11.24.00:40
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02.24.21:59
鶴丸高校の出願状況
出願倍率については、平成19年度、平成20年度の出願動向の実績やラサール高校の入学者数などから予想しましたが、1月末時点の出願登録者数からおおむね推計できました。
(学区外の出願者数)
学区外の出願者数は、平成19年度から平成21年度の3年間をみると、39人、41人、34人となり、平成21年度は若干の落ち込みがある。
(推薦入学)
推薦入学枠は、募集定員320人の10%の32人ですが、学力検査定員が291人となっていることから29人が合格していることになります。
合格者29人の内訳は学区内26人、学区外3人と想定され、10人が不合格(学区内3人、学区外7人)となっています。
この不合格者は、甲南高校へ志願登録変更した可能性が高いと思われます。
(ラサール高校入学者)
ラサール高校への鹿児島県出身の入学者は、毎年25人程度と想定され、鶴丸高校と併願している可能性が高く、25人が出願しなかった可能性が高い。
(甲南高校への志願登録変更)
甲南高校への志願登録変更は、推薦入試で不合格となった10人と一般入試志願登録者11人の21人程度と考えられます。
平成21年度鶴丸高校の出願者数
高校名 |
募集 定員 |
出願 登録 人数 (1月末) |
推薦 入試 出願数 |
推薦 入学 内定者 |
推薦 入学 内定者 除き |
一般 入試 出願 変更減 |
学力 検査 定員 |
出願者数 | 倍率 | |||
男 | 女 | 計 | 本年 | 前年 | ||||||||
鶴丸高校 | 320 | 【48】 414 (366) |
【10】 39 (29) |
【3】 29 (26) |
【45】 385 (340) |
【11】 46 (35) |
291 | 【19】 186 (167) |
【15】 153 (138) |
【34】 339 (305) |
1.16 | 1.40 |
鶴丸高校の出願変更の動向と出願倍率の予想
高校名 | 募集定員 | 出願登録 人数 (1月末) |
一般 入試枠 |
一般入試 出願 変更減 予想 |
出願数 推薦入学 内定者除き 予想 |
09 倍率 予想 |
08 倍率 |
07 倍率 |
06 倍率 |
鶴丸高校 | 320 | 【48】 414 (366) |
288 |
【7】
48 (41)
|
【38】
334 (296)
|
1.16 | 1.40 | 1.19 | 1.26 |
高校名 | 募集定員 | 出願登録 人数 (1月末) |
一般 入試枠 |
一般入試 出願 変更減 予想 |
一般入試 出願 変更減 実績 |
差 | 備 考 | |||
鶴丸高校 | 320 | 【48】 414 (366) |
288 |
【7】
48 (41)
|
【11】
46
(35)
|
【-4】
2 (6)
|
学区外は予想より4人少なかった。 学区内は予想より2人多かったが、 推薦入学者が3人少なかったことが 影響している。 |
(鶴丸高校→甲南高校)
鶴丸高校から甲南高校への変更は、23人(うち学区外2人)程度となると予想しています。
平成19年度~20年度の出願動向(21年度は予想)
年度 | 出願登録 人数(1月末) |
一般入試 出願変更減 鶴丸 ↓ 甲南 |
推薦入学 内定 |
ラサール 高校入学 |
出願数 推薦入学 内定者 除き |
平成21年度 | 414 【48】 (366) |
23 【2】 (21) |
32 【3】 (29) |
25 【5】 (20) |
334 【38】 (296) |
平成20年度 | 508 【67】 (441) |
49 【17】 (32) |
32 【3】 (29) |
25 【5】 (20) |
402 【42】 (360) |
平成19年度 | 431 【55】 (376) |
31 【8】 (23) |
32 【3】 (29) |
25 【5】 (20) |
343 【39】 (304) |
(志願動向の予想)
(1)ラサール高校入学者による減(25人程度)
鹿児島県出身者のラサール受験者の多くは、すべり止めとして鶴丸高校の入学志望登録を行っていると思われ、ラサール高校の合格者のうち入学希望者は2月9日(月)までにラサール高校への入学手続きを行い、その大半は鶴丸高校を受験しないものと想定されます。
そこで、中学校・高校の出身別在学者数から試算すると73人程度、多くて2クラス80人程度と推計しています。さらに、入学者数の9割が九州出身で、鹿児島県と福岡県で35%の25人程度入学していると推計しています。
ラサール高校の合格レベルの学生が公立高校受験者に何人いるのか推計してみます。偏差値でいうとラサール高校が75に対して、鶴丸高校は71となっています。
したがって、ラサール高校に入学手続き(2月9日(月)まで)を行った者は出願しないこととなるので、登録を取り消す手続きはありませんので、鶴丸高校への登録は変更せずそのままとし、出願しないこととなります。
つまり、鶴丸高校の出願者数(受験者数)は、ラサール高校へ入学する約25人が出願しないことによって、登録変更時点から確実に減ることとなります。
なお、平成20年度はラサール高校合格者のうち鶴丸高校入学者を1人、鶴丸高校合格者のうちラサール高校入学者を1人を確認しています。
ラサール中学校・ラサール高校の生徒数と鹿児島出身者の推計(平成20年4月現在)
ラサール中学校 | ラサール高校 | ||||||
区分 | クラス数 | 生徒数 | 鹿児島県 出身者 |
区分 | クラス数 | 生徒数 | 鹿児島県 出身者 |
1年 | 4 | 183 | 64 | 1年 | 6 | 241 | 84 |
2年 | 4 | 154 | 54 | 2年 | 6 | 234 | 82 |
3年 | 4 | 162 | 56 | 3年 | 6 | 242 | 84 |
小計 | 18 | 499 | 174(35%) | 小計 | 18 | 717 | 250(35%) |
塾別のラサール高校合格者数(平成21年2月3日調査時点)
年度 | 英進館 | 昴 | 全教研 | 森田修学館 (福岡) |
欧州塾 (広島) |
京進 (京都) |
西塾 (愛知) |
関西志学館 (兵庫) |
サビックス (東京) |
進学社 (東京) |
計 |
平成20年度 | 117 | 37 | 16 | 11 | 22 | 3 | 2 | 1 | 6 | 1 | 216 |
(2)推薦入学内定者の減(32人)と学区外推薦入試不合格者の減(7人)
鶴丸高校は、推薦枠32人に対し、39人が出願していますが、学区内29人、学区外10人となっています。
従来、推薦枠の学区外合格者は全体枠の10%の3人程度となっていますので、学区内出願者29人全員が合格する可能性があります。
実績は29人中26人が合格し、3人不合格となったが、これは学区外の定員枠と同数で、3人が推薦条件や合格ラインに達していなかったためと想定されます。
また、学区外順位4番目と学区内順位29番目が比較され、学区外が4人となる可能性もあります。
鶴丸高校の推薦入試で不合格となる6~7人の学区外の生徒は、一般入試の学区外枠の競争が激しいことから甲南高校などに変更する可能性があります。
平成21年度推薦入試出願状況
高校名 | 募集定員 | 09登録者数 | 09倍率 | 08倍率 | 推薦枠 | 推薦出願者数 |
鶴丸高校 | 【32】 320 |
【48】 414 |
1.29 | 1.59 | 32 | 【10】 39 |
甲南高校 | 【32】 320 |
【57】 487 |
1.52 | 1.50 | 32 | 【12】 55 |
鹿児島中央高校 | 【32】 320 |
【49】 519 |
1.62 | 1.57 | 32 | 【11】 49 |
(3)私立高校特待Aの未取得者による減
鶴丸高校への出願者の大半は、鶴丸高校の合格レベルに相当する楠南高校普通科文理コース、鹿児島実業高校文理科文理コース、鹿児島高校英数科特進コースなどを学力の確認や特待A(入学費・授業料全額免除)の取得を目的として受験しています。
不合格となり特待Aが取得できなかった者は、合格の可能性の確認や授業料の負担軽減を図るため、甲南高校などへ志願変更する可能性があります。
特待Aとなる主な私立高校の特進コース
高校・学科名 | 募集定員 | 平成20年度 入学者数 |
推薦入試 入学者数 |
一般入試 入学者数 |
樟南高校普通科文理コース | 50 | 52 | 6 | 46 |
鹿児島実業高校文理科文理コース | 40 | 40 | 2 | 38 |
鹿児島高校英数科特進コース | 未定 | 21年度設置 | - | - |
鹿児島高校英数科の募集定員は120人
樟南高校普通科文理コース
年度 | 推薦 受検者 |
推薦 合格者 |
一般 受検者 |
一般 合格者 |
実質倍率 | 合格最低点 (得点率) |
推薦 入学 |
一般 入学 |
入学 合計 |
平成20年度 | 6 | 6 | 967 | 486 | 1.99 | 427/500 (85.4%) |
6 | 46 | 52 |
平成19年度 | 不明 | 不明 | 879 | 398 | 2.21 | 387/500 (77.4%) |
不明 | (29) | 29 |
差 | - | - | 88 | 88 | -0.22 | 40/500 (8.0%) |
- | - | 23 |
(4) 平成20年度競争倍率による敬遠
平成20年度の鶴丸高校の一般入試倍率は1.40となり、近年にない倍率となりました。
また、入試問題が易化(平均点250点→263点)したことにもあり、合格が確実視されていた生徒が不合格となるなど競争が激化したため、中学校や塾の進学指導が安全志向となる可能性があります。
これにより、甲南高校へ志願登録を変更する可能性があります。
【学区外・・・一般枠】
(平成19年度)
低倍率となった平成19年度をみると、出願登録時の55人から出願数は39人となっており、16人減少しています。
減少した理由は、学区外の場合、推薦入試合格内定者3人は出願せず、一般入試が激戦となるため推薦入試不合格者と出願者が甲南高校へ変更する場合やラサール高校入学者が出願しないためと想定されます。
偶然ですが、減少数が推薦入試受験者数と一致しています。
(平成20年度)
高倍率となった平成20年度をみると、出願登録時の67人から出願数は42人となっており、25人減少しています。
減少した理由は、平成19年度と同様と想定されますが、特に出願者が高倍率を敬遠して甲南高校へ変更した者が多くいたものと想定されます。
(平成21年度)
基本的には、平成19年度の傾向に近いものになるものと推定されますが、一般入試出願数は平成19年度、平成20年度それぞれ39人、42人と大きな差がないことから、推薦入学内定者3人を含む推薦入試を出願した10人に相当する人数分減少するものと想定されます。
したがって、48人から10人減少して38人程度になると想定されます。
【学区内】
(平成19年度)
低倍率となった平成19年度をみると、出願登録時の376人から出願数は304人となっており、72人減少しています。
減少した理由は、学区外の場合、推薦入試合格内定者29人は出願せず、一般入試が激戦となるため推薦入試不合格者と出願者が甲南高校へ変更する場合やラサール高校入学者など残りの43人が出願しないためと想定されます。
(平成20年度)
高倍率となった平成20年度をみると、出願登録時の441人から出願数は360人となっており、81人減少しています。
減少した理由は、平成19年度と同様と想定されますが、特に出願者が高倍率を敬遠して甲南高校へ変更した者が多くいたものと想定されます。
(平成21年度)
基本的には、平成19年度の傾向に近いものになるものと推定されますが、一般入試出願数は平成19年度、平成20年度それぞれ304人、360人と大きな差が生じています。
しかし、減少数でみると72人と81人と大きな差が生じていないことから、志願者数全体が平成19年度より10人少ないことから甲南高校への変更やラサール高校入学者の未出願数は平成19年度に比較して小さいものと想定され、志願者数の割合から3%すくない70人が減少するものと想定されます。
したがって、366人から70人減少して296人程度になると想定されます。
一般入試の学区外、学区内の出願者数の合計は、334人(学区外38人、学区内296人)となり、倍率は
1.16倍となります。
なお、低倍率であることから、甲南高校からの変更もあると想定されますが、それらも加味した減少数ということになります。
区 分 | 募集定員 | 出願登録 人数 (1月末) |
推薦入学 定員枠 |
推薦入試 出願 登録数 |
出願登録 変更 人数(2月) |
出願数 推薦入学 内定者除き |
受検者数 | 未受験 |
平成21年度 | 320 | 414【48】 (366) |
32 | 39【10】 (29) |
未公表 | 334 【38】 (296) |
||
平成20年度 | 320 | 508【67】 (441) |
32 | 62【17】 (45) |
未公表 | 402【42】 (360) |
398【41】 (357) |
4【1】 (3) |
平成19年度 | 320 | 431【55】 (376) |
32 | 53【16】 (37) |
未公表 | 343【39】 (304) |
341【39】
(302)
|
2【0】 (2) |
7月10日の希望者数から出願倍率を試算したが、かなり変動があることがわかります。したがって、希望者数から出願倍率を試算することは困難です。
鶴丸高校・甲南高校・鹿児島中央高校の入学倍率予想
高校名
|
平成20年度 | 平成21年度 | ||||||
7月10日 希望者数 |
1月末 志願 登録者数 |
出願者数 | 倍率 | 7月10日 希望者数 |
1月末 志願登 録者数 予想 |
出願者数 | 倍率 予想 |
|
鶴丸高校 | 【85】 592 |
【67】 508 |
【42】 402 |
1.40 | 【65】 516 |
【51】 443 |
【32】 350 |
1.22 |
甲南高校 | 【66】 581 |
【48】 481 |
【36】 379 |
1.32 | 【61】 601 |
【44】 498 |
【33】 392 |
1.36 |
鹿児島中央高校 | 【78】 768 |
【45】 502 |
【24】 410 |
1.42 | 【61】 722 |
【35】 471 |
【19】 385 |
1.34 |
いつもこのHP参考にさせていただいています。
鶴丸志望なのですが、「つまり、鶴丸高校の出願者数(受験者数)は、ラサール高校へ入学する約25人が出願しないことによって、登録変更時点から確実に減ることとなります・・・・」というのは、先日、発表された出願者は339名だけど、実際に試験を受けるのは約25名減るという意味なのでしょうか?
ラサール高校への入学者は、基本的に出願しませんので、出願者数が減ることはありません。
あくまで、1月30日の志望登録からの変更減の一要素ということです。
ご理解いただけましたでしょうか?
理解しました。現在、合格ギリギリのところで、不安も沢山ありますが、あきらめず最後まで頑張ります。
有難うございました。
初日の国語は、緊張しないように精神面のコントロールができるようになっているといいですよ。
極力ミスをしないように、設問の確認も忘れずに。
合格の連絡待っています。
こんにちは。
いつも鋭い分析に感動し、拝見しております。
ところで、21年度は、鶴丸の倍率がとても低いのですが、合格最低点数を何点と予測されていますか?
もちろん、問題の難易度にも関係すると思いますが、去年と同じ程度の問題であったとしてのお答えでかまいませんので、教えてください。
受験生の学力分布により合格ラインは変動することとなります。
ここでは、入試難易度が昨年と同じで、学力分布の割合も同様として試算します。
昨年の合格ラインは、387点と分析しています。
本年度は倍率が低いわけですが、昨年の高倍率を敬遠した恰好となっています。敬遠した多くが、合格ライン周辺の学力層として試算します。
昨年は、例年になく平均点が高く263点台で平年より13点程度高く、合格ライン付近では同点で13~14人分布することとなります。
出願者数が63人少なくなっていますのでその半分が合格ラインに達しているとすると2~3点合格ラインが下がることになります。
全員が合格ラインに達しているとすると最大で5点程度下がることになります。
したがって、382点~385点程度の合格ラインとなります。
早速の回答有難うございます。
平成19年度の最低点がかなり低かったと噂されていましたので、もう少し低くなるのかと思っていました。
最後は、気力と体調が大きく明暗を左右するのでしょうね。
実力を出し切る努力が必要です。体調面、精神面に留意して頑張ってください。朗報待っています。
平成19年度の合格ラインについては明日以降掲載しますが、平成20年度の難易度で分析すると、平均点が高い割には、最高点や400点以上の得点者はそれほど多くないことから、難易度の高い問題もあり上位層の得点が伸び悩む一方で、360点から400点未満の得点者が多かったため、合格ラインに多くの人がいるため、思いの外合格ラインは低下しません。
本日から過去の入試状況や合格ラインについて掲載しています。
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