11.23.18:14
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06.13.22:22
平成21年度鹿児島県公立高校入試状況
鹿児島県公立高校の入試問題について、引き続き掲載します。
今回は教科別のについてです。
2.教科別平均点と設問の難易度
学力の識別を高めるためには、得点率50%程度となる総得点の平均点225点(450点満点)程度にする必要があり、各教科の平均点を45点(90点満点)にする必要があります。
(1)国語
平成19年度の得点分布が正規分布に近いものとなっており、この設問の難易度を参考に、正答率90%以上の設問をなくすとともに、60%~70%の正答率の設問の配点を15点程度に減少させ、減少させた分を正答率30~50%の設問を多くすると平均点が45点程度となり正規分布に近い状況となる。
(2)数学
平成21年度は、平均点は42.3点と平均点が若干低くなったが、71点以上の分布割合が若干少ないため、正答率20%未満の設問の配点は平成22年度の32点から22点程度でいいと思われるが、正答率90%以上の設問は学力の識別を図れないため、大問1の基本的計算問題の設問は正答率90%以下とする必要がある。
(3)英語
英語の得点分布は、過去4年間台形に近い状態となっており、過去3年間は70点~80点層も多くなっていた。
台形上の分布なっているのは、学力の2極化が進行しているためと想定される。
70点~80点層を減少するため、難度の高い設問を1、2問出すとともに、ヒヤリング問題などの正答率90%以上の設問を減少させた結果、各層とも同じような得点分布となった。
(4)理科
平成21年度の平均点は43.3点と若干低下したものの正答率50%程度であり、得点分布は平成21年度の正規分布に近い理想的な分布状況から若干つぶれた格好となっているが、学力の識別は向上しているものと想定され、来年度以降も同程度の難易度とする必要がある。
(5)社会
社会は、高得点層が多い傾向にあることから、平均点を45点程度とするため、正答率50~70%の設問の配点の合計を26点とした結果、その分30~50%の正答率の設問の配点を増加させることによって理想的な得点分布となった。来年度も同程度の難易度を踏襲する必要がある。
このようにして、学力の識別が図られるよう入試問題を作成する必要がある。
今回は教科別のについてです。
2.教科別平均点と設問の難易度
学力の識別を高めるためには、得点率50%程度となる総得点の平均点225点(450点満点)程度にする必要があり、各教科の平均点を45点(90点満点)にする必要があります。
(1)国語
平成19年度の得点分布が正規分布に近いものとなっており、この設問の難易度を参考に、正答率90%以上の設問をなくすとともに、60%~70%の正答率の設問の配点を15点程度に減少させ、減少させた分を正答率30~50%の設問を多くすると平均点が45点程度となり正規分布に近い状況となる。
(2)数学
平成21年度は、平均点は42.3点と平均点が若干低くなったが、71点以上の分布割合が若干少ないため、正答率20%未満の設問の配点は平成22年度の32点から22点程度でいいと思われるが、正答率90%以上の設問は学力の識別を図れないため、大問1の基本的計算問題の設問は正答率90%以下とする必要がある。
(3)英語
英語の得点分布は、過去4年間台形に近い状態となっており、過去3年間は70点~80点層も多くなっていた。
台形上の分布なっているのは、学力の2極化が進行しているためと想定される。
70点~80点層を減少するため、難度の高い設問を1、2問出すとともに、ヒヤリング問題などの正答率90%以上の設問を減少させた結果、各層とも同じような得点分布となった。
(4)理科
平成21年度の平均点は43.3点と若干低下したものの正答率50%程度であり、得点分布は平成21年度の正規分布に近い理想的な分布状況から若干つぶれた格好となっているが、学力の識別は向上しているものと想定され、来年度以降も同程度の難易度とする必要がある。
(5)社会
社会は、高得点層が多い傾向にあることから、平均点を45点程度とするため、正答率50~70%の設問の配点の合計を26点とした結果、その分30~50%の正答率の設問の配点を増加させることによって理想的な得点分布となった。来年度も同程度の難易度を踏襲する必要がある。
このようにして、学力の識別が図られるよう入試問題を作成する必要がある。
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