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  • 11/23/21:25

05.22.06:36

平成31年度の鶴丸高校の国公立大学合格実績(その2)

平成31年度のトピックスとしては、昨年度に引き続き東大合格者が9人と一桁になったことと、現役合格者は平成30年度1人、平成31年度3人と全体の合格者数、現役合格者数とも最低レベルになったことです。
 
全体としては、平年並みの合格実績ということではないでしょうか。

国公立大学の合格者数は、平成31年度は268人で、現役160人、浪人108人となっています。
平成22年度以降の現役と浪人の合格者数は、以下の表のとおりです。
合格者の最多は平成27年度の270人、最少は平成24年度の221人です。
現役合格者の最多は平成31年度の160人、最少は平成24年度の106人です。
浪人合格者の最多は平成25年度の131人、最少は平成28年度の105人です。

したがって、平成31年度は、現役合格者が例年に比較して30人程度多くなっています。
これは、センター試験の見直しを背景に、安全志向が高まった結果と思われます。

一方、浪人生は平成31年度は108人と少ない状況でしたが、過去の合格者数を見ると、105人から131人が合格しており、平均すると116人の浪人生が国公立大学に合格していることになります。
浪人生の進学先として、もともと私立大志望で早稲田、慶応といった有名私立大に進学する者や東大・京大・旧帝大等難関国公立大学を不合格となって早稲田、慶応に進学する者、医歯薬系の国公立大学を不合格となって医歯薬系の私立大学に進学する者がいると思われ、さらに、現役で国公立大学の後期で合格したものの浪人した者をいるとと思われ、全体として考えると116人+アルファが浪人しているものと思われます。

このアルファは、現状では推測の域を出ませんが、30人程度と想定すると、全体では150人程度、つまり、卒業生の約50%が浪人しているのではないかと思われます。

区分 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31
現役 112 132 106 117 127 153 133 132 132 160
浪人 110 125 115 131 107 117 105 118 125 108
小計 232 257 221 248 234 270 238 250 257 268


S3以上の大学について見ると、現役・浪人を合わせた合格者数は90人~129人と大きな差があり、平成24年度が最低となっています。
平成30年度は、旧帝大と医学部の重複を除くと、108人となっています。
平成31年度は、旧帝大と医学部の重複を除くと、114人となっています。
現役の合格者数は、36人~60人と大きな幅があり、平成24年度が最低となっています。
また、平成27年度が60人、平成28年度が64人と最高となっています。
平成30年度は47人、平成31年度は53人となっています。
また、浪人生の合格者数は、53人~77人と幅があり、平成30年度が最低となっています。
平成30度は53人、平成31年度は61人となっています。

平成20年度以降の鶴丸高校の国公立大学合格実績の現役、浪人別に区分してみました。

S3大学以上の合格者数を見ると、現役が合格者に占める割合(現役占有率)は、39.6%~53.3%となっています。つまり、現役と浪人の比率は各年度とも概ね4:6~5:5となっています。
平成28年度は、現役占有率が53.3%と最高となっています。
平成29年度44.2%、平成30年度42.7%、平成31年度46.5%と若干上がりました。
  
S1大学(東大・京大・医学部医学科)の合格者数を見ると、現役・浪人を含んだ合格者数は35人~62人と幅があり、平成24年度が最低で、特に医学部医学科が16人と少なくなっています。
平成30年度は48人(重複する九大医学部除き46人)、平成31年度は53人(52人)となっています。

S1大学の合格者数のうち現役合格者数は11人~21人と幅があり、平成24年度が最低の11人となっています。また、現役が占める割合(現役占有率)は、26.0%~50.0%となっています。
平成30年度は17人(現役占有率35.4%)、平成31年度20人(37.7%)となっています。


九大について見ると、現役占有率は43.2%~73.0%と幅があり、平成26年度が最低となっています。
 
なお、平成24年度のS3以上の大学合格者数が大幅に減少したのは、現役の合格者が最も少なく、浪人の合格者数も最低だったためということとなります。

 
 
鶴丸高校の国公立大学現役合格(現役・浪人区分)実績
年度















































2019 9 7 37 53 30 83 6 1 14 21 7 1 2 10 114 
【113】
268 315
H31 現役 3 3 14 20
 (37.7)
18
  (60.0)
38 4 1 7 12 3 0 0 3 53
  (46.5)
160
 (59.7)
浪人 6 4 23 33 12 45 2 0 7 9 4 1 2 7 61 108
2018 9 6 33 48 41 87 2 3 9 14 6 2 1 9 110 
【108】
257 307
H30 現役 1 2 14 17
(35.4)
24
 (58.5)
41 1 0 2 3 2 1 0 3 47
(42.7)
132
(51.4)
浪人 8 4 19 31 17 46 1 3 7 11 4 1 1 6 53 125
2017 12 6 32 50 36 86 1 4 16 21 2 1 3 6 113  250 311
H29 現役 5 2 12 19
(38.0)
20
 (55.6)
39 0 0 9 9 1 1 0 2 50
(44.2)
132
(52.8)
浪人 7 4 20 31 16 47 1 4 7 12 1 0 3 4 63 118
2016 14 11 31 56 36 92
【90】
2 3 11 16 10 1 3 14 122
【120】
238 314
H28 現役 5 2 12 19
(33.9)
24
(2)
(66.7)
53 1 1 4 6 5 0 0 5 64
(53.3)
133
(55.9)
浪人 9 9 19 37 12 49【47】 1 2 7 10 5 1 3 9 68
【66】
105
2015 10 8 30 48 47 95
【94】
1 1 13 15 4 1 5 115
【114】
270 304
H27 現役 6 3 12 21
(43.8)
32
(1)
(68.1)
53 0 0 6 6 1 0 1 60
(52.6)
153
(56.7)
浪人 4 5 18 27 15 42
【41】
1 1 7 9 3 1 4 55
【54】
117
2014 13 7 28 48 37 85 0 3 12 15 5 1 3 9 109 234 314
H26 現役 4 2 12

18
(37.5)

16
(43.2)
34 0 0 7 7 2 0 2 4

45
(41.3)

127
(54.3)
浪人 9 5 16 30 21 51 0 3 5 8 3 1 1 5 64 107
2013 10 6 37 53 29 82 6 5 14 25 3 1 1 5 112 248 306
H25 現役 3 2 14 19
(35.8)
15
(51.7)
34 4 1 8 13 1 0 0 1 48
(42.9)
117
(47.2)
浪人 7 4 23 34 14 48 2 4 6 12 2 1 1 4 64 131
2012 12 7 16 35 37
(1)
72
【71】
3 7 4 14 4 1 0 5 91
【90】
221 310
H24 現役 5 1 5 11
(31.4)
19
(51.4)
30 1 1 2 4 1 1 0 2 36
(39.6)
106
 (48.0)
浪人 7 6 11 24 18 42
【41】
2 6 2 10 3 0 0 3 55
【54】
115
2011 25 6 31 62 37
(1)
99
【98】
4 4 14 22 2 4 3 9 130
【129】
257 311
H23 現役 8 3 8 19
(30.6)
27
(73.0)
46 2 0 6 8 1 0 0 1 55
(42.6)
132
 (51.4)
浪人 17 3 23 43 10 53
【52】
2 4 8 14 1 4 3 8 75
【74】
125
2010 15 4 32 51 48 99 7 2 15 24 1 3 2 6 129 
【129】
232 306
H22 現役 5 1 9 15
(29.4)
24
(50.0)
39 0 1 8 9 1 1 2 4 52 
(40.3)
112
 (48.3)
浪人 10 3 23 36 24 60 7 1 7 15 0 2 0 2 77 110
2009 14 4 24 42 45
(2)
87
【85】
7 2 12 21 1 3 3 7 115 
【113】
244 310
H21 現役 7 2 12 21
(50.0)
26
(57.8)
47
浪人 7 2 12 21 19 40
【38】
2008 22 6 22 50 47
(3)
97
【94】
7 4 10 21 2 0 2 4 122 
【119】
259
【256】
312
H20 現役 8 1 4 13
(26.0)
34 47
浪人 14 5 18 37 13 50
【47】
【 】は、旧帝大医学部医学科重複分を削除した合格者数
(  )は、旧帝大医学部医学科合格者数 
 データ:教育かわら版のデータ、毎日サンデー、鶴丸高校広報誌「鶴信」による。


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05.18.20:00

平成31年度鶴丸高校の国公立大学合格実績(その1)

 
鶴丸高校は、鹿児島県内公立高校の中で難関国公立大学の進学実績が最も高く、名実ともに県内公立高校トップの進学校となっています。


平成31年度の国公立大学の合格実績は、高校のホームページに掲載され、以下のとおりとなっています。

(難関国公立大学)
難関国公立大学の合格者数は、東大、京大が若干減少気味ですが、医学部医学科や他の旧帝大の合格の実績により、全体としては横ばい傾向となっています。
区分 H26 H27 H28 H29 H30 H31
東大 13 10 14 12
京大 11
難関国公立大※ 104 112 120 113 111 112
卒業生数に占める割合 33.1% 36.8% 38.2% 36.3% 36.2% 35.6%
※旧帝大+一橋大+東工大+国公立大学医学部(旧帝大と医学部の重複は除く)
  
  
      
  
平成31年度の難関大学合格者の卒業生数に占める割合は、平成27年度以降の実績並みとなっています。
  
  平成15年度~平成31年度の国公立大学の合格実績について分析してみます。

【卒業生数】
  毎年度の卒業生数は、募集定員枠の段階的縮小に伴い減少しています。

平成15年3月、平成16年3月の卒業生の定員枠400人に対して、卒業生数は396人、399人となっています。留年生もいると思いますが、平成15年卒業年次では4人、平成16年卒業年次では1人が退学・転校している可能性があります。

平成17年3月~平成19年3月の卒業生の定員枠360人に対して、卒業生数は360人、357人、351人となっています。留年生もいると思いますが、平成17年卒業年次では0人、平成18年卒業年次では3人、平成19年卒業年次9人が退学・転校している可能性があります。

平成20年3月~平成26年3月の卒業生の定員枠320人に対して、卒業生数は312人、310人、306人、311人、310人、306人、314人、304人、314人となっています。留年生もいると思いますが、平成20年卒業年次では8人、平成21年卒業年次では10人、平成22年卒業年次では14人、平成23年卒業年次では9人、平成24年卒業年次では10人、平成25年卒業年次では14人、平成26年卒業年次では6人、平成27年卒業年次では16人、平成28年卒業年次では6人、平成29年卒業年次では9人、平成30年卒業年次では13人、平成31年卒業年次では5人が退学・転校している可能性があります。

退学・転校の比率が1%から5%程度まで増加しているように見えます。

鶴丸高校の平成15年度~平成29年度の卒業生数
年度 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31
定員 400 400 360 360 360 320 320 320 320 320 320 320 320 320 320 320 320
卒業生数 396 399 360 357 351 312 310 306 311 310 306 314 304 314 311 307 315
4 1 10 3 9 8 10 14 9 10 14 6 16 6 9 13 5

 
【難関国公立大学(旧帝大+一橋大+東京工業大+国公立大医学部医学科)の合格者数】
平成15年度~平成31年度の難関国公立大学の合格者数を見てみると、平成24年度が難関国公立大学、国公立医学部医学科、国公立大合格者数とも最も少なくなっています。
この最低となった理由については、後日分析したいと思います。

鶴丸高校の過去の実績について整理すると下記のようになります。

今回は、現役・高卒合格者数合計で分析してみました。

【旧帝大+一橋大+東京工業大の合格者数】
旧帝大+一橋大+東京工業大の合格者数は、定員320人となった平成20年3月卒業生以降、90人以上となっていましたが、平成24年度以降70人台と大きく減少しています。
平成27年度は84人と80人台に回復し、平成28年度・平成29年度も81人と80人台をキープしていますが、平成30年度は75人、平成31年度は72人に低下しました。

  
【旧帝大+一橋大+東京工業大の合格者数と卒業生に対する割合】
①過去14カ年の合格者数でみると、平成24年度は71人となっており過去最低となっています。また、平成23年度の98人に比較して27人減少しています。
②過去14年間の卒業生数に対する割合は、平成23年度31.5%に対して平成24年度は22.9%と大幅に減少しています。
その後、徐々に上昇傾向になり、平成27年度は27.6%まで回復しています。
平成30年度は24.3%、平成31年度は22.9%となっています。

 【旧帝大+一橋大+東京工業大+国公立大医学部医学科の合格者数と卒業生に対する割合】
①最近は各年度とも安定して合格者を出していましたが、平成24年度は激減し、平成15年度以降最低水準となっています。
②旧帝大+一橋大+東京工業大+国公立大学医学部医学科の合格者数は、平成16年度から平成23年度までは、最低でも104人以上をキープし、定員数が減少した中で平成22年度・23年度は120人台まで回復しましたが、平成24年度は86人と3分の2まで減少しました。
③旧帝大+一橋大+東京工業大+国公立大学医学部医学科の合格者数の割合はH24年度27.7%(H23 41.2%、H22 41.2%)で約20%減少しており、その割合からみると過去14年間では平成19年度並みの低いレベルとなっています。
H25年度以降は、35%程度をキープしています。
H30年度は34.5%、平成31年度は34.2%になっています。

 【国公立大学医学部医学科の合格者数】

①過去8年間で毎年22人以上が合格していましたが、平成24年度は16人まで激減しています。平成25年度~平成29年度は例年並みに増加しています。
②卒業生数に対する割合は、平成24年度5.2%で過去11年間で最低となっています。
③平成22年度以降、24年度を除き、合格者が30人を越えていますが、これは鹿児島大医学部医学科などの定員枠の増加(地域医療枠)に起因しているものと想定されます。

平成24年度は現役合格や浪人して合格し、卒業生の22.9%が旧帝大+一橋大+東京工業大に、5.2%が国公立大学医学部に合格し、合わせた27.7%の卒業生が難関大学に合格することとなります。

【各大学の合格者数】
東京大は、募集定員枠400人の平成15年度、平成16年度の平均は19.5人対して、募集定員枠360人の平成17年度~平成19年度の平均は19.3人と同等レベルでしたが、募集定員枠の平成20年度以降の平均は14.7人と4人程度低下しています。
平成24年度以降は10人から14人とさらに4~5人減少しています。
平成30年度・平成31年度は、9人と近年では最低となっています。

京都大は、同じ募集定員の平均は、6.5人、6.3人、6.5人とほぼ横ばいです。

九州大は、同じ募集定員の平均は、39.5人、41.7人、39.3人とほぼ同等です。

【その他】

①平成20年度の旧帝大+一橋大+東京工業大の合格者数の卒業生数に対する割合は、31.7%になっていますが、平成19年度の国公立大学医学部の合格者が増加した一方で、旧帝大+東工大+一橋大の合格者が20名以上減少しており、定員360人の最後の年度の平成19年度卒業生が翌年度各大学に合格したため、平成20年度は例年に比較して浪人の割合が高くなり、浪人生が多く合格した結果、卒業生に対する合格者の割合が高くなったものと推定されます。
③平成17年度も30.3%に達していますが、平成20年度と同様、定員が400人の最後の年度の平成16年度卒業生が翌年度大学に合格して、割合が高くなったものと想定しています。

学校新聞「鶴信」では、平成23年度の国公立大学医学部の合格者数は32人となっていますが、ここではサンデー毎日、週刊朝日の数字31人で整理しています。今後、変更する可能性があります。
 
 

   鶴丸高校の国公立大学合格実績(平成15年度~平成31年度)
 
 

04.18.21:21

平成31年度鹿児島県内高校の国公立大学医学部医学科合格実績

平成31年度鹿児島県内高校の国公立大学医学部医学科合格実績が、サンデー毎日や週刊朝日に掲載されました。鹿児島県内高校の合格実績は以下のとおりとなっています。

今回は、サンデー毎日のデータを記載します。

ラ・サールは、昨年度の86名から68名に減少しています。
鶴丸は、昨年度の34名から37名に増加しています。
志學館高等部は、昨年度の10名から5名に減少しています。
甲南は、今年度九大に2名が合格しています。

今後ともデータの収集を図っていきたいと思います。

                      サンデー毎日   (  )は現役者数
高校名 合格者数 合格大学
ラ・サール 68(34) 東大1 名大2 阪大1 九大14 東京医科歯科大4 筑波大1 千葉大3
神戸大3 山梨大2 岐阜大1 滋賀医科大1 岡山大1 広島大2 山口大2
香川大1 愛媛大1 長崎大4 熊本大4 大分大3 宮崎大3 鹿児島大10
福島県立医科大1 名古屋市立大1 奈良県立大2  
鶴丸 37 九大1 筑波大2 鳥取大1 熊本大1 鹿児島大32
志學館高等部 5 佐賀大1 鹿児島大4
甲南 4 九大2 鹿児島大2
樟南 2 九大1 長崎大1
楠隼 2 宮崎大1 鹿児島大1
加治木 2 鹿児島大2
鹿児島修学館 2 鹿児島大2
加世田 1 鹿児島大1
川内 1 鹿児島大1
与論 1 鹿児島大1
池田学園池田 1 鹿児島大1
鹿児島第一 1 鹿児島大1
鹿児島中央 1 鹿児島大1
尚志館 1 鹿児島大1
れいめい 1 鹿児島大1

04.01.22:07

平成31年度楠隼高校大学合格実績

平成31年度の各高校の大学合格実績が発表されつつあります。
今回は、楠隼高校の大学合格実績について掲載します。

平成31年度は、難関大学には医学部医学科の鹿児島大学、宮崎大学、大阪大学、名古屋大学、岐阜薬科大学に5名が合格しています。

卒業年次でみると、平成30年度卒業生は32名中国公立大学に現役14名、浪人7名の21名が合格しており、難関国公立大学には現役で東京大学2名、岐阜薬科大学1名、浪人で宮崎大学医学部医学科1名、大阪大学1名の5名が合格しています。

平成31年度卒業生は、30名中国公立大学に現役で12名が合格し、難関国公立大学に鹿児島大学医学部医学科1名、名古屋大学1名、岐阜薬科大学1名の3名が合格しています。
また、推薦入試では、鹿児島大学医学部医学科、名古屋大学、岐阜薬科大学、横浜市立大学に合格し、私立大学では中央大学に3名が合格しています。
推薦入試の対応もしっかりしているようです。
また、海外の大学にも合格しています。


(平成31年度)
区 分 大学・学部・学科 合格者数
国公立大学
現12 名
浪 7 名
・鹿児島大学(医医)
・宮崎大学(医医)
・名古屋大学(理)
・横浜国立大学(教育)
・横浜国立大学(教育)
・大阪大学(外国語)
・愛媛大学(工)
・九州工業大学(工)
・鹿児島大学(教育・工・法文)
・鹿児島大学(法文)
・琉球大学(工)
・岐阜薬科大学(薬)
・横浜市立大学(国際教養)
・釧路公立大学(経済)
・高崎経済大学(地域政策)
・長崎県立大学(経営)
1 名
(1 名)
1 名
1 名
(1 名)
(1 名)
(1 名)
(1 名)
4 名
(1 名)
1 名
1 名
1 名
1 名
(1 名)
1 名
私立大学
現35 名
浪 3 名
・国際医療福祉大学(医医)
・明治大学(政治経済)
・立教大学(経済)
・中央大学(法・経済)
・日本大学(文理・危機管理)
・武蔵野大学(経営)
・亜細亜大学(法・経営)
・東京電機大学(工)
・芝浦工業大学(シス理工)
・大東文化大(法・経済)
・神奈川大学(経済)
・城西国際大学(観光)
・近畿大学(文芸)
・関西学院大学(社会)
・大阪学院大学(法)
・大阪物療大学(保健医療)
・奈良大学(文)
・福岡大学(経済)
・九州産業大学(芸術・経済)
・久留米大学(法)
・崇城大学(工・情報)
・立命館アジア大学(国際経営)
・鹿児島国際大学(経済・社会福祉)
・第一工業大学(工)
1 名
(1 名)
(1 名)
3 名
2 名
(1 名)
2 名
1 名
2 名
2 名
1 名
1 名
1 名
1 名
1 名
1 名
1 名
2 名
2 名
2 名
2 名
3 名
3 名
1 名
大学校 1名 ・防衛大学校(理工) (1 名)
その他 3 名 ・北京大学医学部留学プログラム
・NCN 米国大学機構
・日本モータースポーツ専門学校
1 名
1 名
1 名


(平成30年度)
区 分 大学・学部・学科 合格者数
国公立大学
14 名
・東京大学(理Ⅰ・理Ⅱ)
・千葉大学(理)
・広島大学(教育)
・信州大学(繊維)
・茨城大学(人文社会)
・長崎大学(工)
・鹿児島大学(工・水産)
・宮崎大学(地域資源)
・首都大学東京(経済経営)
・岐阜薬科大学(薬)
・下関市立大学(経済)
・北九州市立大学(経済)
2 名
1 名
1 名
1 名
1 名
1 名
2 名
1 名
1 名
1 名
1 名
1 名
私立大学
12 名
・中央大学(経済)
・法政大学(理工)
・同志社大学(経済)
・近畿大学(農)
・日本歯科大学(新潟生命歯)
・西南学院大学(商・国際文化)
・立命館アジア大学(国際経営)
・日本文理大学(工)
・鹿児島国際大学(経済・福祉社会・国際文化)
1 名
1 名
1 名
1 名
1 名
2 名
1 名
1 名
3 名
大学校2 名 ・防衛大学校(理工)
・水産大学校(生物生産)
1 名
1 名


03.22.23:05

平成31年度鹿児島県内高校の東京大学合格実績

鹿児島県内高校の東京大学の合格実績について掲載します。
平成19年度以降の合格実績は以下の表のとおりです。

鹿児島県内高校の合計の合格者数は、43人で平成27年度に次いで少ない年でした。
合格者を輩出した高校が、ラ・サール、鶴丸の2校になったのは平成19年度以降では初めてです。
ラ・サール以外の合格者数は、9人と平成19年度以降最低となりました。これはおそらく過去50年でも最低ではないかと思います。

鶴丸は昨年9人で一桁台となり、しかも現役の合格者が1名と少ない年でした。
このため、本年度は巻き返しが期待されましたが、合格者は9人と同じで、現役の合格者が若干増え3人となりました。

来年度は、本年度の結果を反省し、努力してもらいたいと思います。

                           (  )現役  ※推薦入試1人
 
  

03.20.21:07

平成31年度鹿児島県内高校の東京大学合格状況

国公立大学の前期日程の合格発表が行われ、残すは後期日程のみです。

東京大学は後期日程がないため、既に合格者は確定しています。

平成31年度の合格者者は、ラサール高校の34(現役21)、鶴丸高校の9(現役3)のみです。

この2校以外の合格が出なかった年は、平成19年度以降ではありませんでした。

東京大学入試の第一選抜では、鹿児島県内の会場でセンター試験を受けた生徒のうち、109人が合格しています。

したがって、現役組の24人は鹿児島県内の会場で受験したものと思われますので、残りの浪人生の鶴丸高校6人が鹿児島県内で受験したと想定すると、ラサール高校13人の3分の1の4人が鹿児島県で受験したと想定すると、鹿児島県内のセンター試験の会場で受験し、合格した人数は34人となります。

つまり、第一次選抜からの合格率は31.2%(34/109)となります。

ラサール高校の合格率は、34.4%(21/62)
鶴丸高校の合格率は、  16.7%(3/18)     と想定しています。


 第一次選抜合格者数(鹿児島県内センター試験会場)

年度 2012 2014 2015 2016 2017 2018 2019
合計 150 92 108 122 130 139 109
文Ⅰ 21 12 23 26 25 21 18
文Ⅱ 16 9 11 14 15 21 12
文Ⅲ 21 18 一次選抜なし 13 20 17 15
理Ⅰ 47 28 38 30 38 43 33
理Ⅱ 28 16 25 28 25 25 24
理Ⅲ 17 9 11 11 7 12 7


2019年度東大入試第一次選抜合格者数(鹿児島県内会場)

試験コード 文Ⅰ 文Ⅱ 文Ⅲ 小計 理Ⅰ 理Ⅱ 理三 小計 合計
受験
者数
受験校
想定
119701鹿大法文 1   1 1
635
甲南 
119702  県短大           1 1
222 
 
119703鹿大教育 1 1 1
610 
119704鹿大理工 2 1 4 7 3 8 11 18
1025 
鶴丸
119705鹿大農学    
720 
119706鹿大水産  2     2
248 
119707鹿大医学 11 7 6 24 24 9 5 38 62
585 
ラ・サール、中央
119708鹿大歯学 1 2 4 7 4 7 11 18
250 
119709志學館大 1 1 1
 285
119710大島高校  1     1         1
364 
小計 18 11 14 43 32 24 6 62 105
4944 
119801鹿屋体大          
 513
楠隼、鹿屋
                   
 
382301鹿国際大  
562 
382501第一工大   1 1 1
435 
鹿児島第一
390101純心女大 1 1 2   2
441 
川内、れいめい
小計 1 1 2 1 1 2 4
1951 
合計 18 12 15 45 33 24 7 64 109
6895


 

03.02.20:12

平成31年度甲南高校の最終倍率

平成31年度の甲南高校の最終出願倍率が公表されました。

最終倍率は、1.45となっています。

 昨年8月に予想倍率を1.45と予想していましたが、そのとおりとなりました。
 
7月の志望調査である程度、予想ができるようです。

(8月時点予想)
平成31年度の甲南高校の受験倍率を試算してみました。


鶴丸高校と同様に平成20年度から平成30年度の県内中学校卒業予定者の進路希望状況と受験者数から予想しています。
過去の動向を見つつ予想してみました。

(甲南高校)
平成30年7月時点の希望者は775人で、大幅に増加した平成29年に比較して、さらに29人増加となっており、学区外枠は19人増となっています。
平成20年度以降で最高の希望者数となっています。
スパーグローバルスクールに指定され、英語等に力を入れており、このため、女子の希望者が多くなっており、昨年から大幅に希望者数を増やしています。

 
    
(平成31年度予想倍率)
     平成30年度は、最終受験倍率が1.43と平成29年度の倍率1.30を大きく上回りましたが、さらに希望者数が増加しました。 

 
希望者数
区分 H27年度 H28年度 H29年度 H30年度 H31年度
学区内 618 671 658 746 775
一定枠(学区内)内数 58 72 78 71 90
 

  過去11カ年(H20~H30)は、希望者数に対して実際の受験者数は35.1%~44.4%減少しています。
   鶴丸高校の希望者の受験者減少率は、29.0%~37.0%であることから、甲南高校の減少率のほうが6.1%~7.4%大きいことがわかります。
   つまり、鶴丸高校では、約63~71%の希望者が受験するのに対して、甲南高校は56~65%が数字上受験することとなっています。
  
 過去11年間の実績から平成31年度の予想倍率は、過去の倍率から試算すると1.49~1.75とかなりの幅のある値が試算されます。
 7月時点の希望者数と最終受験者数の比率は、平成20年度は64.2%に対して、平成21年度61.1%、平成22年度59.1%、平成23年度55.6%、平成24年度62.4%、平成25年度63.1%、平成26年度59.5%、平成27年度64.9%、平成28年度58.4%、平成29年度56.7%、平成30年度55.4%となっています。
過去3か年は、50%台となっています。

これをもとに、推定受験倍率を求めると1.49~1.75倍となりますが、特に、過去3年間の受験率から想定すると、1.49~1.57倍となります。
平成30年度の最終受験倍率は、1.43倍と高かったため、また、学区外希望者数は90人と多いため、平成30年度より出願校を変更する生徒が多くなると想定され、1.49倍を下回るものと想定しています。

したがって、平成30年度より若干高い、1.45倍程度と想定しています。




02.26.23:46

平成31年度鶴丸高校の最終倍率

平成31年度の鶴丸高校の最終出願倍率が公表されました。

最終倍率は、1.19となっています。
最近では、最低の倍率となっています。
推薦入試合格者数は例年推薦入試枠32人を下回っていましたが、今年は推薦合格者が33人と推薦枠32人より1人多くなっています。

昨年8月に予想倍率を1.26と予想していましたが、20人程度少なくなりました。
7月の志望者数が520人程度と少ない場合、上振れ、下振れの傾向がありましたが、平成21年度に近い状態となりました。(平成20年度は倍率が高く、翌年度の平成21年度は倍率が大きく下がった年です。)

結果的にいうと、平成20年度~平成30年度の相関式に平成31年度87月の志望者数512
人を入れると、1.18となり、相関式と同等の倍率であったことがわかります。
 
平成31年度の鶴丸高校の予想倍率を7月時点の希望者数から推計しました。

過去の予想倍率と最終倍率の推移は以下のとおりです。
平成29年度、平成30年度は、ほぼ予想通りの倍率となりました。
年度 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31
予想倍率 1.38 1.38 1.25 1.26 1.26
最終倍率 1.23 1.30 1.41 1.27 1.24 1.31 1.25 1.28 1.19
0.14 0.07 0.00 -0.02 -0.07



 平成20年度から平成30年度の希望者数と最終受験倍率の相関をとってみると以下のグラフになります。
このうち、相関式との差があるのが、平成21年度1.15倍、平成25年度1.41倍、平成27年度1.24倍、平成28年度1.31倍、平成29年度1.25倍、平成30年度1.28倍です。
つまり、平成25年度以降の6カ年のうち、5か年が上下に倍率が変動していることがわかります。これは、出願手続きが変更となったことと関係があるのではないかと思います。
平成28年度が上振れしたのは、前年度の平成27年度に大きく下振れしたため、下振れを予想して、希望校通り出願した生徒が多かったのではないかと思います。
平成29年度が上振れしたのは、前年度の平成28年度に大きく上振れしたため、下振れを予想して、希望校通り出願した生徒が多かったのではないかと思います。


相関式から計算すると、平成31年度希望者数512人は、平成30年度の510人とほぼ同じです。
したがって、平成31年度の最終倍率は、平成30年度と同様、相関式より上振れすると思われますが、若干昨年の倍率が高くなったため、志望校の変更が若干多くなり、受験最終倍率は昨年を下回り1.26倍となるのではないかと想定します。
 
 なお、上振れは、平成25年度0.06倍、平成28年度0.04倍となっていることから、最終受験倍率は1.25~1.27倍となることが想定されます。

したがって、希望者数が少なく上振れ傾向が平成28年度より高くなると想定し、最終受験倍率は1.26倍と想定します。
 
 

      
 

02.23.23:16

平成31年度京都大学推薦入試(特色・AO入試)状況

京都大学は、東京大学と同様、平成28年度入試から推薦入試を開始しています。
平成31年度の入試状況がわかりましたので、掲載します。

 一昨年は鹿児島県では甲南高校が1名合格していますが、2年連続で今年は合格者はいません。


(サンデー毎日から抜粋)

 




2016年度推薦入試(昨年度)

02.20.06:45

平成31年度京都大学の推薦入試

京都大学も東京大学と同様、2016年度入試から特色入試の推薦入試を実施しています。
各学部、学科によって、試験実施方法は異なりますが、東京大学と違って学力の基礎を担保するため、センター試験の受験を義務付けています。

概要

京都大学の特色入試では、書類選考(「調査書」「学業活動報告書」「学びの設計書」など)と、各学部が定める方法(学力型AO、推薦、後期日程※)で選考が行われます。
なお、医学部医学科を除き、センター試験の受験は必須です。 ※後期日程は法学部のみ

アドミッション・ポリシーによると、京都大学は入学希望者に基礎的な学力として以下のような能力を求めています。 (1)高等学校の教育課程の教科・科目の修得により培われる分析力と俯瞰力(2)高等学校の教育課程の教科・科目で修得した内容を活用する力(3)外国語運用能力を含むコミュニケーションに関する力

京都大学ではいわゆる学力に加えて、さまざまな角度からの選抜を考えていることがわかります。

募集人員と試験実施方式

学部・学科・コース名募集人員試験実施方式
総合人間学部 5名 学力型AO
文学部 10名 学力型AO
教育学部 6名 学力型AO
法学部 20名 後期日程
経済学部 25名 学力型AO
理学部 5名 学力型AO
医学部 医学科 5名 推薦
人間健康科
学科
先端看護科学コース 20名 学力型AO
先端リハビリテーション科学コース
(理学療法学講座)
5名
先端リハビリテーション科学コース
(作業療法学講座)
5名
薬学部 薬科学科 3名 学力型AO
薬学科 3名
工学部 地球工学科 3名 推薦
建築学科 2名
物理工学部 5名
電気電子工学科 7名
情報学科 3名
工業化学科 7名
農学部 資源生物科学科 3名 学力型AO
応用生命科学科 3名
地域環境工学科 3名
食料・環境経済学科 3名
森林科学科 3名
食品生物科学科 3名
  • ※法学部を除き、選考の結果によっては合格者数が募集人員に満たない場合がありますが、その欠員分は一般入試(前期日程試験)の募集人員に加えます。
  • ※法学部を除き、学部・学科間の併願はできません。
  • ※国公立大学(独自日程で入学者選抜を行う公立大学・学部を除く)の推薦入試(大学入試センター試験を課す場合、課さない場合を含めて)への出願は1つの大学・学部に限ります。
  • ※特色入試に出願できるのは、合格した場合に入学することが確約できる人に限ります。
  • ※京都大学の特色入試に出願した場合でも、分離分割方式の「前期日程」の大学・学部等から1つ、「後期日程」の大学・学部等から1つの合計2つの大学・学部等(特色入試の「法学部」に出願した場合は「前期日程」の大学・学部等から1つのみ)に出願することができます。
  • ※特色入試の合格者は、京都大学の定める入学辞退手続きにより入学の辞退を許可された場合を除いて、ほかに出願済みの国公立大学・学部を受験しても、その大学の合格者となりません。

02.19.22:56

平成31年度東京大学推薦入試高校別合格者数

平成31年度東京大学推薦入試高校別合格者数がサンデー毎日に掲載されていましたので掲載します。
鹿児島県内では、ラ・サール高校が1人理学部に合格しています。

平成28年度、鹿児島県内の高校の合格者はいません。
平成29年度、甲南高校が1人、鹿児島県内高校初の推薦入試合格者を出しています。
平成30年度、甲南高校は2年連続、ラ・サール高校、池田学園池田高校が各1人が推薦入試合格者を出しています。 

 

02.17.10:04

平成31年度東京大学推薦入試状況

東京大学は、平成28年度入試から後期日程の入試を廃止し、推薦入試を導入します。

平成31年度の出願状況が気になるところでしたが、2月13日に東京大学が公表しました結果をみると、昨年と同様、合格者は66人(H30 69人)と年々少なくなっています。

出願者数や出願校数は徐々に増えていますが、合格者数は徐々に少なくなっています。

やはり、推薦の条件が厳しいようです。


平成28年度、鹿児島県内の高校の合格者はいません。
平成29年度、甲南高校が1人、鹿児島県内高校初の推薦入試合格者を出しています。
平成30年度、甲南高校は2年連続、ラ・サール高校、池田学園池田高校が各1人が推薦入試合格者を出しています。 

平成31年度の高校別推薦入試合格者数は、確認次第掲載したいと思います。


平成29年度、甲南高校が1人、鹿児島県内高校初の推薦入試合格者を出しています。
 

1 出願期間:平成30 年11 月1日 ~6日

2 出願状況(受領通数) 平成 30 年11 月12日現在      出願者数の上段 平成30年度

3 第1次選考合格発表 平成 30 年12 月1日

4 合格発表      平成 31 年  2月13日 

      下記表の最上段 平成31年度 最下段 28年度
学部・科
募集人員 出願者数
(受領通数)
第一次選考
合格者数
合格者数
法学部                  10人程度  22  
 26
  25 
 24
  16
  18  
   25
   24
 10
    11   
  13 
 14
経済学部                  10人程度      2 
         10     
        14    
       7
       1
         6  
        6 
     7
     1
       4  
      3 
     4
文学部                  10人程度     8 
       18      
   13     
   10
  7
      10    
    10
    10
     3
       5  
     4
     3
教育学部                      5人程度   24  
       11     
   6
      9
 12 
    7
         5  
       6
  8
     6
     5
     4
教養学部                      5人程度   23    
          24       
         24      
   17
 11
    12
       5
    11
  4
      5 
   1
      2
工学部                 30 人程度   48   
    43      
   42     
   47
  42 
  39    
   38  
 44
  22
  16
  23  
   24
理学部                  10人程度    32 
       24       
   25     
   32
  20
  22
   21 
    24
    9
   10
   10   
   11
農学部                  10人程度    11   
     11     
         11      
   12
   8 
     11   
  11
  12
  4
     7
      7 
     9
薬学部                     5人程度         9 
          6   
     3      
       4
     4
        6
        2
   4
  1
  3
     2   
    3
医学部医学科                     3人程度        5   
        5 
     8      
       9
     5
     4
     4
     5
  4
     2
     2
  2
医学部健康総合科学                     2人程度   1
        1  
       2       
        2   
      0
        0
        2
   2
   0   
      0  
       1   
 1
             100人程度 185
179
173
173
127
 135    
129
149
66
  69  
  71  
77

02.15.08:08

平成31年度東京大学入試第一次選抜状況

2月13日に、東京大学入試第一次選抜状況が発表されました。
例年比較して、センター試験が遅かったこともあって昨年の5日遅い発表となりました。

2019年度の鹿児島県内高校の東大入試について掲載します。
 東大入試では、学科別に二次試験の受験者数を2.5倍から4倍の倍率に絞るために、センー試験の得点で第一次選抜が実施されます。

 過去3年間の第一次選抜合格者最低点は以下のとおりです。

 
第一次選抜合格者最低点
文理科類 文Ⅰ 文Ⅱ 文Ⅲ 理Ⅰ 理Ⅱ 理Ⅲ
H31 628 728 750 698 720 630
H30 582 703 738 715 717 630
H29 571 623 732 660 701 695

   この第一次選抜の合格者を鹿児島県内のセンター試験会場14会場について集計すると下表のとおりとなります。
   
 上4ケタの1197は鹿児島大学、鹿児島県立短大、志學館大、大島高校、1198は鹿屋体育大を示しています。382301は鹿児島国際大学、3823501は第一工業大学です。
 
   センター試験を鹿児島県内の試験会場で受験した者は、昨年より30人少ない109人(H30 139人 H29 130人)が東大の第一次選抜に合格したこととなります。

 30人の減少は、ラ・サール高校19人、鶴丸高校9人の減少が要因となっているようです。

 このほか、ラ・サール高校などの浪人生は他県にある実家の試験会場で受験している者がいるものと想定されます。

各年度の合格者数は、2019年度109人、2018年度 139人、2017年度 130人、2016年度 122人、2015年度 108人(文Ⅲ一次選抜なし)、2014年度 92人、2012年度 150人となっています。

第一次選抜合格者は、2014年度以降、増加傾向になっていましたが、2019年度は大幅に減少しました。

鹿児島大学医学部の試験会場の志願者数は585人で62人(10.6%)(H30年度は 541人で81人(15.0%))が合格しています。
つまり、10人に1人(H30年度は7人に1人)が合格しています。
鹿児島大学医学部の会場では、ラ・サール高校(高3 226人)が受験している可能性が高いので、合格者62人の大半はラ・サール高校と推測されます。
したがって、ラサール高校の高校3年生は、H31年度 226人ですので少なくとも27.4%が東大を受験したことになります。平成30年度は225人中81人が合格しており、少なくとも36.0%が東大を受験したことなります。
卒業生数は昨年とほぼ同じですので、生徒の卒業生数に関係なく19人が減少したこととなります。

次に東大受験者数が多いのは、鶴丸と浪人組となり、それぞれが受験したのが、鹿大理工学部、医学部のどとらかになります。いずれも18人が合格していますので、鶴丸は18人が合格したものと思われます。
昨年は、27人が合格したものと推察しており、この数字が正しいとすると9人減少しています。昨年は東大現役合格者が1人と過去数十年で最低となっており、今年の動向が気になるところです。

法文学部では、甲南高校が受験しており、理Ⅰに1人合格しているようです。
 
鹿屋体育大会場受験組が、1人(理Ⅰ 1人)が合格しており、楠隼高校の可能性が高いと思います。昨年は、鹿屋体育大では4人(理Ⅰ3人、理Ⅱ 1人)合格しており、そのうち樟南高校が2人現役で合格しています。

理Ⅲは、医学部になりますが、7人が合格し、そのうちラ・サール高校が6人、鹿児島第一高校が1人合格しているもの思います。


 第一次選抜合格者数(鹿児島県内センター試験会場)
年度 2012 2014 2015 2016 2017 2018 2019
合計 150 92 108 122 130 139 109
文Ⅰ 21 12 23 26 25 21 18
文Ⅱ 16 9 11 14 15 21 12
文Ⅲ 21 18 一次選抜なし 13 20 17 15
理Ⅰ 47 28 38 30 38 43 33
理Ⅱ 28 16 25 28 25 25 24
理Ⅲ 17 9 11 11 7 12 7

2019年度東大入試第一次選抜合格者数(鹿児島県内会場)
試験コード 文Ⅰ 文Ⅱ 文Ⅲ 小計 理Ⅰ 理Ⅱ 理三 小計 合計
受験
者数
受験校
想定
119701鹿大法文 1   1 1
635
甲南 
119702  県短大           1 1
222 
 
119703鹿大教育 1 1 1
610 
119704鹿大理工 2 1 4 7 3 8 11 18
1025 
鶴丸
119705鹿大農学    
720 
119706鹿大水産  2     2
248 
119707鹿大医学 11 7 6 24 24 9 5 38 62
585 
ラ・サール、中央
119708鹿大歯学 1 2 4 7 4 7 11 18
250 
119709志學館大 1 1 1
 285
119710大島高校  1     1         1
364 
小計 18 11 14 43 32 24 6 62 105
4944 
119801鹿屋体大          
 513
楠隼、鹿屋
                   
 
382301鹿国際大  
562 
382501第一工大   1 1 1
435 
鹿児島第一
390101純心女大 1 1 2   2
441 
川内、れいめい
小計 1 1 2 1 1 2 4
1951 
合計 18 12 15 45 33 24 7 64 109
6895


 2018年度東大入試第一次選抜合格者数(鹿児島県内会場)
試験コード 文Ⅰ 文Ⅱ 文Ⅲ 小計 理Ⅰ 理Ⅱ 理三 小計 合計
受験
者数
受験校
119701鹿大法文 1   1 1
521
 
119702  県短大            
250
 
119703鹿大教育 5 4 4 13 6 8 14 27
510
鶴丸 
119704鹿大理工 3 4 2 9 1 1 10
1149
 
119705鹿大農学   1 1 1 1   2 3
659
甲南
119706鹿大水産         1 2 3 3
254
119707鹿大医学 13 13 10 36 23 13 9 45 81
541
ラ・サール、中央
119708鹿大歯学   5 5 5
229
119709志學館大 2 2 2
381
119710大島高校                  
345
小計 21 21 17 59 38 23 12 73 132
4839
119801鹿屋体大        3  1    4
497 
楠隼、鹿屋
                   
 
382301鹿国際大  
575
382501第一工大   2 1   3 3
463
鹿児島第一
390101純心女大  
439
川内
小計 5 2 7 7
1974
合計 21 21 17 59 43 25 12 80 139
6813


  

2017年度東大入試第一次選抜合格者数(鹿児島県内会場)
試験コード 文Ⅰ 文Ⅱ 文Ⅲ 小計 理Ⅰ 理Ⅱ 理三 小計 合計
119701 2 6 4 12 5   12  24
119702         1   1 1
119703 3 3 3
119704 21 9  12 42 24 9  7 40 82
119705     1   1 1
119706         1   1
119707 2 2 2
119708   2 3 5 5
119709 2 4 6 6 6
119710                  
小計 25 15 20 60 36 22 7 65 125
119801 鹿屋体育大                 
                   
382301 鹿児島国際大  
382501 第一工業大  1 3   4 4
390101 鹿児島純心女子大 1   1 1
小計 2 3 5 5
合計 25 15 20 60 38 25 7 65 130


01.31.18:16

平成31年度センター試験の平均点

1月25日に今年度のセンター試験の平均点が大学入試センターから発表されました。
900点満点でみると、昨年に比較して12~19点高くなっています。

センター試験平均点(中間集計 1/25時点)2019/1/25現在

教科科目満点2019年度平均点
(中間集計)
2018年度
平均点
前年との差
外国語 英語筆記 200 123.31 123.75 -0.44
リスニング 50 31.43 22.67 +8.76
数学 数学Ⅰ 100 36.78 33.82 +2.96
数学Ⅰ・数学A 100 59.69 61.91 -2.22
数学Ⅱ 100 30.04 25.97 +4.07
数学Ⅱ・数学B 100 53.25 51.07 +2.18
国語 国語 200 121.55 104.68 +16.87
理科 物理基礎 50 30.59 31.32 -0.73
化学基礎 50 31.22 30.42 +0.80
生物基礎 50 30.99 35.62 -4.63
地学基礎 50 29.63 34.13 -4.50
物理 100 56.97 62.42 -5.45
化学 100 54.69 60.57 -5.88
生物 100 62.90 61.36 +1.54
地学 100 46.83 48.58 -1.75
地理歴史 世界史A 100 47.62 39.58 +8.04
世界史B 100 65.37 67.97 -2.60
日本史A 100 50.62 46.19 +4.43
日本史B 100 63.54 62.19 +1.35
地理A 100 57.12 50.03 +7.09
地理B 100 62.03 67.99 -5.96
公民 現代社会 100 56.77 58.22 -1.45
倫理 100 62.26 67.78 -5.52
政治・経済 100 56.24 56.39 -0.15
倫理,政治・経済 100 64.22 73.08 -8.86
総合型 5教科7科目文系型※ 900 570 552 +18
5教科7科目理系型※ 900 572 560 +12
5教科6科目型※ 800 515 496 +19

【注意】

※科目平均点は大学入試センター発表の数値(2019年度平均点は1/25発表の中間集計)

※総合型は河合塾推定値

※総合型

◇5教科7科目文系型…英語・数学(2科目)・国語・理科(1科目)・地歴公民(2科目)受験者

◇5教科7科目理系型…英語・数学(2科目)・国語・理科(2科目)・地歴公民(1科目)受験者

◇5教科6科目型…英語・数学(2科目)・国語・理科(1科目)・地歴公民(1科目)受験者
 (母集団には5教科7科目文系型、5教科7科目理系型を含む)

 *英語は筆記とリスニングの合計250点満点を200点に換算、理科①は2科目を1科目とみなして集計

01.24.16:55

平成31年度センターリサーチと出願大学

センター試験のセンターリサーチ(河合塾)などは、センター試験の結果と過去の記述式模試の偏差値で、出願を考えている各大学の合格可能性が示されています。
この判定は、過去の大学受験実績から算定されたもので、センター試験と合格者の相関をとって判定しています。
ここで、注意して欲しいのは、C、D判定だからと言って、志望校を簡単に変更する必要はないということです。
二次試験の割合が高い難関大学を含め、二次試験にどの程度の得点を必要とするのか十分に検討する必要があります。
二次試験まで、1か月ありますので、二次試験対策をしっかりとれば逆転の可能性は十分にあります。
また、現役はこれから学力が伸びますので、既卒者を逆転することも可能です。

息子の場合、河合塾のセンターリサーチでは以下のような評価でした。

(現役)
当時は理学部物理学科を目指していたため、京大理学部物理学科を志望校とし、上のレベルの東大理Ⅰの学力を目標に設定し、京大入試への対応も可能と考え、東大の入試問題を中心に勉強していました。
その後、東大入試の勉強をする中で、本人はセンター試験で800点を超えた場合、東大を受けようと考えていたようです。
しかし、センター試験が723点(ヒヤリング除き)だったため、東大は第一次選抜の足切りで不合格となることが想定されたため、出願校の変更を余儀なくされました。

センターリサーチの結果から考えると、九大理学部物理学科もC判定となり、高校との3者面談では九大理学部物理学科に志望変更することにしていました。
しかし、高校受験でも挫折を味わっていることから、本人は九大でいいと言っていましたが、投げやりな感じもあったので、本人の気持ちを考えるとこのまま出願校を変更するとモチベーションが上がらず、合格しても後に後悔が生じると思い、高校の先生とも相談し、合格判定でセンター試験が加味されず、2次試験のみで合否が決まる京大理学部(当時は第一次選抜は630点と固定)に締切間際に出願することとなりました。

このように、出願校の決定までに時間がかかったため、京大入試の勉強は2月5日からの20日間と短くなってしまいました。
この点は、反省点です。

したがって、今頃は出願校を早く決定して、出願手続きを行うべきと考えます。


センターリサーチ   九州大学理学部   C  合格可能性50%

評価成績 成績 配点 評価
センター試験 717.2 400
2次(第3回全統記述模試)偏差値 59.7 750
総合ポイント 57 1150

センターリサーチの2次の判定は、センター試験に最も近い第3回全統記述模試の偏差値を使用しています。
第3回の模試の偏差値は低いため、2次試験の判定評価は低くなっています。
したがって、単純にこの合格可能性評価を鵜呑みにすることなく、しっかり過去の模試の結果等を十分吟味し、2次試験で逆転可能なのか吟味する必要があります。
 
2010年度全統記述模試の偏差値は以下のとおりとなっています。

東京大学理Ⅰ 第1回 64.2 EH  第2回 65.1 E  第3回 61.3 E

2010年度全統記述模試結果

教科 2次配点 第1回 第2回 第3回      備考
英語 200 68.2 66.3 69.4
数学 250 53.5 69.1 53.1
国語 - 68.7 58.9 65.4
物理 125 58.2 66.2 57.8
化学 125 77.8 61.8 59.4
国立理系 700 65.3 64.5 61.0

01.18.21:48

平成31年度センター入試の前日の過ごし方

今年もセンター試験が近づいて来ました。

例年のことですが、センター試験監督経験者から試験前日の過ごし方が2009年に掲載されていましたので掲載します。


(以下ブログより)
直前でごめんなさい。昨年のセンター試験の試験監督をしながら思いついたのだけど書くのを忘れてました。本当にちょこっとしたエールなので、役に立つかどうかわかりませんが一応ご参考まで。

もう、あきらめよう

いきなりアレですが。今日は1月15日。あさってがセンター試験本番です。はっきりいって、今日と明日を寝ないでがんばっても、センター試験の点数はそれぞれの科目で10点も変わらないでしょう。なので、発想を転換して本番に最高のパフォーマンスで臨むということを考えてはいかがでしょう?

あなたよりも頭の良い人でも、16日の過ごし方を失敗することで17日と18日は調子を崩しているかもしれません。しかし、あなたは、16日の過ごし方を万全にしておくことで、17日と18日に最高にクリアーな頭で臨むことができるのです。結果は歴然!

納得したのであれば、参考書や問題集をしまって、17日と18日に持っていくものをもう一度確認しましょう。持って行く参考書も、新たに覚えるのではなく覚えたことを呼び覚ますということを中心に選びましょう。本番では、あなたがどんなにリラックスしているつもりでも、多分ガチガチに緊張しています。その状態であらたな知識を頭に叩き込むことは難しいです。覚えたことを思い出せるように重要なポイントにポストイットでも張っておいて短時間でパラパラと見返すことができるようにしておきましょう。

前日の夜は張り切って食べ過ぎない、飲みすぎない

「明日に向けて景気付けだ!」などとおっさんのようなことを考えず、むしろ夕食は少なめにしましょう。人間は3日食べないでも死なないのですから、胃がもたれたり、お腹をくだしたりして調子を落とすよりは、本番の朝にガツガツ食べるくらいが良いと思います。

前日は早めに寝る。でも、緊張して眠れないなら無理に寝ない

セオリーとしては十分な眠りをとるべきです。朝は早いですし。そのために、夕方、ちょっと運動するのも良いと思います。15時くらいから2時間ぐらいウォーキングするのも良いのでは?で、ちょっと早めにお風呂に入って、ちょっと早めに夕食食べて、好きな漫画でも読んで、0:00前には寝るのをオススメします。

でも、緊張して寝れないときがあると思います。そのときは、無理に寝るのをやめるのが一番。「寝なきゃいけない」ということでストレス感じてもしょうがないでしょ。諦めましょう。神様はあなたが一睡もせずにセンター試験に臨むことを求めています。思し召しにしたがって、あきらめて、好きな音楽でも携帯やiPodで聞きましょうよ。安住紳一郎の日曜天国ポッドキャスト最高に面白いですよ。2008年の11月30日「上りがつらいか下りがつらいか」がオススメです。

どんな思いで時間を過ごそうと時間は流れてしまうというのが切ないところ。どうせ、寝れないなら楽しい時間を過ごしましょ。

起き抜けに水、その後ラジオ体操&朝シャワー

会場まで行く途中や、試験中にお腹が痛いのを我慢するのが嫌でしたら、朝のお通じはとても重要!起き抜けにコップ一杯の水を飲むと腸が動き出しますので出やすくなります。あわせて、ラジオ体操第一などで血流をUPし、頭をはっきりさせるのがよろしいかと。

シャワーを浴びて、さっぱりすれば「今日はやったるでー!」という気分も高まると思いますのでオススメです。

朝食を食べ過ぎない

またかよ!とお思いでしょうが、やっぱり胃もたれが一番怖いので、朝から「勝負に勝つ」などといってトンカツなど食べないように(胃が常に臨戦体勢な方は除く)。比較的、炭水化物を多めに食べたらいかがかと思います。

服の着脱による温度調整ができるように準備しよう!

寒いので、防寒はもちろんすると思いますが、注意して欲しいのは試験会場が暑すぎる場合にちゃんと上着を脱いで体温を調整できる格好でセンター試験に臨むことです。

試験会場側は、「寒い子がいるとかわいそうだから」「寒いと体調を崩してしまうから」という理由で、比較的温度を高めにして会場を暖めておきます。このため、会場内は思いのほか暖かい可能性があります。特に午後は、むしろ暑くてボーっとしてしまう可能性があります。

「暖房の十分効いた部屋の格好+ちょっと寒い部屋用の上着+外での防寒着」のように3段階の温度調整ができるようにしておきましょう。なお、冷え性な方はカイロや靴下の重ね履き(女性ならばストッキング)などで対応しましょう。

試験会場には十分な余裕を持って到着すること

当たり前ですが、こういう当たり前のことが平常心を保証してくれます。天気予報に注意して、試験会場への移動手段を検討しましょう。

注意すべきは路線バスです。センター試験当日の試験バスはおもいっきり混みます。覚悟するか、早めに行くか、最寄の駅から近いならば歩いてしまうか。とにかく十分対策しましょう。バス待ちのせいで時間ぎりぎりというのも結構よくある光景です。なんなら、タクシーを使っちゃおう。どうせ、3000円以内だし。

マスク、喉ぬーるスプレー、目薬、アメ、飲み物、ティッシュを忘れずに

まんまです。試験会場でいきなり喉が痛み出したり、目が乾燥したり、鼻水がとまらなかったりすることが結構あると思います(少なくとも毎年います)。

かばんにこういう品が用意されているとそれだけで安心できますから、忍ばせておいてはいかがでしょう。

特にアメと飲み物は休み時間にちょっとリラックスするための便利な道具です。好きなアメや飲み物を用意しておいてはいかがでしょうか。

困ったら、すぐに試験会場にいる係員に相談

何か困ったことがあったら、迷う前に係員にすぐに相談しましょう。かっこつけている場合じゃありません。

休み時間はトイレ&リフレッシュに当てる

休み時間に参考書開いて意味あるのは、その日の最初の試験だけ。その後は、もう頭が限界に来ていますので新たなことは覚えられません。

それよりも、頭のリフレッシュに費やしましょう。たとえば以下のものなどいかがでしょう。

  1. 新鮮な空気(可能なら外気に触れましょう)
  2. 首周り、肩周りをよくほぐし、血流を良くしましょう
  3. 糖分&水分(アメをなめましょう)
  4. トイレで生理的欲求を解消。
  5. 一緒にいった友達と「ダメだった!!!!!」と報告しあい、前の試験をさっさと忘れる。

定期的に試験監督に空気の交換をしてもらう

試験会場となる一部の高校や大学では石油ファンヒーターが暖房器具だったりします。また、そうでないところでも、数十人が一つの教室で一生懸命勉強しているせいで、二酸化炭素濃度があがっているような気がします(実際に計ってないので感触ですが)。

2つの試験に1度の割合で、空気の交換をしてもらいましょう。脳が活動するには酸素ブドウ糖が必要です。また、頭が温まると頭の働きが鈍ります。頭寒足熱の状態が良いらしいので、室内の温度もちょっと寒めに保ってもらいましょう(可能ならばの話)

またもや、お昼も食べ過ぎない

食べ過ぎると眠くなります。特に午後の試験は、部屋もあったかく、とても静かなので眠気がピークにくる可能性があります。炭水化物多めにして、軽くとりましょう。小腹が減ったら、休み時間にお菓子を一口なんていかが?

一日目が終わったら、ちゃんと誰かに愚痴を垂れること

一日目が終わったら、多くの人が不本意な結果だったと思います。こういうときに一番よくないのが、次の日にこの不本意な気分を引きずってしまうことです。友達と一緒にいったら、帰り道にちょっと寄り道して、30分間ぐらい愚痴を垂れあいましょう。あるいは、家に帰って家族に愚痴を垂れましょう。ホテル泊の方は、風呂に入ってちょっと独り言を口に出してしまいましょう。

一日目の気分を引きずらないこと!それが重要です。

えっ?二日目の試験は受けない?お願い。そんな悲しいことは言わないで。二日目にがらがらの部屋で試験監督をしていると、理系の先生としてはちょっと悲しくなるのよ。

おわりに

センター試験の準備は16日の午前中までに終えましょう(勉強含む)。午後は、体調を整えるのに使うべきです。運動して、おしゃべりして、楽しくご飯食べて、早めにお風呂入って、さっさと寝ましょう。

みなさまが、17日と18日に最高のパフォーマンスで実力を出し切れることをお祈りいたします。

追伸

受験生以外のみなさまにおかれましては、どうぞ、てんぱっている受験生のみなさまを暖かく見守っていただきますようお願い申し上げます。数十年と齢を経ている我々と違い、彼らにとって18年間という短い人生において、センター試験は結構な比重を持っているのです。

また、受験生の親御さんにおかれましては、無駄なプレッシャーをかけないように全力を尽くしていただけますようお願い申し上げます。あなた方がプレッシャーをかけても、お子さんの頭の回転は1秒たりとも速くなりません。全くの無駄です。熱いお風呂を沸かして、おいしいご飯をつくって、待っていてあげればそれでOKです。

夜、お子様が寝付けなかったとしても、「早く寝ないといけないんだろ?」なんて無粋なことを言わず「大丈夫、センター試験がうまくいっても、うまくいかなくても、お前のことは愛してるよ」とちょっと気障な発言をして、お子様の涙を誘ってください。場合によっては、クールにあしらわれると思いますが、その場合は布団の中で泣いてください。

01.12.05:16

平成31年度鹿児島県立楠隼中学校出願状況

平成31度年度の鹿児島県立楠隼中学校の入試の出願状況がわかりましたので掲載します。

一昨年、昨年、今年と、全体の出願倍率は低くなっていますが、毎年倍率が高かったため敬遠した生徒がいたものと思われ、落ち着いてきたものと思われます。

平成31年度は学校・入試説明会の県外の会場数が予算上の理由で大幅に減る中で、県外出願数が増えたことは1回生の合格実績と学校の積極的なPRにより大健闘ということでしょう。

優秀な中学1回生が大学受験するのが平成33年の1月~3月になるので、この1回生の大学合格実績に基づき出願するのは、平成34年1月になり、かなり実績は残せるのではないかと思います。

今年1月から3月に実施される平成31年度大学入試は、生徒数が少ない高校2回生と優秀な生徒が多い高校1回生の浪人生が受験するため、ある程度実績は残せると思います。

一方で、高校3回生、4回生は人数が少ないので、平成32、33年度の大学入試でどの程度実績を残せるかが今後のポイントになります。

県内からの出願者数は、149人、105人、77人、79人、50人と減少しています。
県外からの出願者数は、110人、115人、66人、42人、55人と減少傾向でしたが、平成31年度は増加しました。
年度 集定員 出願者数 県内 県外 出願倍率 備考
H31 60 105  50  55 1.75
H30 60 121  79  42 2.02
H29 60 143  77  66 2.38
H28 60 220 105 115 3.67
H27 60 259 149 110 4.32

12.19.05:38

平成31年度東京大学推薦入試第一次選抜状況

東京大学は、平成28年度入試から後期日程の入試を廃止し、推薦入試を導入しています。

12月3日、平成31年度推進入試の第一次選抜合格者が発表されました。

平成31年度は、185名の出願に対して127名が第一次選抜に合格しています。

平成31年度の出願状況が気になるところでしたが、11月12日に東京大学が公表しました結果をみると、過去3年間と同様、以外と出願者数が185名(H30年度 179名)と少ない状況です。
これに対して、第一次選抜の合格者は、過去3年間と同様、以外と出願者数が127名(H30年度 135名)と少ない状況です。


やはり、推薦の条件が厳しいようです。

平成28年度、鹿児島県内の高校の合格者はいません。
平成29年度、甲南高校が1人、鹿児島県内高校初の推薦入試合格者を出しています。
平成30年度、甲南高校は2年連続、ラ・サール高校、池田学園池田高校が各1人が推薦入試合格者を出しています。 

1 出願期間:平成30年11 月1日 ~ 6日

2 出願状況(受領通数) 平成30年11 月12日現在

3 第一次選抜 平成30年12月3日
     
出願者数の上段から 平成31年度
学部・科
募集人員 出願者数
(受領通数)
第一次選考
合格者数
合格者数
法学部                  10人程度      22  
        26  
  25 
 24
  16  
  18  
   25
   24
     
  11
   13 
  14
経済学部                  10人程度      2  
    10     
        14    
       7
        1  
     6    
       6 
   7
       
         4     
      3 
     4
文学部                  10人程度     8  
         18      
   13     
   10
       7 
  10  
   10
   10
    
    5    
     4
     3
教育学部                      5人程度   24  
       11     
   6
      9
 12
       7
         5  
       6

  6
     5
     4
教養学部                      5人程度   23    
          24       
         24      
   17
 11
   12
       5
    11
 
  5
  1
     2
工学部                 30 人程度    48   
       43      
   42     
   47
    42   
  39  
      38  
 34

 16  
     23  
   24
理学部                  10人程度    32  
          24       
   25     
   32
  20
    22  
   21 
    24

   10 
  10   
  11
農学部                  10人程度    11   
     11     
         11      
   12
        8
  11
  11
  12
 
  7
     7 
    9
薬学部                     5人程度       9
       6   
     3      
       4
    4  
     6
        2
   4
 
    3 
       2   
    3
医学部医学科                     3人程度     5
        5 
     8      
       9
     5
     4
       4
       5
   
    2
    2
  2
医学部健康総合科学                     2人程度     1
    1  
      2       
       2   
     1 
       0
       2
  2
    
   0 
  1
  1
             100人程度 185
179
173
173
 127    
135
129
149
   
69
  71  
77

11.25.08:37

平成31年度東京大学推薦入試出願状況

東京大学は、平成28年度入試から後期日程の入試を廃止し、推薦入試を導入します。

平成31年度の出願状況が気になるところでしたが、11月12日に東京大学が公表しました結果をみると、過去2年間と同様、以外と出願者数が185名(H30年度 179名)と少ない状況です。

やはり、推薦の条件が厳しいようです。

平成 29・30・31 年度東京大学推薦入試状況
平成 31年度東京大学推薦入試出願状況をお知らせします。
なお,提出された願書類についてはこから学部ごと資格等の審査を実 施しますので,現時点は大学とて受け取った通数です。
 
平成28年度、鹿児島県内の高校の合格者はいません。
平成29年度、甲南高校が1人、鹿児島県内高校初の推薦入試合格者を出しています。
平成30年度、甲南高校は2年連続、ラ・サール高校、池田学園池田高校が各1人が推薦入試合格者を出しています。 

1 出願期間:平成30年11 月1日 ~ 6日

2 出願状況(受領通数) 平成30年11 月12日現在     
出願者数の上段から 平成31年度
学部・科
募集人員 出願者数
(受領通数)
第一次選考
合格者数
合格者数
法学部                  10人程度      22  
        26  
  25 
 24
   
  18  
   25
   24
     
  11
   13 
  14
経済学部                  10人程度      2  
    10     
        14    
       7
        
     6    
       6 
   7
       
         4     
       3 
      4
文学部                  10人程度     8  
         18      
   13     
   10
     
  10  
   10
   10
      
    5    
     4
     3
教育学部                      5人程度   24  
       11     
   6
      9

       7
         5  
       6

  6
     5
     4
教養学部                      5人程度   23    
          24       
         24      
   17

   12
       5
    11
 
  5
  1
     2
工学部                 30 人程度    48   
       43      
   42     
   47
     
  39  
      38  
 44

 16  
     23  
   24
理学部                  10人程度    32  
          24       
   25     
   32

    22  
   21 
    24

   10 
  10   
  11
農学部                  10人程度    11   
     11     
         11      
   12
    
  11
  11
  12
 
  7
     7 
    9
薬学部                     5人程度       9
       6   
     3      
       4
  
     6
        2
   4
 
    3 
       2   
    3
医学部医学科                     3人程度     5
        5 
     8      
       9
    
     4
        4
      5
   
    2
    2
  2
医学部健康総合科学                     2人程度     1
    1  
      2       
       2   
     
       0
       2
  2
    
   0 
  1
  1
             100人程度 185
179
173
173
    
135
129
149
   
69
  71  
77

10.19.22:31

医学部医学科入試の緊急調査

医学部医学科の入試は、文部科学省の局長の収賄事件で判明した東京医科大の入試での女性受験者や浪人生の不合理な扱いを背景に文部科学省の調査が行われ、その実態がわかってきました。

医学部医学科は、国公立大学50校、私立大学31校内の合計81校にあります。

その男女別合格率は以下のとおりです。

男女の合格率の比(6年間の平均)は、問題となった東京医科大で1.29で、これを上回る大学が13校あります。

鹿児島大学は、1.02でほぼ男女比の差は小さくなっています。

国公私立大学医学部医学科の入学者選抜における男女別合格率(直近6年間の状況。文部科学省の緊急調査による)

09.18.09:16

平成30年度鹿児島県統一模試と合否の関係

各高校の合格ラインの問い合わせは多くあります。

各高校の合格ラインの推計は、昴塾の合格可能性判定基準、高校入試の得点分布、進研模試の平均点、大学合格実績、高校入試成績開示などを元に行っています。

今回、鹿児島県統一模試と高校入試の合否の関係のデータを入試しましたので、これを元に検証したいと思います。

ここでは、鶴丸、甲南、鹿児島中央について検証してみます。

鹿児島県統一模試と高校入試の合否の関係のデータは、全体、合格者、不合格者の各平均点です。
これに、鹿児島県統一模試を受験した生徒の追跡を行い、判明した合格者数をデータに加え、
逆算して不合格者を試算しました。

これまで、高校入試における合格ラインの偏差値を求めたところ、鶴丸65、甲南62.5、鹿児島中央60と試算しています。

つまり、鶴丸、甲南、鹿児島中央の偏差値の差は同間隔(2.5)となっています。また、高校が受験する進研模試の平均点の差もほぼ同間隔となっています。

鹿児島県統一模試を受験して合格した生徒の高校別平均点の得点率を見ると、鶴丸80.3%、
甲南75.1%、鹿児島中央69.6%となっており、平均点の得点率差もほぼ同じ間隔(5%)となっています。

したがって、実際の学力差も同等と考えられ、鶴丸と鹿児島中央の平均に甲南の学力があると推察されます。

鹿児島県統一模試は、公立高校入試の難易度、出題傾向を想定して出題されているものと推察され、合格者の平均得点の得点率で公立高校入試の平均得点を求めると以下のようになります。

1.公立高校入試合格者の平均得点(450点満点 鹿児島県統一模試から推計)

鶴丸 361点  甲南 338点  鹿児島中央 313点  
 
一方、公立高校入試の得点分布から試算した合格ラインは以下のとおりです。

平成30年度公立高校入試平均点  238.6点

2.合格ライン(標準偏差80と推計:t得点分布から推計)

鶴丸 359点  甲南 339点  鹿児島中央 319点 
偏差値 65      62.5        60.0

合格者平均点の方が高くないといけないのですが、両者を比較すると、ほぼ同じ値となっています。
その要因としては、①鹿児島県統一模試が若干難しく、合格者平均点が下がった、②公立高校入試の標準偏差が小さかったことが考えられます。
 
①鹿児島県統一模試の難易度が高く、合格者平均点が下がった場合
平成21年度から平成30年度の10か年の公立高校入試の平均点は、最低で228.2点、最高で248.8点、その差は20.6点、得点率4.6%となっています。
同様に、模試においても、同様の難易度の変化があったと想定すると、模試の得点率が±2.3%の変動している可能性があり、平成30年度の公立高校入試の難易度より高くなった可能性があります。

この2.3%の得点率は、10点(450点 × 2.3%)の得点の差となります。
したがって、合格者の模試の平均点に10点を加えた得点が公立高校入試の合格者の平均点と想定されます。
これを各高校について試算すると以下の通りとなります。

模試平均点①  鶴丸 361点  甲南 338点  鹿児島中央 313点 
①+10点   鶴丸 371点  甲南 348点  鹿児島中央 323点


②標準偏差が低かった場合(標準偏差80以下の場合)
最近の公立高校入試の平均点は、230点台と低い傾向にあり、400点以上の得点者も少なくなっていることから、標準偏差も80より低く、78程度であったと想定されます。

この標準偏差78で計算すると以下のようになります。

鶴丸 356点  甲南 336点  鹿児島中央 317点 
偏差値 65      62.5        60.0

①+②を加味した場合
          鶴丸    甲南    鹿児島中央
合格者平均点   371点  348点   323点
最低合格点    356点  336点   317点

したがって、合格ラインはほぼ正確であると思われます。

 
鹿児島県統一模試(5教科500点満点)と高校入試の合否の関係 【   】は、得点率 
高 校 合格者数 全体
平均点
合格者
平均点
不合格者
平均点
推計
合格者数
推計
不合格者数
鶴丸 108 394.6 401.6
【80.3】
370.3 108 31
甲南 148 368.0 375.3
【75.1】
342.0 148 21
鹿児島中央 176 340.9 347.9
【69.6】
318.8 176 56
鹿児島玉龍  89 318.4 325.5
【65.1】
295.5  89 28
武岡台
(普通)
215
(情報含み)
305.7 311.6
【62.3】
285.6
鹿児島南
(普通)
186
(情報・
商業含み)
285.7 289.3 247.6
武岡台
(情報)
276.6 283.3 260.2
鹿児島南
(情報)
260.3 266.8 221.4
錦江湾
(理数)
153
(普通含み)
255.2 255.2
伊集院 116 251.7 251.7 116
鹿児島南
(商業)
246.3 252.1 196.9
松陽 196 232.3 239.0 160.2 196 18
錦江湾
(普通)
207.0 211.7 143.2
明桜館
(商業)
181.4 191.3 135.8
明桜館
(文理)
179.9 184.6 131.7

09.11.08:50

平成30年度ラ・サール高校の大学合格実績

平成30年3月卒業のラ・サール高校の大学進学実績は、以下のとおりです。

大学に進学しているのは、卒業生225人のうち46.7%の105人が現役で合格して大学に進学しています。

卒業生の5割は、浪人しています。

浪人が多いのは、医学部等の志望者も多いことも要因となっていますが、ちょっと多い気がします。

大学進学者105人のうち、東大32人、京大5人、国公立医学部32人(東大理Ⅲ、京大1人除き)となっています。

国公立医学部医学科合格者86人中現役合格は34人、浪人52人となっています。
区分 大学進学 浪人/予備校 就職等 合計
H30年3月卒 105
(46.7%)
119
(52.8%)

(0.5%)
225
H29年3月卒 96
(40.7%)
140
(59.3%)
236
H28年3月卒 90
(41.9%)
125
(58.1%)
215
H27年3月卒 75
(33.3%)
149
(66.2%)

(0.5%)
225

09.05.09:28

医学部医学科の男女別合格率②

西日本新聞では、独自に九州にある医学部医学科にアンケート調査を行っています。

男子の合格率を1とした場合の女子の合格率は以下のとおりとなっています。
鹿児島大学医学部医学科は、2016年度に0.52と大幅に合格率がさがっていますが、女子の合格率は若干高めとなっています。(2018年度は、男子が若干高い。)
したがって、女子が不利となっているようことはないようです。

九州大学、熊本大学は、各年度とも、女子の合格率は男子を下回っています。


(西日本新聞 平成30年9月2日)

東京医科大による不正入試問題を受け、西日本新聞は医学部医学科のある九州の10大学を対象に、2013年度~18年度入試の男女別の受験者数や合格者数などについてアンケートを実施した。九州大と熊本大は6年度全てで女子の合格率が男子の合格率を下回っていた一方、残る8大学は年度によってばらつきがあった。10大学とも、東京医科大が認めた不正な得点操作は否定した。

調査は8月中旬から実施。九州の7国立大、3私立大に(1)過去6年度の一般入試や推薦入試の男女別の受験者数と合格者数(2)男女の合格率に差が生じた理由(3)女子受験者の減点や卒業者の子の優遇といった得点操作の有無-を聞いた。

それによると、本年度の一般、推薦など全ての試験の受験者は男子6554人、女子3802人に対し、合格者は男子885人、女子466人。合格率は男子13・5%、女子12・2%となり、男子の合格率を1とすると女子は0・91倍だった。

大学別の合格率を同様に比較すると、九州大と熊本大が6年連続して女子が男子を下回り、それぞれ九州大が0・53~0・9倍、熊本大は0・64~0・94倍で推移。九州大の担当者は「男女の区分なく選抜している。男女別に分析しておらず、理由は把握していない」。熊本大も「得点調整は行っておらず、学力に基づく公平・公正な選抜結果」と回答した。

女子の合格率が最低だったのは16年度の鹿児島大で0・52倍。最高だったのは同年度の産業医大で1・54倍だった。両大学の他の年度をみると、鹿児島大0・94~1・32倍、産業医大0・88~1・35倍と変動があった。鹿児島大は「受験生の質によるものと考える」、産業医大は「公正に試験を実施している」と回答した。一般入試に限ると17年度の佐賀大は0・6倍だが、推薦など全ての試験を加味すると0・91倍だった。

東京医科大が特定の受験生の点数を不正に加算し、女子や3浪以上の合格を抑制する得点操作をしていた問題を受け、文部科学省は医学部医学科を置く全国の国公私立大81校を対象に緊急調査を実施。近く結果を公表する方針。東京医科大も、改めて事実関係や原因を調査するための第三者委員会を設置した。

◇ ◇

「男子優遇?」疑心暗鬼 女子離職の懸念根底に

東京医科大入試で明らかになった不正な得点操作について、九州の10大学は西日本新聞のアンケートで明確に否定した。九州の現役医師らの間で不正への反発が広がる一方で、「入試における男子や卒業者の子の優遇は、暗黙の了解事項だ」という声もくすぶる。背景には女性医師の離職への過度な懸念や、過疎地域の医師確保の問題が浮かぶ。

「入試が公正に行われなければ、受験生の努力は報われない。非常識だ」。30代の女性内科医は憤る。

九州の国立大に現役で合格し、卒業後は内科医になった。「患者の容体によっては夜間も休日も呼び出される」。自らを顧みる余裕もなく働き体調を崩した。それでも「人の役に立ちたい、能力を生かしたいという一心で医師を目指した。自分がもし得点を操作されて不合格になっていたとしたら、絶対に許せない」。

一方、福岡県内の私立大卒の女性医師の場合、東京医科大の不正発覚に驚きはなかったという。「根拠はないが、以前から何らかの得点操作が行われているのでは、と思っていた」

九州10大学アンケートで分かるように、受験者自体は女子より男子の方が多いが、「一般に、男子よりも女子の方が成績は良い」(九州の大学幹部)という声は少なくない。単純な比較はできないが、文部科学省の2017年度学校基本調査によると、全国の社会科学系学部や工学系学部の志願者に対する入学者の割合はいずれも女子が男子を上回ったが、医学部は男子が上だった。

女子の合格を抑制していた理由について、東京医科大の内部調査結果は、結婚や出産を念頭に「女性医師は年齢を重ねるごとに活動が低下する」と指摘した。

医学部専門予備校の代表は、入試が系列病院も含めたグループの“入社試験”も兼ねていると説明。「まともに採点すれば女子の合格者が多くなるが、結婚や出産で離職する可能性が高い女子は働き手として計算できないとして敬遠されてきた」と打ち明ける。

東京医科大のように点数を直接操作しなくても、例えば男子が得意な傾向にある数学、物理の試験を難しくすれば、女子の合格率は自然と下がるという。「科目設定などで男子に優しく、女子に厳しいと評される大学は昔からある」

09.04.22:46

医学部医学科の男女別合格率①

医学部医学科を目指している受験生も多く、東京医科大の不正入試を背景とした文部科学省の緊急調査に関心を持っている方も多いと思われます。

東京医科大の不正入試において、得点操作をして女子の合格者数を抑制していたことが判明してたことから、文部科学省が国公立・私立の各大学に6年間の男女別合格率等の調査を行い、9月3日に公表されました。

以下は、各新聞記事です。

(共同通信 平成30年9月4日) 


医学部医学科を置く全国81大学の78%で、過去6年間の入試における女子の合格率が男子を下回っていたことが4日、文部科学省の緊急調査の速報で判明した。最も顕著だった順天堂大では男子9.16%に対し女子5.50%で、1.67倍の差があった。不正入試が発覚した東京医科大を除き、女子らを不利にする得点操作を行っていたとする回答はなかった。

 全国で見ると、男子11.25%、女子9.55%で、1.18倍の差。男女別内訳の公表はこれまで大学側の判断に任され、全国規模で明らかになったのは初めて。


          
           医学部医学科の過去6年間の男女別合格率


(毎日新聞 平成30年9月4日)

東京医科大が医学部医学科の一般入試で女子や3浪以上の合格を抑制する得点操作をしていた問題で、文部科学省は4日、問題を受けて実施した全国の国公私立大学医学部医学科に対する調査結果を公表した。過去6年を調べたところ、男子の合格率が女子を上回った大学は56.79~71.25%で推移していた。一方、女子の合格を抑制するための得点調整などの不正をしたと回答した大学はなかった。文科省は合格率の男女差が大きい大学について追加調査し、10月中に最終結果をまとめる。

 調査は8月10~24日、医学部医学科がある全国81の大学を対象に実施した。在学生が受けた過去6年の一般・推薦など全種類の入試結果について、合格率の男女比や、差がある場合はその理由を尋ねた。

 2018年入試は、男子が計7万6572人受験し、8812人(合格率12%)が合格。女子は4万8601人のうち4597人(同9%)が合格し、男子の方が高かった。男子が高い大学は57大学あり、全体の70.37%を占めた。他の年は17年=56.79%▽16年71.25%▽15年=64・56%▽14年=68.35%▽13年=69・62%--だった。

 また、18年の受験者の年齢別では、現役が多い18歳以下と19歳の合格率が最も高く、ともに男子15%、女子11%。年齢が上がると合格率が低下する傾向にあり、22歳以上は男子5%、女子4%だった。

 男子や現役生の合格率が高い理由について、各大学は「厳正な試験をした結果」などと説明。東京医大以外の大学は「女子や浪人生の合格を抑制する得点調整はなかった」と回答した。

 6年平均の男女合格率の差が最も大きかったのは順天堂大学で、男子9.2%、女子5.5%。女子を1として格差を数値換算すると男子は1.67になった。格差が大きかったのは昭和大1.54、日本大1.49などで私大が上位を占めた。東京医大は1.29だった。

 女子の合格率が高かったのは弘前大の16.9%で男子12.7%との格差は0.75。岐阜大が0.84、徳島大が0.87と続き、国立大の女子合格率が高い傾向がうかがえた。

 文科省は調査結果について「大学や年によって傾向にばらつきがあり、不自然とは一概に言えない。必要があれば訪問調査などで確認したい」としている。

 東京医大の不正入試問題を巡っては、内部調査委員会が8月、今年と昨年に実施した1次試験で計19人に加点した上で、2次試験で女子と3浪以上の男子の合格を抑制するための得点調整をし、得点調整は遅くとも06年から続けられていたとする調査結果を公表した。



    男子の合格率が女子を上回った大学/2018年の男女別・年齢別の合格率

08.19.09:40

平成31年度甲南高校の予想倍率

平成31年度の甲南高校の受験倍率を試算してみました。

鶴丸高校と同様に平成20年度から平成30年度の県内中学校卒業予定者の進路希望状況と受験者数から予想しています。
過去の動向を見つつ予想してみました。

(甲南高校)
平成30年7月時点の希望者は775人で、大幅に増加した平成29年に比較して、さらに29人増加となっており、学区外枠は19人増となっています。
平成20年度以降で最高の希望者数となっています。
スパーグローバルスクールに指定され、英語等に力を入れており、このため、女子の希望者が多くなっており、昨年から大幅に希望者数を増やしています。

 
    
(平成31年度予想倍率)
     平成30年度は、最終受験倍率が1.43と平成29年度の倍率1.30を大きく上回りましたが、さらに希望者数が増加しました。 

 
希望者数
区分 H27年度 H28年度 H29年度 H30年度 H31年度
学区内 618 671 658 746 775
一定枠(学区内)内数 58 72 78 71 90
 

  過去11カ年(H20~H30)は、希望者数に対して実際の受験者数は35.1%~44.4%減少しています。
   鶴丸高校の希望者の受験者減少率は、29.0%~37.0%であることから、甲南高校の減少率のほうが6.1%~7.4%大きいことがわかります。
   つまり、鶴丸高校では、約63~71%の希望者が受験するのに対して、甲南高校は56~65%が数字上受験することとなっています。
  
 過去11年間の実績から平成31年度の予想倍率は、過去の倍率から試算すると1.49~1.75とかなりの幅のある値が試算されます。
 7月時点の希望者数と最終受験者数の比率は、平成20年度は64.2%に対して、平成21年度61.1%、平成22年度59.1%、平成23年度55.6%、平成24年度62.4%、平成25年度63.1%、平成26年度59.5%、平成27年度64.9%、平成28年度58.4%、平成29年度56.7%、平成30年度55.4%となっています。
過去3か年は、50%台となっています。

これをもとに、推定受験倍率を求めると1.49~1.75倍となりますが、特に、過去3年間の受験率から想定すると、1.49~1.57倍となります。
平成30年度の最終受験倍率は、1.43倍と高かったため、また、学区外希望者数は90人と多いため、平成30年度より出願校を変更する生徒が多くなると想定され、1.49倍を下回るものと想定しています。

したがって、平成30年度より若干高い、1.45倍程度と想定しています。




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