忍者ブログ

高校教育に関わるいろんな情報交換を行っていきましょう。
10 2024/11 1 23 4 5 6 7 8 910 11 12 13 14 15 1617 18 19 20 21 22 2324 25 26 27 28 29 30 12
RECENT ENTRY RECENT COMMENT
[09/25 匿名希望]
[07/08 保護者]
[03/15 気を揉む母]
[04/17 パパ]
[04/10 あ]
[04/04 あ]
[03/05 受験生の親]
[03/03 NONAME]
[01/24 あ]
[01/21 あ]
[12/22 チェスター]
[07/09 NONAME]
[05/31 NONAME]
[03/22 NONAME]
[03/18 NONAME]
[03/17 NONAME]
[03/10 NONAME]
[03/07 NONAME]
[03/05 NONAME]
[02/15 チェスター]
[02/10 受験母]
[01/22 あ]
[12/07 2022公立高校]
[11/23 NONAME]
[08/28 NONAME]

11.24.00:05

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

  • 11/24/00:05

06.20.08:16

平成21年度鹿児島県内高校の国立大学合格実績

今回から鹿児島県内高校の国立大学合格実績について記載します。

近年、少子化が進行する中で、私立高校は生き残りをかけ、国立大学の合格を目指した特進コースを設けるなど魅力ある高校運営に努力しています。
一方、公立高校では、高校再編計画が進行中で、進学校では定員の削減が行われ、平成17年度に定員削減が行われましたが、その翌年度に入学した高校生が今年大学を受験しました。
  したがって、浪人生も定員削減された初年度の卒業生であり、浪人生も少なくなっている可能性もあります。
  したがって、公立高校の場合、定員削減が行われた高校で、平成21年度の合格者数が平成20年度に比較して同等以上であれば大学合格実績は向上したと評価してもいいと思われます。

このような中で、鹿児島県の公立・私立高校の勢力図はどのようになっているでしょうか。
学力到達度ゾーン別に大学を区分して、鹿児島市内・外、公立・私立別にして、大学合格実績をマクロ的に見てみます。


今回は、平成19年度、20年度、21年度のS3以上の大学合格実績について整理してみました。
なお、平成19年度は、高校ホームページから掲載しているため、データの補足率は平成20年度、21年度に比較して低いと考えられますが、S3以上大学については補足率は高いと考えています。
ただし、国公立大学医学部の合格者の補足率は若干(数人程度)少ないと想定しています。

①平成21年度のS3以上の大学に今年合格した者は、320名である。この数字は、今後、高校入試の関連で重要である。

②鹿児島市内の公立高校は、合格者数が2人減少しているが、定員枠の減少は影響していないように見える。

③上記については、S3以上の上位層は定員枠の減少の影響を受けていないことが考えられる。つまり、定員減は学力下位層に影響を与えると想定される。また、入試時成績下位層がS3以上の大学に合格するのは限定的と思われる。

④鹿児島市外の合格者数は、平成20年度9名減少(15%減)したが、平成21年度は13人増加し、平成19年度に比較して3人増加しており、定員枠の影響を払拭したように見える。
特にS1大学が8人増加しているが、これは国公立大学医学部の合格実績の伸びによる。

⑤鹿児島市外の公立高校が平成20年度減少した要因の一つに、私立高校への流入も影響しているものと思われる。
鹿児島市外の公立・私立の合計は、平成19年度と平成20年度はほぼ同じであるため、公立から私立への流入があったと想定される。
  鹿児島市外公立・私立高校 合計 S1  11→8  S2  10→9   S3  84→83

⑥私立高校は、市内・市外とも着実に実績が定着し、全体の合格者の約4分の1を占めている。

⑦鹿児島市内の私立高校のS2以上の実績が増加し定着している一方で、市外の私立高校のS2大が激減した。

⑧国公立大学医学部の合格者数が増加しているが、これは募集定員枠の拡大によるところが大きく、鹿児島市外の公立高校の合格者の伸びにつながっている。

S1・・・東大・京大・国立大学医学部
S2・・・東工大・一橋大・阪大
S3・・・東北・名古屋・神戸・九州

国分高校の京大1、九大2を追加しました。志学館高等部の国立大学医学部を15人から16人に変更しました。

鹿児島県内高校の国立大学実績(ラサール高校除き)

区    分

S1

S2

S3

S1

S2

S3

割合

国公立
医学部
  備  考

鹿児島市内公立高校

 55
 57
 57

 23
 27 
 27

 79
 91
 89

157
175
173

64.7
60.0
54.3
60.5
64.3
65.9
50.0
53.8
51.1

55.9%
57.2%
54.1%

32
22
32

九大医学部3
九大医学部2

鹿児島市外公立高校

  3
  4
 13

  5
  9
  9

 55
 41
 48

 63
 54
 70

 3.2
 4.2
12.4
11.9
21.4
22.0
32.5
24.3
27.6

20.6%
17.6%
21.9%

 

鹿児島市内私立高校

 19
 30
 26

  5
  6
  4

 16
 12
 20

 40
 48
 50

22.4
31.6
24.8
13.2
14.3
 9.8
10.1
 7.1
11.5

14.2%
15.7%
15.6%

13
26
24
九大医学部1
九大医学部2

鹿児島市外私立高校

  8
  4
  9

  5
  0
  1

  8
 25
 17

 21
 29
 27

 9.4
 4.2
 8.6
13.2
 0.0
 2.4
 5.1
14.8
 9.8

 7.5%
 9.5%
 8.4%

 

 85
 95
105

 38
 42
 41

158
169
174

281
306
320

 100
 100
 100
100
100
100
100
100
100
  100%
  100%
  100%
50
53
71
九大医学部1
九大医学部5
九大医学部2
注)高校ホームページを優先し、サンデー毎日特別増刊号高校の実力で補足した。
  上段が平成19年度
  中段が平成20年度
  下段が平成21年度
 鹿児島市内公立高校は、鶴丸高校が九大医学部に平成20年度3人、平成21年度2人合格しているため、S3から3人、2人減とした。 
 鹿児島市内私立高校は、志学館高校が九大医学部に平成19年度1人、平成20年度2人合格しているため、S3からそれぞれ減じた。
  
PR
URL
FONT COLOR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら