11.23.17:31
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12.15.22:06
樟南高校普通科文理コース
樟南高校普通科文理コースの入学年度別の進研模試の平均点、平均偏差値を比較してみます。
3教科の平均偏差値をみると、平成20年度入学者は7月 67.6、11月 67.4に対して、平成21年度入学者は7月 63.6、11月 63.3となっています。
7月と11月の平均偏差値でみると、平均偏差値の差は4.05(平成20年度 67.5、平成21年度 63.45)となっています。
平成20年度入学生の偏差値が明らかに高くなっています。この理由は以下に述べますが、学力差のある両学年の高校時代の学力の伸びがどのようになるのか興味があるところであり、今後の推移を見る必要があります。
平成20年度の高校入試では、鶴丸高校の倍率は1.38と高く、入試問題が易化したため、合格ラインに多くの学生が集中し、優秀な学生が不合格となっていることが散見されており、この優秀な学生層が文理コースに進学しているものと思われます。
具体的には、鶴丸高校の不合格者は平成20年度 110人、平成21年度 45人と6割減となっており、鶴丸高校不合格者の入学割合が学力に大きく影響しているものと思われます。
また、文理コースの推薦入学が実施されたのが、平成20年度からで全県から優秀な学生が入学したものと想定されます。
例年、文理コースは、鶴丸高校・甲南高校の学力が必要とされており、入学者数は、鶴丸高校、甲南高校不合格者の25%相当となっていることからも判断できます。このことが入学者数の変動に表れ、また、鶴丸高校不合格者の入学割合によって学力の変動に表れるものと思われます。
また、特に数学、英語が比較的平均偏差値が高くなっています。
さらに、平成20年度の樟南高校の入試問題が易化したため、平成20年度の合格点が40点程度上昇しており、文理コースが不合格となり、英数コースに入学した学生もおり、英数コースの高2の特別クラス(文系・理系混合クラス30人)の平均点は、甲南高校とほぼ同等となっています。
鹿児島実業高校の文理科(文理コース・英数コース)の高2年生の平均点は、甲南高校と同等と言われており、その意味でも樟南高校の2年生の学力はかなり高く、層が厚いことがわかります。
文理コースの入学者は、鶴丸高校、甲南高校の不合格者が主体と考えられ、学力は鶴丸高校、甲南高校を下回ることが想定されます。しかし、進研模試の結果をみると、平成20年度の入学者の平均点は鶴丸高校を上回り、また、平成21年度の入学者の平均点は甲南高校並となってなっています。
この理由は、推薦入学者や学区外枠(10%)で不合格となった鹿児島市外からの入学者が多いこと、さらに、文理コースの合格ラインが鶴丸高校、甲南高校の学力並に設定されていることから鶴丸高校・甲南高校の不合格者のうち文理コースに合格した者は25%~35%程度に選抜された学力層が入学しているためと想定されます。
鶴丸高校・甲南高校の学区内で不合格となり、文理コースに合格している受験者層は、公立高校入試の易化した状況下における単純ミスや公立高校入試の結果のみでは合格枠の順位にあったものの、調査書の評価で鶴丸高校・甲南高校の合格ラインを下回ったものと想定され、学力自体は高いものと考えられます。
したがって、学区内の鶴丸高校、甲南高校の不合格者といっても、文理コースに合格した受験者層は、少なくとも学力の平均でいうと鶴丸高校、甲南高校の中位レベルにあると思われます。
進研模試(高1 7月、11月 記述式)
鹿児島県公立高校入試問題の平均点
3教科の平均偏差値をみると、平成20年度入学者は7月 67.6、11月 67.4に対して、平成21年度入学者は7月 63.6、11月 63.3となっています。
7月と11月の平均偏差値でみると、平均偏差値の差は4.05(平成20年度 67.5、平成21年度 63.45)となっています。
平成20年度入学生の偏差値が明らかに高くなっています。この理由は以下に述べますが、学力差のある両学年の高校時代の学力の伸びがどのようになるのか興味があるところであり、今後の推移を見る必要があります。
平成20年度の高校入試では、鶴丸高校の倍率は1.38と高く、入試問題が易化したため、合格ラインに多くの学生が集中し、優秀な学生が不合格となっていることが散見されており、この優秀な学生層が文理コースに進学しているものと思われます。
具体的には、鶴丸高校の不合格者は平成20年度 110人、平成21年度 45人と6割減となっており、鶴丸高校不合格者の入学割合が学力に大きく影響しているものと思われます。
また、文理コースの推薦入学が実施されたのが、平成20年度からで全県から優秀な学生が入学したものと想定されます。
例年、文理コースは、鶴丸高校・甲南高校の学力が必要とされており、入学者数は、鶴丸高校、甲南高校不合格者の25%相当となっていることからも判断できます。このことが入学者数の変動に表れ、また、鶴丸高校不合格者の入学割合によって学力の変動に表れるものと思われます。
また、特に数学、英語が比較的平均偏差値が高くなっています。
さらに、平成20年度の樟南高校の入試問題が易化したため、平成20年度の合格点が40点程度上昇しており、文理コースが不合格となり、英数コースに入学した学生もおり、英数コースの高2の特別クラス(文系・理系混合クラス30人)の平均点は、甲南高校とほぼ同等となっています。
鹿児島実業高校の文理科(文理コース・英数コース)の高2年生の平均点は、甲南高校と同等と言われており、その意味でも樟南高校の2年生の学力はかなり高く、層が厚いことがわかります。
文理コースの入学者は、鶴丸高校、甲南高校の不合格者が主体と考えられ、学力は鶴丸高校、甲南高校を下回ることが想定されます。しかし、進研模試の結果をみると、平成20年度の入学者の平均点は鶴丸高校を上回り、また、平成21年度の入学者の平均点は甲南高校並となってなっています。
この理由は、推薦入学者や学区外枠(10%)で不合格となった鹿児島市外からの入学者が多いこと、さらに、文理コースの合格ラインが鶴丸高校、甲南高校の学力並に設定されていることから鶴丸高校・甲南高校の不合格者のうち文理コースに合格した者は25%~35%程度に選抜された学力層が入学しているためと想定されます。
鶴丸高校・甲南高校の学区内で不合格となり、文理コースに合格している受験者層は、公立高校入試の易化した状況下における単純ミスや公立高校入試の結果のみでは合格枠の順位にあったものの、調査書の評価で鶴丸高校・甲南高校の合格ラインを下回ったものと想定され、学力自体は高いものと考えられます。
したがって、学区内の鶴丸高校、甲南高校の不合格者といっても、文理コースに合格した受験者層は、少なくとも学力の平均でいうと鶴丸高校、甲南高校の中位レベルにあると思われます。
進研模試(高1 7月、11月 記述式)
順位 |
高校名 |
対象 | 時期 | 平均点 | 偏差値 | ||||||
3教科合計 | 国語 | 数学 | 英語 | 3教科 | 国語 | 数学 | 英語 | ||||
樟南高校普通科 文理コース |
高1 | 11月 | 173.3 | 54.7 | 57.7 | 60.9 | 63.3 | 61.6 | 61.5 | 62.0 | |
H21入学 | 高1 | 7月 | 180.6 | 66.6 | 56.3 | 57.7 | 63.6 | 61.9 | 61.8 | 62.0 | |
樟南高校普通科 文理コース |
高1 | 11月 | 192.7 | 57.9 | 62.0 | 72.8 | 67.4 | 62.1 | 65.6 | 66.8 | |
H20入学 | 高1 | 7月 | 195.5 | 55.9 | 64.9 | 74.7 | 67.6 | 62.5 | 67.5 | 65.1 |
鹿児島県公立高校入試問題の平均点
区分 |
総得点 |
国語 |
社会 |
数学 |
理科 |
英語 |
平成21年度 | 244.5 | 52.3 | 49.3 | 45.1 | 45.1 | 52.7 |
平成20年度 |
262.6 |
54.2 |
52.6 |
50.8 |
47.5 |
57.4 |
平成19年度 |
248.8 |
47.7 |
54.9 |
47.6 |
48.4 |
50.1 |
平成18年度 |
253.8 |
56.4 |
55.2 |
42.5 |
51.1 |
48.6 |
平成17年度 |
238.9 |
51.0 |
51.2 |
44.3 |
43.2 |
49.2 |
平成16年度 |
248.9 |
54.5 |
51.5 |
50.7 |
50.6 |
41.7 |
平成15年度 |
247.7 |
56.7 |
47.5 |
43.1 |
47.1 |
53.3 |
平成17~21年度公立高校不合格者数と樟南高校普通科文理コース入学者数との関係
区分 |
樟南高校
普通科文理コース
入学者数
|
受験倍率 | 不合格者数 | |||
鶴丸高校 | 甲南高校 | 鶴丸高校 | 甲南高校 | 合 計 | ||
平成21年度 | 32(25.6%) | 1.15 | 1.28 | 45 | 80 | 125 |
平成20年度 | 52(26.5%) | 1.38 | 1.30 | 110 | 86 | 196 |
平成19年度 | 29(25.9%) | 1.18 | 1.20 | 53 | 59 | 112 |
平成18年度 | 47(25.1%) | 1.25 | 1.38 | 72 | 115 | 187 |
平成17年度 | 54(23.3%*) | 1.38* | 1.42* | 110* | 121* | 231 |
( )は、鶴丸高校・甲南高校不合格者の合計に対する入学者の割合
平成17年度から平成19年度は、高2、高3の在籍者数で、高2における英数コースから文理コースのクラス替え数名を含んでいる。
米:平成17年度の受験倍率は、志願時点の数値(受験辞退者含む)
鹿児島県公立高校得点分布状況
※分布割合より試算
平成17年度から平成19年度は、高2、高3の在籍者数で、高2における英数コースから文理コースのクラス替え数名を含んでいる。
米:平成17年度の受験倍率は、志願時点の数値(受験辞退者含む)
鹿児島県公立高校得点分布状況
区分 |
受検者数 |
平均 |
400点 以上 の人数 |
400点以上 の割合(%) |
360点以上 の人数 |
360点以上 の割合(%) |
350点以上 の人数 |
350点以上 の割合(%) |
平成21年度 | 12,749 | 244.5 | 35 | 0.27 | 806 | 6.32 | ※1,209 | 9.48 |
平成20年度 |
13,498 |
262.6 |
274 |
2.03 |
1,959 |
14.51 |
※2,474 |
18.33 |
平成19年度 |
13,610 |
248.8 |
211 |
1.55 |
1,321 |
9.71 |
※1,749 |
12.85 |
平成18年度 |
13,885 |
253.8 |
270 |
1.94 |
1,629 |
11.73 |
- |
- |
平成17年度 |
14,629 |
238.9 |
69 |
0.47 |
883 |
6.04 |
- |
- |
平成16年度 |
15,273 |
248.9 |
180 |
1.18 |
1,371 |
8.98 |
- |
- |
平成15年度 |
16,533 |
247.7 |
175 |
1.06 |
1,449 |
8.76 |
- |
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