
一般入試 出願 変更減 予想 |
出願数 推薦入学 内定者除き 予想 |
10 倍率 予想 |
09 倍率 |
08 倍率 |
07 倍率 |
06 倍率 |
鶴丸高校 | 320 | 475 【61】 (414) |
288 ↓ 291 |
66
【18】 (48) |
377 【40】 (337) |
1.31 | 1.16 | 1.40 | 1.19 | 1.26 |
平成22年度
高校名 | 募集定員 | 出願登録 人数 (1月末) |
一般 入試枠 |
一般入試 出願 変更減 予想 |
一般入試 出願 変更減 実績 |
差 | 変更者数 | |||
鶴丸高校 | 320 | 475 【61】 (414) |
288 ↓ 291 |
66
【18】 (48) |
68
【10】 (58)
|
2
【-8】 (10) |
学区外は予想より8人少なかった。 学区内は予想より10人多かった。 |
(志願動向の予想)
鶴丸高校は、推薦枠32人に対し、39人が出願していますが、学区内29人、学区外10人となっています。
従来、推薦枠の学区外合格者は全体枠の10%の3人程度となっていますので、学区内出願者29人全員が合格する可能性があります。
実績は29人中26人が合格し、3人不合格となったが、これは学区外の定員枠と同数で、3人が推薦条件や合格ラインに達していなかったためと想定されます。
また、学区外順位4番目と学区内順位29番目が比較され、学区外が4人となる可能性もあります。
鶴丸高校の推薦入試で不合格となる6~7人の学区外の生徒は、一般入試の学区外枠の競争が激しいことから甲南高校などに変更する可能性があります。
(推薦入学)
推薦入学枠は、募集定員320人の10%の32人ですが、学力検査定員が291人となっていることから29人が合格していることになります。これは、昨年と同様です。
学区内推薦入試の出願者のレベルが一部低かったため、設定されている推薦内容の合格ラインを順位30位から32位の者が下回ったものと思われます。
合格者29人の内訳は学区内26人、学区外3人と想定され、11人が不合格(学区内7人、学区外4人)となっています。
この不合格者は、一般入試では学力が鶴丸高校合格ライン付近と想定され、甲南高校へ志願登録変更した者がいる可能性が高いと思われます。
平成22年度鹿児島県公立高校入試(推薦入試)
高校名 | 募集定員 | 推薦枠 | 区分 | H19 | H20 | H21 | H22 |
鶴丸 | 320 | 32 | 出願者数 | 53 【16】 (37) |
62 【17】 (45) |
39 【10】 (29) |
40 【7】 (33) |
合格者数 | 32 【3】 (29) |
32 【3】 (29) |
29 【3】 (26) |
29 【3】 (26) |
|||
不合格者数 | 21 【13】 (8) |
30 【14】 (16) |
10 【7】 (3) |
11 【4】 (7) |
(3)私立高校特待Aの未取得者による減
鶴丸高校への出願者の大半は、鶴丸高校の合格レベルに相当する楠南高校普通科文理コース、鹿児島実業高校文理科文理コース、鹿児島高校英数科特進コースなどを学力の確認や特待A(入学費・授業料全額免除)の取得を目的として受験しています。
不合格となり特待Aが取得できなかった者は、合格の可能性の確認や授業料の負担軽減を図るため、甲南高校などへ志願変更する可能性があります。
特待Aとなる主な私立高校の特進コース
高校・学科名 | 募集定員 | 平成20年度 入学者数 |
推薦入試 入学者数 |
一般入試 入学者数 |
樟南高校普通科文理コース | 50 | 52 | 6 | 46 |
鹿児島実業高校文理科文理コース | 40 | 40 | 2 | 38 |
鹿児島高校英数科特進コース | 未定 | 21年度設置 | - | - |
鹿児島高校英数科の募集定員は120人
樟南高校普通科文理コース
年度 | 推薦 受検者 |
推薦 合格者 |
一般 受検者 |
一般 合格者 |
実質倍率 | 合格最低点 (得点率) |
推薦 入学 |
一般 入学 |
入学 合計 |
平成21年度 | - | - | - | - | - | - | - | - | 32 |
平成20年度 | 6 | 6 | 967 | 486 | 1.99 | 427/500 (85.4%) |
6 | 46 | 52 |
平成19年度 | 不明 | 不明 | 879 | 398 | 2.21 | 387/500 (77.4%) |
不明 | (29) | 29 |
差 | - | - | 88 | 88 | -0.22 | 40/500 (8.0%) |
- | - | 23 |
【学区外・・・一般枠】
(平成19年度)
低倍率となった平成19年度をみると、出願登録時の55人から出願数は39人となっており、16人減少しています。
減少した理由は、学区外の場合、推薦入試合格内定者3人は出願せず、一般入試が激戦となるため推薦入試不合格者と出願者が甲南高校へ変更する場合やラサール高校入学者が出願しないためと想定されます。
偶然ですが、減少数が推薦入試受験者数と一致しています。
(平成20年度)
高倍率となった平成20年度をみると、出願登録時の67人から出願数は42人となっており、25人減少しています。
減少した理由は、平成19年度と同様と想定されますが、特に出願者が高倍率を敬遠して甲南高校へ変更した者が多くいたものと想定されます。
(平成21年度)
基本的には、平成19年度の傾向に近いものになるものと推定されますが、一般入試出願数は平成19年度、平成20年度それぞれ39人、42人と大きな差がないことから、推薦入学内定者3人を含む推薦入試を出願した10人に相当する人数分減少するものと想定されます。
したがって、48人から10人減少して38人程度になると想定されます。
【学区内】
(平成19年度)
低倍率となった平成19年度をみると、出願登録時の376人から出願数は304人となっており、72人減少しています。
減少した理由は、学区外の場合、推薦入試合格内定者29人は出願せず、一般入試が激戦となるため推薦入試不合格者と出願者が甲南高校へ変更する場合やラサール高校入学者など残りの43人が出願しないためと想定されます。
(平成20年度)
高倍率となった平成20年度をみると、出願登録時の441人から出願数は360人となっており、81人減少しています。
減少した理由は、平成19年度と同様と想定されますが、特に出願者が高倍率を敬遠して甲南高校へ変更した者が多くいたものと想定されます。
(平成21年度)
基本的には、平成19年度の傾向に近いものになるものと推定されますが、一般入試出願数は平成19年度、平成20年度それぞれ304人、360人と大きな差が生じています。
しかし、減少数でみると72人と81人と大きな差が生じていないことから、志願者数全体が平成19年度より10人少ないことから甲南高校への変更やラサール高校入学者の未出願数は平成19年度に比較して小さいものと想定され、志願者数の割合から3%すくない70人が減少するものと想定されます。
したがって、366人から70人減少して296人程度になると想定されます。
一般入試の学区外、学区内の出願者数の合計は、334人(学区外38人、学区内296人)となり、倍率は
1.16倍となります。
なお、低倍率であることから、甲南高校からの変更もあると想定されますが、それらも加味した減少数ということになります。
区 分 | 募集定員 | 出願登録 人数 (1月末) |
推薦入学 定員枠 |
推薦入試 出願 登録数 |
出願登録 変更 人数(2月) |
出願数 推薦入学 内定者除き |
受検者数 | 未受験 |
平成21年度 | 320 | 414【48】 (366) |
32 | 39【10】 (29) |
未公表 | 334 【38】 (296) |
||
平成20年度 | 320 | 508【67】 (441) |
32 | 62【17】 (45) |
未公表 | 402【42】 (360) |
398【41】 (357) |
4【1】 (3) |
平成19年度 | 320 | 431【55】 (376) |
32 | 53【16】 (37) |
未公表 | 343【39】 (304) |
341【39】
(302)
|
2【0】 (2) |
7月10日の希望者数から出願倍率を試算したが、かなり変動があることがわかります。したがって、希望者数から出願倍率を試算することは困難です。
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