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07.29.23:32
鶴丸高校・甲南高校・鹿児島中央高校の比較
鶴丸高校・甲南高校、鹿児島中央高校の平成19年度~平成22年度の国公立大学合格者の比較をすると以下のとおりとなります。
鶴丸高校は、国公立大学合格者数が減少傾向にある一方、甲南高校は増加傾向となっています。
甲南高校、鹿児島中央高校は、平成22年度の浪人を含む合格実績を公表していないため、サンデー毎日のデータによります。
①鶴丸高校の大学合格実績では、S1がS2より多くなっているが、鹿児島大学医学部25人(偏差値76)とS1の底辺層でS2上位層に近い層も多い。
また、国公立大学医学部の合格者のうち浪人生が多いので、現役時代であれはS2層にランクされると思われる。
②甲南高校、鹿児島中央高校とも、高校入試時と同様、A2(鹿児島大)をピークとするピラミッド型の分布状況となっており、学力格差は広がっているように見える。
鶴丸高校は、各層とも同レベル人数となっており、学力格差が高校入試時より拡大しているものと
③この理由は、高校入試においては難易度が3校志願者にとっては易しいこと、潜在的学力を評価できないことによることが大きく、また、高校入試時に塾などにより学力向上が図られたこと、高校入学後成績不振に陥った者の存在などにより生じたものであり、当然の結果と言える。
④地元大学(鹿児島大学など)への志向が進んでいることも一つの要因である。
⑤入学定員550人だった30年前を比較すると、中高一貫校や特進コースを設ける私立高校の台頭により、私立高校はS3以上の層において25%程度占めるようになっていることからも、私立高校にかなり優秀な学生が流れていることがわかり、それにより3校の上位層が薄くなっていると想定される。
なお、国立大学医学部は、九大、東京医科歯科大、浜松医科大以外は、A2大(鹿児島大学など)医学部としてカウントしています。
平成19年度~22年度国公立大学合格実績
区 分 |
S1 |
S2 |
S3 |
A1 |
A2 |
A3 |
B1 |
B2 |
合計 |
偏 差 値 |
76以上 |
72~75 |
68~71 |
65~67 |
61~64 |
58~60 |
54~57 |
51~53 |
|
鶴丸高校 |
(1)51 |
17 |
40 |
70 |
(31)77 |
13 |
0 |
0 |
268 |
甲南高校 |
6 |
4 |
27 |
29 |
(2)130 |
19 |
2 |
0 |
217 |
鹿児島中央高校 |
0 |
2 |
7 |
23 |
146 |
46 |
20 |
0 |
244 |
合 計 |
(1)57 |
23 |
74 |
122 |
(33)353 |
78 |
22 |
0 |
729 |
( )は、国公立大学医学部医学科で外数 S1は、東京医科歯科大、浜松医科大、S3は九大
平成19年度~22年度年度国公立大学合格実績累計
区 分 |
S1 |
S2 |
S3 |
A1 |
A2 |
A3 |
B1 |
B2 |
鶴丸高校 |
51 |
68 |
108 |
178 |
255 |
268 |
268 |
268 |
甲南高校 |
6 |
10 |
37 |
66 |
196 |
215 |
217 |
217 |
鹿児島中央高校 |
0 |
2 |
9 |
32 |
178 |
224 |
244 |
244 |
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