11.23.18:22
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11.21.23:09
平成20・21年度公立高校入試の状況
平成20年度、平成21年度の公立高校の入試状況について記載します。
平成20年度、鶴丸高校の倍率が1.38倍と高い一方で、公立高校の5教科の平均点が262.6点と近年になく高く、易しかったことから、学力の識別が十分行われず、優秀な学生が不合格となり、私立に入学している。
一方、平成21年度は、前年度の高倍率を敬遠し、甲南高校へ多くの受験生が志望を変更した結果、鶴丸高校の倍率が1.15倍と低くなる一方で、公立高校の5教科の平均点が244.5点と例年に比べて低くなり、学力の識別が十分行われ、優秀な学生が不合格となるケースは少なかったと推察される。
平成20・21年度の入学者の高1 7月の進研模試の偏差値をみると67.1、67.0とほとんど差がないため、上記の理由により、結果として平均点でみるとほぼ同じレベルとなったと思われる。
しかし、入試の学力の識別が十分行われなかった平成20年度入学者である現在高2の方が学力差が大きくなっているものと想定される。
甲南高校は、平成20年度の倍率1.30倍に対して、平成21年度1.28と若干低くなったものの、鶴丸高校からの志望変更組が増加したこと、平成21年度入試の学力の識別が向上したことから、一定の学力を有する受験生が増加したものと想定される。
高1 7月時の進研模試の結果をみると、平均偏差値が平成20年度63.5から平成21年度64.1と若干上昇している。
これにより、鶴丸高校と甲南高校の偏差値の差は、3.6から2.9に縮まっている。
進研模試(高1 平成21年7月 記述式)
鹿児島県公立高校入試問題の平均点
平成17~21年度公立高校不合格者数と樟南高校普通科文理コース入学者数との関係
平成20年度、鶴丸高校の倍率が1.38倍と高い一方で、公立高校の5教科の平均点が262.6点と近年になく高く、易しかったことから、学力の識別が十分行われず、優秀な学生が不合格となり、私立に入学している。
一方、平成21年度は、前年度の高倍率を敬遠し、甲南高校へ多くの受験生が志望を変更した結果、鶴丸高校の倍率が1.15倍と低くなる一方で、公立高校の5教科の平均点が244.5点と例年に比べて低くなり、学力の識別が十分行われ、優秀な学生が不合格となるケースは少なかったと推察される。
平成20・21年度の入学者の高1 7月の進研模試の偏差値をみると67.1、67.0とほとんど差がないため、上記の理由により、結果として平均点でみるとほぼ同じレベルとなったと思われる。
しかし、入試の学力の識別が十分行われなかった平成20年度入学者である現在高2の方が学力差が大きくなっているものと想定される。
甲南高校は、平成20年度の倍率1.30倍に対して、平成21年度1.28と若干低くなったものの、鶴丸高校からの志望変更組が増加したこと、平成21年度入試の学力の識別が向上したことから、一定の学力を有する受験生が増加したものと想定される。
高1 7月時の進研模試の結果をみると、平均偏差値が平成20年度63.5から平成21年度64.1と若干上昇している。
これにより、鶴丸高校と甲南高校の偏差値の差は、3.6から2.9に縮まっている。
進研模試(高1 平成21年7月 記述式)
順位 |
高校名 |
年度 | 対象 | 時期 |
平均点 | 偏差値 | ||||||
3教科合計 | 国語 | 数学 | 英語 | 3教科 | 国語 | 数学 | 英語 | |||||
1 | 鶴丸高校 | H21 | 高1 | 7月 | 196.3 | 70.5 | 59.7 | 66.1 | 67.0 | 64.4 | 63.6 | 66.8 |
H20 | 高1 | 7月 | 193.3 | 59.8 | 57.3 | 76.2 | 67.1 | 65.3 | 63.4 | 65.9 | ||
2 | 甲南高校 | H21 | 高1 | 7月 | 183.2 | 62.4 | 62.3 | 58.5 | 64.1 | 59.3 | 64.9 | 62.5 |
H20 | 高1 | 7月 | 177.1 | 54.3 | 56.7 | 66.1 | 63.5 | 61.3 | 63.1 | 60.7 | ||
3 | 樟南高校 普通科 文理コース |
H21 | 高1 | 7月 | 180.6 | 66.6 | 56.3 | 57.7 | 63.6 | 61.9 | 61.8 | 62.0 |
H20 | 高1 | 7月 | 195.5 | 55.9 | 64.9 | 74.7 | 67.6 | 62.5 | 67.5 | 65.1 | ||
4 | 鹿児島 中央高校 |
H21 | 高1 | 7月 | 158.3 | 58.5 | 47.8 | 51.9 | 58.8 | 56.9 | 57.5 | 58.7 |
H20 | 高1 | 7月 | 157.2 | 49.1 | 47.3 | 60.8 | 59.1 | 57.6 | 58.1 | 58.0 | ||
県内 | H21 | 高1 | 7月 | 121.8 | 48.6 | 35.6 | 37.5 | 51.0 | 50.7 | 51.3 | 50.5 | |
H20 | 高1 | 7月 | 121.3 | 41.1 | 34.2 | 46.0 | 51.2 | 51.8 | 51.2 | 50.5 | ||
全国 | H21 | 高1 | 7月 | 117.3 | 47.5 | 33.1 | 36.7 | 50.0 | 50.0 | 50.0 | 50.0 | |
H20 | 高1 | 7月 | 115.8 | 38.6 | 31.9 | 45.1 | 50.0 | 50.0 | 50.0 | 50.0 |
鹿児島県公立高校入試問題の平均点
区分 |
総得点 |
国語 |
社会 |
数学 |
理科 |
英語 |
平成21年度 | 244.5 | 52.3 | 49.3 | 45.1 | 45.1 | 52.7 |
平成20年度 |
262.6 |
54.2 |
52.6 |
50.8 |
47.5 |
57.4 |
平成19年度 |
248.8 |
47.7 |
54.9 |
47.6 |
48.4 |
50.1 |
平成18年度 |
253.8 |
56.4 |
55.2 |
42.5 |
51.1 |
48.6 |
平成17年度 |
238.9 |
51.0 |
51.2 |
44.3 |
43.2 |
49.2 |
平成16年度 |
248.9 |
54.5 |
51.5 |
50.7 |
50.6 |
41.7 |
平成15年度 |
247.7 |
56.7 |
47.5 |
43.1 |
47.1 |
53.3 |
平成17~21年度公立高校不合格者数と樟南高校普通科文理コース入学者数との関係
区分 |
樟南高校
普通科文理コース
入学者数
|
受験倍率 | 不合格者数 | |||
鶴丸高校 | 甲南高校 | 鶴丸高校 | 甲南高校 | 合 計 | ||
平成21年度 | 32(25.6%) | 1.15 | 1.28 | 45 | 80 | 125 |
平成20年度 | 52(26.5%) | 1.38 | 1.30 | 110 | 86 | 196 |
平成19年度 | 29(25.9%) | 1.18 | 1.20 | 53 | 59 | 112 |
平成18年度 | 47(25.1%) | 1.25 | 1.38 | 72 | 115 | 187 |
平成17年度 | 54(23.3%*) | 1.38* | 1.42* | 110* | 121* | 231 |
( )は、鶴丸高校・甲南高校不合格者の合計に対する入学者の割合
平成17年度から平成19年度は、高2、高3の在籍者数で、高2における英数コースから文理コースのクラス替え数名を含んでいる。
米:平成17年度の受験倍率は、志願時点の数値(受験辞退者含む)
平成17年度から平成19年度は、高2、高3の在籍者数で、高2における英数コースから文理コースのクラス替え数名を含んでいる。
米:平成17年度の受験倍率は、志願時点の数値(受験辞退者含む)
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