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06.04.20:15

平成22年度鹿児島県公立高校入試情報

今回は、数学です。

数学
①数学は、平成20年度と比較すると、平成21年度は平均点が5.7点低下しているが、得点上位層が減少し、得点下位層が増加し、得点中位層はほとんど変化していない。
②これは、難易度の高い問題がいくつか出題されたため、得点分布が移動したものと想定される。
③得点分布をみると、若干いびつな形状となっているため、得点下位層を減少させるため、若干易しい問題を数問出すとともに、61点~70点層を若干減少させるため若干難易度の高い問題も出題し、41~50点にピークを持っていくことが必要である。
④平成22年度は、③により改善しようとしたが、得点61点以上の層が極端に少なくなった結果、平成41~50点の層の得点分布が24.8%と大幅に増加してしまい、平均点周辺に得点が集中してしまいました。

(標準偏差)
標準偏差を得点分布から試算してみると、平成19年度が17.82だったの対して、平成20年度19.3、平成21年度19.4と年々大きくなっています。
つまり、標準偏差が大きくなるということは、それだけ得点分布が分散している傾向を示していることとなり、学力の識別が良くなっている可能性があります。
平成22年度は、15.1と小さくなっており、得点分布のバラツキが小さくなり、学力の識別が小さくなっています。

数学は、他の模試やテストでも、他の科目に比較して標準偏差が大きくなる傾向にありますが、入試結果を分析し、問題ごとに難易度を調整する必要があります。
年々、改善されている傾向にありましたが、平成22年度は標準偏差が小さくなったことから、各問題の難易度の分布状況を分析して、入試問題を作成する必要があると思われます。
具体的には、難易度の高い問題数を減少するとともに、難易度の低い問題を減少させ、得点分布のバラツキを大きくする必要があります。

数学の得点

区 分

平均点

標準偏差

0~10

11~20

21~30

31~40

41~50

51~60

61~70

71~80

81~90

三角分布 等分布 平均
H22 42.3  14.7 15.6 15.1 2.3 7.0 14.2 19.2 24.8 21.3 9.3 1.8 0.1
H21  45.1 18.8 20.1 19.4  3.8  9.7  13.4  14.4  15.4  16.9  16.0  8.6  1.7

H20

50.8

18.7 20.0 19.3

2.0

6.0

10.3

13.0

15.5

17.4

17.3

13.8

4.8

H19

47.6

17.2 18.4 17.8

2.3

6.8

10.5

14.9

17.8

19.5

18.6

 8.6

1.0


aae15dec.jpeg




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06.03.08:00

平成22年度鹿児島県公立高校入試状況

平成21年度鹿児島県公立高校入試問題について掲載しています。
引き続き、国語についてです。
国語の問題と正答率について平成19年度~平成22年度の4ヶ年分を整理すると以下の表のようになります。

一昨年は、ここまでの検討はしておりませんでしたが、4ヶ年のデータが蓄積しましたので、これにより分析してみました。

今回は、設問ごとの得点率と配点割合により、得点分布状況との関係を見てみます。

平成19年度から平成21年度の3ヶ年の設問の数は28になっていましたが、平成22年度は31となっています。

平成19年度の得点分布は、正規分布に近い理想的なものとなっていることから、平成19年度との比較を行うと下記のようになります。

①平成20年度~平成22年度は、90%以上の正答率の設問があるが、ほとんど学力の識別を図ることができないため、90%以上の正答率の設問は難易度を上げる必要がある。

②平成21年度は、80%~90%の正答率の設問の配点割合が21点と高くなっており、この正答率の問題を3分の1程度にする必要があったが、平成22年度は9点に低下した。
この層の問題の割合が高かったため、平成20年度に比較して平均点が下がったものの、0点~40点層の得点分布が増加しなかった要因と考えられる。

③一方、受験者の立場からすると、正答率の低い問題について、受験対策を講じる必要がある。
 得点率の低い設問は、文脈、内容の理解など読解力に関するものが総じて多い。

正答率
設問数
  平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度
90%以上    2  1
80%以上~90%未満  3  4  8
70%以上~80%未満  3  4  2
60%以上~70%未満  9  7  2
50%以上~60%未満  3  4  6
40%以上~50%未満  4  1  4
30%以上~40%未満  3  3  4
20%以上~30%未満    1  1
10%以上~20%未満    2  
10%未満        
28 28 28 31

 
正答率
配点
  平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度
90%以上     5   3 5 
80%以上~90%未満   7  12  21 9 
70%以上~80%未満   8  12   4 4 
60%以上~70%未満  24  24  12 19 
50%以上~60%未満  15  16  17 27 
40%以上~50%未満  15   2  12 15 
30%以上~40%未満   8   7  16 5 
20%以上~30%未満 1 3   4   5 0 
10%以上~20%未満        6 
10%未満        
90 90 90  90


 項目(平成19年度入試問題) 平成19年度 平成20年度 平成21年度 平成22年度
  配点 正答率 配点 正答率 配点 正答率 配点 正答率
1 聞き取り問題 68.8 79.1 73.4 72.0
 ①主題の理解(聞くこと) 84.0 93.0 87.1 83.8
 ②内容の理解(聞くこと) 77.5 89.9 82.8 94.2
 ③(聞くこと) 54.6 64.1 59.6 49.4
                 
2 説明的な文章 24 46.2 24 59.5 24 53.1 24 47.3
 ①接続語(言語事項) 66.7 58.0  67.4 49.6
 ②内容の理解(読むこと) 31.3 95.5  86.0 42.1
 ③助詞の用法(言語事項) 61.6 79.7  86.4 56.8
 ④内容の理解(読むこと) 63.6 67.6  30.1 48.8
 ⑤内容の理解(読むこと) 21.7 12.6  51.4 54.0
 ⑥主題の理解(読むこと) 47.3 62.8  22.3 32.3
⑦構成や展開の理解(読むこと)             51.7
                 
3 文学的な文章 20 51.0 20 60.5 20  54.1 20 63.0
 ①副詞の用法(言語事項) 89.1 79.4  87.5 82.9
 ②心情の理解(読むこと) 46.5 79.2  54.0 62.3
 ③文脈の理解(読むこと) 60.4 26.7  43.7 87.3
 ④理由の説明(読むこと) 26.1 89.6  37.1 69.5
 ⑤心情の理解(読むこと) 48.3 15.3  80.8 67.2
      80.5  45.1 10.2
              68.3
                 
4 古典の文章 14 53.6 14 59.6 14  61.5 14 54.1
 ①歴史的仮名遣い(言語事項) 71.1 88.1  87.8 87.2
 ②空所補充(読むこと) 40.6 56.3  77.5 57.3
 ③指示内容の理解(読むこと) 54.5 34.7  43.1 64.2
 ④文脈の理解(読むこと) 74.1 65.4  93.1 68.8
 ⑤ 1 文脈の理解(読むこと) 64.0 61.2  30.4 40.1
    2 文脈の理解(読むこと) 22.4         17.8
                 
5 言語事項 14  57.6 14 54.9 14  56.7 14 66.3
 ①(1)漢字の書き取り(言語事項) 57.6 57.0  73.2 58.1
   (2)漢字の書き取り(言語事項) 64.0 39.8  54.7 76.5
     (3)漢字の書き取り(言語事項) 63.0 65.8  51.6 61.5
     (4)漢字の書き取り(言語事項) 61.3 45.2  86.9 52.1
   (5)漢字の書き取り(言語事項) 30.2 66.2  31.0 75.9
   (6)漢字の書き取り(言語事項) 83.2 74.1  53.5 93.3
 ②   書写(言語事項) 69.0 35.3  45.8 46.8
                 
6 文章表現 51.9 52.5  62.0 55.0
 作文 51.9 52.5  62.0 55.0
                 
  90   90   90   90  
入試問題の項目は、平成20年度、平成21年度、平成22年度は、若干異なる。

06.02.18:53

平成22年度鹿児島県高校入試状況

今回は、各科目ごとの得点別分布状況について分析してみます。
学力を識別するためには、平均点を対称軸とした山型の得点分布状況になっているのが望ましいと思われます。

それでは、各教科ごとに見てみましょう。

国語
①平均点
(平成20年度) 平均点が上がったことに伴い、成績上位層が71点~80点(11.3%)に集まった。一方で、81点(得点率90%)以上の者はそうれほど増加していなかった。
(平成21年度) 71点~80点の得点分布を下げるため、平均点を下げることとし、平成19年度並の得点分布(6.4%)になったものの、51点~60点の得点分布が29.4%と非常に高くなった。
(平成22年度) 平成21年度の51点~60点の得点分布が高かったため、この得点分布を低下させるため、難易度の高い問題と難易度の低い問題を増やし、この階層の得点分布を21.8%に低下させることができた。


②難易度別問題数
平成21年度の要因は、0点~40点層の得点分布が平成20年度とほとんど変わらなかったことが要因となっている。
 つまり、易しい問題が平成20年度並にあったと想定され、難易度の高い問題も若干増えたことにより、51点~60点に集中したと想定されます。
②したがって、平成19年度と比較して平成20年度は成績上位層の、平成21年度は成績中位層の学力の識別値が悪くなっていたが、平成22年度は改善されている。
③識別値を高めるため、平均点を下げるととともに、難易度の低い問題を若干減らして0点~40点層の得点分布を増やしたものと想定されます。

(標準偏差)
得点分布の散らばり具合をみるためには、標準偏差が判断材料になりますが、得点分布から試算してみると、
平成19年度が15.6だったの対して、平成20年度14.0、平成21年度12.9と年々小さくなっています。
つまり、標準偏差が小さくなるということは、それだけ得点分布が集中している傾向を示していることとなり、学力の識別が悪くなっている可能性があります。
平成22年度は、改善した結果、標準偏差は16.4まで増加しました。


国語は、他の模試やテストでも、他の科目に比較して標準偏差が小さくなる傾向にありますが、入試結果を分析し、問題ごとに難易度を調整する必要があります。
平成19年度の得点分布は、理想的な得点分布を示しているので、この入試問題の各問題の難易度の分布状況を分析して、入試問題を作成する必要があると思われましたが、そのような対応が図られたものと思われます。

ただし、若干平均点が高いため、7点程度低下させれば理想に近い得点分布となると思われます。



区 分

平均点

標準偏差

0~10

11~20

21~30

31~40

41~50

51~60

61~70

71~80

81~90

三角分布 等分布
H22 52.2 15.7 17.0 16.4 0.9 3.3 7.5 13.3 18.1 21.8 20.2 13.5 1.4
H21  54.2 12.2 13.5 12.9  0.2  1.2  4.9  12.2  23.1  29.4  22.3  6.4  0.3

H20

54.2

13.4 14.7 14.0

0.3

1.5

5.0

11.4

17.6

25.9

26.5

11.3

0.5

H19

47.7

15.1 16.2 15.6

0.9

4.2

10.4

17.2

22.1

22.5

15.0

6.8

0.8


40da154a.jpeg

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06.01.21:57

鹿児島県公立高校入試状況

平成22年度鹿児島県公立高校入試の各教科について分析します。

過去8ヶ年の科目別平均点は下表のとおりです。

(分析)
①入試問題は、難易度は科目ごと平均点50点を目安に作成している。

②年度により、科目の平均点の変動が大きい。

③平成20年度の比較において、平成21年度は、国語が1.9点、社会が3.3点、数学が5.7点、理科が2.4点、英語が4.7点と5教科とも下回っている。これは、平成20年度の平均点が262.6点と近年になく高かったため、各教科において難化の意向が働いた結果と想定される。
さらに、平成22年度は、平成21年度に比較して、国語が0.1点、社会が0.5点、数学が2.8点、理科が1.8点、英語が7.1点と5教科とも下回っている

④総得点をみると、平成15年度、平成16年度とほぼ想定した点数となったが、平成17年度は数学と理科の平均点の大幅な減少により、総得点が大幅に減少した。
平成18年度は、平成17年度がかなり総得点が低かったことから、難易度を調節しようとし、理科はほぼ設定どおりとなったが、数学は回復せず、国語が5.4点、社会が4点高くなり、総得点が上昇した。

⑤平成19年度は、国語の出題傾向を一部変え、8.7点減少させ、ほぼ設定どおりとし、また、数学の平均点を平成18年度より設定どおり高くすることができ、総得点はほぼ設定どおりとなった。

⑥このように、科目間の難易度の調整が難しく、科目の平均点が大幅に増減する科目が発生し、平成17年度、平成20年度、平成22年度のように総得点も大きく変動してしまう場合がある。

⑦科目別の平均点のみでみると以下のとおりである。
  国語 平均点が50点を上回るケースが多い。難易度を若干上げる必要がある。(2~3問難易度を上げる)
  社会 社会は、平均点の変動が小さく安定している。
  数学 平成17年度、平成18年度、2ヶ年続けて平均点が低かったが、平成19年度、平成20年度は上昇     し、平成21年度、平成22年度は低下した。
  理科 平成17年度、平均点が低かったものの、他の5ヶ年は安定していたが、平成22年度は低下した。
  英語 平成16年度、平均点が低く、平成20年度は平均点が高かった。平成20年度は、出題傾向を変えたがそれにより平均点が上昇した。平成21年度は、平均点が高かった平成20年度より平均点を下げることがで き、さらに平成22年度は低下した。 

平成22年度についてみると、総得点の得点分布をみるとかなり改善されている。さいらに改善するとすれば、1教科の平均点を45点、総得点225点(得点率50%)程度とすれば、さらに学力の識別が行われると思われる。

 区分

総得点

国語

社会

数学

理科

英語

平成22年度  232.2 52.2 48.8 42.3 43.3 45.6
平成21年度  244.5  52.3  49.3  45.1  45.1  52.7

平成20年度

 262.6

 54.2

 52.6

 50.8

 47.5

 57.4

平成19年度

 248.8

 47.7

 54.9

 47.6

 48.4

 50.1

平成18年度

 253.8

 56.4 

 55.2 

 42.5

 51.1 

 48.6 

平成17年度

  238.9 

 51.0 

 51.2 

 44.3

 43.2 

 49.2 

平成16年度

  248.9 

 54.5 

 51.5 

 50.7 

 50.6 

 41.7 

平成15年度

 247.7

 56.7 

 47.5 

 43.1 

 47.1 

 53.3 


 

05.31.18:02

平成22年度鹿児島県公立高校入試状況

鹿児島県公立高校入試状況について掲載します。

鹿児島県公立高校入試の得点分布状況から標準偏差を試算すると、得点のバラツキが小さかった平成21年度を除くと、81~83となっています。

鶴丸高校の得点情報開示や試算した合格ラインと比較すると、公立高校入試結果による偏差値で65程度であることがわかります。

実際の合格ラインは、調査書の点数の関係もあり、10点程度の幅があることがわかっており、平成20年度は380点~390点であると思われます。

このようなことから、偏差値65に相当する合格ラインは、合格可能性A判定(合格率80%以上)に相当します。

平成22年度の鶴丸高校の合格ラインは、偏差値65の354点程度(合格率80%)と想定されます。


標準偏差・偏差値
区分 平均点 標準偏差 偏差値
1/3分布 中間分布 平  均 60 65 70
平成22年度 232.2 77.4 85.3 81.4 313.6 354.3 395.0
平成21年度 244.5 72.9 81.1 77.0 321.5 360.0 398.5
平成20年度 262.6 78.6 88.0 83.3 345.9 387.6 429.2
平成19年度 248.8 78.2 86.8 82.5 331.3 372.6 413.8
標準偏差は、得点分布より試算

平成22年度公立高校入試得点開示情報
高校名 平成20年度 平成21年度 平成22年度
合格 不合格 合格 合格 不合格
その他の
親からの情報 
本人または
親からの情報
 本人または
親からの情報
その他の
親からの情報 
本人または
親からの情報
本人または
親からの情報
鶴丸 380 390
381
407(学区外)
366
358 
358 404
391(学区外)
385(学区外)
384
382
371
363
357
360

計算による鶴丸高校の合格ライン
  平成20年度 平成21年度
合格ライン 387点 360点


05.30.15:07

平成22年度鹿児島県公立高校入試状況

平成22年度鹿児島県公立高校入試結果について分析します。
昨日、5教科合計の得点分布について掲載しましたが、この得点分布状況について、追加分析しました。

得点分布状況の見方で重要なのは、得点のばらつき具合(分散)がどの程度なっているのかです。
平均点を中心に得点分布の分散が大きければ、学力の識別が行いやすいですが、得点分布が集中してしまうと学力の識別が難しくなります。

平成20年度の平均点が上昇したため、360点以上の得点者が多く存在し、鶴丸高校や甲南高校など学力の識別が十分出来ず、単純ミスなどによって不合格となり優秀な学生が私立に流れたと想定され、平成21年度は入試問題が難化しました。

しかし、平成21年度は、難化し平均点が低下ものの、今度は350点以上の得点上位層が大幅に減る一方で、得点下位層の人数が変わらない結果、バラツキが小さく、標準偏差が小さくなり、平均点±100点の間に多くの受験生が入ることとなってしまいました。

平均点だけをみれば、平成20年度に比較して確かに平成21年度は18点以上、平成22年度は30点以上低下しましたが、これだけでは評価はできません。そこで、得点分布状況から得点者の散らばり具合(分散)を評価するため、標準偏差を求めてみました。

標準偏差を求めるにあたっては、階層内の分布状況を三角分布と等分布を求め、その平均値としました。

標準偏差をみると、平成21年度が他の年に比較して、低くなっており得点のバラツキが若干小さいことがわかり、また、平成22年度には得点分布状況が改善されたこともわかります。


得点分布

区分

受検
者数

0~   49

 50~ 99

100~149

150~199

200~249

250~299

300~349

350~399

400~450

平均点

H22 12,792 0.7 5.4 12.5 17.1 19.6 20.6 16.5 7.2 0.3 232.2
H21 12,749 0.3 3.8 9.9 16.2 19.7 21.6 19.6 8.7 0.3 244.5

H20

13,498

0.2

2.9

9.2

13.2

16.7

18.9

20.5

16.3

2.0

262.6

H19

13,610

0.4

4.4

9.9

15.6

18.2

19.2

19.5

11.3

1.5

248.8


標準偏差
区分 平均点 標準偏差 偏差値
1/3分布 中間分布 平  均 60 65 70
平成22年度 232.2 77.4 85.3 81.4 313.6 354.3 395.0
平成21年度 244.5 72.9 81.1 77.0 321.5 360.0 398.5
平成20年度 262.6 78.6 88.0 83.3 345.9 387.6 429.2
平成19年度 248.8 78.2 86.8 82.5 331.3 372.6 413.8
標準偏差は、得点分布より試算

05.29.01:01

平成22年度公立高校入試状況

東京大学の入試状況を掲載することによって、多くの受験生が東大にチャレンジすることを期待しています。
志望大学のランクを下げることはいつでもできることですから、今はできるだけ目標とする大学のランクを下げずに頑張ることが大切です。
模試の合格可能性判定がE判定であっても、特に現役は受験前に大きく伸びる可能性があるので簡単にあきらめる必要はありません。引き続き、東大受験ついて掲載していきたいとは思いますが、基本的には東大受験を念頭に勉強することで相当な実力がつき、他の大学を受験する場合でも相当有利になると思います。

さて、東大入試の勉強方法について6月中旬ごろから掲載することとし、本日からは先日鹿児島教委育委員会が公表した平成22年度の鹿児島県公立高校入試状況について掲載します。

平成22年度の鹿児島県公立高校入試の得点の分布状況について分析します。
入試問題は、1科目平均点50点程度、総得点250点程度を目安として作成することとしていますが、平成20年度の平均点がかなり高かったことから、平成21年度大幅に平均点が減少し、平成22年度の動向が注目されましたが、平成21年度よりさらに平均点が低下しました。

①平成22年度は、近年最も低かった平成17年度により平均点が低くなっている。

②平成21年度は、平均点が高くなった平成20年度の反省に立ち、問題の難化が行われ、400点以上の者が35人と平均点が低かった平成17年度69人より少なくなっていましたが、平成22年度は平均点がさらに下がっている割には41人と増加しています。

③平成21年度は、360点以上の者は平成20年度に比較すると8.19%大幅に減少しており、360点~399点の者は、1685人から771人と914人減少している。
平成22年度は、360点以上の者は平成21年度に比較するとさらに1.18%減少しており、360点~399点の者は、771人からと617人と154人減少している。

④平成21年度は、350点以上の者は平成20年度に比較すると8.85%減少しており、1265人減少している。350点~359点の者は、515人から403人と112人減少している。
平成22年度は、350点以上の者は平成21年度に比較すると1.98%減少しており、250人減少している。350点~359点の者は、403人から301人と102人減少している。

⑤④の350点~359点の10点の間の得点者の減少率は25.3%(403人→301人)となっており、360点から399点の40点の間の得点者の減少率は20.0%(771人→617人)で、360点から399点の層の減少幅が若干小さいことを示している。

⑥したがって、360点~399点においては、各点数における人数は、平成20年度に比較して27人程度((914+154)人/40点)減少、平成21年度に比較して4人程度(154人/40点)減少している。

⑦平成22年度の360点~399点の各点の人数を平均すると15人(平成20年度42人、平成21年度19人)となっていたことがわかる。

⑧つまり、成績上位層の点数が押さえられ、360点以上では各点の得点者が少なくなり、学力の識別が向上する一方で、成績中上位層の点数が増加することによって、300点から360点層に集中した結果となった。

⑨これを入試問題で考えてみると、難易度の高い問題が増えたことによって成績上位層の点数が押さえられ、難易度の低い問題の割合はかわらず、成績中上位層の点数が減少幅が上位層より小さいと推定される。

⑩鶴丸などの合格ラインは、このような入試状況から合格ラインが平成20年度に比較して大幅に低下し、平成21年度の比較においても低下したと想定される。

得点別分布状況をみると、正規分布に近い形となり、過去4年間では最も理想に近い得点分布になっている。
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←グラフをクリックすると拡大します。(得点分布)





次回以降に各教科について分析します。

鹿児島県公立高校得点分布状況

 区分

受検者数

平均
得点

400点
以上
の人数
400点以上
の割合(%)
360点以上
の人数
360点以上
の割合(%)
350点以上
の人数
350点以上
の割合(%)
平成22年度 12,792 232.2 41 0.32    658 5.14     ※959      7.50
平成21年度 12,749 244.5 35 0.27     806 6.32  ※1,209      9.48

平成20年度

13,498

262.6

274

2.03

1,959

14.51

※2,474

 18.33

平成19年度

13,610

248.8

211

1.55

1,321

 9.71

※1,749

 12.85

平成18年度

13,885

253.8

270

1.94

1,629

11.73

 -

平成17年度

14,629

238.9

  69

0.47

   883

  6.04

 - 

 - 

平成16年度

15,273

248.9

180

1.18

1,371

  8.98

 - 

 - 

平成15年度

16,533

247.7

175

1.06

1,449

  8.76

 -

 ※分布割合より試算

05.28.17:20

東京大学入試状況

東京大学の入試状況について掲載します。

科目別目標ライン

「しのぎ」「クリア」「勝負」の三つの目標設定


POINT 3 科目別目標設定術

東大の2次試験では、科目ごとに「どの得点圏まで狙えるか」というラインが違ってくる。この節では、科目ごとの特性やコスト・パフォーマンスを分析しながら、文系・理系に分けて目標ラインの設定を試みる。

科目の特性と「L・M・H」ラインの設定


 科目の特性をよく知ったうえで、教科ごとに最適目標ラインを設
定できれば、受験計画がはるかに効率のいいものとなる。

 基本的には、コスト・パフォーマンスが落ちる手前までは、その科目にどんどん時間を投入するのが賢い。そして、目標ラインを達成したら、サッと“撤退"して、今度は別の科目へ重点を移してい

く。こうして、1科目ずつ目標ラインをクリアしていくのが、理想的な受験戦術なのである。

 この節では、科目ごとの特性に触れながら、文系、理系の順にそれぞれ「しのぎ」、「クリア」、「勝負」の3段階の教科別目標ラインを設定していくことにする。設定にあたっては、経験者、すなわち現役東大生の“実感"と得点開示情報を重視している。

 幸い、私の監修する「緑鐵受験指導ゼミナール」には現在150名近くの東大生講師がいるが、彼らの協力によって模試のデータや2次試験の成績開示データなど、貴重な資料を収集することができる。

さらに、東大型模試(東大即応オープン、東大入試実戦模試など)の結果資料を入手して検討を加えているので、実感的にも統計的にも、かなり的を射た内容になったものと自負している。


1.英語の特性と目標ライン
《特性》頑張れば伸びるが時間と労力が必要
 英語は、もともと「頑張れば伸びる科目」であるが、対策にはそれなりの時間(割と長期にわたる)と労力が必要となる。ただし、いったん仕上がればそう簡単に実力は落ちない特性があるので、早めに仕上げるのが受験戦略上の大きなポイントとなる。
 東大の英語(120点満点)は、英文ジャンルや出題形式などの面での“多彩さ"が特に際立っている。英作文やリスニングの配点も高く、読解系の問題にしても要約や文挿入、下線部和訳、総合問題形式などバラエティに富む(文法・語法問題も出題される)。
 要するに「何でもあり」の出題(19~20ページ参照)で、”`オールラウンドな英語力”"が試されるわけだ。それだけ「頑張れば伸びる」の「頑張れば」の物理的・分量的ハードルが高く、英語が得意な人にとっても分量が多い(読解系の総語数だけでも2000語を超える)のが悩みになりやすい。
 そのため、どうしても素直に「初期レベル」(本格的に受験勉強を始める際の実力)および「残り時間」(入試までに残された時間)の二つの要素によって、「どれだけできるか」、「どのレベル(得点ライン)まで達するか」が決まってくるイメージがある。
 

《文系の目標ライン》60%付近が「クリア」ライン
 以前は難しいと言われた東大の英語も、ここ数年の合格者の声を聞くと、「とにかく75点(62.5%)は目標にできる」という声が多い。形式的、内容的に取っつきやすい問題が増えてきたためで、リスニングや英作文で大量失点をしない限り、50%前後の得点を取ることはそれほど困難ではない。よって、「しのぎ」ラインは50%手前の58点(48.3%)に設定する(文1のみ53.3%の64点とする)。

《理系の目標ライン》理Ⅲを除き60%が「クリア」ライン
 数学や理科にかなりの力を注ぐ必要がある理系の場合、文系並みの目標ラインを設定するのはちょっと酷である。合格最低点が文系ほど高くない現状では、理Ⅰと理Ⅱの「しのぎ」「クリア」「勝負」の各ラインは、文Ⅰ・文Ⅱのそれよりも数%程度低めに設定するのが妥当な線だ。Mラインの60%(72点〉は合格者の平均点に近い値で、まずはこのあたりを目標にしたい。
 理Ⅲは目標最低点が300点近くになるため、配点の高い英語での大量失点は致命傷となる。いくら英語が苦手でも、55%(66点)は確保できないと厳しい。「クリア」ラインと「勝負」ラインは、文Ⅰと同等の目標得点とする(Mが78点、Hが96点)。


図1 科類別・英語の目標ライン                   (配点120点)
            M-     M+    
文Ⅰ       64     72   78   84     96
               
          M-     M+      
文Ⅱ   58       68   75   82     92  
               
          M-     M+      
文Ⅲ   58       68   75   82     92  
      50%           65%         80%
        M-     M+        
理Ⅰ 54       66   72   78     90    
               
        M-     M+        
理Ⅱ 54       66   72   78     90    
               
            M-     M+    
理Ⅲ         66   72   78   84     96

05.27.19:50

東京大学入試状況

東京大学入試状況について掲載します。

3年分のセンター試験の英'数'国を解く                             
   センター試験は、最近3年分の本試験の英語筆記(200点)、数学ⅠA・ⅡB(計200点)・国語(200点)の3教科について制限時間を守って解き、真ん中の得点を採用する(たとえば、低いほうから143点、157点、162点だったら157点を採用)。                                 
   そのうえで、英語・数学・国語の3教科合計得点(600点満点)を算出しておく。センターの過去問を使った東大の"受験資格"の判定では、個々の科目ごとの最低基準に加え、3教科トータルでの得点も判断材料にする。さすがに、3教科ともギリギリ最低基準を満たすレベルでは、「残り1年」での合格は厳しいからだ。                              
                                              
“東大受験資格"の判定基準                              
    さて、表を見てほしい.これは「残り1年」で東大合格を目指すために、満たしてほしい科目別の基準点を掲げたものである。もっとはっきり言うと、1年前の段階でセンター試験を解いて、このレベルに達していない場合は、残念だが1年計画での東大受験をあきらめたほうがいいという基準である。                              
    もっとも、センター試験は高校3年間の基礎学力を試す試験であるから、高2の終わりごろに学校のカリキュラムがどこまで進んでいるかで、得点力に違いが出てくる。                            
   そこで便宜的に導入したのが、読者のアドバンテージによるA、B、Cの三つのコースによる区分であり、それぞれ中高一貫校の現役生、浪人生、公立高校の現役生を想定したものである。                               
    ただし、Cコースの公立高校は、下位校から上位校まで一括りにするのは無理がある。そこで、授業が比較的速いペースで進む地域のトップレベルの進学校〔目安として東大に現浪合わせて毎名5以上合格しているような高校)は中高一貫佼に準じるAコースに含め、それ以外の“ごく普通の公立高校"をCコースとする。

文系のセンター試験基準点
 まず、文系の基準点(表6)から見ていこう。ただし、A、B、Cコースの区分は、文系、理系に関係ない。
 Aコースは、中高一貫校および公立進学校の生徒を対象としてしいる。これらの高校では、ハイペースでカリキュラムが進むので、主要科目に関してはこの程度仕上がっていないと、現実的に1年以内で東大に受かるのは難しいだろう。英語130点、数学130点、国語115点、3教科計400点以上が、ひとまずの目安である。
 Bコースは浪人生向けの基準点で、英語140点、数学140点、国語125点、3教科計440点以上を基準とする。浪人生の戦術は、現役生ほどの爆発的な追い上げはできないという前提に立ち、最初からもっているアドバンテージを活かして逃げ切るのが基本だ。
 Cコースは、普通の公立高校の現役生を想定している。公立高校の場合は授業の進度が一般的に遅く、たとえば、数学がセンター試験の範囲に達していないハンディがある。このため、基準点もAコースに比べて10点下の英語120点、数学120点、国語105点、3教科計375点以上というラインに設定した。

理系のセンター試験基準点
 理Ⅰと理Ⅱの基準点(表7)は、Aコースで、英語120点、数学135点、国語105点とする。Bコースで、英語130点、数学145点、国語115点。Cコースでは、英語120点、数学125点、国語100点で可とする。ただし、数学が得意な人は、英語と国語は5点低くても、3教科の合計が表7の値を超えていれば問題はない。
 理Ⅲの基準点(表8)は少し高い。Aコースで、英語145点、数学150点、国語115点はほしい。Bコースでは、英語155点、数学165点、国語125点となる。Cコースでも、英語135点、数学140点、国語105点は最低ほしいラインである。

下記の表は受験1年前の高校2年生の2月から3月時点の評価ですが、現時点(5月時点)であれば、下記の表を利用できるものと思われるので、過去のセンター試験問題を解いてみてほしいと思います。
そうすると予想以上に、東大の受験資格があることに気づくものと思われます。


1年前のセンター試験で判定するチャレンジ・ライン

文系のセンター試験基準点(表6)
  Aコース
(中高一貫校)
Bコース
(浪人生)
Cコース
(公立校現役)
 英 語 130点~ 140点~ 120点~
 数 学 130点~ 140点~ 120点~
 国 語 115点~ 125点~ 105点~
3教科合計 400点~ 440点~ 375点~

理Ⅰ・理Ⅱのセンター試験基準点(表7)
  Aコース
(中高一貫校)
Bコース
(浪人生)
Cコース
(公立校現役)
 英 語 120点~ 130点~ 120点~
 数 学 135点~ 145点~ 125点~
 国 語 105点~ 115点~ 100点~
3教科合計 390点~ 420点~ 365点~

理Ⅲのセンター試験基準点(表8)
  Aコース
(中高一貫校)
Bコース
(浪人生)
Cコース
(公立校現役)
 英 語 145点~ 155点~ 135点~
 数 学 150点~ 165点~ 140点~
 国 語 115点~ 125点~ 105点~
3教科合計 450点~ 470点~ 420点~
(注)公立現役生でも進学校(東大に毎年5名以上合格)に属している人はいずれも
Aコースとして考える(浪人生は一律Bコース) 

05.26.21:11

東京大学入試状況

引き続き東京大学入試状況について掲載します。

今後、2次試験の目標得点の設定は、掲載することとし、今回は現時点で来年度の東京大学にチャレンジする資格(つまり、合格する可能性ライン)の学力について考えてみます。

現時点の実力把握  センター試験で把握する東大チャレンジ・ライン

ポイント4 受験資格
受験計画を考える場合に欠かせないのが、現時点での実力把握である。
本書では、センター試験の過去問を使って、東大の受験可能レベルの分析を行い、さらにこれをもとに得点戦術を組み立てていく。

「残された時間」を最大限有効に使うために
 さて、本書は基本的には、1年以内の勉強で東大の合格ラインに達してもらうことを念頭において書いている。このため、前述した目標ラインのどれを選び、どう組み合わせて受験戦術を練るかは、約1年前の時点での実力次第で変わってくる側面がある。
 特に、英語や数学などは、伸ばすのにある程度の時間がかかるため、いくら努力しても1年間での勉強では現実的に合格ラインに乗ってこないこともあり得る。このあたりが、私大の2科目型、3科目型の受験との最大の違いである。
 私大であれば、たとえば英語だけに絞ってグイグイ伸ばし、社会で足を引っ張られない程度にもっていけば、かなり合格の確率は高まる。しかし、科目数の多い東大では、たとえ英語がグングン伸びても、数学や国語ですくなくとも「しのぎ」か「クリア」のレベルに達しなければ、どうしようもないというのが現実だ。
 そこで、読者には、現時点での実力を客観的に把握してもらう必要がある。場合によっては、2年計画に変更したり、早慶など少科目型の私大に志望校変更したりすることが、受験計画を意味のあるものにするためにも必要になるだろう。

センター試験で判定する東大の”受験資格”
 1年前の時点で、”東大受験資格”があるかどうかを判定するには、東大の過去問なり東大型の模試問題集を解いてみるのが本当は一番手っとり早い。しかし、論述式が多い東大の2次試験では、いくら採点基準が書かれていても、素人が正確に自己採点するのはかなり難しい。
 家庭教師やマン・ツーマンの指導ならば、教師がかなり正確に受験生の実力を把握できるが、不特定多数の読者を対象とする本書においては、もっと明確な指標を与える必要がある。
 いろいろ考えた結果、予備校系の出版社から出ている模試問題集での実力把握をあきらめ、本書では、センター試験の過去問を、客観的実力を測定する道具として採用することとした。
 センター試験では、東大の2次試験と傾向が違いすぎると不安を持つ読者もいることだろう。しかし”基礎体力”を測定するにはこれほど役に立つものはない。基本から標準レベルの良問で構成され、受験生の平均点が6割前後になるようにつくられているので、基礎レベルの習得がうまくいっていないとそう点が取れないようになっている。
 もう一つ大きな理由は、入試1年前の時点では、名門校の生徒でも、本格的な2次試験対策までは手が回らないことだ。本書が対象とするのは、特にバリバリの優等生というわけではないので、この時点で東大の過去問や実践に近い難度の東大型模試を解いても、参考になるような結果が得られない可能性が高いのである。
 目的は、本格的な東大対策に入るだけの”基礎体力”がどの程度あるかを見極めることにある。”基礎体力”が充分あれば、それだけに勉強の効率も高くなり、得点の伸びの期待値は大きくなる。「残り1年以内」でどこまで伸ばせるかの”潜在的”得点能力を測定する目的なら、センター試験でも充分に役立つのである。

05.25.07:32

東京大学入試状況

鹿児島県内の多くの学生チャレンジすることを期待し、東京大学の入試状況について連載で掲載します。

この内容は、和田秀樹氏の著書によります。

目標ライン設定のポイント
 以上の「しのぎ」「クリア」「勝負」の三つのラインを、順にL(Low)、M(Middle)、H(High)と記号化し、自分なりの目標得点を設定して受験勉強をスタートさせる。そして、模試などの結果を見て、「もう少し上の得点を狙えそう」とか「思ったほど伸びていないので目標を下げる」などの目標得点の修正を行う。
 この目標得点の修正の際に、「M-」「M+」の二つのラインを加える。全部で【L・M-・M・M+・H】の5段階の目標ラインが設定されるが、修正にあたって以下の点に注意してほしい。

1.夏まではL・M・Hの目標ラインで進める
 夏の東大型模試までは、M+とM-の目標設定を考えず、理Ⅰ志望ならたとえば「英語M(72点)・数学M(58点)・国語L(32点)・理科M(78点)、合計240点」のような目標を設定して、それに向けた勉強をスタートさせる。

2.東大型模試の結果を見て、M-とM+(MとLの間)の中間的な目標ラインは、夏と秋に受ける東大型模試の結果を見て導入することになる。英語については、その際の基本原則を詳述するのでそちらを参考してほしい。
 その他の科目に関しては、夏の東大型模試で初期の目標レベルの8割を達成できていれば「一つ上の目標レベル」に修正してもよい(たとえば当初がMであれまM+に変更)。逆に、初期の目標レベルの5割に満たなければ「一つ下の目標レベル}に修正する。(たとえば当初がHであればM+に変更)。秋の東大型模試の結果をみて修正する際の基本的な考え方については、やや複雑な補正値を導入しているので、今後掲載します。

05.24.18:58

東京大学入試状況

東京大学の入試状況について掲載します。

①「そのぎライン」
「なるべく足を引っ張らないように」という消極的な役割の目標ラインである。一般的には、苦手で伸ばすのに時間がかかりそうな科目、そこまで苦手ではないが時間をかけている余裕がない科目などを「そのぎ」ラインとして設定する。
 ただし、文系の合格最低点が60%前後まで上昇することもある状況では、「しのぎ」ラインとして設定する科目の得点率、必然的に引き上げざるを得なくなってきている点に注意したい。

②「クリア」ライン
「しのぎ」ラインの上に設定するのがこれ。このくらい取っておけば合格最低ラインをクリアでき、合格線上の受験生に差をつけられることはない、という得点圏である。科目によっても違うが、だいたい合格者平均に近づくあたりで設定する。

③「勝負」ライン
 他の受験生に差をつけるための目標ライン。ただ、特に国語や数学は「得意科目だから狙える」というわけでなく、努力に加えたある種のセンスが必要になってくる。英語に関しては、易化していることもあって、努力のみで90点台を狙える状況ではある。

  目標とする得点率 設定する科目

「しのぎ」ライン
科目によって概ね30~50%の設定とする。 苦手科目や難度が高くて高得点が望めない科目は、無理をせずに「しのぎ」ラインの目標設定でよしとする。

「クリア」ライン
50~70%前後の得点率。数学や国語はあまり無理をしない設定で。 そこそこ得意だがあまり時間のかけられない科目や、高得点が取りにくい科目で狙いたいライン。

「勝負」ライン
70~80%を目指すが、安易には狙わないほうがよい。理科は80%を目指すことも可能。 得意科目や努力で伸ばせる英語などがよい。高得点の取りやすい理科も狙い目(生物、化学はやや厳しい)

 

05.23.23:07

東京大学入試状況

東京大学入試状況について掲載します。

コストパフォーマンスを考えた「現実的な目標設定」が命

 科目別の目標得点を設定するときには、「悪くてもこのぐらい」という発想は重要だ。「やれば伸びるだろう」という”希望的観測”だけでむやみに目標ラインを上に設定しないほうがよい。
 2次試験では、たとえば文系の国語で96点(80%)以上を取るのは「普通に国語が得意」なレベルではまず無理な問題内容(62.5%の75点に達すれば上出来)である、英語は90点台からは上に伸ばすのが急に難しくなる、といった性格がある。
 つまり、センター試験と同じように、東大の2次試験にも「意外に楽に伸ばせる得点範囲」とか、「ここから先は、急にコスト・パフォーマンスが落ちる」といった独特の”特性”が備わっているのだ。
 それを無理してやみくもに目標得点を上げすぎると、目標を絞り込んだ勉強ができない。要するに、「残り1年」ではこなせない非現実的な受験計画になってしまうのである。
 それより、「悪くてもこのくらい取れる」というラインをしっかり見据え、その目標に向かって日々の勉強計画を組み立てたほうが、はるかに現実的である。この発想こそ、「やるべきことを」を絞り込み、必要なことだけを反復強化する和田式の要領勉強術である。

2次試験の得点配分ポイント

センター試験と2次試験について、全体的な目標ラインを定めたあとは、2次試験で必要な科目毎に細かい目標点を設定する。そして、トータルの目標得点を科目ごとに配分するわけだが、本書では。「しのぎ」ライン、「クリア」ライン、「勝負」ラインと称する3段階の目標ラインを設定する。
 この節以降、ひんぱんに用いられるキーワードなので、しっかり把握してほしい。注意してほしいのは、科目によっても、あるいは文系・理系の別によっても、それぞれの目標ラインの点数が違ってくることである。それぞれ簡単に説明しておこう。

05.22.22:06

東京大学入試状況

東京大学の受験勉強について、掲載します。

2次試験の目標設定
合格最低ラインを目標にした現実的な得点計画を立てろ!

ポイント2 目標設定のポイント
2次試験の目標ラインは、過去の合格最低点の平均よりも5~10点程度上に設定する。さらに、これを科目別に分配して具体的な戦術の骨組みを作っていくが、この節では目標設定のポイントを伝えていこう。

2次試験の科類別”標準目標ライン”の設定
 2次試験の目標ラインは、平成15年度から平成22年度まで過去8年分の合格最低点の平均を算出し、今後の難易度予測なども含めて調整したものを基本とする。以下に掲げるのは、センター試験で760点(文Ⅰは780点、理Ⅲは800点)を取ったと仮定したときの2次試験の”標準目標ライン”である。

文Ⅰ 文Ⅱ 文Ⅲ 理Ⅰ 理Ⅱ 理Ⅲ
264点 258点 252点 230点 226点 284点

上の数値は、東大の2次試験が易しすぎず難しすぎず、「平均的・中間的」な難易度を想定したときの目標点、これを”標準目標ライン”と名付ける。過去8年間の合格最低点の平均値は、文Ⅰが約257点、理Ⅰが約224点である。本来ならこれを目標点にしてもよいのだが、毎年何かしらの教科・科目で易化が見られ、逆に難化することは少ない傾向にあるので、算出した平均値よりも文系、理系ともに一律10点弱をプラスしている。(文系は合格最低点の振れ幅が理系よりも大きいため、大事を取って余裕を持たせた)。

”標準目標ライン”を軸にした得点計画
”標準目標ライン”は、難易度の変動に関係なく目標とすべき数値である。問題が易化して文Ⅰの合格最低点が274点になったとしても、”標準目標ライン”の264点を取れる実力があれば、試験では最低でも10点は上積み可能だ。逆に問題が難化して”標準目標ライン”を10点下回ったとしても、その年の合格最低点は同じかそれ以上の幅で下落すると考えてよい。ただ、科目別の得点計画を立てるときは、大事を取って全体で5~10点上乗せして考えたい。
 センター試験の得点を「第1目標」と「下限ライン」の中間に仮定したのは、センター試験の難易度の変動を考慮したためである。実際、センター試験の難易度が低くない年は予備校推定のボーダーラインが得点率85%を下回ることが多く、また、仮定得点を高めに設定することは本書のコンセプトにもなじまない。
 文系の”標準目標ライン”は、文Ⅰと文Ⅱで6点、文Ⅱと文Ⅲも6点の差を付けてある。かつては文Ⅰのみ合格最低点が10点以上突出する年度もあったが、最近は文Ⅱと文Ⅲの差も固定化してきていることを考慮してこのような設定にした。

05.21.22:51

平成22年度高校入試結果

平成22年度鹿児島県公立高校の入試状況が鹿児島県教育委員会から公表されました。
 

(平均点)
【平成21年度】
高校入試の平均点については、平成20年度の入試問題が易しくなったことから平均点が近年になく高くなり、学力上位層の学力の識別が困難な状況だったことから、入試前から難化することを予想していました。

受験者の親御さんからの情報提供の内容から想像以上に難化していると想定しました。

また、高校入試の平均点は、鶴丸高校や甲南高校の情報開示された合格者の最低点の情報を提供いただいており、鶴丸高校 358点、甲南高校 355点との情報です。

平成20年度の鶴丸高校の合格点を387点と設定していましたが、その後、390点で不合格、380点で合格との情報も頂いており、合格ラインは380点~390点(387点は、内申点を加味し、合格率90%に相当と推定)と想定しています。

したがって、当初、合格の最低点で比較すると387点から358点に低下したことから、29点程度の平均点の低下を想定し、平均点は235点程度を予想していましたが、よく考えると合格者の最低点380点から358点に低下したとして22点の低下があったとして240点程度とすべきであったと思います。

 実際には、平均点は昨年に比較して18.1点低い244.5点となっています。これについては、詳細なデータにより分析したいと考えます。

【平成22年度】
上記のように平成20年度は入試問題が易しく、平均点が過去10カ年で最も高くなったため、平成21年度は入試問題を難しくした結果、最近では平成17年度の238.9点に次いで平均点が244.5点となったため、平成22年度の入試問題が易しくなるのか、難しくなるのかなかなかむずかしかったのですが、学力の識別を図るためには、平成21年度よりさらに難しくして、得点率50%程度(5教科450点で225点、1教科90点満点45点)とすべきと書いていました。

平成22年度の入試状況について、多くの受験者や親御さんから各科目の難易度、情報開示した得点などからさらに入試問題が難しくなっていると想定されました。

平成22年度の平均点をみると、平成21年度より6.7点低い232.2点となっています。これは、近年では最も低い平均点となっています。平成22年度の鹿児島県公立高校入試に関する情報や質問を受けていますので、掲載してみました。
みなさんの情報提供の内容もみると、昨年度より難化したようです。
5教科の平均点でみると、平成17年度並ではないかと思われます。

(3月12日地点予想)
全体   難化
国語   例年並み
理科   例年並み
英語   難化
社会   難化
数学   難化


(400点以上の得点者数)
平成21年度は、400点以上の得点者は35人となっており、平均点が近年で最も低かった平成17年度の69人をさらに下回っています。
平成22年度は、41人となっています。

(得点分布の予想)
平成21年度は、400点以上の得点者が非常に少なくなっている状況をみると、鶴丸高校や甲南高校の合格ラインと想定される350点から360点に多くの得点者がいるものと推定されます。
平成22年度は、400点以上の得点者増加しているところをみると、若干得点分布が改善され、学力の識別が上昇しているものと考えられます。


公立高校入試平均点
区 分
H15
H16
H17
H18
H19
H20
H21
平成21
年度
予想
H22
国 語
56.7
54.5
51.0
56.4
47.7
54.2
52.3 52.2
社 会
47.5
51.5
 
51.2
55.2
54.9
52.6
49.3  ↓ 48.8
数 学
43.1
50.7
44.3
42.5
47.6
50.8
45.1  ↓ 42.3
理 科
47.1
50.6
43.2
51.1
48.4
47.5
45.1 →  43.3
英 語
53.3
41.7
49.2
48.6
50.1
57.4
52.7  ↓ 45.6
247.7
248.9
238.9
253.8
248.8
262.6
244.5  ↓ 232.2
最高点
 
 
 
 
433
430
   (230.0)  
平成21年度の教科別の難易度予想は、平成22年3月12日現在予想

昭和55年度~平成20年度の平均点
区分 S
55
S60
H2
H7
H12
H14
H15
H16
H17
H18
H19
H20
国語
55.7 50.2 59.1 51.1 49.5 56.7
56.7
54.5
51.0
56.4
47.7
54.2
社会
56.1 41.3 48.5 51.4 52.2 49.4
47.5
51.5
 
51.2
55.2
54.9
52.6
数学
43.9 39.9 50.4 43.1 51.1 45.9
43.1
50.7
44.3
42.5
47.6
50.8
理科
48.4 43.0 56.6 47.6 46.0 43.1
47.1
50.6
43.2
51.1
48.4
47.5
英語
41.2 51.6 50.8 46.2 47.4 55.8
53.3
41.7
49.2
48.6
50.1
57.4
245.3 225.8 265.5 239.5 246.3 250.9
247.7
248.9
238.9
253.8
248.8
262.6
最高点
           
 
 
 
 
433
430


 区分

受検者数

平均
得点

400点
以上
の人数
400点以上
の割合(%)
360点以上
の人数
360点以上
の割合(%)
350点以上
の人数
350点以上
の割合(%)
平成22年度 12,792 232.2 41 0.32    658 5.14        7.5
平成21年度  12,749 244.5 35  0.27    806  6.32  ※1,209    9.48

平成20年度

13,498

262.6

274

2.03

1,959

14.51

※2,474

 18.33

平成19年度

13,610

248.8

211

1.55

1,321

 9.71

※1,749

 12.85

平成18年度

13,885

253.8

270

1.94

1,629

11.73

 -

平成17年度

14,629

238.9

  69

0.47

   883

  6.04

 - 

 - 

平成16年度

15,273

248.9

180

1.18

1,371

  8.98

 - 

 - 

平成15年度

16,533

247.7

175

1.06

1,449

  8.76

 -

 ※分布割合より試算

05.20.06:13

平成22年度鹿児島第一高校国公立大学合格実績

東京大学の入試状況を継続して掲載していくこととしますが、鹿児島第一高校の大学合格実績がわかりましたので掲載します。

平成22年度の国公立大学合格者数は、40となっています。
平成22年3月の卒業生は118人です。卒業者数の33.9%に当たる人数が国公立大学に合格しています。
特に公立大学の人数が多くなり、合格者の3割にあたる12人となっています。
医学部・医学科に2人合格しています。そのうち少なくとも1人が鹿児島大学医学部に合格しています。

難関国立大学には、延べ数で21人と昨年の44人の半分以下となっています。
昨年は、現役合格者31人中17人が進学しています。

                                                  (2008年6月時点)      
高校名 設置年度 科名 定員 学年 クラス数 備考
鹿児島第一高校   普通科

155 





12
63
71
80
214
61
47
70
178
124
118
150
392

H22年3月卒業
H21年3月卒業
 


鹿児島第一高校の国公立大学合格実績





京大
京都大 東京工業大 大阪


帯広
畜産大
お茶の水女子大 東京外国語大

学芸大
東京
農工
横浜国立大 電気通信大 茨城
埼玉大 奈良女子大

山口
九州工大 福岡教育大 長崎








鹿




















10 118                1               3 2         2 5   12 3 28 12 40  
09 150       1 2  
 
1  1    1     1      1  2  2 2 5  4 15

2
  40 8 48 2
08 125         8 1   0       1         1      2     1  3 26 2 45 1 46 1
07   2 1    2  2    1 1  1    2 1 1   1  1  2  1  1  1    7  4  3  16  5 53   9 62  4
06       1 1 2   1 3   1 1   1 1 1 1       1   2 1 2 19 2 41 7 48  

平成22年度私立大学現役進学実績  
 1段目 延べ合格者数  2段目 実合格者数  ( )現役合格者数   【】現役進学者数
 
年度
 



 



 




 


 




 MARCH     関関同立













西

西








22年度 118 21 5     1 6 2     1 3 9 1   3 5
21年度 150 44
44
(31)
【17】
2
2
(1)
【1】
2
2
(1)
【1】 
  2
2
(1)
【0】 
14
14
(13) 
【6】 
5
5

【3】 

2

 
2
2

【1】 
3
3

【1】 
2
2

【1】 
 24
24
(14)
【8】
2
2
(2)
【1】 
3
3
(1)
【1】 
4
4
(3)
【2】 
 15
15
(8)
【4】

05.19.22:55

東京大学入試状況

東京大学の入試において、センター試験の科目別得点目標をどのように設定するかがポイントとなります。

センター試験の得点シミュレーション例

 実際にセンター試験の得点シミュレーションを考えていこう。第1目標は、文Ⅰが800点(89%)、文Ⅱ、文Ⅲ・理Ⅰ・理Ⅱが780点(87%)、理Ⅲが820点(91%)である。まずは、この得点率を均等に各科目に割り振ってみる。そして、苦手科目や時間をかけたくない科目、高得点が望めない科目(たとえば国語は、得意でも「180点以上確実に」というのは厳しい)の点数を若干減らし、その分を得意科目や高得点を取りやすい科目に移し替える。
 さらに、”下限ライン”を想定して、確実性の低い科目から順に「何点まで落としても大丈夫か」を記入する。
 下の表1~表4は、こうして作成した得点シミュレーションの一例である。

表1 文Ⅰの得点シミュレーション(社会は地歴1公民1)
  英語 数学 国語 理科 社会 合計
第1目標 185 185 170 85 175 800
下限ライン -5 -15 -10 -5 -5 760

表2 文Ⅱ・文Ⅲの得点シミュレーション(社会は地歴1公民1)
  英語 数学 国語 理科 社会 合計
第1目標 180 175 170 85 170 780
下限ライン -5 -15 -10 -5 -5 740

表3 理Ⅰ・理Ⅱの得点シミュレーション(理科は2科目選択)
  英語 数学 国語 理科 社会 合計
第1目標 170 175 170 180 80 780
下限ライン -10 -10 -10 -10 740

表4 理Ⅲの得点シミュレーション(理科は2科目選択)
  英語 数学 国語 理科 社会 合計
第1目標 180 195 170 190 85 820
下限ライン -10 -5 -10 -10 -5 780

05.18.20:03

東京大学入試状況

「何点落とせるか」の”下限ライン”を設定する

 以上のように、本書では780点(文Ⅰは800点、理Ⅲは820点)を”戦略的な目標点”として設定するが、本番では思わぬ失敗をして目標を下回ることもあるだろう。問題はその場合、どこで踏みとどまれば2次で逆転のチャンスがあるかだが、これは「目標-40点」の740点(文Ⅰは760点、理Ⅲは780点)と考えたい。
 
 前述の通り、センター試験では740点を超えれば、理Ⅲを除いて第一次段階選抜にかかることは基本的にない。ちなみに理Ⅲの780点は平成18年度の第一次段階選抜ライン(797点)、文Ⅲと理Ⅰの740点は平成20年度の同ライン(文Ⅲ748点、理Ⅰ749点)を下回るが、これは極端な例外と考えて差し支えない。

 目標得点との40点差は、2次試験に換算すると約4.9点になる。この程度の差なら、2次試験の頑張りで充分に挽回可能である。実際、2次試験本番では、たとえばその日の体調や問題傾向によって20~30点くらいはすぐに上下動する(だからこそ、「試験は水物」と言われるのであるが)。
 
 そこで、”第1目標”としては780点(文Ⅰは800点、理Ⅲは820点)を掲げておくが、この目標に達しない場合を想定した”下限ライン”を740点(文Ⅰは760点、理Ⅲは780点)とした上で、各科目で「何点まで落とせるか」を想定して、それぞれ「マイナス10点までは可」のように振り振っておく。何のためにそんなことをするかというと、失敗したときの”精神的ダメージ”を最小限に食い止めるためでもある。

 たとえば、最初の試験科目でちょっとした失敗をすると、精神的に動揺して、あとの試験に悪影響を及ぼすことが往々にしてある。しかし、あらかじめ「このくらいは落としても大丈夫」というラインを科目ごとに設定しておけば、開き直って試験を受けることができるし、ちょっとした失敗から立ち直るのも早い。

05.17.19:16

東京大学入試状況

東京大学の合格最低点がわかったところで、次にやらなければならないのは目標設定です。
そこで、この点について考えてみたいと思います。

ここでは、和田秀樹氏の著書を参考に記述します。(2011年度版 新・受験技法(東大合格の極意)より)

(1)センター試験の目標設定
センター試験でどのくらいの得点を取ればいいかは、第一次段階選抜ラインと大手予備校が発表するボーダーライン(合格可能性40~60%)を参考にして設定する。
 第一次段階選抜は、よほどセンター試験が易しいか、特定の科類に志望者が殺到するかしない限り、文系、理系(理Ⅲを除く)ともに740点を上回っていれば通過できる。ただし、理Ⅲは800点前後を取っておかないと不安だ。また、大手予備校発表のボーダーライン(合格可能性40~60%)は、理Ⅲをの除いて770点~840点である。
 そこで、この範囲の下限に近い780点(文Ⅰは800点、理Ⅲは820点)をセンターの目標得点することを提案したい。

(2)センターの目標点を「低め」に抑える戦略
780点(文Ⅰは800点、理Ⅲは820点)は、第一次段階選抜ラインは余裕でクリアできるが、予備校発表のボーダーラインに照らすと低くて心配に思うかもしれない。しかし、各予備校とも予想ラインは厳しめに出す傾向がある。この点数が確保できていれば、2次試験重視で勉強していけば容易に逆転できる差であり、神経質にならないほうがよい。
 むしろ、目標を抑え気味にするメリットに目を向けて欲しい。センター試験は80%後半の得点率を超えるあたりから急にコスト・パフォーマンス(つぎ込んだ時間あたりの得点力の伸び)が落ちる。たとえば、英語で90%以上を狙うのであれば、配点の小さいアクセント問題なども取りこぼさないようにする必要がある。国語にしても90%以上を狙うとなると、「これだけやれば絶対に取れる」というラインが見えてこない。その点、得点力のコスト・パフォーマンスが落ちる800点の手前に目標を定めることで、ムダのない効率的な対策ができるということだ。

これらの目標設定は、ほかの大学でも活用することができます。

本日のNHK教育テレビの「テストの花道」は暗記方法でした。なかなか参考になります。
見逃した方は、土曜日午前9時25分の再放送を見てください。

「テストの花道」・・・・ホームページ
  • 5月17日第 8回 自分流 暗記術のススメ
  • 5月24日第 9回 根拠をはっきり言うチカラ←次回!
  • 5月31日第10回 花道の先輩ドキュメント
  • 6月 7日第11回 文章を書くチカラ
  • 6月14日第12回 類推するチカラ
  • 6月21日 再放送 要約するチカラ
  • 6月28日 再放送 比べるチカラ

05.16.11:44

東京大学入試情報

平成22年度の東京大学入試の最低合格点は、以下のとおりです。
最低合格点は、理Ⅲを除くと得点率60%程度となっています。

前日程 最終合格者(センター試験110点+二次試験440点)最低合格点
科類 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010
満点 550 550 550 550 550 550 550
文Ⅰ 364.3
(66%)
332.9
(61%)
350.0
(64%)
344.8
(63%)
347.5
(63%)
365.6
(66%)
351.9
(64%)
文Ⅱ 351.9
(64%)
322.3
(59%)
333.9
(61%)
330.9
(60%)
341.2
(62%)
357.2
(65%)
343.7
(62%)
文Ⅲ 341.5
(62%)
316.8
(58%)
329.7
(60%)
322.7
(59%)
334.8
(61%)
350.7
(64%)
338.9
(62%)
理Ⅰ 308.1
(56%)
310.8
(57%)
324.7
(59%)
310.6
(56%)
314.6
(57%)
323.3
(59%)
306.7
(56%)
理Ⅱ 309.4
(56%)
310.6
(56%)
323.1
(59%)
304.7
(55%)
309.7
(56%)
322.5
(59%)
307.4
(56%)
理Ⅲ 384.3
(70%)
381.8
(69%)
395.0
(72%)
385.7
(70%)
377.9
(69%)
380.2
(69%)
361.3
(66%)

それでは、2次試験でどの程度とればいいのでしょうか。
センター試験の得点を旧課程の2004年度~2005年度までは800点満点のセンター試験で660点(文Ⅰは680点、理Ⅲは700点)、新課程移行後の2006年度~2010年度までは900点満点のセンター試験で790点(文Ⅰは810点、理Ⅲは830点)を取ったと仮定したときの二次試験の合格最低点を算出すると以下のようになります。

前日程 最終合格者(二次試験440点満点)最低合格点
科類 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010
満点 440 440 440 440 440 440 440
文Ⅰ 274
(62%)
239
(54%)
252
(57%)
246
(56%)
249
(57%)
267
(61%)
253
(58%)
文Ⅱ 262
(60%)
232
(53%)
237
(54%)
234
(53%)
247
(56%)
263
(60%)
247
(56%)
文Ⅲ 251
(57%)
226
(51%)
233
(53%)
226
(51%)
239
(54%)
254
(58%)
242
(55%)
理Ⅰ 218
(50%)
220
(50%)
227
(52%)
214
(49%)
219
(50%)
228
(52%)
210
(48%)
理Ⅱ 219
(50%)
220
(50%)
226
(51%)
208
(47%)
214
(49%)
227
(52%)
211
(48%)
理Ⅲ 289
(66%)
286
(65%)
294
(67%)
285
(65%)
277
(63%)
279
(63%)
272
(62%)

理Ⅰ、理Ⅱでは、センター試験で790点取った場合、2次試験の得点率は約50%でいいことになります。
センターの得点が10点下がると、二次試験に換算すると1.2点となり、その分二次試験の得点を高くしなければなりません。

センター試験で790点より30点下回った760点としても、二次試験に換算すると3.6点の差しかでないため、二次試験でも十分逆転できると思われます。

05.15.23:06

東京大学入試状況

大学の受験方法を紹介している本はたくさんあります。

和田秀樹氏は、自分自身が灘高校から東京大学理Ⅲに合格した経験や弟を東大に合格させた経験を生かして、大学受験に関する書籍を数多く出しています。

2005年には、底辺高校の高校生が東大受験を目指す「ドラゴン桜」のドラマが放映されました。

最近では、4月からNHK教育テレビで、月曜日の6:55から放映されている「テストの花道」が参考となります。所ジョージ、TKIOの城島の司会で、大学受験勉強方法を学ぶという企画で、なかなかおもしろい番組となっています。
今週月曜日には、早稲田大学を訪れ、偏差値40以下、E判定から合格した学生や模試で全国1位となった学生を捜し、勉強方法を尋ねるというものでした。

これらの情報は、多くの共通項があり、効率的な勉強方法を学ぶことができます。

その一つが、難関大学に合格したいのであれば、基礎力を磨けというものです。現在高校3年生でも十分間に合います。夏休み前半までは、国語、数学、英語の復習を徹底して基礎力を身につけることが重要です。

この段階では、学校の授業と自宅での予習・復習で十分です。不安になって、塾に通ったり、新しい問題集を買って勉強することは、逆に勉強のペースを乱す場合があるので注意が必要です。

これにより、迷い無く基礎学力の向上を中心とした受験勉強に取り組むことができれば、より志望大学への合格が近づきます。

さて、東京大学に合格するためには、どの程度の得点が必要でしょうか。

まず、合格するためには、センター試験による1次選抜に合格する必要があります。
1次選抜の合格最低点は、得点率80%程度、900点満点で720程度となっています。

したがって、センター試験で720点以上を取る必要がありますが、この得点は九州大学の合格ラインに相当します。

前日程 第1段階選抜の合格者(センター試験得点)最低合格点
科類 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010
満点 800 800 900 900 900 900 900
文Ⅰ 516
(65%)
570
(71%)
714
(79%)
690
(77%)
677
(75%)
704
(78%)
613
(68%)
文Ⅱ 599
(75%)
602
(75%)
722
(80%)
695
(77%)
731
(81%)
722
(80%)
696
(77%)
文Ⅲ 615
(77%)
611
(76%)
739
(82%)
720
(80%)
748
(83%)
729
(81%)
717
(80%)
理Ⅰ 609
(76%)
628
(79%)
721
(80%)
726
(81%)
749
(83%)
694
(77%)
705
(78%)
理Ⅱ 602
(75%)
571
(71%)
733
(81%)
691
(77%)
735
(82%)
716
(80%)
649
(72%)
理Ⅲ 676
(85%)
663
(83%)
797
(89%)
745
(83%)
655
(73%)
703
(77%)
676
(75%)

 

05.14.23:22

東京大学入試状況

東京大学の入試状況を掲載します。
東京大学は、二次試験において、文系においては数学、理系においては国語を課しています。

難関国公立大学においては、一般に二次試験の受験科目が多くなる傾向にあり、京都大学も同様です。
また、東京大学、京都大学には、推薦入試はなく、一般入試のみです。

東京大学のセンター試験と二次試験の受験科目は以下のようになっています。
(前期日程)
①センター試験の受験科目は、文科各類(6教科7科目)、理科各類(5教科7科目)。
ただし、英語のリスニングテストの成績は利用しない。(二次試験で実施するため)

(センター試験配点)

区 分 国語 数学 英語 社会 理科 備考
数学① 数学② 英語 地歴 公民 理科① 理科②
文科各類 200 100 100 200 100 100 100 900  
理科各類 200 100 100 200 100 100 100 900  

②二次試験の受験科目は、文科各類(国語、数学、外国語、地理歴史2科目)、理科各類(国語、数学、外国語、理科2科目)。英語は、ヒヤリングあり。

区 分 国語 数学 英語 社会 理科 備考
地歴歴史 理科① 理科②
文科各類 120 80 120 60 60 440  
理科各類 80 120 120 60 60 440  

(後期日程)
①センター試験の受験科目は、5教科6科目。英語はリスニングテストを含む。

区 分 国語 数学 英語 社会 理科 備考
数学① 数学② 英語 地歴 公民 理科① 理科②
全科 200 100 100 200 100 100 800  

②二次試験の受験科目は、総合科目1(英語の読解力と記述力)、総合科目2(数学の応用力)、総合科目3(文化,社会,科学等に関する問題について論述させ,理解力・思考力・表現力を見る。)
区分 総合科目1 総合科目2 総合科目3 備考
全科(理科Ⅲ類除き) 100 100 100 300  

入学者選抜方法
【前期日程】
入学者の選抜は,学力試験(大学入試センター試験及び第2 次学力試験)及び調査書による。
なお,入学志願者が次の各科類の募集人員に対する倍率に達した場合は,大学入試センター試験の成績により第1 段階選抜を行い,その合格者に対して第2 次学力試験を行う。

文科一類 約 3.0倍   文科二類 約 3.0倍   文科三類 約 3.0倍
理科一類 約 2.5倍   理科二類 約 3.5倍   理科三類 約 4.0倍

学力試験の成績の判定は,大学入試センター試験の成績(総得点900点を110点に換算)と第2 次
学力試験の成績(総得点440点)とを総合(550点満点)して行う。
つまり,この比率は,大学入試センター試験の成績が「1 」,第2 次学力試験の成績が「4 」となる。

【後期日程】
入学者の選抜は,学力試験(大学入試センター試験及び第2 次学力試験)及び調査書による。
なお,入学志願者が募集人員に対し約5.0 倍に達した場合は,大学入試センター試験の成績により第1 段階選抜を行い,その合格者に対して第2 次学力試験を行う。
また,本学の前期日程と後期日程を併願した場合には,本学の前期日程の入学者選抜の合格者は,入学手続を完了したかどうかにかかわらず,本学の後期日程の第1 段階選抜において不合格者として取り扱う。
合格者の判定は,第2 次学力試験の結果に基づいて行う。
ただし,判定に必要のある場合は,大学入試センター試験の成績や調査書を考慮することがある。

後期日程の第1 段階選抜の倍率(約5.0倍)について
後期日程での第1 段階選抜の倍率は,全出願者のうちから本学の前期日程合格者を除外した後の,出願者に対して実施する倍率(約5.0倍)である。

 

 

05.13.22:41

東京大学合格方法

平成22年度、鹿児島県内の高校から東京大学に合格した人数は、54人となっています。
高校別では、ラ・サール高校36人、鶴丸高校15人、志学館高等部2人、池田学園池田高校1人となっています。

こういうことを掲載すると、一部の高校や秀才でないと合格しないと思いがちです。

2005年に「ドラゴン桜」のテレビドラマで、偏差値36の高校から現役合格者を目指すストーリーが話題となり、東大模試などの受験者数が増加しました。

中高一貫教育校が、東大合格者数が多いは事実ですが、一般の私立高校や公立高校から合格者を出すことは無理な話ではありません。

合格者がでないのは、東大合格の入試状況が正しく認識されず、効率的な受験勉強ができないことにあります。

中高一貫教育校が東大の合格者数が多いのは以下の理由によります。
①学力が優秀な学生が集まっている。
②先取り授業が可能で、高校3年生の早い段階で受験対策を実施することができる。

しかし、これだけではありません。
東大入試に関する情報量が圧倒的に違うことにあります。
毎年、東大の合格者を出している高校は、受験生の生の情報が蓄積でき、受験対策を講じることができます。

したがって、東大合格者を出すためには、この東大の入試情報を高校や先生が情報を蓄積し、受験生に情報提供することから始める必要があります。

この情報については、今後、掲載させて頂きます。

今回は、高校3年生の受験勉強方法です。

(東大合格のポイント1)
4月~7月は、基礎学力を身につけるということです。この段階で、大学の二次試験対策を講じる必要はありません。今後、二次試験対策を講じるためにも今基礎学力を身に付けることが大事なことで、授業を大切にすることです。特に、国語、数学、英語の主要3教科に力を注ぎましょう。



 

05.12.23:34

平成22年度池田学園池田高校国公立大学実績

平成22年度池田学園池田高校の国公立大学合格実績を掲載します。
本年度は、国公立大学の合格実績が高校ホームページで掲載されています。
昨年度は、高校ホームページや高校パンフレットには、数カ年の合格実績が掲載されているだけでした。

つまり、本年度の合格実績については、高校としても自信の表れということでしょうか。

高校ホームページでは、以下のように記載されています。

大学合格状況(平成21年度)
大 学 名 合格者数 大 学 名 合格者数
東京大学・理科1類 九州大学
鹿児島大学 25    
       
慶応義塾大学 早稲田大学 
東京理科大学 明治大学
中央大学 北里大学
法政大学 津田塾大学
日本大学 青山学院大
同志社大学 立命館大学
福岡大学 15 防衛医科・防衛大
       
国立大学・医学部医学科    
歯学部・歯学科    
薬学部・臨床薬学科 24    
     

池田学園池田高校の国立大学合格者数










東京
工業大
大阪
東北大

神戸大



の水





電気
通信
東京
学芸大
東京
農工大
千葉大

山口大 長崎大







鹿























117   1            1                                25          
09 135        1     2       1     1 2 1 1       2 2 18 1   32  2 34  5
08 102  1           3   1     2         1   1 1 2 3 21   3 39  4 43  9
07   2       1   3  1   1 1   2     1 1     1 1 2 20     37  2 39  3

 
年度
 



 



 




 


 




 MARCH     関関同立













西

西








2010   27 2 5   2 12 3 3   4 2 6     1 5
2009 135 20
19
(14) 
【6】
 
2
(1)
【0】 

2
(2)
【1】 
 
1
(1)
【0】

3
(2)
【1】 
 6
6
(6)
【4】
2
2
(2)
【2 
  1
1
(1)
【0】
   2
2
(2)
【2】
1
1
(1)
【0】 
5
5
(2)
【1】
  1
1
(1)
【1 】
2
2
(0)
【0】 
2
2
(1)
 【0】 

05.11.19:06

平成22年度鳳凰高校国公立大学合格実績

平成22年度鳳凰高校の国公立大学の合格実績を掲載します。

鳳凰高校は、高校のホームページで大学の合格実績を公表されておらず、また、週刊誌にも掲載されず今まで不明でした。

「通りすがり」さんから以下の情報を頂きましたので、掲載します。

(通りすがりさんのコメント)
平成22年度普通科文理コース入学者は25名です。

公立不合格者はあまりいなく「専願ないしは特待がきたから」というケースが多いです。

また平成22年度大学入試では推薦、AOで14名国公立大に合格しています。
お茶の水女子、広島大、熊本大各1名。
その他鹿児島大など多数。

(その他インターネット上の情報)
平成21年度合格実績大学名
(13国公立大学)  少なくとも13名が合格
室蘭工業大学、東京学芸大学、大阪教育大学、大分大学、佐賀大学、宮崎大学、鹿児島大学、鹿屋体育大学、首都大学東京、兵庫県立大学、広島市立大学、北九州市立大学、宮崎県立看護大学

(私立大学)
早稲田大学、亜細亜大学、吉備国際大学、福岡大学、久留米大学、崇城大学、鹿児島純心女子大学 その他多数の私立大学へも合格。
(2009年3月の卒業生実績)
 
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