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05.28.02:47

平成21年度鹿児島県公立高校入試状況(その8)  

今回は、数学です。

数学
①数学は、平成20年度と比較すると、平均点が5.7点低下しているが、得点上位層が減少し、得点下位層が増加し、得点中位層はほとんど変化していない。
②これは、難易度の高い問題がいくつか出題されたため、得点分布が移動したものと想定される。
③得点分布をみると、若干いびつな形状となっているため、得点下位層を減少させるため、若干易しい問題を数問出すとともに、61点~70点層を若干減少させるため若干難易度の高い問題も出題し、41~50点にピークを持っていくことが必要である。

(標準偏差)
標準偏差を得点分布から試算してみると、平成19年度が17.2だったの対して、平成20年度18.7、平成21年度18.8と年々大きくなっています。
つまり、標準偏差が大きくなるということは、それだけ得点分布が分散している傾向を示していることとなり、学力の識別が良くなっている可能性があります。

数学は、他の模試やテストでも、他の科目に比較して標準偏差が大きくなる傾向にありますが、入試結果を分析し、問題ごとに難易度を調整する必要があります。
年々、改善されている傾向にありますが、各問題の難易度の分布状況を分析して、入試問題を作成する必要があると思われます。

数学の得点

区 分

平均点

標準
偏差

0~10

11~20

21~30

31~40

41~50

51~60

61~70

71~80

81~90

平成21年度  45.1 18.8  3.8  9.7  13.4  14.4  15.4  16.9  16.0  8.6  1.7

平成20年度

50.8

18.7

2.0

6.0

10.3

13.0

15.5

17.4

17.3

13.8

4.8

平成19年度

47.6

17.2

2.3

6.8

10.5

14.9

17.8

19.5

18.6

 8.6

1.0


69bbfacf.jpeg





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無題

昨年は中学で鶴丸合格の太鼓判を押された生徒が不合格になり、樟南や鹿実の文理に
行った生徒が多かったと思うのですが、今年はあまり番狂わせは無かったのでしょうか?

  • 2009年05月30日土
  • ゴリライモ
  • 編集
Re:無題
コメントありがとうございます。
今年は、予想していたとおり、入試問題が難化し平均点が下がることによって、成績上位層は学力の識別が行われたものと考えられ、昨年と比較すると番狂わせは少ないと想定しています。
しかし、400点以上の得点者が非常に少ないなど得点上位層が押さえられていますので、標準偏差が小さくなっているとも想定されますので、中位層以下はかなり集中している可能性がありますので、若干の影響はあるかもしてません。昨年と同じように、公立高校の得点分布から甲南高校や甲南高校の得点分布を試算し分析していきたいと考えています。
また、今年は、鶴丸高校を敬遠して甲南高校を受験した男子生徒が多く、男子生徒が不合格となったケースも多かったとの情報もあります。
今後ともよろしくお願いします。
2009/05/30 05:20
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